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  • 西洋諸国が志の高い構想を自分に課さなければ、民主主義の原則は世界に広まらない | トマ・ピケティ「新しい“眼”で世界を見よう」

    欧州は世界の地政学的秩序のなかで自らの立ち位置をもう一度しっかり定められるのか。ロシアがウクライナに侵攻し、中国との緊張も高まるいま、それが欧州に求められているのだが、どうもそこに踏み切れていない。 結論から言おう。 欧州は米国との関係を維持すべきだが、それには条件がある。まずは欧州が米国に対して自律を獲得すること。それから欧州と米国がその他の地域に対し、エゴイズムと傲慢さをむき出しにして説教しがちなのをやめることだ。 欧州がこれほど裕福になったことは、いまだかつてない。だからこそ欧州には、いまとは異なる開発モデルや富の分かち合いを推し進め、世界をもっと民主主義的に、もっと平等に、もっと持続可能にしていく方策と歴史的責務があるのだ。 それをしないのであれば、同盟関係を新たにした西洋諸国が、自分たちのことを専制主義国家や悪の帝国と戦う十字軍だと言っても、誰もそれを真に受けないだろう。

      西洋諸国が志の高い構想を自分に課さなければ、民主主義の原則は世界に広まらない | トマ・ピケティ「新しい“眼”で世界を見よう」
    • 「新しい世界 世界の賢人16人が語る未来」の感想とメモ(後編)~トマ・ピケティ、マルクス・ガブリエル、マイケル・サンデルなど~ - うさるの厨二病な読書日記

      www.saiusaruzzz.com 前編の続き。 第三章「不平等を考える」 第四章「アフター・コロナの哲学」 第五章「私たちはいかに生きるか」 の感想とメモ。 青字が引用箇所で太字は引用者。 新しい世界 世界の賢人16人が語る未来 (講談社現代新書) 発売日: 2021/01/20 メディア: Kindle版 ダニエル・コーエン(チュニジア) トマ・ピケティを指導した教師。 興味深いのは、産業革命でマルサスの法則が逃れられたと思ったら、今度は人類が「イースタリンの逆説」(年間所得が増えても生活の満足度は上がらない)という別の法則に支配されるようになったことです。(略) 農業が中心だった時代、人はマルサスの法則を理解できていませんでした。今は経済成長が無駄だと言っても、それを認めようとしない人がほとんどです。経済成長こそ進歩だと信じきっているからです。 でも、進歩の部分はほんの一部に過ぎ

        「新しい世界 世界の賢人16人が語る未来」の感想とメモ(後編)~トマ・ピケティ、マルクス・ガブリエル、マイケル・サンデルなど~ - うさるの厨二病な読書日記
      • 検閲するなら中国語版はなし、ピケティ氏と中国出版社が対立

        フランスの経済学者トマ・ピケティ氏。オランダで(2020年2月27日撮影)。(c)Sander KONING / ANP / AFP 【9月1日 AFP】経済学の「ロックスター」ことトマ・ピケティ(Thomas Piketty)氏は8月31日、最新刊「資本とイデオロギー(Capital and Ideology)」の中国語版はおそらく出版されないだろうと述べた。現地出版社に多数の箇所の削除を求められ、それを拒否したとしている。 「資本とイデオロギー」は世界全体における急速な格差拡大を研究したもので、欧米諸国を追い抜いたとピケティ氏が評する中国の「金権政治」に対する痛烈な批判を含んでいる。 ピケティ氏はAFPの取材にメールで答え、「要するに彼ら(中国の出版社)は現代中国に関するすべての記述、とりわけ中国における不平等や不透明性に関する記述を削除したがっている。私はこうした条件を拒否し、いかな

          検閲するなら中国語版はなし、ピケティ氏と中国出版社が対立
        • 左派政党の間の協定によって、フランスに「社会正義」と「公正な税負担」が戻ってくる | トマ・ピケティ「新しい“眼”で世界を見よう」

          トマ・ピケティ「新しい“眼”で世界を見よう」 左派政党の間の協定によって、フランスに「社会正義」と「公正な税負担」が戻ってくる 左派政党「不服従のフランス」のメランション党首 Photo: Denis Thaust / SOPA Images / LightRocket / Getty Images

            左派政党の間の協定によって、フランスに「社会正義」と「公正な税負担」が戻ってくる | トマ・ピケティ「新しい“眼”で世界を見よう」
          • トマ・ピケティが分析した“正確なジェンダー格差”「賃金格差よりも問題なのは…」 | 文春オンライン

            2013年に刊行されると、その後、世界各国で100万部以上を売り上げ、“今世紀で最も売れた経済専門書”ともいわれる『21世紀の資本』。 膨大な統計データをもとに、経済成長を期待して資本主義を放置すれば、世界に広がる「貧富の差」はますます拡大することを明らかにし、著者のトマ・ピケティは“21世紀のマルクス”とも評されました。 あれから10年、気候変動、ジェンダー格差、巨大テック企業への富の集中など、世界が抱える喫緊の課題を受けて、『21世紀の資本』で提案したグローバル資本課税にとどまらず、政治や社会運動によって、平等を勝ち取る必要性を、ピケティは主張しました。その論考が最新刊『自然、文化、そして不平等――国際比較と歴史の視点から』(文藝春秋・7月11日発売)です。ピケティの最新思想の中でも注目すべき「ジェンダー格差」論を、『週刊文春WOMAN2023夏号』より先行公開します。 ◆◆◆ ピケテ

              トマ・ピケティが分析した“正確なジェンダー格差”「賃金格差よりも問題なのは…」 | 文春オンライン
            • 仏経済学者トマ・ピケティ氏 中国検閲、削除要求に抗議 新著出版中止

