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映画に関するpoohmobilのブックマーク (126)

  • 台湾映画『流麻溝十五号』が向き合う白色テロという負の歴史

    台湾の白色テロ時代の政治的迫害を描く『流麻溝十五号』には、負の歴史を大切にし、語り継ごうとする姿勢がある> 台湾で1947年に起きた2.28事件とその後の国民党政府による「白色テロ」時代については、ホウ・シャオシェン監督の『悲情城市』やエドワード・ヤン監督の『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』などを観て知った。 蒋介石率いる国民党政府によって起きた国民への思想弾圧や迫害の時代で、共産主義者の友人がいるとか勉強会に1度だけ参加したなどの理由で投獄され、拷問を受けたり処刑されたりした人は少なくない。 しかもこの時代は戒厳令が解除される1987年まで続いている。ちなみに『悲情城市』の台湾公開は1989年だから、戒厳令解除からたった2年しか過ぎていない。『牯嶺街少年殺人事件』もそれから2年後。台湾映画人たちの意気込みが目に浮かぶ。満を持していたのだろうな。しかも国民党は今も最大野党で、いつ政権

    台湾映画『流麻溝十五号』が向き合う白色テロという負の歴史
  • 「ソウルメイト」 - 映画貧乏日記

    「ソウルメイト」 2024年2月23日(金)グランドシネマサンシャイン池袋にて。午後3時25分より鑑賞(スクリーン2/D-4) ~2人の女性の絆を描いたシスターフッド映画。みずみずしさと切なさと 先日、「風よ あらしよ 劇場版」を観た時に予告編が流れてきて、とても気になった映画がある。予告編だけで感情が動いてしまった。韓国映画「ソウルメイト」だ。公開初日にさっそく観に行ってきた。 2人の女性の絆の物語だ。あるギャラリーに絵が展示されている。写実的で写真のような絵だ。その絵は公募展で大賞に選ばれた。作者の名前は「ハウン」とわかっているものの、連絡先はわからなかった。そこで、絵のモデルと思われるミソ(キム・ダミ)が学芸員に呼ばれる。だが、ミソはハウンの連絡先は知らないという。 その時、ギャラリーにジヌ(ピョン・ウソク)という1人の男性が訪れる。ジヌはミソを知っているらしかった。だが、ミソは彼を

    「ソウルメイト」 - 映画貧乏日記
  • 映画『福田村事件』 震災以前からの虐殺の連鎖 背景に作られた「イメージの化け物」:朝日新聞GLOBE+

    「福田村事件」9月1日(金) テアトル新宿、ユーロスペースほか全国公開©「福田村事件プロジェクト2023

    映画『福田村事件』 震災以前からの虐殺の連鎖 背景に作られた「イメージの化け物」:朝日新聞GLOBE+
  • ミシェル・ヨーさん、アジア人初のアカデミー賞主演女優賞 その意味を語る - BBCニュース

    画像説明, 7部門で受賞した「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」でアジア人として初のアカデミー賞主演女優賞を得たミシェル・ヨーさん(12日、ロサンゼルス)

    ミシェル・ヨーさん、アジア人初のアカデミー賞主演女優賞 その意味を語る - BBCニュース
  • 『バズ・ライトイヤー』同性のキスで14か国上映禁止。ディズニーがLGBTQ+支持を決断した理由 | CINRA

    でも公開が始まった、ピクサー・アニメーション・スタジオ、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ製作の新作アニメーション映画『バズ・ライトイヤー』。『トイ・ストーリー』シリーズのスピンオフとして、人気キャラクターの設定から生まれたSF冒険作品だ。 そんな『バズ・ライトイヤー』が、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、エジプト、レバノン、マレーシア、クウェートなどを含む、中東、東南アジアの14か国で公開が禁止される事態となったことが、先日報道された(*1)。それらの国で問題となったのは、劇中で映し出される、女性キャラクター同士のキスシーンだという。 「The New York Times」の取材によると、禁止の判断を下した国の一つ、インドネシアの映画検閲委員会議長は、同性によるキスは、「逸脱した性行動」を禁止する法に反するとコメントしている(*2)。 同性カップルの描写がある『エターナルズ』や、性

