ノムラ・インターナショナル(香港)の中国・投資銀行幹部が、中国本土から出国停止になっていると英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が報じた。事情に詳しい複数の関係者から情報を引用した。 同紙によれば、中国の投資銀行・華興資本の共同創業者、包凡会長兼最高経営責任者(CEO)と元幹部の叢林氏を対象とする調査に関連し、ノムラの王仲何氏が出国停止になっている。 関係者の1人がFT紙に語ったところでは、同氏は拘束されておらず、中国本土以外への出張や旅行が制限されただけという。 中国外務省の汪文斌報道官は25日、この問題について「承知していない」と北京での記者会見で述べた。その上で、「中国国内で活動する企業に対し、市場志向かつ法に基づく国際化された健全なビジネス環境の提供に中国はコミットしているとあらためて言いたい」と話した。 FT紙がリンクトインの詳細を引用したところでは、王氏は2018年にノムラ入り