              【パリ=三井美奈】フランスの経済学者、トマ・ピケティ氏が最新作の中国語版について、中国当局が国内の所得格差などを指摘した約20カ所の削除を求めたことに抗議し、出版を中止したことが2日、分かった。ピケティ氏は産経新聞の取材に対し、「完全な翻訳しか出版は認めない」と主張した。最新作は「資本とイデオロギー」が題名。主に共産主義国家の変容を扱っている。 ピケティ氏によると、中国側が削除を求めたのは所得格差のほか、当局の不透明性を指摘した部分。「21世紀初め、ポスト共産主義が超資本主義に近づいたのは、スターリン主義、毛沢東主義が破綻し、平等社会を目指す志を放棄したからだ」「中国の対応は不透明で中央集権に基づくため、私有財産制が生み出す格差にうまく対応できない」などの記述が問題視された。 中国では2010年以降、一部の富裕層への民間資産の集中が米国並みに進んだという指摘も、掲載が認められなかった。 ピ

                仏経済学者トマ・ピケティ氏 中国検閲、削除要求に抗議 新著出版中止
              • ウクライナのEU加盟は「自由貿易と競争を崇める経済教」脱却のチャンスだ | トマ・ピケティ「新しい“眼”で世界を見よう」

                この記事は、世界的なベストセラーとなった『21世紀の資本』の著者で、フランスの経済学者であるトマ・ピケティによる連載「新しい“眼”で世界を見よう」の最新回です。 ウクライナがEU(欧州連合)に加盟する可能性があるが、それを認めるべきだろうか。この問いの答えはイエスだ。ただし、それを機に欧州統合の構想を再考するのが条件である。すなわち、EUを法の支配と民主的多元主義のための政治共同体として、再定義する機会とすべきなのだ。 この数十年間、EUを築いていくにあたって支配的だったのは、自由貿易と競争がありとあらゆる問題の解決策となると説く「経済教」という宗教だった。その経済教という宗教から抜け出すときがきている。 ロシアからウクライナを守ることに死活的重要性があるとするなら、それは民主主義の擁護という政治的理由があるからだ。ウクライナは、その隣国のロシアとは異なり、選挙を通じた民主制、政権交代、権

                  ウクライナのEU加盟は「自由貿易と競争を崇める経済教」脱却のチャンスだ | トマ・ピケティ「新しい“眼”で世界を見よう」
                • 裁判官の「見せかけの法」にだまされてはならない | トマ・ピケティ「新しい“眼”で世界を見よう」

                  この記事は、世界的なベストセラーとなった『21世紀の資本』の著者で、フランスの経済学者であるトマ・ピケティによる連載「新しい“眼”で世界を見よう」の最新回です。 フランスの年金改革は、憲法院の「9人の賢人」がその合憲性を審査することになった(註:2023年4月14日、憲法院は年金改革法を大筋で合憲とする判断を示し、年金改革法が公布された)。 そこで、こんな素朴な質問をするのも無駄ではないように思える。「一般論として、憲法院の裁判官は信頼できるのだろうか?」 誤解のないように言っておきたい。憲法院はすべての国で必要不可欠な役割を果たしている。だが、残念なことに、あらゆる権力がそうであるように、この貴重だが脆弱な国家機関は時折、その重責を託された人々によって道具として使われ、損なわれてしまうことがあるのだ。憲法院の裁判官が、単に自分の政治的な好みに過ぎないことを、まるで法であるかのように見せか

                    裁判官の「見せかけの法」にだまされてはならない | トマ・ピケティ「新しい“眼”で世界を見よう」
                  • フランス大統領選への「貧弱な討論」を是正するには制度の“換気”が必要だ | トマ・ピケティ「新しい“眼”で世界を見よう」

                    フランスの大統領選の第1回投票まで4ヵ月を切った。しかし、来年4月のこの大統領選では何を期待できるのだろうか。 この問いには二つの角度から切り込める。一つは2022年の大統領選自体について。もう一つは大局を見て、フランスの政治制度で大統領選が占める地位がどんなものなのかを考えるというものだ。 2022年の大統領選に関して言えば、始まり方が悪かったことは認めなければならない。フランスの政治の風景が極端に右傾化しており、それは政権を握るマクロン大統領の政治も例外ではない。その極端な右傾化のせいで、フランスの未来を決める社会や経済の大きな課題について討論することがほとんど不可能になってしまっている。 解放のための闘争、知性のための闘争、そして人的資本のための闘争で勝利するためには、いまも教育や育成への投資が最重要の課題であることに変わりはない。だが、残念ながら2022年の歳出予算が示す最新の数字

                      フランス大統領選への「貧弱な討論」を是正するには制度の“換気”が必要だ | トマ・ピケティ「新しい“眼”で世界を見よう」
                    • 光クラブ代表 on Twitter: "なんかさー、キクマコのこの発言からしてそうなんだけど、極ウヨ連中て大体が人文系経済学本当に舐めきってるよな。ピケティとか読むと微積の需要供給曲線から古典文学知識迄、それこそ百科全書的な知識体系化が必要になるし今年のノーベル経済学賞… https://t.co/TsTmTV9W3p"

                      なんかさー、キクマコのこの発言からしてそうなんだけど、極ウヨ連中て大体が人文系経済学本当に舐めきってるよな。ピケティとか読むと微積の需要供給曲線から古典文学知識迄、それこそ百科全書的な知識体系化が必要になるし今年のノーベル経済学賞… https://t.co/TsTmTV9W3p