    『バズ・ライトイヤー』同性のキスで14か国上映禁止。ディズニーがLGBTQ+支持を決断した理由 | CINRA
  • 「バズ・ライトイヤー」、14カ国で上映禁止 同性カップル描写巡り

    [ロサンゼルス 13日 ロイター] - 米ウォルト・ディズニー傘下のピクサーが製作したアニメ映画「バズ・ライトイヤー」について、中東とアジアの14カ国が上映を許可しなかったと、関係者が13日明らかにした。 同作のプロデューサーによると、中国当局は一部シーンのカットを求めたが、ディズニー側が拒否。このため、世界最大の市場である中国でも公開されないとみられる。 同作には同性カップルが短いキスを交わすシーンがあり、アラブ首長国連邦(UAE)はこれを理由に公開を禁止。中東の多くの国々は同性愛を犯罪と見なし、UAE当局はメディアコンテンツ基準に違反していると判断した。 米ウォルト・ディズニー傘下のピクサーが製作したアニメ映画「バズ・ライトイヤー」について、中東とアジアの14カ国が上映を許可しなかったと、関係者が13日明らかにした。写真はロンドンで13日行われたプレミアで撮影(2022年 ロイター/M

    「バズ・ライトイヤー」、14カ国で上映禁止 同性カップル描写巡り
  • アフガニスタン難民の苦難の道のりをアニメーションで描く『FLEE フリー』

    アカデミー賞で史上初、国際長編映画賞、長編ドキュメンタリー賞、長編アニメーション賞の3部門同時ノミネートという快挙を成し遂げた...... <アフガニスタン難民の主人公がたどった苦難の道のりを独自のスタイルで描いた『FLEE フリー』は、アカデミー賞で史上初、国際長編映画賞、長編ドキュメンタリー賞、長編アニメーション賞の3部門同時ノミネートとなった......> デンマークに暮らすアフガニスタン難民の主人公がたどった苦難の道のりを独自のスタイルで描いたヨナス・ポヘール・ラスムセン監督の『FLEE フリー』は、アカデミー賞で、史上初となる国際長編映画賞、長編ドキュメンタリー賞、長編アニメーション賞の3部門同時ノミネートという快挙を成し遂げた。 作は、ヨナスが映画監督やラジオ・ドキュメンタリー作家としてキャリアをスタートさせる以前、15歳のときのアミン・ナワビ(仮名)との出会いがなければ生ま

    アフガニスタン難民の苦難の道のりをアニメーションで描く『FLEE フリー』
  • RED vs ARRI - デジタルシネマに対する考え方の違いとは? | CineD

    人生には大きな選択をしなければならない場合がある。スターウォーズかスタートレックか?コークかペプシか?マイルス・デイビスかジョン・コルトレーンか?このゲストポストでは、Stewart Addison氏がREDかARRIか?について、それぞれの考え方の違いを詳しく解説している。 REDかARRIか?の議論は、映画制作者が行う議論でのゴドウィンの法則の一種で、議論は同じことの繰り返しになり、どちらも疲れてしまう。しかし、私にとって興味深いのは、どちらのカメラが優れているのではなく、それぞれのメーカーが何を優先させ、映画制作者に何を訴えたいのか、だ。 ARRIはデジタル的にフィルムの伝統を伝えたいのだろうか?あるいはREDはデジタルツールで映画制作を変えてしまいたいのだろうか? これからの映画制作について考えるため、REDとARRIについての議論に戻ろう。 解像度とダイナミックレンジ デジタル技

    RED vs ARRI - デジタルシネマに対する考え方の違いとは? | CineD
  • 「メタルを完全に誤解している映画10本」 英Metal Hammer発表 - amass

