攻撃者はこの脆弱性を悪用して、脆弱なシステム上で任意のコマンドを実行できる。最新版のOpera 9は影響を受けない。 仏セキュリティ機関FrSIRTは6月23日、Operaブラウザの脆弱性を報告した。危険度は最も高い「Critical」とされている。 この脆弱性は、「height」と「width」の値が大きすぎるJPEG画像を処理する際に整数オーバーフローが起きることが原因。攻撃者はこれを悪用して、特殊な細工を施したJPEG画像を載せたWebページにユーザーを誘導することで、脆弱なシステム上で任意のコマンドを実行できるという。 この脆弱性はOperaのバージョン8.54以前に影響する。FrSIRTは解決策として、最新のバージョン9にアップグレードするよう勧めている。