                        光クラブ代表 on Twitter: "なんかさー、キクマコのこの発言からしてそうなんだけど、極ウヨ連中て大体が人文系経済学本当に舐めきってるよな。ピケティとか読むと微積の需要供給曲線から古典文学知識迄、それこそ百科全書的な知識体系化が必要になるし今年のノーベル経済学賞… https://t.co/TsTmTV9W3p"
                      • 不平等の問題に取り組まなければ、フランスは「農家の危機」から抜け出せない | トマ・ピケティ「新しい“眼”で世界を見よう」

                        フランスや欧州各地で農家の危機が発生している。これが示すのは、社会の不平等や私たちの経済システムの目に余る不公平さを激減させなければ、いかなる持続的な発展も望めない、ということだ。 それなのにフランス当局やEU当局は、農家の危機に対して、農薬の規制を緩めて環境汚染を進行させる一昔前のやり方で対応しようとしている。不平等の問題や経済的自由主義の教義と闘おうとしていないのである。 この対応がことさら不適切なのは、いまの農業が、ほかの職種と比べても格差が大きいだからだ。何事も基本的、かつ具体的な現実から出発すべきだ。そうでないと、実行可能な解決策につながらない。 まずはおさらいをしよう。この数週間、フランスでは2022年の農家の平均年収が5万6014ユーロ(約921万円)だという統計が大量に拡散され、世論を驚かせた。想定を大幅に上回る額だったのだろう。このデータは、フランス農業省の統計部門がほか

                          不平等の問題に取り組まなければ、フランスは「農家の危機」から抜け出せない | トマ・ピケティ「新しい“眼”で世界を見よう」
                        • 『21世紀の資本』著者、トマ・ピケティが考える“格差の問題”「所得格差のばらつきを『自然』の要因に帰すことは…」 | 文春オンライン

                          世界的ベストセラー『21世紀の資本』の著者、トマ・ピケティ。『自然、文化、そして不平等——国際比較と歴史の視点から』(文藝春秋)では、「格差」について考察している。ここでは本書を一部抜粋して紹介。所得格差が最も少ない地域、最も多い地域はどこなのか。 ◆◆◆ では、所得から始めよう。ここでは、上位10%の所得がその国の所得全体に占める比率という比較的単純な指標を見ていく。 完全に平等な社会では、定義からして所得上位10%は人口の10%を占め、その所得が全体に占める比率も10%になるはずだ。対照的に完全に不平等な社会では、上位10%がすべての所得をさらってしまい、全体に占める比率は100%になる。もちろん、現実はこの両極端の間のどこかにある。 図1には、上位10%の所得がその国の所得全体に占める比率を5段階に区分して示した。比率が最も低い、すなわち平等に近いのは北欧で、20~30%だった。最も

                            『21世紀の資本』著者、トマ・ピケティが考える“格差の問題”「所得格差のばらつきを『自然』の要因に帰すことは…」 | 文春オンライン
                          • トマ・ピケティ - 新しい“眼”で世界を見よう | クーリエ・ジャポン

                            世界的なベストセラーとなった『21世紀の資本』の著者で、フランスの経済学者であるトマ・ピケティによる連載を掲載しています。

                              トマ・ピケティ - 新しい“眼”で世界を見よう | クーリエ・ジャポン
                            • 「文明の衝突」という概念の代わりに、「共同発展」や「グローバルな正義」を据えるべきだ | トマ・ピケティ「新しい“眼”で世界を見よう」

                              世界的なベストセラーとなった『21世紀の資本』の著者で、フランスの経済学者であるトマ・ピケティによる新連載。9.11から20年のときを経て、ピケティは「文明の衝突」から次のフェーズへと目を向けるべきだと強く主張している。 20年前、世界貿易センタービルのツインタワーが飛行機によって倒壊した。史上空前のその攻撃がきっかけで引き起こされたのが、米国とその同盟国の一部が仕掛けた、テロと「悪の枢軸」に対するグローバル戦争だった。 米国のネオコンたちにとって9.11は国際政治学者サミュエル・ハンチントンが1996年に提示した「文明の衝突」論の正しさを証明するものだった。それで、「文明の衝突」が世界情勢を読み解く新たな概念となった。80年代のレーガン主義者がミルトン・フリードマンの1960~70年代の著作を枕頭の書としていたのと同じように、ネオコンの枕頭の書はハンチントンだったわけだ。 しかし、不幸な

                                「文明の衝突」という概念の代わりに、「共同発展」や「グローバルな正義」を据えるべきだ | トマ・ピケティ「新しい“眼”で世界を見よう」
                              • 経済学者トマ・ピケティ「欧米の左派政党は、イデオロギーにとらわれ、庶民階級をかえりみていない」 | 欧米はアイデンティティ政治から抜け出さなくてはいけない

                                庶民階級を重視しない左派政党 ──中道左派の政党が大規模な富の再分配に力を入れようとしないのは、EUの解体を避けたいという配慮があるからなのでしょうか。 いつでも選択肢はあるのです。むしろ何の選択もしないほうがEUが崩壊する可能性を高めます。英国のEU離脱を、英国人の気まぐれのせいにしてはいけません。あれはEUの失敗です。EUの意義を英国の庶民階級に説得できなかったから、英国の庶民階級の圧倒的多数がEU離脱に投票したのです。現在のEUのモデルは、経済的に恵まれ、自由に移動できる層に有利なものになっているのは間違いないのです。 ──教育の拡充は庶民階級に有利な政策ですが、左派政党はそのような構想を持っていないのですか。

                                  経済学者トマ・ピケティ「欧米の左派政党は、イデオロギーにとらわれ、庶民階級をかえりみていない」 | 欧米はアイデンティティ政治から抜け出さなくてはいけない
                                • トマ・ピケティの新刊『資本とイデオロギー』は富の不平等がイデオロギーにどのような影響を及ぼすかを論じる - YAMDAS現更新履歴