    「メタルを完全に誤解している映画10」を英Metal Hammer誌が発表しています。ヘヴィミュージックの質を完全に誤解している10映画を紹介しています。 ■Kiss Meets The Phantom Of The Park(邦題:地獄の復活) (1978) 「このハンナ・バーベラ制作のフィーバー・ドリームは“くだらな過ぎて笑える”映画の愛好家にとって必要な作品だ。テーマパークを救うために、KISSが悪の発明家と戦うという、その前提さえも愉快だ。しかし、実際に見てみると、下手くそな演技、ばかばかしい衣装、目のレーザーを撃つドラマー、ピーター・クリスを目の当たりにすることになる。この映画は失敗の極みで、バンドは何年もの間、自分たちの前では誰もこの映画について話すことを許さなかった」 ■Hard Rock Zombies (1985) 「『Hard Rock Zombies』は、純粋

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  • 東宝の俳優 黒木順を知っていますか - ワカキコースケのブログ(仮)

    ある仕事で一緒のRくん(20代)とは、仕事の終わりによく雑談をする。実質は、僕の面倒なうんちくに辛抱強く付き合ってもらっている。 先日も、出演者のスケジュール調整を相談する流れから、僕が学生時代に経験してきた映画エキストラの話になった。 『香港パラダイス』で警官隊のひとりになって、悪事を疑われた探偵役の小林薫を取り囲み、一背負いで投げられた(画面の隅にチラッとだけ映る)こととか。黒澤明『夢』の、原子炉爆発で避難する人々のひとりだった(自分の姿は全く確認できない)こととか。 Rくんが「へえー、凄い」と感心したように聞いてくれるのでだんだん興に乗り、カッコの部分は飛ばして大げさに盛りながら話していたら、Rくんが、もっと凄いことを言った。 「僕の祖父、東宝の俳優だったんですよ。黒澤明やクレージー・キャッツの映画にも出ていたみたいです」 そういうことは先に言ってほしい。ついつい、あたかも自分が重

    東宝の俳優 黒木順を知っていますか - ワカキコースケのブログ(仮)
  • 「男の世界」だった90年代の音楽雑誌。「冷笑主義」を抜け出したフェミニスト作家が10代少女に伝えたいこと

    「男の世界」だった90年代の音楽雑誌。「冷笑主義」を抜け出したフェミニスト作家が10代少女に伝えたいこと 「女性が好きなものは劣っているとみなされることは、うんざりするほどよくある」。映画『ビルド・ア・ガール』の原作者キャトリン・モランが、盛り上がるイギリス音楽シーンの中で感じていた、性差別の数々。

    「男の世界」だった90年代の音楽雑誌。「冷笑主義」を抜け出したフェミニスト作家が10代少女に伝えたいこと
  • ヴァージニア・ウルフ的韓国映画~『逃げた女』(試写、ネタバレ注意) - Commentarius Saevus

    ホン・サンスの新作『逃げた女』を試写で見てきた。公開が6月でかなり先なので、ネタバレ注意である。 www.youtube.com 基的にガミ(キム・ミニ)が夫の出張中に、やや疎遠になっていたらしい3人の女性の友人と会うという話である。夫と離婚したヨンスン(ソ・ヨンファ)の家ではお肉をたくさんべ、スヨン(ソン・ソンミ)の家ではスヨンに惚れているらしい詩人がしつこく訪問してくる現場に出会し、どうもガミのかつての恋人と結婚しているらしいウジン(キム・セビョク)とは過去のわだかまりについて話す。それぞれの友人の家において男性による不愉快な介入があり、それがだんだんひどくなっていく、というような展開がある。 全編、あんまりはっきりしない感じの会話に彩られた不思議な作品である。なんだかヴァージニア・ウルフの作品みたいな印象を与える…というか、意識の流れみたいな女同士の会話を必ず男性がぶった切ること

    ヴァージニア・ウルフ的韓国映画~『逃げた女』(試写、ネタバレ注意) - Commentarius Saevus
  • 最古の「忠臣蔵」映画 復元版を無料配信へ 二条城撮影所で製作 | 毎日新聞

