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とはずがたり 源氏物語の検索結果201 - 240 件 / 317件

  • 世にも奇妙な人生 ー東大から学芸へー - ほうちゃんらぶの記録

    どうしてこんな人生になったんだろう。ここ数年で何度も思ったことだ。 中学受験をしてトップクラスの進学校に入り、現役で東大に合格。しかし1年生で留年し、その後もギリギリの学生生活を続け、4年生で2度留年して後がなくなった。 そんな僕は在学年限である今年、東大を卒業する。同時に東京学芸大学に合格し、来年度から再び大学生になる。なかなかに類を見ない人生だと思う。誰の何の足しになるかはわからないけど、なんとなくこの数奇な人生を人に知ってもらいたくなった。暇な人は読んでくれると嬉しい。こんなもの推敲してもしょうがないので、思うがままに書き殴っていこうと思う。 分量がかなりあるので、物語だとでも思ってほしい。 目次 ・原点 ・周りに作り上げられた自分 ・膨らむ夢と、人生最大の選択ミス ・やっていけるわけないよね ・選択肢のない人生 ・院試に勝てない ・本当にやるべきこと ・これはこれでよかったなんて言

      世にも奇妙な人生 ー東大から学芸へー - ほうちゃんらぶの記録
    • 海外「源氏物語はスケールが違う」 源氏物語が『世界最古の小説』か否かで外国人が論争

      源氏物語の現存する最古の写本で、藤原定家が校訂した「青表紙本」のうち、 物語の重要場面の1つである「若紫」1帖が今月8日、 都内の旧大名家のご子孫のご自宅で発見されました。 54帖からなる物語のうち、定家の写本が確認されていたのは、 「花散里」「行幸」「柏木」「早蕨」の4帖のみで、 新たな帖の発見は、約80年ぶりのことになるそうです。 現在一般的に紹介されている源氏物語は、 定家の「青表紙本」を書き写した大島本がもとになっており、 今回の発見により、より詳細な研究ができる事になります。 この件を海外の大手メディアもこぞって取り上げているのですが、 英ガーディアン紙やCNNが「世界最古の小説 」と紹介している事から、 コメント欄では源氏物語が「世界最古」か否かで議論がなされています。 様々な意見が寄せられていましたので、その一部をご紹介します。 海外「千年前にこんな小説が…」 『源氏物語』に

        海外「源氏物語はスケールが違う」 源氏物語が『世界最古の小説』か否かで外国人が論争
      • 日本語が「消滅の危機」にある理由、世界で9番目に話されているのになぜ?

        やまぐち なかみ/1943年生まれ。お茶の水女子大学卒業。東京大学大学院修士課程修了。文学博士。埼玉大学名誉教授。文化功労者。古典語から現代語までの日本語の歴史を研究。特に『犬は「びよ」と鳴いていた』(光文社)、『ちんちん千鳥のなく声は』(大修館書店)など、擬音語・擬態語の歴史的研究は、高く評価されている。論文「源氏物語の比喩表現と作者(上)(下)」で日本古典文学会賞、『平安文学の文体の研究』(明治書院)で金田一京助博士記念賞、『日本語の歴史』(岩波書店)で日本エッセイスト・クラブ賞受賞。また、「日本語に関する独創的な研究」が評価され、2022年に日本学賞を受賞。2008年紫綬褒章、2016年瑞宝中綬章を受章。 ニュースな本 ビジネス・経済から、エンタメに教育、政治まで…。世の中には山のように書籍が存在する。その中から「読んでためになる」「成長できる」「思わずうなる」ような書籍を厳選し、そ

          日本語が「消滅の危機」にある理由、世界で9番目に話されているのになぜ?
        • 【源氏物語630 第20帖 朝顔12】朝顔の姫君に夢中になって 御所の宿直の夜が多くなり、自宅でも手紙を書いている源氏に、紫の上は 姫君との噂は本当であり、打ち明けてくれてもいいのにと思った。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

          顧みられないというようなことはなくても、 源氏が重んじる妻は他の人で、自分は少女時代から養ってきた、 どんな薄遇をしても 甘んじているはずの妻にすぎないことになるのであろうと、 こんなことを思って夫人は煩悶《はんもん》しているが、 たいしたことでないことは あまり感情を害しない程度の夫人の恨み言にもなって、 それで源氏の恋愛行為が 牽制《けんせい》されることにもなるのであったが、 今度は夫人の心の底から恨めしく思うことであったから、 何ともその問題に触れようとしない。 外をながめて物思いを絶えずするのが源氏であって、 御所の宿直《とのい》の夜が多くなり、 役のようにして自宅ですることは手紙を書くことであった。 噂に誤りがないらしいと夫人は思って、 少しくらいは打ち明けて話してもよさそうなものであると、 飽き足りなくばかり思った。 🪷🎼#愛食 written by# ハシマミ 少納言のホ

            【源氏物語630 第20帖 朝顔12】朝顔の姫君に夢中になって 御所の宿直の夜が多くなり、自宅でも手紙を書いている源氏に、紫の上は 姫君との噂は本当であり、打ち明けてくれてもいいのにと思った。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
          • 平家物語86 第4巻 信連合戦①〈のぶつらかっせん〉🌺この日五月十五日、満月である。 三条の御所で高倉宮は、雲間にかくれ移る皓々《こうこう》たる月を眺めていた。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

            🙇信連を信達と間違えております。信連合戦が正しいです🙇 この日五月十五日、満月である。 三条の御所で高倉宮は、 雲間にかくれ移る皓々《こうこう》たる月を眺めていた。 遥か東国に下した密使の行方、 そして源氏勢の反応、 あるいは俄かに可能性をおびて 身に迫ってきた皇位のことに思いを廻らせていたのであろうか。 雲間をよぎる月の光を浴びた宮の姿は、 無心に月夜を楽しむとも見えた。 この時、 息せき切って宮の御所に現れたのは入道頼政の急使である。 宮の御乳母の子、 六条亮大夫宗信 《ろくじょうのすけのだいふむねのぶ》は 使いの手紙をあわただしく宮の御前にひらいた。 「宮のご謀叛のことすでに露顕、 宮を土佐の畑《はた》へお流し申さんと、 官人ども検非違使別当の命を受けてお迎えに向う。 急ぎ御所を出でさせ給い、三井寺へ入らせ給え。 この入道頼政も即刻御許に参じ奉らん」 意表を衝《つ》く知らせである