                                  Thomas Piketty's new book uses data to trace how inequality changes ideology / Boing Boing Piketty on the "Brahmin left" and the "merchant right" / Boing Boing 世界的ベストセラーとなった『21世紀の資本』(asin:4622078767、asin:B00VQ75FAQ)に続くトマ・ピケティの新刊が出たそうな。 Capital and Ideology 作者: Thomas Piketty,Arthur Goldhammer出版社/メーカー: Belknap Press: An Imprint of Harvard University Press発売日: 2020/02/10メディア: ハードカバーこの商品を含むブログを見る おい、

                                    トマ・ピケティの新刊『資本とイデオロギー』は富の不平等がイデオロギーにどのような影響を及ぼすかを論じる - YAMDAS現更新履歴
                                  • ピケティはマルクスを超えられるか──映画『21世紀の資本』を考察する

                                    ピケティが自らの主著を映画化したその意図は何だったのか (C)2019 GFC (CAPITAL) Limited & Upside SAS. All rights reserved <ピケティの最終的な目的は、明らかに政策実現にあった。この映画は、ピケティ主義の啓蒙的宣教のための手段であり、ある種のプロパガンダである...> 新型コロナ感染拡大によって公開が中止されていた、トマ・ピケティによるベストセラー『21世紀の資本』に基づくドキュメンタリー映画が、5月末より再公開された。日本でも数多くの読者を獲得したこの本の内容それ自体については、改めて論評する必要もないであろう。本稿では、その内容の是非についてではなく、ピケティはそれを映画化することでいったい何を意図したのか、そしてその企画意図はどこまで果たされたのかを、筆者が考える意味での経済政策学の観点から考察してみたい。 この経済政策学と

                                      ピケティはマルクスを超えられるか──映画『21世紀の資本』を考察する
                                    • 小山晃弘(平穏) on Twitter: "赤木智弘が「希望は戦争」論をぶち上げたとき、当時の左派アカデミズムは「いや戦争で被害を被るのは貧困層なのだ」とさんざん反論したけど、その後ピケティによって「戦争や革命が起きないと格差は縮小しない」と圧倒的なデータ量で実証されてしまった。結局、赤木の直感が正しかったという。"

                                      赤木智弘が「希望は戦争」論をぶち上げたとき、当時の左派アカデミズムは「いや戦争で被害を被るのは貧困層なのだ」とさんざん反論したけど、その後ピケティによって「戦争や革命が起きないと格差は縮小しない」と圧倒的なデータ量で実証されてしまった。結局、赤木の直感が正しかったという。

                                        小山晃弘(平穏) on Twitter: "赤木智弘が「希望は戦争」論をぶち上げたとき、当時の左派アカデミズムは「いや戦争で被害を被るのは貧困層なのだ」とさんざん反論したけど、その後ピケティによって「戦争や革命が起きないと格差は縮小しない」と圧倒的なデータ量で実証されてしまった。結局、赤木の直感が正しかったという。"
                                      • ピケティさん、フランスの富は「奴隷制」によってどれくらい増えたのですか? | フランスは搾取し続けてきたハイチに4兆円弱ほどを支払うべきだ

                                        ──フランスの富は奴隷制によってどれくらい増えたのですか。奴隷制が資本主義の到来に果たした役割を教えてください。 18世紀末、奴隷制が敷かれていた仏領・英領の島々から本国に向けて相当のお金の流れがありました。 おおよその見積りでは、ベル・エポックの頃(19世紀末〜20世紀初頭)、フランスとイギリスの有産者が保有する国際金融資産と同じくらいの規模のお金が流れ込んでいたと言えます。それは国民所得の5~10%でした。 ただ、そのように直接入ってくるお金よりも注目すべきことがあります。それは植民地主義があったから、環境の制約から解き放たれ、産業革命を起こせたことです。 とりわけ重要だったのがプランテーションで生産された木材、砂糖、そして何よりも綿を輸入できたことです。 1800~1860年、アメリカの南部では奴隷の数が100万人から400万人に増え、綿の生産量が10倍になりました。それがヨーロッパ

                                          ピケティさん、フランスの富は「奴隷制」によってどれくらい増えたのですか? | フランスは搾取し続けてきたハイチに4兆円弱ほどを支払うべきだ
                                        • 「トリクルダウン」は幻想であり、富裕層への増税は必然…ピケティらが「世界不平等レポート」で指摘

                                          イーロン・マスク(Elon Musk)をはじめ、世界で最も裕福な人々は、世界中の半分の人々よりもはるかに多くの富を所有している。 Picture Alliance/Getty Images 経済全体に不平等があることは周知の事実だが、このほど発表された大規模な調査に基づくレポートで、その不平等の大きさが明らかになった。 富裕層への減税により「トリクルダウン」が起きるという神話は、「世界不平等レポート2022」で否定された。 世界人口のうち、資産額が下位50%の層は、世界の富のわずか2%しか保有していないのに対し、上位10%の富裕層は76%を保有している。 経済的な格差は何十年にもわたって大きいままだ。新たに発表されたレポートも、地球上の最富裕層と最貧困層の格差がいかに大きいかを示している。 経済・不平等問題の専門家であるルカ・シャンセル(Lucas Chancel)、トマ・ピケティ(Tho

                                            「トリクルダウン」は幻想であり、富裕層への増税は必然…ピケティらが「世界不平等レポート」で指摘
                                          • 池田信夫 著『日本人のためのピケティ入門』より。資本主義では格差も不平等も拡大する。 - 田舎教師ときどき都会教師

