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ブックマーク / www.nippon.com (8)

  • 伯父の喪失と父の亡命、本当の解決を求めて

    1947年2月28日、台北の市場で民衆と官憲との争いをきっかけに、抗議・暴動が台湾全土に広がった。国民党政権は力での鎮圧を選び、およそ3万人が殺害されたとも言われる二・二八事件。日で暮らす二・二八事件の被害者たちの子孫は、事件から75年を経て、それぞれが新たな決意のもとに、家族を襲った悲劇との向き合い方を探し求めている。シリーズ最後の筆者は、台湾独立建国連盟日部元委員長の王明理さん。伯父が犠牲となり、父も日への亡命を強いられた王さんは、いま、日から台湾の未来を支える活動に取り組んでいる。 使命感に駆られて台湾に戻った伯父 父・王育徳(左)と二・二八事件で犠牲となった王育霖(右) 1947年の二・二八事件の最中、伯父・王育霖はわずか28歳で帰らぬ人となった。それから2年後には私の父・王育徳の身にも国民党の魔の手が迫り、日への亡命を余儀なくされた。わが家に限らず、多くの台湾人の運命

    伯父の喪失と父の亡命、本当の解決を求めて
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    p8q 2022/06/10
    "国民であった人々の身に起きた不幸な出来事を、日本人はもっと知るべきである。実際に二・二八事件の最中、台湾人が歌ったのは日本の軍歌だったし、虐殺の嵐の中、「日本人が助けに来てくれる」という切ない噂が"。
  • 【書評】「インテリジェンス」とは何かを学ぶために:手嶋龍一著『ウルトラ・ダラー』

    格的な日の「インテリジェンス小説」は、この作品が嚆矢となるのではないか。国際情勢が混沌としているとき、国家の命運を左右するのは、優れたインテリジェンス能力である。いまの日政府は「インテリジェンスという名の武器」をもっているのか。作を読めば、必ずそこに思いがいたるであろう。 作が世に出たのは2006年3月である。それから15年の歳月を経て、昨年暮れ、新たに新装版として文庫が出版された。あらためて読んでみて、いまこそ読まれるべき作品ではないかと思う。 作は、2001年9月11日の同時多発テロ後の国際情勢を背景にしている。超大国アメリカは、国際テロ組織「アルカイダ」を殲滅するためにアフガニスタンに侵攻し、次いでサダム・フセイン率いるイラクを標的にした。「ブッシュのアメリカ」はまっしぐらに「テロとの戦い」に邁進していく。ここに、わが国にとっては落とし穴があった。 この文庫では、あらた

    【書評】「インテリジェンス」とは何かを学ぶために:手嶋龍一著『ウルトラ・ダラー』
  • 菅首相の貧弱な発信力に関する一論考

    新型コロナウイルスの感染拡大と共に、菅義偉首相の弱点が浮き彫りになってきた。それは発信力の弱さだ。緊急事態宣言の発令の際、どんな言葉で、どのような表情で、何を訴えるかで国民の受け止め方は大きく変わる。官僚が作成した原稿を抑揚のない表情と声で読み上げた記者会見はおよそ国民に訴える力に欠けるものだった。リーダーに求められる発信力とは何か、について考える。 独メルケル首相との彼我の差 世界中を震撼させているコロナ禍は、それぞれの国の政治指導者の力量を浮き彫りにしているが、それにしてもわが菅義偉総理の「訴える力」はあまりにも貧弱だと嘆く声が多い。菅総理はほとんどが官僚の書いた原稿に「すがる」スタイルである。原稿ばかりか、政治的にも二階俊博幹事長や西村康稔経済再生担当相に「すがって」右往左往しているように見える。「すがる政権」などと揶揄(やゆ)する声が与党からさえ漏れてくる。 中国の巨大企業アリババ

    菅首相の貧弱な発信力に関する一論考
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    p8q 2021/01/27
    "トランプ大統領は自分でツイッターに手当たり次第書き込んでいたので、スピーチライターを活用していたかどうかは知らない"。政治と言葉がいかに重要なつながりを持っているかを語るにあたってそれ、調べないんだ?
  • 豪で火災 日本人母子4人死亡 夫か? 男性も搬送 出火原因は | nippon.com

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    p8q 2021/01/18
  • 拉致問題「一刻も早く解決を」=バイデン氏勝利で被害者家族―米大統領選

  • 新型コロナ収束へ連携=日中韓ASEAN首脳がTV会議

  • 東日本大震災から9年:被災地と復興の現状

    (復興庁、2020年3月) 19年に日で開催したラグビー・ワールドカップ(W杯)では9月、岩手県釜石市で1次リーグの試合があり、復興を世界に強く印象付けた。 ラグビーW杯のフィジー-ウルグアイ戦で、両国の国旗を持って盛り上がる地元小学校の児童ら=2019年9月25日、岩手・釜石鵜住居復興スタジアム (時事) 福島の現状:避難指示区域は徐々に縮小 東京電力福島第1原子力発電所事故による放射線物質の放出・拡散により、原発周辺の双葉町、大熊町、浪江町の一部などが現在も避難指示区域に指定されている。東京電力福島第1原発では、廃炉作業が続いている。 避難指示区域は①放射線量が高く、立ち入り制限のある「帰還困難区域」、②「居住制限区域」、③住民の帰還に向けた復旧・復興準備を進める「避難指示解除準備区域」の3種類があったが、2014年4月から徐々に縮小し、現在は「帰還困難区域」が残るのみだ。避難指示が

    東日本大震災から9年:被災地と復興の現状
    p8q
    p8q 2020/03/11
  • 面白がる心をいつまでも:『魔女の宅急便』著者・角野栄子さん

    「誰でも一つは魔法を持っていると思うの」。児童文学作家の角野栄子さんは目を輝かせる。80歳を過ぎてもなお、子どものような心を持ち続ける人生の秘訣を聞いた。 相模湾に臨み、小高い山に抱かれた古都・鎌倉に、角野さんは住んでいる。小さなおばけシリーズ『アッチ、コッチ、ソッチ』や『魔女の宅急便』をはじめとする200冊以上の絵、童話、翻訳、エッセーを手掛けてきた。2018年には児童文学のノーベル賞とも呼ばれる国際アンデルセン賞の作家賞を受賞した。20年は処女作『ルイジンニョ少年―ブラジルをたずねて』の出版から50周年を迎える。鎌倉で4年間続けている月に一度の読み聞かせの会は、世代を超えた多くのファンであふれている。22年頃には、東京に江戸川区角野栄子児童文学館(仮称)がオープンする予定だ。魔法のように物語を紡ぎ続ける角野さんにアイデアの源泉を尋ねようと、森に囲まれたカフェで話を聞いた。 娘の絵から

    面白がる心をいつまでも:『魔女の宅急便』著者・角野栄子さん
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    p8q 2019/12/28
    "聞き書から読書への橋渡しとなる幼児期はとても大事だ。誰でも何かを面白がる気持ちは持っている。だからこそ、角野さんは人間の本質を突くような面白い幼年童話との出会いが大切だと"。親が本を読んでいない、と。
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