              平家物語86 第4巻 信連合戦①〈のぶつらかっせん〉🌺この日五月十五日、満月である。 三条の御所で高倉宮は、雲間にかくれ移る皓々《こうこう》たる月を眺めていた。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
            • 藤壺の宮から返事が来る【源氏物語100 第七帖 紅葉賀2】行幸の日、源氏が舞う時 かざしにした葉数の減った紅葉を左大将が白菊の花に差し替えた。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

              翌朝源氏は藤壺の宮へ手紙を送った。 「どう御覧くださいましたか。 苦しい思いに心を乱しながらでした。 物思ふに 立ち舞ふべくも あらぬ身の 袖うち振りし 心知りきや 失礼をお許しください。」 とあった。 目にくらむほど美しかった昨日の舞を 無視することがおできにならなかったのか、 宮はお書きになった。 から人の 袖ふることは 遠けれど 起《た》ち居《ゐ》につけて 哀れとは見き 一観衆として。 たまさかに得た短い返事も、 受けた源氏にとっては非常な幸福であった。 支那《しな》における青海波の曲の起源なども 知って作られた歌であることから、 もう十分に后らしい見識を備えていられると源氏は微笑して、 手紙を仏の経巻のように拡《ひろ》げて見入っていた。 行幸の日は親王方も公卿《くぎょう》も あるだけの人が帝の供奉《ぐぶ》をした。 必ずあるはずの奏楽の船がこの日も池を漕《こ》ぎまわり、 唐の曲も高麗

                藤壺の宮から返事が来る【源氏物語100 第七帖 紅葉賀2】行幸の日、源氏が舞う時 かざしにした葉数の減った紅葉を左大将が白菊の花に差し替えた。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
              • 第三回 興味関心を奪いあうオンライン授業の世界で●【連載】窓の外から―なぜ日本古典文学なのか(梅田 径)

                文学通信|多様な情報をつなげ、多くの「問い」を世に生み出す出版社 日本語・日本文学の研究書を中心に、人文学書全般を刊行する出版社、文学通信のブログ。 文学だけにこだわらず周辺領域も含め、意欲的に刊行していきます。 出版活動と同様に、webでも積極的に活動することで、多様な情報をつなげ、多くの「問い」を世に生み出していきたいと思います。 〒113-0022 東京都文京区千駄木2-31-3 サンウッド文京千駄木フラッツ1階101 電話03-5939-9027 FAX03-5939-9094 info@bungaku-report.com インボイス登録番号:T4011501023591 コーナートップへ 第三回 興味関心を奪いあうオンライン授業の世界で 梅田 径 ▶︎感染症時代におけるオンライン教育の狂騒 コロナウイルス感染症が流行している2020年は狂騒の年だった。オンライン授業が始まり、し

                  第三回 興味関心を奪いあうオンライン授業の世界で●【連載】窓の外から―なぜ日本古典文学なのか(梅田 径)
                • 🪷【源氏物語568 第18帖 松風32】紫の上が、明石の上への手紙を見ようともしないのを見て、「見ないようにしていて、目のどこかであなたは見ているじゃありませんか」と溢れるような愛嬌で話しかける源氏。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

                  その晩は御所で宿直《とのい》もするはずであるが、 夫人の機嫌《きげん》の直っていなかったことを思って、 夜はふけていたが源氏は夫人をなだめるつもりで帰って来ると、 大井の返事を使いが持って来た。 隠すこともできずに源氏は夫人のそばでそれを読んだ。 夫人を不愉快にするようなことも書いてなかったので、 「これを破ってあなたの手で捨ててください。困るからね、 こんな物が散らばっていたりすることはもう 私に似合ったことではないのだからね」 と夫人のほうへそれを出した源氏は、 脇息《きょうそく》によりかかりながら、 心のうちでは大井の姫君が恋しくて、灯《ひ》をながめて、 ものも言わずにじっとしていた。 手紙はひろがったままであるが、 女王《にょおう》が見ようともしないのを見て、 「見ないようにしていて、 目のどこかであなたは見ているじゃありませんか」 と笑いながら夫人に言いかけた源氏の顔には こぼれ

                    🪷【源氏物語568 第18帖 松風32】紫の上が、明石の上への手紙を見ようともしないのを見て、「見ないようにしていて、目のどこかであなたは見ているじゃありませんか」と溢れるような愛嬌で話しかける源氏。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
                  • この子の七つのお祝いに―『遙か』ナンバリングの中の『7』 - 湖底より愛とかこめて

                    本稿では、『遙かなる時空の中で』シリーズ各ナンバリングタイトルにおけるそれぞれの「神と人の関係性」および「数」の寓意について考察っていうか、いろいろ述べます。『遙か』シリーズでプレイしていないタイトルがある方向けにも少し各作品のテーマの紹介になればとおもいます。 まだ『7』は一回しかクリアしてないですけど各タイトルについてのネタバレを含みます。 www.gamecity.ne.jp 遙かなる時空の中でも『7』にまでなり、まあ同コーエーテクモの『三国志』シリーズなんかその倍の14なんですけど、それにしてもえらいことなりましたな~とおもいまして。ここまでくると「シリーズの流れ」「文脈」「ナンバリングどうしの対比構造」のようなものがはっきり生じてきますよね。 ことに日本の伝統文化や歴史観、宗教感覚では「数」というものにはそれぞれ呪術的シンボルとしての意味がありますから、そこんところをコンセプトと

                      この子の七つのお祝いに―『遙か』ナンバリングの中の『7』 - 湖底より愛とかこめて
                    • セーブル毛皮を着る宮の姫君🌷【源氏物語93 第六帖 末摘花13】見事な美しい長い髪。しかし耐えられない寒さだからと源氏は気の毒に思う。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