                                            今までの経済学では「資本主義の発展とともに富が多くの人に行き渡って所得分配は平等化する」とされてきました。これは資本の生産性が労働を上回れば投資が増えて資本収益率が下がり、労働生産性に近づくと考えられていたからです。現実にも、クズネッツなどの実証データでは、戦後の所得格差は縮小していました。 しかしピケティの1870年以降の歴史的データによれば、それは例外で、資本主義では格差が拡大するのが普通だというのです。 こういう指摘は以前からありましたが、ピケティは世界各国の一次資料を使って定説をくつがえし、「資本主義では過去200年間、格差が拡大し、今後も不平等が拡大する」と予想したオリジナルな研究だったので、大きな反響を呼んだのです。 (池田信夫『日本人のためのピケティ入門』東洋経済新報社、2014) こんばんは。自宅と最寄り駅の間にあって、毎日のようにその前を通っているのに一度も入ったことのな

                                              池田信夫 著『日本人のためのピケティ入門』より。資本主義では格差も不平等も拡大する。 - 田舎教師ときどき都会教師
                                            • ピケティが断言「『ビリオネアが経済成長を後押しした』なんて大嘘です」 | 【時短】新刊『資本とイデオロギー』の要旨をピケティ本人が解説

                                              【時短】新刊『資本とイデオロギー』の要旨をピケティ本人が解説 ピケティが断言「『ビリオネアが経済成長を後押しした』なんて大嘘です」

                                                ピケティが断言「『ビリオネアが経済成長を後押しした』なんて大嘘です」 | 【時短】新刊『資本とイデオロギー』の要旨をピケティ本人が解説
                                              • 「スター経済学者」ピケティ氏の新作、フランスで発売

                                                【9月13日 AFP】フランスの経済学者で世界的なベストセラー「21世紀の資本(Capital in the Twenty-First Century)」の著者、トマ・ピケティ(Thomas Piketty)氏の新刊が12日、フランスで発売された。行き過ぎたグローバルキャピタリズムに警鐘を鳴らす内容となっている。 ピケティ氏の「21世紀の資本」は、世界累計250万冊という発行部数を誇る。同作により、ピケティ氏は世界に数人しかいない「ロックスター経済学者」の一人に数えられるようになり、欧米諸国の左派政治家らの政策顧問も務めている。 ピケティ氏は、またも分厚い1200ページに及ぶ新著「Capital and Ideology」(「資本とイデオロギー」の意)で、超富裕層への富の集中が人類を利するという考えの打破を目指している。 その中で、最富裕層の個人の死去に伴う相続税率を最大90%まで引き上げ

                                                  「スター経済学者」ピケティ氏の新作、フランスで発売
                                                • 投資の2大原則「トマ・ピケティのr>g」と「シーゲル教授のアセット毎の長期リターン図」 - Dr.ちゅり男のインデックス投資

                                                  おはようございます。 投資ブログを運営していることもあり、古典と言われる本からブロガーが書いた本まで、数々の投資本を読んできました。 その中で、もっとも重要な原則を2つ紹介しろと言われたら、 1) トマ・ピケティの「r>g」の不等式 2) シーゲル教授のアセット毎の長期リターンを示した図 だと答えます。 無数の投資本を読んできましたが、 1. トマ・ピケティの「r>g」の法則を理解 2. シーゲル教授のアセット毎の長期リターンの図を見る の2つだけで、あとは自然に答えが導かれると思います。 「きちんと分散された株式を長期保有する」 以上です。 — ちゅり男/医師・投資ブロガー (@churio777) December 2, 2023 この2つを勉強してもどの金融商品に投資すべきかといった具体的な答えは得られませんが、 それよりもはるかに重要な「なぜ株式に長期投資を続けなければならないのか

                                                    投資の2大原則「トマ・ピケティのr>g」と「シーゲル教授のアセット毎の長期リターン図」 - Dr.ちゅり男のインデックス投資 
                                                  • トマ・ピケティ 貧富の差を生まない「新しい経済のカタチ」を考える人 | 【これだけ知ればOK!】 賢人たちの 「ココがすごい」

                                                    若くして注目された才覚 ピケティが生まれたのは、フランスはパリ郊外にあるクリシーという街。両親も、労働問題に対して社会運動に加わるなど、政治参加に熱心な人たちだった。 学生時代から優秀だったピケティは、18歳でパリの国立高等師範学校に入ると、経済学をより深く学ぶようになった。22歳のときには「富をいかに再分配するか」をテーマに博士論文を発表し、年間最優秀論文賞にも選ばれた。 2015年にギリシャが経済危機に陥ったとき、ピケティはほかの経済学者たちと共に当時のドイツ首相宛てに公開書簡を発表した。 当時、ドイツは「ギリシャはちゃんと他国に借金を返すべきだ」と表明していた。それに対してピケティは「西ドイツ政府は戦後の賠償を軽減してもらったのだから、ドイツもギリシャの債務を減免すべきだ」と主張したんだ。 「あなたたち(ドイツ)だって借金を払ってないんだから、偉そうに説教するな」と伝えたんだね。 格

                                                      トマ・ピケティ 貧富の差を生まない「新しい経済のカタチ」を考える人 | 【これだけ知ればOK!】 賢人たちの 「ココがすごい」
                                                    • 【書方箋 この本、効キマス】第32回 『資本とイデオロギー』 トマ・ピケティ著/濱口 桂一郎|書評|労働新聞社

                                                      「バラモン左翼」の由来は もう5年以上も前になるが、『21世紀の資本』がベストセラーになって売れっ子だったピケティの論文「Brahmin Left vs Merchant Right」(バラモン左翼対商人右翼)を拙ブログで紹介したことがある。この「バラモン左翼」という言葉はかなり流行したが、右翼のリベラル批判の文脈でしか理解しない人も多く、造語主ピケティの真意と乖離している感もあった。 原著でも1000ページ、邦訳では1100ページを超える本書は、このバラモン左翼がいかなる背景の下に生み出されてきたのかを人類史的視野で描き出した大著だ。第1章と第2章は中世ヨーロッパの三層社会―聖職者、貴族、平民―を論じ、第3~5章はそれが近代の所有権社会に転換していった姿を描く。第6~9章は欧州以外の奴隷社会、植民地社会を描くが、とくに第8章ではインドのカースト社会を論じる。ここまでで400ページ。いつに

                                                        【書方箋 この本、効キマス】第32回 『資本とイデオロギー』 トマ・ピケティ著/濱口 桂一郎|書評|労働新聞社
                                                      • 各紙のレビューは? ピケティ新刊『資本とイデオロギー』 | 日本語版が出る前に、主な論点を整理しよう!