    配信される「忠臣蔵」のワンシーン。二条城撮影所から眺められた二条城の西南隅櫓が赤穂城として登場する(国立映画アーカイブ所蔵) 映画黎明(れいめい)期の1910(明治43)年、二条城(京都市中京区)の西側に京都初の映画撮影所「二条城撮影所」が開設された。ここで最初に製作された現存最古の「忠臣蔵」のデジタル復元版(90分)が27日正午から24時間、インターネット上で無料配信される。京都市が今春創設する「京都映画賞」のプレイベント。 配信される「忠臣蔵」は「日映画の父」と呼ばれる、牧野省三(1878~1929年)の監督作。忠臣蔵の各場面の抜き出しではなく、初めての全編映画化だったが、公開当時の完全なフィルムは残っていない。

    最古の「忠臣蔵」映画 復元版を無料配信へ 二条城撮影所で製作 | 毎日新聞
  • 『パラサイト』はなぜ社会的不平等を描いた映画ではないのか/D・グレーバー&N・ドゥブロフスキー

    『パラサイト』はなぜ社会的不平等を描いた映画ではないのか ──神の建築とクレイジーキルト デヴィッド・グレーバー&ニカ・ドゥブロフスキー (片岡大右訳) 批判、構造、希望──訳者まえがき 以下に読まれるのは、デヴィッド・グレーバーとニカ・ドゥブロフスキーによる映画『パラサイト』(ポン・ジュノ監督、2019年)のレヴューの日語訳である。段落分けは訳者と編集部の判断で原文よりも増やしている。タイトル(原文は無題)と見出しは訳者による。 ニューヨークを拠点とする文芸誌『n+1』への寄稿として執筆された稿は、コロナ禍の余波で掲載の目処が立たないために、著者らによって「みんなの人類学」のページ中に、PDFのかたちで先行公開されることになったものだ。 「みんなの人類学」とは、アーティストやクリエーター向けのクラウドファンディング・プラットフォーム「Patreon」上に2人が開設したページで、この人

    『パラサイト』はなぜ社会的不平等を描いた映画ではないのか/D・グレーバー&N・ドゥブロフスキー
  • Z世代による、懐かしのラブコメ映画辛口レビュー

    もしかしたらあなたは、毎年クリスマスに『ラブ・アクチュアリー』の上映会を開催したり、サンドラ・ブロックの全作品にめちゃくちゃ詳しい、立派な〈ベーシック〉だったかもしれない。あるいは『JUNO/ジュノ』が好きとか言っておきながら、誰もいないときにこっそり『ホリデイ』を楽しんでいる、(口先だけの)人とは違うクールガールだったかもしれない。いずれにせよ、もしあなたが今20代ならば、ティーンの頃数々のラブコメ映画に出会ってきたはずだ。 ラブコメが人気を博したのは1990年代から2000年代。すなわち、すべてのひとがストレートで、シスジェンダーで、白人で、オフィスの棚にしまってあったサンプルサイズのPradaのワンピースも着こなせてしまう時代であり、世界にはニューヨークしか存在せず、〈うつ〉なんて誰も聞いたことのなかった時代だ。あの時代、コンデナストの女性誌編集部だけが唯一の仕事場だった。それでもよ

    Z世代による、懐かしのラブコメ映画辛口レビュー
  • アメリカ音楽に深く影響を及ぼしていたインディアンの文化『ランブル』

    インストでありながら放送禁止になったリンク・レイ Photo by Bruce Steinberg, Courtesy of linkwray.com <アメリカ音楽は、黒人と白人の図式で語られがちになるが、実はそこにインディアンが深く絡み、影響を及ぼしていることを描くドキュメンタリー> キャサリン・ベインブリッジ監督の『ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち』は、弾圧されてきたインディアンの文化アメリカのポピュラー音楽にどのような影響を及ぼしてきたのかを、証言や記録映像で掘り下げていく興味深いドキュメンタリーだ。 作のタイトルは、ショーニー族の血を引くギタリスト/シンガーソングライターのリンク・レイが1958年に発表した曲「ランブル」からとられている。歪んだギターの攻撃的なサウンドのインパクトは大きく、インストでありながら放送禁止になった。ピート・タウンゼントやジミー・ペイジ、