                      頭の形と、髪のかかりぐあいだけは、 平生美人だと思っている人にもあまり劣っていないようで、 裾《すそ》が袿《うちぎ》の裾をいっぱいにした余りが まだ一尺くらいも外へはずれていた。 その女王の服装までも言うのはあまりにはしたないようではあるが、 昔の小説にも女の着ている物のことは 真先《まっさき》に語られるものであるから書いてもよいかと思う。 桃色の変色してしまったのを重ねた上に、 何色かの真黒《まっくろ》に見える袿《うちぎ》、 黒貂《ふるき》の毛の香のする皮衣を着ていた。 毛皮は古風な貴族らしい着用品ではあるが、 若い女に似合うはずのものでなく、ただ目だって異様だった。 しかしながらこの服装でなければ 寒気が堪えられぬと思える顔であるのを 源氏は気の毒に思って見た。 何ともものが言えない。 相手と同じように無言の人に自身までがなった気がしたが、 この人が初めからものを言わなかったわけも 明

                        セーブル毛皮を着る宮の姫君🌷【源氏物語93 第六帖 末摘花13】見事な美しい長い髪。しかし耐えられない寒さだからと源氏は気の毒に思う。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
                      • 平安女流文学が現在のラノベと同じワケがない

                        現在我々が大変価値があると思っているものが、実は作られた当時はそれほど評価を受けていなかったり、また場合によっては無造作に捨てられたりしていたことは珍しいことではありません。 例えば以前も書いたのですが江戸時代の浮世絵は現在では美術館に飾られる大変価値のある貴重なものですが、当時は現在で例えるとアイドルの「ブロマイド写真」の様な扱いを受けていました。 人気の歌舞伎俳優などを題材とした浮世絵の値段はおよそ立ち食いそば一杯と同じ値段(現在の価値で300~400円)ですから浮世絵は高校生がアイドルのポスターを部屋に飾るのと大して変わらないようものでした。 同じように現在では大変ありがたがっていますが、制作された当時は庶民的な風俗や大衆文化として扱われ、決して文化的価値が高いものではなかったということは珍しくないわけです。 現在で言えばサブカル的なマンガやアニメが同じように後世では高い評価が与えら

                          平安女流文学が現在のラノベと同じワケがない
                        • 信長も!家康も!芭蕉も!日本の男色の歴史を考える | 和樂web 美の国ニッポンをもっと知る!

                          「男色(なんしょく/だんしょく)」という言葉を聞いたことがありますか? 日本国語大辞典によると「男性の同性愛」とあります。最近では、LGBTの権利について議論され、性的マイノリティーの問題として取り上げられることも多くなりました。こうみると、最近出てきた概念のように思われますが、実は「男色」は開国前の日本では普通に行われてきたことであり、「マイノリティー」でもなんでもなかったのです! 男色の発展と衰退 日本において「男色」は古代から存在していました。鎌倉時代以前の男色の記録は特権階級の方々のものばかりですが室町時代以降は庶民のものも多くなっています。とはいっても、庶民の記録がないのは、あまりに自然のことであったからと考えられており、庶民の間で男色がタブー視されていたわけではありません。以上のことを踏まえると、当時の日本人にとって「男色」が、どれだけ当たり前のものであったか容易(たやす)く想

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                          • 祖母が亡くなり悲しむ紫の君【源氏76 第五帖 若紫19】父宮は 女王を慰めるものの、祖母が亡くなって深い悲しみに沈んでいる。源氏の代わりに 惟光が宿直をする。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

                            「なぜそんなにお祖母様のことばかりをあなたはお思いになるの、 亡くなった人はしかたがないんですよ。 お父様がおればいいのだよ」 と宮は言っておいでになった。 日が暮れるとお帰りになるのを見て、 心細がって姫君が泣くと、宮もお泣きになって、 「なんでもそんなに悲しがってはしかたがない。 今日明日にでもお父様の所へ来られるようにしよう」 などと、いろいろになだめて宮はお帰りになった。 母も祖母も失った女の将来の心細さなどを女王は思うのでなく、 ただ小さい時から片時の間も離れず付き添っていた祖母が 死んだと思うことだけが非常に悲しいのである。 子供ながらも悲しみが胸をふさいでいる気がして 遊び相手はいても遊ぼうとしなかった。 それでも昼間は何かと紛れているのであったが、 夕方ごろからめいりこんでしまう。 こんなことで小さいおからだがどうなるかと思って、 乳母も毎日泣いていた。 その日源氏の所から

                              祖母が亡くなり悲しむ紫の君【源氏76 第五帖 若紫19】父宮は 女王を慰めるものの、祖母が亡くなって深い悲しみに沈んでいる。源氏の代わりに 惟光が宿直をする。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
                            • 古典がすきだった話 - カモメノート

                              日記を書こうと決めた時に、頭に浮かんだ言葉が二つある。 一つ目は、徒然草の冒頭。 つれづれなるままに、ひぐらし、硯にむかひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。 二つ目は、土佐日記の冒頭だ。 男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり。 高校生のとき、古典が好きだった。 とは言っても、初めは言葉の意味が分からなくて大嫌いだった。数学と並んで嫌いな科目だった。意味が分からないとつまらなくて、先生のことも嫌いだった。 勿論、初めての中間テストは無様な点数だった。ろくに勉強もしなかったのだから、当たり前だ。お母さんに叱られたことを覚えている。 だから、流石に期末テストにむけて勉強した。嫌々ではあったが、無理矢理頭に助動詞の活用を詰め込んでいるうちに、意味が分かるようになってきた。分からないところがあれば、嫌いな先生のところに行って、

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                              • 街で少し時間が空いた時には、私は最寄りの書店の新書コーナーに向かう。