                                                        世界累計250万冊を売り上げたベストセラー『21世紀の資本』(みすず書房)のトマ・ピケティの新刊『資本とイデオロギー』(未邦訳)が、2019年9月にフランスで発売された。 世界的に有名な経済学者の新刊とあって、刊行直後から注目を集め、フランスの「ル・モンド」紙や英「デイリー・テレグラフ」紙などフランス国内外のメディアで、賛否がさまざまに論じられている。 『資本とイデオロギー』を一言でまとめると 『21世紀の資本』に続き、今回も原書で1200ページ以上もある大著だが、発売に合わせピケティ本人が週刊誌「ロプス」のロングインタビューに応じ、内容をわかりやすく紹介している。 それによると、今回の本は、前著で十分に取り上げなかった「格差を成り立たせるイデオロギー」について論じたものだという。 その主張を一言でまとめると、格差は自然なものではなく、イデオロギーと政治によって作られたものである、となる。

                                                          各紙のレビューは? ピケティ新刊『資本とイデオロギー』 | 日本語版が出る前に、主な論点を整理しよう!
                                                        • ロードランナー様 on Twitter: "言うの忘れてたけど、もちろん日本でも保守の空洞化は起きてると思う。ネット保守論客がもちだすリベラル叩き、ヒースのカウンターカルチャー論とかピケティのバラモン左翼論とか、左派の自己反省的な議論ばっか援用してるじゃん。ありゃ保守派が自前の議論を提示できなくなってるからでしょ。"

                                                          言うの忘れてたけど、もちろん日本でも保守の空洞化は起きてると思う。ネット保守論客がもちだすリベラル叩き、ヒースのカウンターカルチャー論とかピケティのバラモン左翼論とか、左派の自己反省的な議論ばっか援用してるじゃん。ありゃ保守派が自前の議論を提示できなくなってるからでしょ。

                                                            ロードランナー様 on Twitter: "言うの忘れてたけど、もちろん日本でも保守の空洞化は起きてると思う。ネット保守論客がもちだすリベラル叩き、ヒースのカウンターカルチャー論とかピケティのバラモン左翼論とか、左派の自己反省的な議論ばっか援用してるじゃん。ありゃ保守派が自前の議論を提示できなくなってるからでしょ。"
                                                          • ピケティの法則『r>g』の意味とは?・・格差が出来る理由はここにある!! - キムローの部屋

                                                            フランスの有名な経済学者””ピケティ””をご存知でしょうか? 有名なのは『ピケティの法則』と言われるものがあります。これは、世の中の経済格差がなぜ縮まらないかを、論理的に示した物です。 ピケティの法則とは・・ r(資本収益率)>g(経済成長率) 単純でしょう?? ただ、この式だけです。が、これが世の中の経済格差の理由を全て解説しています。 r(資本収益率)>g(経済成長率)とは?? 経済格差はどんどん広がる仕組みになっている 経済格差の行きつく未来は?? 富は受け継がれていく 資産運用をすればいいだけの話 オススメ書籍紹介 r(資本収益率)>g(経済成長率)とは?? 物凄く簡単に説明すると、世界は毎年、労働によって得られる収益よりも、資産運用によって得られる収益が上回り続けているというものです。 ピケティは、18世紀まで遡ってこの法則を発見します。 毎年、r(資本収益率)は年間5%ほど・・

                                                              ピケティの法則『r>g』の意味とは?・・格差が出来る理由はここにある!! - キムローの部屋
                                                            • [コラム]ポン・ジュノ、ピケティ、20対80の亀裂

                                                              カンヌ映画祭のパルムドールに続くアカデミー四冠王まで獲得したポン・ジュノの『パラサイト 半地下の家族』(以下『パラサイト』)は、韓国映画史を越えて世界映画史に一線を引く記念碑的名作になった。ところで『パラサイト』はなぜ名作なのだろうか?早くから『パラサイト』がこれほど途方もない作品であることに気づいた人は、どの程度いただろうか?この映画はどのようなテーマで世界中の人々に普遍的共感を呼び起こしたのだろうか? 私はアカデミー賞受賞の前に家族と一緒に『パラサイト』を見たが、クライマックスの部分に来てキテク(ソン・ガンホ)が突然パク社長(イ・ソンギュン)を攻撃する場面を見て、この映画がとてつもない作品だという印象を受けた。にも関わらず大変な名作だという考えまでには及ぶことはできなかった。さらに階級不平等と人生の不安の問題を扱いながらも、典型的な甲(社会的強者。例えば財閥2~3世)と乙(社会的弱者。

                                                                [コラム]ポン・ジュノ、ピケティ、20対80の亀裂
                                                              • トマ・ピケティ「気候変動の課題に対して富裕層と中間層に同率の税を課すのは妥当ではない」(クーリエ・ジャポン) - Yahoo!ニュース