    アメリカ音楽に深く影響を及ぼしていたインディアンの文化『ランブル』
  • スパイク・リーはなぜ席を立ったのか。アメリカの黒人差別を理解する上で見るべき映画

    アメリカ映画の不朽の名作とされる『風と共に去りぬ』。今回のBlack Lives Matter運動を受けて、米配信サイトのHBOマックスでは一時的に配信が中止となった。 Getty Images/Hulton Archive そんなことを考えていたら、配信サービスHBOマックスで『風と共に去りぬ』の配信を停止したというニュースが流れた。1939年公開のこの作品が奴隷制度を肯定的に扱い、白人目線で美化しているように見える部分があるという理由からだった。今後、歴史的背景の説明や批判を注記することで、また見られるようにはなるという。偏見に満ちた描写や差別的表現も削除せず残す方針らしい。 古い映画を見ることの1つの意義は、制作時の社会や人々の考え方について学ぶことにある。偏見の記録も貴重だ。 アメリカの人種問題を理解するには、過去400年の歴史を学ぶことだけではなく、今日のアメリカ社会で生活し、さ

    スパイク・リーはなぜ席を立ったのか。アメリカの黒人差別を理解する上で見るべき映画
  • アメリカ社会の現状を描き出すーー『フロリダ・プロジェクト』が重要な作品になった理由

    中華料理の配達人や、路上で偽ブランド品を販売する不法移民、トランスジェンダーの娼婦など、アメリカ社会の片隅で顧みられずに生きている人々の姿を、彼らの視点に立ってドキュメンタリー風に描いてきたショーン・ベイカー監督。フロリダの安モーテルで暮らす母子の日常を切り取った監督作『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』は、従来の下層社会のリアルな描写に加え、映像の美しさや質の高い演技によって飛躍的に完成度が高まっている。 作がアメリカで公開されたのは2017年。様々な映画賞を受賞し、批評家の評価も極めて高いが、第90回アカデミー賞では、ウィレム・デフォーが助演男優賞にノミネートされただけだ。そのことが不可解に思えるほど、作は複数の方向に突き抜けた傑作である。ここでは、作が現在のアメリカ映画を代表するほどの重要な作品となった理由を、多角的な視点から考えていきたい。 貧困者はなぜモーテルに住むのか

    アメリカ社会の現状を描き出すーー『フロリダ・プロジェクト』が重要な作品になった理由
  • ジョーカー撮影監督が解説、映画の”色”がもたらす効果。| VOGUE JAPAN

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  • 『わたしは、ダニエル・ブレイク』監督の新作、英国社会の底辺の現実

    イギリス社会の底辺の現実が掘り下げる.....『家族を想うとき』 photo: Joss Barratt, Sixteen Films 2019 <『わたしは、ダニエル・ブレイク』のケン・ローチ監督が、前作と同じニューカッスルを舞台に、異なる視点からイギリス社会の底辺の現実を掘り下げる......> 以前コラムで取り上げた『わたしは、ダニエル・ブレイク』につづくケン・ローチ監督の新作『家族を想うとき』では、前作と同じニューカッスルを舞台に、異なる視点からイギリス社会の底辺の現実が掘り下げられる。 個人事業の宅配ドライバーとパートタイム訪問介護士の その物語は、宅配ドライバーとして独立することを決意したリッキーが、部の責任者マロニーからオーナー制度の説明を受け、フランチャイズ契約を結ぶところから始まる。彼は、部の車を借りるより買った方が得だと判断するが、借金を抱えているため、パートタイ

    『わたしは、ダニエル・ブレイク』監督の新作、英国社会の底辺の現実