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ブックマーク / courrier.jp (91)

  • 「イスラエルのマドンナ」が和平の星になる? « クーリエ・ジャポンの現場から(編集部ブログ)

    デスクの増谷です。 中東のイスラエルとイランといえば、ご存知のとおり犬猿の仲。核開発疑惑のぬぐえないイランに対して、イスラエルは先制攻撃も辞さない姿勢を示しています。 その両国で最近、人気沸騰中の歌...デスクの増谷です。 中東のイスラエルとイランといえば、ご存知のとおり犬猿の仲。核開発疑惑のぬぐえないイランに対して、イスラエルは先制攻撃も辞さない姿勢を示しています。 その両国で最近、人気沸騰中の歌手がいるそうです。 リタ・ジャハン=ファルースという50歳の女性歌手で、どこか中島みゆきに似た風貌ですが、欧米メディアでは「イスラエルのマドンナ、あるいはシェール」という紹介の仕方をされています。 The Washington Post Iranian-born Israeli music icon Rita records Farsi album in outreach to ene

  • 外科医が語る「いい病院」とリスクの関係 « クーリエ・ジャポンの現場から(編集部ブログ)

    翻訳担当の阿部です。 発売中のクーリエ・ジャポン7月号では、「ベテラン執刀医がアドバイザーをつけてみた──『コーチング』を活用したら当に仕事力は上がるのか」という記事を掲載しました(...翻訳担当の阿部です。 発売中のクーリエ・ジャポン7月号では、「ベテラン執刀医がアドバイザーをつけてみた──『コーチング』を活用したら当に仕事力は上がるのか」という記事を掲載しました(詳しくはこちらのエントリーをご参照ください)。その記事の著者アトゥール・ガワンデが先日、ウィリアムズ大学の卒業式で同大学の卒業生を刺激啓発するスピーチをしていましたので、内容を大雑把に要約してご紹介いたします。 (スピーチの全文を書き起こしたものを、こちらで読むことができます) こういった卒業式のスピーチでは、「リスクテイクをしなさい。失敗を恐れてはなりません」といった訓戒を垂れるのが通例となっているようですが、私は

  • 陳光誠と「一人っ子政策」 « クーリエ・ジャポンの現場から(編集部ブログ)

    中国担当のMです。 このところ、中国に関しては「盲目の人権活動家」である陳光誠氏をめぐるニュースが注目を浴びています。 自宅で軟禁状態から脱出し、米国大使館に身を寄せ、紆余曲折を経ていまは出国を希望し...中国担当のMです。 このところ、中国に関しては「盲目の人権活動家」である陳光誠氏をめぐるニュースが注目を浴びています。 自宅で軟禁状態から脱出し、米国大使館に身を寄せ、紆余曲折を経ていまは出国を希望しています。5月11日現在、出国の目処はまだ立っていませんが、「留学」の形でならと中国政府もこれを認めています。米中双方の政府の思惑などが絡んで、なかなか状況は複雑なようですが、このあたりの事情は、いま現在、あちこちのメディアで熱く語られていますので、ここではあまり深く突っ込まないことにしたいと思います。 さて、陳光誠氏は、山東省南部の臨沂市沂南県の生まれ(なんでもここは、諸葛亮の出身地

  • チリ

    スペイン語メディア担当のSです。今年の中南米は、まさに大統領選の一年でした。1月のチリにはじまり、コスタリカ、ペルー、コロンビア、メキシコ、ブラジル、ニカラグア、そしてベネズエラと、ざっと8カ国。うちコロンビアとメキシコ以外の6カ国で左派または中道左派の候補者が当選。中南米大陸の左傾化が大きな話題になりました。 なかでも印象的だったのは、チリの選挙。社会党のミチェル・バチェレが当選し、チリ初の女性大統領が誕生しました。 私は70年代末から数年間、チリに住んでいたのですが、当時はピノチェト独裁政権下で、あまりいい時代ではありませんでした。一時は戒厳令もひかれ、子供ながらにその静かで緊張した空気を異様に感じたのを覚えています。 そんな時代に、バチェレは反体制派と目され、軍部に拷問を受けます。(当時、米国の支援を受けていたピノチェト政権は、左翼知識人らを弾圧したのです。)バチェレの突出した点は、

    チリ
  • 幸せの黄色いハコ « クーリエ・ジャポンの現場から(編集部ブログ)

    みなさま、新春のお慶び謹んで申し上げます。フォト・エディターの生津です。年もCOURRiER Japonを、何卒よろしくお願いいたします。 新年早々、写真業界が仰天するニュースが飛び込んで参りました。皆様もご存知かと...みなさま、新春のお慶び謹んで申し上げます。フォト・エディターの生津です。年もCOURRiER Japonを、何卒よろしくお願いいたします。 新年早々、写真業界が仰天するニュースが飛び込んで参りました。皆様もご存知かと思いますが、1月4日付けの「ウォール・ストリート・ジャーナル」で、米国のKodakが連邦破産法第11条の適用を準備していると報じられました。 一報に接し、高校時代から写真に親しんできた身としては、様々な思い出が去来して参りました。初めてフィルムをカメラに装填した日のことや、憧れのTri-Xというフィルムを手にした感動、見よう見まねでフィルムを現像した時

  • ハリウッド映画の非常時の人々の行動の描写が不正確であり問題があることについて « クーリエ・ジャポンの現場から(編集部ブログ)