                                                                世界的なベストセラーとなった『21世紀の資本』の著者で、フランスの経済学者であるトマ・ピケティによる好評連載。今月は『世界不平等レポート 2022』で明らかになった新しい三つの不平等について。 経済成長と市場の力で富が広まるのを待つ?『世界不平等レポート 2022』が12月初旬に出版された。この報告書から何がわかるのだろうか。 世界の各大陸から100名ほどの研究者が協力して作っているこの報告書は4年に1度刊行され、世界の不平等に関する断層線を、いわば聴診で探るような内容になっている。 所得格差がここ数十年で拡大したという話は広く知られるようになったが、今回の報告書では「所得格差」に加えて「資産格差」「ジェンダー格差」「環境格差」という三つの不平等に新たに光を当てることができた。 まずは資産格差から話を始めよう。 今回初めて研究者は世界のそれぞれの国の資産分布を上位から下位まで比較できる体系

                                                                  トマ・ピケティ「気候変動の課題に対して富裕層と中間層に同率の税を課すのは妥当ではない」(クーリエ・ジャポン) - Yahoo!ニュース
                                                                • ピケティ『21世紀の資本』が異色の映画化、世界で広がる「格差」の正体とは? – MONEY PLUS

                                                                  2014年に発売された、フランスの経済学者トマ・ピケティによる『21世紀の資本』。世界的に社会問題化する格差を論じたこの本は、世界で300万部のベストセラーとなり、日本でも大きな話題となりました。 その『21世紀の資本』が映画化され、3月20日に公開されました。日本語版で700ページ超、厚さ4センチの経済書は、果たしてどう映像化されたのでしょうか? 明治大学准教授でエコノミストの飯田泰之氏に『21世紀の資本』を解説していただきました。 ピケティが示した「r>g」とは? ――そもそもですが、『21世紀の資本』には何が書かれていたのでしょうか? 『21世紀の資本』はベストセラーとなりましたが、そこではマルクスの『資本論』のような壮大な理論が展開されているわけではありません。歴史データをしっかりと分析した本で、あそこまで売れたのが不思議なくらい。よく言えば玄人好みの、有り体にいえば地味な本なんで

                                                                    ピケティ『21世紀の資本』が異色の映画化、世界で広がる「格差」の正体とは? – MONEY PLUS
                                                                  • 3分でわかる! ピケティ『21世紀の資本』

                                                                    河合塾やその他大手予備校で「日本史」「倫理」「現代社会」などを担当。 中央大学文学部哲学科卒業後、上智大学神学部に学ぶ。 歴史をはじめ、哲学や宗教などのわかりにくい部分を読者の実感に寄り添った、身近な視点で解きほぐすことで定評がある。 フジテレビ系列にて深夜放送された伝説的知的エンターテイメント番組『お厚いのが、お好き?』監修。 著書『日本史《伝説》になった100人』(王様文庫(三笠書房))、『図解でわかる! ニーチェの考え方』、『図解 世界一わかりやすい キリスト教』『誰でも簡単に幸せを感じる方法は アランの『幸福論』に書いてあった』(以上、KADOKAWA)、『超訳 哲学者図鑑』(かんき出版)、『オッサンになる人ならない人』(PHP研究所)、『哲学の小径―世界は謎に満ちている!』(講談社)、『空想哲学読本』(宝島社文庫)など多数。 読破できない難解な本がわかる本 びっくりするほど役に立

                                                                      3分でわかる! ピケティ『21世紀の資本』
                                                                    • トマ・ピケティ『資本とイデオロギー』(非売品) - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

                                                                      みすず書房さんから薄い封筒が送られてきました。何じゃらほいと開けてみると、開けてびっくり、中から出てきたのは桃から生まれた桃太郎、じゃなくって、トマ・ピケティ『資本とイデオロギー』! いやいや、まさかあの分厚い本が出たわけではありません。50ページほどの小冊子の表紙の真ん中あたりには、 内容見本(非売品) 12月上旬刊行予定 の字が。 ふむふむ、1000ページを超える大著の前宣伝に、抜き刷り方式で「中身のチラ見」をやろうというわけですな。 抜き刷りされているのは、第1章が始まる前の「はじめに」だけなんですが、それだけで50ページを超える代物。目次を見ると、今回の本が格差レジームを切り口に人類史を一刀両断するものすごい本であることが分かります。 ちなみに、細目次はみすず書房のHPに載っているのでみてください。 https://www.msz.co.jp/book/detail/09048/

                                                                        トマ・ピケティ『資本とイデオロギー』(非売品) - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
                                                                      • 論破王ひろゆき「お金持ちと貧乏人の差は永遠に埋まらない」と言い切れる論理 仏経済学者トマ・ピケティが実証済

                                                                        働かなくても株や不動産など手持ちの資産だけで大金が転がり込んでくる富裕層がいる一方、非正規雇用や年収200万円以下で働く人が増えている日本。実業家のひろゆきさんは「この経済格差を是正することはものすごく難しいです。フランスの経済学者トマ・ピケティもそれを実証済です」と指摘する――。 移民の受け入れで若者の給料は安くなっていく 少子高齢化が進み、経団連などの経済界は、外国人の移民の受け入れを主張してきました。そうした声を反映するかたちで、日本では2019年4月から単純労働者の受け入れも可能になっています。移民の受け入れは今後も進むでしょう。 こんなふうにいうと、アジアの人たちが日本で働きたくてうずうずしているように思われるかもしれませんが、べつにアジアの人って日本に来たいとはそれほど思ってないんですよね。景気は悪いし、これから伸びていくようにも見えませんから。 医者やプログラマーなど、特定の

                                                                          論破王ひろゆき「お金持ちと貧乏人の差は永遠に埋まらない」と言い切れる論理 仏経済学者トマ・ピケティが実証済
                                                                        • 井上伸@雑誌KOKKO on Twitter: "トマ・ピケティ氏らの研究によると、富裕層上位1%の資産シェアがG7で5番目に高い日本。上位10%では4番目と、いずれも新自由主義を先導してきたイギリスより高くなっています。一方、賃金が低く、貧困率はG7で2番目に高い日本について、… https://t.co/m9vC4sujFx"