                                街で少し時間が空いた時には、私は最寄りの書店の新書コーナーにしばしば向かう。 何冊かぱらぱらとめくって、最低一冊は買ってしまう。つい、その新書のテーマに触れてみたいと思ってしまうからだ。 ところで新書とはなんだろう? 人によって定義はさまざまだろうが、私にとっての新書は「新しい世界への水先案内人」だ。 書店にずらりと並んでいる新書たちは、それぞれ、その新書が書くテーマに通じる入口になっていて、そのテーマは多岐にわたる。 たとえば私が最近読んでみた新書に、『平安貴族とは何か』という本がある。 平安貴族とは何か 三つの日記で読む実像 (NHK出版新書 707) 世間では平安時代などまったく人気がなく、歴史学界でも長く平安時代は悪い時代であるとの評判がもっぱらでした。しかも、まれに平安時代の愛好者がいても、ほとんどは『源氏物語』や『大鏡』や『今昔物語集』などの文学作品からイメージする平安貴族像を

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                                • 海外「日本人は正しかった」 日本人が漢字を捨てなかった理由が一発で分かる画像が話題に

                                  中国古代の黄河文明で生まれた表記文字である漢字。 その基となったのは、占いの結果をカメの甲羅、 あるいはウシの肩甲骨などの上に刻みつけて記録した甲骨文字で、 殷の末期から周の初期に使われていたと考えられています。 現在日本では2136字が常用漢字となっており、 その内「畑」「働」「塀」「峠」「枠」「込」「匂」「栃」「腺」、 上記9つの漢字が日本で作られた「国字」となります。 さて今回の翻訳元では、全文ひらがなで書かれた、 「かぐや姫」の冒頭が紹介されています。 本来漢字は日本語を学ぶ外国人を最も悩ませる物ですが、 多くの外国人がこのひらがなオンリーの文章を見て、 漢字がいかに重要なのかを痛感したようでした。 寄せられていた反応をまとめましたので、ごらんください。 「日本語は本当に特殊だ」 日本語に3種類の文字がある理由に外国人から驚きの声 翻訳元(シェアページからも) ■ ひらがなだけの文

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                                  • 瀬戸内寂聴、新型コロナ対策は「誰にも逢わないことが第一」 思い出すスペイン風邪の記憶 | AERA dot. (アエラドット)

                                    瀬戸内寂聴(せとうち・じゃくちょう)/1922年、徳島市生まれ。73年、平泉・中尊寺で得度。『場所』で野間文芸賞。著書多数。『源氏物語』を現代語訳。2006年文化勲章。17年度朝日賞。 横尾忠則(よこお・ただのり)/1936年、兵庫県西脇市生まれ。ニューヨーク近代美術館をはじめ国内外の美術館で個展開催。小説『ぶるうらんど』で泉鏡花文学賞。2011年度朝日賞。15年世界文化賞。(写真=横尾忠則さん提供) 半世紀ほど前に出会った97歳と83歳。人生の妙味を知る老親友の瀬戸内寂聴さんと横尾忠則さんが、往復書簡でとっておきのナイショ話を披露しあう。 【横尾忠則さんの写真はこちら】 * * * ■横尾忠則「機銃掃射 悪夢の一瞬、僕の絵の原点に」 セトウチさん 僕は最近、戦時中のことを回想してそんな絵を何点か描いています。僕の作品の底流にある死のイメージはどうも戦中の恐怖が源流になっているように思いま

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                                    • 植村恒一郎氏との拙著をめぐるやり取りの思い出 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

                                      ミュシャが二流の画家なのか、などという芸術的センスを問われるような議論に参加する気は毛頭ありませんが、そこで「これが真理じゃ、お前ら頭が高い、さあ、こうべをたれよ! 」と水戸黄門の葵の紋を提示されている植村恒一郎さんという名前には、もう今から14年も前になりますが、前の拙著『新しい労働社会』をめぐって何回かのやり取りがあったことを思い出しました。 1回目のやりとりは表層だけなので省略して、植村さんの「charisの美学日誌」2回目と3回目のエントリから。 https://charis.hatenadiary.com/entries/2009/08/05 [読書] 濱口桂一郎『新しい労働社会』(岩波新書 '09.7.22刊) (その2) (写真は、「リベラルアーツ7学科」を表す図。大学教育は、「真理は人を自由にする」という根本理念に基づいていた。それは、古代・中世以来の「自由人のための諸技術

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                                      • 橋本治とは何だったのか? 高橋源一郎×安藤礼二 特別対談

                                        橋本治とは何だったのか? 高橋源一郎×安藤礼二 特別対談 2019.07.16 Updated by Osamu Hashimoto on July 16, 2019, 11:04 am JST 新しい批評スタイルへの衝撃 安藤 橋本治さんって色々な意味で本当に「大きい」人でした。どういうところから始めたらいいのかちょっと見当もつかないくらいの……。 高橋 うん、橋本さんについて語るのにぼくらよりもっと適した人がいるとは思うんだけど、そんなこというと、誰がいちばん適しているのかってことになってしまうので(笑)。だから、この対談は「ぼくらの橋本治」ってことでいいのではないでしょうか。 安藤 そうですね。 高橋 ぼくは橋本さんの駒場祭のポスターを知っていました。というか、ぼくらの同世代にはたくさんいたと思います。名前は知らなかったけど。だから橋本さんが作家デビューして出てきた時、「ああ、あの人

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                                        • 野宮神社  源氏物語の宮 闇のむこうに - こうへいブログ  京都案内 そして スラスラと流れるような文章が書けるようになりたくて

                                          斎宮が心身ともに聖女となる場所 天武天皇の時代以降、華やかな宮廷に生まれ育った内親王・女王の中から、伊勢神宮に仕える聖女として斎宮はえらばれました。 国家の祭祀を担当する重責を負いながら、年若く、身清くして単身で伊勢におもむき、天皇の御手代(代理)として、斎宮は神祇(天の神と地の神)に奉仕したのです。 後醍醐天皇のときまでその奉仕は続けられ、2歳から30歳迄までの、74人の方々が選ばれています。 天武天皇の皇女である大来皇女(おおくのひめみこ)が14年とかなり長いほうで、平均では6・7年の期間でした。 斎宮の解任は現天皇の譲位・崩御、あるいは病の場合など厳格に決められていて、本人の意思でやめるということは有り得なかったんですね。 そして、斎宮となった内親王・女王は、えらばれた瞬間からその生活は一変してしまうことになるのです。 まず、人間としてのすべての生活から隔離されるため、住居の四面・門