    翻訳担当の阿部です。 寒い日が続いていますが、冬は火事の多い季節でもあります。今日は英国の一般向け科学誌「ニュー・サイエンティスト」(2010年10月23日号)に掲載された火事と災害に関するインタビュー記...翻訳担当の阿部です。 寒い日が続いていますが、冬は火事の多い季節でもあります。今日は英国の一般向け科学誌「ニュー・サイエンティスト」(2010年10月23日号)に掲載された火事と災害に関するインタビュー記事をごく簡単に紹介したいと思います。 同誌のインタビューを受けたのは、英グリニッジ大学のエド・ガレア教授。災害時の避難行動や火事の数学的モデリングを専門とする研究者です。 ——私たちは非常時には、どのように振舞うべきか心得ているつもりになっていますが、実際はどうなのでしょうか? 多くの人は、非常時にどのように振舞うべきかわかっているのにもかかわらず、実際に緊急事態に直面すると

    poohmobil
    poohmobil 2011/01/18
    実際、あのとき、ほとんどの非常口は利用されませんでした。人は入ってきたところから出ようとする傾向があります。だから正面の出口が大混雑する状況になるのです。
  • 世界のアニメファンを魅了する「ペガサス・ファンタジー」 « クーリエ・ジャポンの現場から(編集部ブログ)

    こんにちは。アジア班のKです。 突然ですが、今回は私が好きなアニメの話を取り上げたいと思います。 かつて日の子どもたちが熱狂した聖闘士星也(セイントセイヤ)。 私も幼少期、「ネビラ・チェーン」と言い...こんにちは。アジア班のKです。 突然ですが、今回は私が好きなアニメの話を取り上げたいと思います。 かつて日の子どもたちが熱狂した聖闘士星也(セイントセイヤ)。 私も幼少期、「ネビラ・チェーン」と言いながら、友達と聖闘士聖也ごっこをしたものです。この聖闘士星也、じつは日だけでなくヨーロッパと南米を中心に世界各国で人気を博していました。ギリシャ神話をモチーフにしたキャラ設定が受け入れやすかったうえ、聖衣(クロス)という甲冑を身にまとってバトルを繰り広げるストーリーが斬新に映ったのでしょう。 海外展開のなかでかなり興味深いのが、オープニングの曲です。 アニメを実際にご覧になったこ

  • CMの「音規制」に乗り出した米国 « クーリエ・ジャポンの現場から

    poohmobil
    poohmobil 2010/10/16
  • 国際窃盗団「ピンクパンサー」の盗みの手口にみられる簡潔さと創造性について « クーリエ・ジャポンの現場から

    翻訳担当の阿部です。 先月25日発売のクーリエ・ジャポン11月号では、ヨーロッパを拠点に1ヵ月に1回ほどのペースで世界各地の高級宝飾店に押し入り、高価な宝飾品を盗み出している史上屈指の窃盗団「ピンクパンサー...翻訳担当の阿部です。 先月25日発売のクーリエ・ジャポン11月号では、ヨーロッパを拠点に1ヵ月に1回ほどのペースで世界各地の高級宝飾店に押し入り、高価な宝飾品を盗み出している史上屈指の窃盗団「ピンクパンサー」についての長めの記事を掲載しています(米ニューヨーカー誌「神出鬼没の国際窃盗団”ピンクパンサー”のすべて」)。 この記事に関してニューヨーカー誌のサイトで、著者のデイヴィッド・サミュエルズがインタビューを受けていたので、今日はその内容を略述したいと思います。 ——なぜピンクパンサーについての記事を書こうと思ったのですか? 不思議な縁があったというか、ピンクパンサーとは関

  • 「ライブって食っていこうって言ったってムリなんです」 « クーリエ・ジャポンの現場から

    アジア班の増谷です。 今月号のクーリエの第2特集は、久しぶりの「音楽ビジネス」。これまで音楽ネタは、誌のビジネスコラムや各国のカルチャーニュースのなかで折に触れて取り上げてきましたが、特集でやるのは...アジア班の増谷です。 今月号のクーリエの第2特集は、久しぶりの「音楽ビジネス」。これまで音楽ネタは、誌のビジネスコラムや各国のカルチャーニュースのなかで折に触れて取り上げてきましたが、特集でやるのは、(誌バックナンバーをあさりながら……) じつに2008年3月号以来。なんと約2年半ぶりです!(時が過ぎるのは早いものです) その間、海外では斬新な発想で次々と新しいサービスが生まれ、音楽業界も大きく変化しました。そして、日では“構造改革”が遅れながらも、ようやく最近は変化の兆しもちらほらと見え始めています。そんな音楽を取り巻く環境を、私たち、音楽ファンやリスナーの視点から見つめな

  • ビジネスを変える“ほどほどで充分革命” « クーリエ・ジャポンの現場から

    こんにちは、IT特集班のIです。前回に引き続き、今回も最新号の特集“次の、ITライフ。”から惜しくも漏れた記事をご紹介したいと思います。前回の「“クラウド革命”は『1984』の始まり?」が、企業主導の“上からの革...こんにちは、IT特集班のIです。前回に引き続き、今回も最新号の特集“次の、ITライフ。”から惜しくも漏れた記事をご紹介したいと思います。前回の「“クラウド革命”は『1984』の始まり?」が、企業主導の“上からの革命”だとすると、今回の記事は消費者がイニシアティブを握る、“下からの革命”ということになるのかもしれません。 米国のワイアード誌のシニア・エディター、ロバート・キャップスが考える革命とは――。 その名もなんと、「The Good Enuf Rvlutn(ほどほどで充分革命)」! ……なんともユルイ革命です。「世知辛い世の中にあって、これほどまったりとした名前の革命