                                                                          トマ・ピケティ氏らの研究によると、富裕層上位1%の資産シェアがG7で5番目に高い日本。上位10%では4番目と、いずれも新自由主義を先導してきたイギリスより高くなっています。一方、賃金が低く、貧困率はG7で2番目に高い日本について、… https://t.co/m9vC4sujFx

                                                                            井上伸@雑誌KOKKO on Twitter: "トマ・ピケティ氏らの研究によると、富裕層上位1%の資産シェアがG7で5番目に高い日本。上位10%では4番目と、いずれも新自由主義を先導してきたイギリスより高くなっています。一方、賃金が低く、貧困率はG7で2番目に高い日本について、… https://t.co/m9vC4sujFx"
                                                                          • ピケティ「21世紀の資本論」が指摘したこと-なぜ1%への富の集中が加速するのか- | 研究プログラム | 東京財団政策研究所

                                                                            論考 マクロ経済・経済政策 ピケティ「21世紀の資本論」が指摘したこと-なぜ1%への富の集中が加速するのか- December 21, 2014 政治 民主主義 歴史 資本主義 今後、数十年議論の対象になる重要な本 「資本論」全体の問題提起を行うというのが、私に割り当てられた分担だったが、実際には、このプレゼンテーションを準備する中で、自分で問題提起し、それに対する自分なりの考え方にまで触れることになった。 ピケティは「新しい資本論」を書こうとした。この本はすでに全世界的に話題になっているが、おそらく、今後、数十年議論の対象になる重要な本だ。 私は2000年頃からピケティの研究には注目し、特に所得分配の問題に注目しながら論文をいくつも読んできたし、講義でも解説などをしてきた。自分の今までの研究と似ている部分も異なる部分も、違和感を覚える部分もあるため、この研究会ではそういった点を突き詰めて

                                                                              ピケティ「21世紀の資本論」が指摘したこと-なぜ1%への富の集中が加速するのか- | 研究プログラム | 東京財団政策研究所
                                                                            • まーらー on Twitter: "地球全体で“不平等の断層線”が複数あることを認識しなければならない | トマ・ピケティ | クーリエ・ジャポン https://t.co/crQ28nh6kl 二酸化炭素排出量は、貧しい下位50%は5トン。裕福な上位10%は29ト… https://t.co/46ydv6Soar"

                                                                              地球全体で“不平等の断層線”が複数あることを認識しなければならない | トマ・ピケティ | クーリエ・ジャポン https://t.co/crQ28nh6kl 二酸化炭素排出量は、貧しい下位50%は5トン。裕福な上位10%は29ト… https://t.co/46ydv6Soar

                                                                                まーらー on Twitter: "地球全体で“不平等の断層線”が複数あることを認識しなければならない | トマ・ピケティ | クーリエ・ジャポン https://t.co/crQ28nh6kl 二酸化炭素排出量は、貧しい下位50%は5トン。裕福な上位10%は29ト… https://t.co/46ydv6Soar"
                                                                              • トマ・ピケティ「今回の危機では“格差の暴力”を目の当たりにしている」 | 「システムを書き換えることにもっと関心を」

                                                                                新型コロナ危機を切り抜けるには、適切な公衆衛生の政策に加えてどんな経済政策が必要なのか。次の危機に備えるには、コロナ後の経済をどう変えるべきなのか。世界のメディアでは経済学者の発言が増えている。 格差問題の歴史的研究で知られる経済学者のトマ・ピケティはどんな分析と提言をしているのか。 ロックダウンされた街で多くのホームレス 新型コロナウイルス感染症の影響で外出せずに自宅で過ごすのが格差を強烈に感じさせる経験になっている。広い快適な家で過ごすのと狭い家に5人で閉じこもって過ごすのとでは天と地の差があるからだ。 「今回の危機では格差の暴力を目の当たりにしています」 こう指摘するのがフランスの経済学者トマ・ピケティだ。世界で250万部以上売れた異例の経済書『21世紀の資本』の著者である。米国の隔週誌「ニューヨーク・マガジン」の取材に応じ、フランスのロックダウン(都市封鎖)事情についてこう語ってい

                                                                                  トマ・ピケティ「今回の危機では“格差の暴力”を目の当たりにしている」 | 「システムを書き換えることにもっと関心を」
                                                                                • ピケティなんてバリバリ英語が出来る人なんだから、英訳本に問題があれば..

                                                                                  ピケティなんてバリバリ英語が出来る人なんだから、英訳本に問題があれば本人の手直しが入るわけで、 英訳本の質は担保されているよね。だったらそれを基に日本語訳することに問題はないでしょ。 しかも、ピケティのようなガチ経済学者の、一般向けに噛み砕いたとはいえ論文を下敷きにした学術書の場合、 単純に仏語が堪能なだけの人が日本語訳しても前提知識不足が出てしまう。むしろ、経済系の翻訳に 手慣れた山形氏のような人こそがやるべきもの。翻訳文化とかふんわりしたものでお気持ち表明されても ずれているとしか。文学だったらもっと適任がいただろうし、仏語と英訳本でのニュアンスの違い みたいなのが生まれて作品の質が変わることもあるんだろうけど、科学書はそんなニュアンスよりも、 ロジック等のもっと本質的に大切なものがあるんだよね。そんなことも分からない人とは思えないが。 たぶん、山形氏が嫌いという本心を、ピケティ本をダ

                                                                                    ピケティなんてバリバリ英語が出来る人なんだから、英訳本に問題があれば..