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                                          • 週刊Railsウォッチ(20210420後編)ShopifyのJITコンパイラYJIT、PicoRuby、DynamoDBの3つの制約ほか|TechRacho by BPS株式会社

                                            週刊Railsウォッチについて 各記事冒頭には🔗でパーマリンクを置いてあります: 社内やTwitterでの議論などにどうぞ 「つっつきボイス」はRailsウォッチ公開前ドラフトを(鍋のように)社内有志でつっついたときの会話の再構成です👄 お気づきの点がありましたら@hachi8833までメンションをいただければ確認・対応いたします🙇 TechRachoではRubyやRailsなどの最新情報記事を平日に公開しています。TechRacho記事をいち早くお読みになりたい方はTwitterにて@techrachoのフォローをお願いします。また、タグやカテゴリごとにRSSフィードを購読することもできます(例:週刊Railsウォッチタグ) 🔗Ruby 🔗 YJIT: もうひとつのJITコンパイラ(Ruby Weeklyより) 元記事: YJIT: Building a New JIT Com

                                              週刊Railsウォッチ(20210420後編)ShopifyのJITコンパイラYJIT、PicoRuby、DynamoDBの3つの制約ほか|TechRacho by BPS株式会社
                                            • 8月22日は、六地蔵巡り、はいチーズ!の日、チンチン電車の日、金シャチの日、ヤバイ夫婦の日、パニーニの日、みんなのあんバターの日、藤村忌、天の元后聖マリアの記念日、等の日&話題 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)

                                              おこしやす♪~ 8月22日は何の日? その時そして今日何してた? 2023年(令和5年) 8月22日は、六地蔵巡り、はいチーズ!の日、チンチン電車の日、金シャチの日、ヤバイ夫婦の日、パニーニの日、みんなのあんバターの日、藤村忌、天の元后聖マリアの記念日、等の日です。 ■六地蔵巡り((諸事情要確認)) 保元年間(1156~59)に始まったといわれる地蔵めぐりは、家内安全や無病息災、家運繁栄などを祈願する伝統行事です。 京都の六ヵ所の旧街道口に安置された六体の地蔵菩薩を巡って参拝し、各寺で授けられた「お幡」と呼ばれるお守りを束ねて護符とし、家の入り口に吊せば疫病退散、福徳招来などのご利益があるといわれています。 日程 2023年8月22日(火)・23日(水) 薬師窯 錦彩 ふ<福 六地蔵(大) 薬師窯(yakushigama) Amazon ※京の六地蔵めぐり 六地蔵めぐりは毎年8月22日・2

                                                8月22日は、六地蔵巡り、はいチーズ!の日、チンチン電車の日、金シャチの日、ヤバイ夫婦の日、パニーニの日、みんなのあんバターの日、藤村忌、天の元后聖マリアの記念日、等の日&話題 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)
                                              • トイレでおしりが寒いから解決策を考えてみた。 - 俺があいつを見返す日。

                                                ポエム『寒い夜だから』 寒い。寒すぎる。 寒すぎてTRFになる。 ならない。それはSAM。 似て非なるもの。何か他のもの。 サムシングエルス。 寒。寝具得るっす。 うまい。座布団1枚。 うまくても関係ない。寒い。 寒すぎて死ぬる。 寒すぎて死ぬる自信があぬる。 アヌル。 アヌルッダ。 ブッダの弟子っぺえ名前。 そういう話じゃない。 寒い。寒すぎる。 この詩がいちばん寒い。 わいだんです。 挨拶もそこそこにおしりが寒い。 こんなに寒いのに、何でおしり出して排便しなきゃならないんだ。全くもってクレイジー。令和2年になってもこのまま行くつもりか。 きっと基本的な排便スタイルは平安時代あたりから何も変わっていない。紫式部も清少納言もおしりを出していたはず。源氏物語の『もののあはれ』も、枕草子の『をかし』も、ケツ丸出しの厠で誕生したというのがわたしの説。 つーか変えて。いい加減に誰か変えてよこの排便

                                                  トイレでおしりが寒いから解決策を考えてみた。 - 俺があいつを見返す日。
                                                • 【荻原規子】もうひとつの空の飛び方 - 文学系心理士の感想部屋

                                                  大好きな荻原規子先生のエッセイ! 荻原先生が子どもの頃に読んだ本やファンタジーについて書かれているよ! もうひとつの空の飛び方 『枕草子』から『ナルニア国』まで (角川文庫) 作者:荻原 規子 KADOKAWA Amazon ↓こちらのエッセイも気になる!↓ グリフィンとお茶を ~ファンタジーに見る動物たち~ 作者:荻原 規子 徳間書店 Amazon 荻原規子先生の作品は、源氏物語の現代訳2冊以外は全部読んでしまった。 どの作品もとてもおもしろい。主人公のひたむきさと既存の慣習を乗り越えてしまう柔軟さが読んでいて勇気をもらえる。 荻原先生自身が自分の著作は長いと言っている。 確かに長い!分厚い! でもそれが気にならなくなるくらいずっと読んでいられる。その世界に入り込めてしまう。 描写が丁寧でたった数行だけで何日も描いてしまえるのが指輪物語と似ていると思う。 ファンタジーからSF、神話まで色

                                                    【荻原規子】もうひとつの空の飛び方 - 文学系心理士の感想部屋
                                                  • 古典・中古典を読んだ年表 - jun-jun1965の日記

                                                    1987年に大学院に入った当時、自分があまりに本を読んでいないという強迫観念から頭がおかしくなって狂ったように読んだことは書いたことがあるが、改めて古典的作品とか有名作品をいつ読んだか調べてみた。題名は一般的なものとし、英語で読んだものも日本語で記した。初期には作家をまとめて読んでいたので作家名になっている。 1975(12歳) 老人と海、南総里見八犬伝始まり、山椒太夫・高瀬舟、水滸伝(抄)坊っちゃん、平将門(海音寺) 1976(13歳) 花神,藤十郎の恋・忠直興行状記 1978(15歳) 万延元年のフットボール、人形の家、羅生門、小僧の神様・城の崎にて、蒲団、破戒、太宰治、白痴(ドスト) 1979(16歳)二葉亭四迷、野間宏、金色夜叉、島崎藤村、ラーマーヤナ(抄)、雪国、眠れる美女、ブッダのことば、北回帰線、赤毛のアン、 1980(17歳)伊豆の踊子、掌の小説、十二夜、シェイクスピア、オ

