母の髪は、腰よりずっと先に伸びていた。 それが事件からの歳月を物語る。 熊本市の清水心(ここ)ちゃん(3歳)が殺害されてから、ことし3月3日で12年が経った。 母の真夕(まゆ)さんは心ちゃんが触れた髪を、その日からずっと切ることができないでいる。 12年の間、母は何を考え、生きてきたのだろうか。 (熊本放送局記者 藤崎彩智)
静岡県警は9日、熱海市伊豆山の大規模土石流で唯一行方不明になっている太田和子さん=発生当時(80)=の捜索活動で、熱海港芝生広場の土砂仮置き場で骨片を1月に見つけ、DNA型鑑定を経て同日までに太田さんの骨と断定したと発表した。前腕部とみられる。骨の発見で太田さんは近く災害死に認定される見通しで、土石流での死者は28人になる。 県警は2021年7月3日の土石流発生から原則毎日捜索を続け、延べ2万4千人(県外部隊4200人を含む)が現場で活動した。骨片の発見は1月18日午後1時半ごろで、仮置き場にある全ての土砂の確認作業が完了するわずか2日前だった。 磐田署所属の関東管区機動隊員(23)が、長さ15センチの骨片を土砂のふるい作業中に発見した。土石流発生当初、仮置き場に大量の土砂を搬入し始める前に開けた約10カ所の穴の一部分から見つかり、経緯などから逢初橋付近に堆積していた土砂の可能性があるとい
災害不明者、氏名を公表 指針案、家族同意は不要―内閣府 2023年02月08日21時18分 内閣府が入る内閣府庁舎=東京都千代田区 内閣府は8日、災害時の安否不明者の氏名公表に関する指針案をまとめた。捜索対象者を絞り込む必要がある場合、自治体は家族の同意がなくても、安否不明者の氏名などを公表できると明記し、自治体の適切な対応を促す。同府は3月1日まで意見公募を行い、同月中に自治体に正式な指針を周知。地元での災害対応に反映してもらう。 大規模災害頻発、命守る行動重要 安否不明者公表も―防災白書 指針案では、災害発生後72時間が人命救助のために重要だとして、速やかに安否不明者の情報を公表できるような備えが必要と指摘。都道府県は、市町村から提供を受けた安否不明者の情報を個人情報保護法に基づき公表できるとした。 氏名以外に、住所や年齢・年代、性別といった情報も公表可能で、範囲は自治体が判断する。安
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