                                                      古典・中古典を読んだ年表 - jun-jun1965の日記
                                                    • 【源氏物語626 第20帖 朝顔8】朝顔の姫君に袖にされた源氏。「あまりに哀れに自分が見えすぎますから」と深い歎息《たんそく》をしながら源氏は帰った。女房の宣旨は源氏に同情をした。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

                                                      なべて世の 哀ればかりを 問ふからに 誓ひしことを 神やいさめん と斎院のお歌が伝えられる。 「そんなことをおとがめになるのですか。 その時代の罪は皆 科戸《しなど》の風に追 ってもらったはずです」 源氏の愛嬌《あいきょう》はこぼれるようであった。 「この御禊《みそぎ》を神は (恋せじとみたらし川にせし 御禊《みそぎ》神は受けずもなりにけるかな) お受けになりませんそうですね」 宣旨は軽く戯談《じょうだん》にしては言っているが、 心の中では非常に気の毒だと源氏に同情していた。 羞恥《しゅうち》深い女王は 次第に奥へ身を引いておしまいになって、 もう宣旨にも言葉をお与えにならない。 「あまりに哀れに自分が見えすぎますから」 と深い歎息《たんそく》をしながら源氏は立ち上がった。 「年が行ってしまうと恥ずかしい目にあうものです。 こんな恋の憔悴《しょうすい》者に せめて話を聞いてやろうという寛大

                                                        【源氏物語626 第20帖 朝顔8】朝顔の姫君に袖にされた源氏。「あまりに哀れに自分が見えすぎますから」と深い歎息《たんそく》をしながら源氏は帰った。女房の宣旨は源氏に同情をした。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
                                                      • 禁断の狂おしい恋の虜【源氏物語69 第六帖 若紫12】逢瀬を重ね 藤壺の宮は懐妊。夢占いで夢を現実にまざまざ続き恐怖を覚える。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

                                                        源氏の恋の万分の一も告げる時間のあるわけはない。 永久の夜が欲しいほどであるのに、 逢わない時よりも恨めしい別れの時が至った。 見てもまた 逢ふ夜 稀《まれ》なる夢の中《うち》に やがてまぎるるわが身ともがな 涙にむせ返って言う源氏の様子を見ると、 さすがに宮も悲しくて、 世語りに 人やつたへん 類《たぐ》ひなく 憂《う》き身をさめぬ 夢になしても (※ 音読に際し、「つたえん」と読まねばならぬところを 「つたへん」と読んでいました。お詫びします🙇‍♀️) とお言いになった。 宮が煩悶《はんもん》しておいでになるのも道理なことで、 恋にくらんだ源氏の目にももったいなく思われた。 源氏の上着などは王命婦がかき集めて寝室の外へ持ってきた。 源氏は二条の院へ帰って泣き寝に一日を暮らした。 手紙を出しても、例のとおり御覧にならぬという 王命婦の返事以外には得られないのが非常に恨めしくて、 源氏は

                                                          禁断の狂おしい恋の虜【源氏物語69 第六帖 若紫12】逢瀬を重ね 藤壺の宮は懐妊。夢占いで夢を現実にまざまざ続き恐怖を覚える。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
                                                        • [哲学] E.ブレイク『最小の結婚』 論点メモ - charisの美学日誌

                                                          (本書は、アマゾンにもレヴューを書きましたが、以下は、読書会用に作った論点メモです) E.ブレイク『最小の結婚』論点メモ                 植村恒一郎 [以下、頁数は本書ページ、Bは著者エリザベス・ブレイクの略] 第Ⅰ部(1~4章) 結婚を脱道徳化する議論 Ⅰ「序」結婚と哲学 (p13~42) 1.各章の内容要約 2.結婚の歴史的多様性 一夫一妻制は、歴史貫通的な普遍性のあるものではなく、結婚はずっと多様な形態をもっていた。現代の我々の結婚観は、18世紀ヨーロッパの「愛情革命」の結果生まれたごく新しいもの。(我々は気づいていないが、『新エロイーズ』『高慢と偏見』などは革命的な斬新さを持っていた。『源氏物語』をみても、多夫多妻制だし、そもそも恋愛と結婚が別物なのかどうかも疑わしい。『源氏物語』に結婚式は一度も出てこない[植村]) 3.主要な哲学者の結婚論 プラトン、アウグスティ

                                                            [哲学] E.ブレイク『最小の結婚』 論点メモ - charisの美学日誌
                                                          • 2024春ドラマ・今期ドラマ視聴率ランキング!【最新】

                                                            【春ドラマ・今期ドラマ一覧まとめ】 2024年春スタートのドラマを一覧にまとめました。キャスト、放送時間、放送局、脚本、主題歌なども紹介しています。 【春ドラマ・今期ドラマまとめ】月 フジテレビ系 21:00 「366日」 広瀬アリス、眞栄田郷敦 テレビ局:フジテレビ 放送年:2024年 脚本:清水友佳子 原作:なし 主題歌:HY「366日(Official Duet ver.)」 公式サイト 公式X 音楽教室の事務受付をしている28歳の雪平明日香(ゆきひら・あすか/広瀬アリス)は、通っていた高校が廃校になるということで、高校時代の同級生らと同窓会に行くことに。通っていた校舎を訪れ、かつての同級生達と久しぶりの話でにぎわう中、高校時代に好きだったクラスメイトの水野遥斗(みずの・はると)と再会します。高校時代、遥斗にひそかに思いを寄せていた明日香は卒業式の日に思いを伝えることを決心するも、お

                                                              2024春ドラマ・今期ドラマ視聴率ランキング!【最新】
                                                            • 【源氏物語188 第九帖 葵61完】左大臣の北の方の宮様が源氏に、素晴らしい衣装を贈る。源氏は下襲をすぐにそれに替える。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

                                                              宮様の挨拶を女房が取り次いで来た。 「今日だけはどうしても昔を忘れていなければならないと 辛抱しているのですが、 御訪問くださいましたことでかえって その努力がむだになってしまいました」 それから、また、 「昔からこちらで作らせますお召し物も、 あれからのちは 涙で私の視力も曖昧なんですから 不出来にばかりなりましたが、 今日だけはこんなものでもお着かえくださいませ」 と言って、掛けてある物のほかに、 非常に凝った美しい衣裳一|揃《そろ》いが贈られた。 当然今日の着料になる物としてお作らせになった下襲は、 色も織り方も普通の品ではなかった。 着ねば力をお落としになるであろうと思って 源氏はすぐに下襲をそれに変えた。 もし自分が来なかったら失望あそばしたであろうと思うと 心苦しくてならないものがあった。 お返辞の挨拶は、 「春の参りましたしるしに、 当然参るべき私がお目にかかりに出たのですが

                                                                【源氏物語188 第九帖 葵61完】左大臣の北の方の宮様が源氏に、素晴らしい衣装を贈る。源氏は下襲をすぐにそれに替える。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
                                                              • 【源氏物語567 第17帖 絵合20】院のお歌に返事を差し上げないのは恐れ多い。斎宮女御は儀式の簪の端を折ってそれに書いた。院は身に沁んでご覧になった。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

                                                                大極殿の御輿《みこし》の寄せてある神々しい所に御歌があった。 身こそかく しめの外《ほか》なれ そのかみの 心のうちを 忘れしもせず と言うのである。 返事を差し上げないこともおそれおおいことであると思われて、 斎宮の女御は苦しく思いながら、 昔のその日の儀式に用いられた簪《かんざし》の端を少し折って、 それに書いた。 しめのうちは 昔にあらぬ ここちして 神代のことも今ぞ恋しき 藍《あい》色の唐紙に包んでお上げしたのであった。 院はこれを限りもなく身に沁《し》んで御覧になった。 このことで御位《みくらい》も取り返したく思召した。 源氏をも恨めしく思召されたに違いない。 かつて源氏に不合理な厳罰をお加えになった報いを お受けになったのかもしれない。 院のお絵は太后の手を経て 弘徽殿《こきでん》の女御《にょご》のほうへも 多く来ているはずである。 尚侍《ないしのかみ》も絵の趣味を多く持ってい

                                                                  【源氏物語567 第17帖 絵合20】院のお歌に返事を差し上げないのは恐れ多い。斎宮女御は儀式の簪の端を折ってそれに書いた。院は身に沁んでご覧になった。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
                                                                • 地獄に落ちた紫式部を救え!鎌倉時代にも「表現の自由」を守るために戦った人がいた | 和樂web 美の国ニッポンをもっと知る!

                                                                  「嘘をついたら地獄に落ちて、閻魔様に舌を引っこ抜かれるよ!」 幼い頃にそんな話を聞かされませんでしたか? 私もこの話が凄く怖くて、嘘は一生つかないぞと誓ったものです。え? その誓いが今も守られているかって? それはまあ置いといてですね。 「嘘」というのは、どこまでを指すのでしょうか。人を傷つけたり、財産を騙し取ったりするような嘘はもちろん犯罪ですし、罪から逃れるためにつく嘘も罪になります。 では人を傷つけないため、守るためについた嘘はどうでしょう? さらに、人を楽しませるためについた嘘は? 人を楽しませるためにつく嘘。現代ではそれは「小説」「マンガ」「アニメ」「映画」「ドラマ」「バラエティ」などの様々な創作作品やエンターテイメントとして存在し、表現の自由の元に、誰でも自由に作って発表できます。 けれど、昔の日本ではそんな「物語」すらも「罪深い嘘」と扱われ、楽しむことを批判された時代がありま

                                                                    地獄に落ちた紫式部を救え!鎌倉時代にも「表現の自由」を守るために戦った人がいた | 和樂web 美の国ニッポンをもっと知る!
                                                                  • 【源氏物語518 第15帖 蓬生18】叔母の大弐の夫人が尋ねてきた。屋敷はさらにひどい荒れよう出会った。応接には侍従が対応した。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

                                                                    そんなころであるが大弐の夫人が突然訪ねて来た。 平生はそれほど親密にはしていないのであるが、 つれて行きたい心から、 作った女王の衣裳《いしょう》なども持って、 よい車に乗って来た得意な顔の夫人が にわかに常陸の宮邸へ現われたのである。 門をあけさせている時から目にはいってくるものは 荒廃そのもののような寂しい庭であった。 門の扉も安定がなくなっていて倒れたのを、 供の者が立て直したりする騒ぎである。 この草の中にもどこかに三つだけの道は ついているはずであると皆が捜した。 そしてやっと建物の南向きの縁の所へ車を着けた。 きまりの悪い迷惑なことと思いながら女王は 侍従を応接に出した。 煤《すす》けた几帳《きちょう》を押し出しながら 侍従は客と対したのである。 容貌《ようぼう》は以前に比べてよほど衰えていた。 しかしやつれながらもきれいで、 女王の顔に代えたい気がする。 🍂🎼孤影byハシ

                                                                      【源氏物語518 第15帖 蓬生18】叔母の大弐の夫人が尋ねてきた。屋敷はさらにひどい荒れよう出会った。応接には侍従が対応した。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
                                                                    • 高畑勲「かぐや姫の物語」 - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

                                                                      遅まきながら、高畑勲監督の「かぐや姫の物語」を観た。公開された頃に、サバイバーの友人から「あれはDVとか性暴力の話だ」と聞いていたのだけれど、全くその通りだった。 物語は原作の「かぐや姫」をトレースしている。竹から生まれた姫は、おじいさんとおばあさんに愛されて、野山を駆け回る元気な少女としてすくすくと育っていく。近くの子どもたちと遊び、少年・捨丸に惹かれていく。ところが、おじいさんは「この子を高貴な姫に育てなければならない」という使命感に駆られて、姫を連れて都に引っ越し、教育を受けさせる。姫は野山を恋しがり、おばあさんと庭で草花や虫を育てて心を慰める。ところが、美しい姫の評判は都でも噂になり、求婚者が殺到するようになった。彼女は自分が、ひとりの人間ではなく、珍しい宝物のように陳列され、獲得の競争の賞品になっていることに気づき、ひどく傷つく。意趣返しとして、求婚者たちに無理難題を突きつけると

                                                                        高畑勲「かぐや姫の物語」 - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
                                                                      • 【源氏物語627 第20帖 朝顔9】源氏は朝顔に手紙をつけて朝顔の姫君に贈る。姫君からは、「秋にふさわしい花をお送りくださったことで ももの哀れな気持ちになっています」と言った返事があった。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

                                                                        不満足な気持ちで帰って行った源氏は ましてその夜が眠れなかった。 早く格子を上げさせて源氏は庭の朝霧をながめていた。 枯れた花の中に朝顔が 左右の草にまつわりながらあるかないかに咲いて、 しかも香さえも放つ花を折らせた源氏は、 前斎院へそれを贈るのであった。 あまりに他人らしくお扱いになりましたから、 きまりも悪くなって帰りましたが、 哀れな私の後ろ姿を どうお笑いになったことかと口惜しい気もしますが、 しかし、 見し折りの つゆ忘られぬ  朝顔の 花の盛りは 過ぎやしぬらん どんなに長い年月の間あなたを お思いしているかということだけは 知っていてくださるはずだと思いまして、 私は歎《なげ》きながらも希望を持っております。 という手紙を源氏は書いたのである。 真正面から恋ばかりを言われているのでもない中年の源氏の おとなしい手紙に対して、 返事をせぬことも感情の乏しい女と思われることであ

                                                                          【源氏物語627 第20帖 朝顔9】源氏は朝顔に手紙をつけて朝顔の姫君に贈る。姫君からは、「秋にふさわしい花をお送りくださったことで ももの哀れな気持ちになっています」と言った返事があった。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
                                                                        • 考察『光る君へ』4話 五節の舞姫を務めるまひろ(吉高由里子)は気づいてしまった…花山天皇(本郷奏多)即位式に歴史ファンはハラハラ | アートとカルチャー | クロワッサン オンライン

                                                                          謎の男・直秀(毎熊克哉)は散楽のメンバー、そして都を騒がす盗賊だった。第2話、第3話の「弟よ~!」も相手が右大臣家の道長(柄本佑)だとわかった上で仕掛けていたのだね……。 直秀は、アキの女御を演じている間、まひろ(吉高由里子)と道長の視線を誘導し、彼らがお互いに気づきやすいようにしている。ふたりの仲が深まっても幸せな未来は待っていないだろうから、道長とまひろを近づけたくはない。が、会えずに落胆する彼女の顔を見るのは忍びない。そういった思いからの「娘の心を弄ぶのはよせ」か……。 屋根の上から見下ろす直秀の心は痛むし、尻も痛む。 「大胆なことをやっておるなあ!」と大人の余裕で、道長からまひろをかっさらっていく宣孝(佐々木蔵之介)。 笑顔なのに笑ってない目をまっすぐ道長に向け「世話になったな」。身をやつしているとはいえ、官位は遥かに上のはずの道長がキョどる迫力である。まひろに市女笠を被せて貴族の

                                                                            考察『光る君へ』4話 五節の舞姫を務めるまひろ(吉高由里子)は気づいてしまった…花山天皇(本郷奏多)即位式に歴史ファンはハラハラ | アートとカルチャー | クロワッサン オンライン
                                                                          • 現代人の漫画リテラシーが落ちている?漫画家・崗田屋愉一さんと、わかりやすさ第一主義の弊害を考える | 和樂web 美の国ニッポンをもっと知る!

                                                                            和樂web編集長セバスチャン高木が、日本文化の楽しみをシェアするためのヒントを探るべく、さまざまな分野のイノベーターのもとを訪ねる対談企画。第6回は、漫画家の崗田屋 愉一(おかだや ゆいち)さんです。 ゲスト:崗田屋 愉一(おかだや ゆいち) 2007年『タンゴの男』(宙出版)でデビュー。2011年、国芳一門を題材にした『ひらひら国芳一門浮世譚』(太田出版)を発表、文化庁メディア芸術祭推薦作品に選出。2016年『口入屋兇次』(集英社)日本漫画家協会大賞最終選考ノミネート。2018年、若き歌川国芳を描いた『大江戸国芳よしづくし』(日本文芸社)が再び文化庁メディア芸術祭推薦作品に選出。現在『MUJIN-無尽-』(少年画報社)『雲霧仁左衛門』(リイド社)『堤鯛之進包丁録』(幻冬舎)を連載中。 時代劇はファンタジーだ! 高現在連載中の『MUJIN-無尽-』ものすごくおもしろいですね。メジャーな新撰

                                                                              現代人の漫画リテラシーが落ちている?漫画家・崗田屋愉一さんと、わかりやすさ第一主義の弊害を考える | 和樂web 美の国ニッポンをもっと知る!
                                                                            • おにいさまへ…第33話「飛翔」すごく良い百合アニメ - 玖足手帖-アニメブログ-

                                                                              http://gyao.yahoo.co.jp/p/00923/v00038/(配信中) ソロリティ廃止運動がひと段落して、残り7話。 女子高レズビアンアニメとしての路線が復帰したのである。 こ、これは百合とかレズとかそんな次元を超えて、美しい「恋愛」を描いたアニメと言えるのではないでしょうか? この感想文には激烈なネタバレを含みます。 ただ、今回、サン・ジュストこと朝霞れいと、主人公御苑生奈々子のデートが描かれて、彼女たちが恋をしてるんだな、ということが本当に何度も、手を変え品を変え描かれている。ああ、これが恋なんだなあ、と、私のような百合男子は感嘆いたし候。 恋とは、互いの中に自らの半身を見出すことなんだよなあ。 古代の最初の人間は、頭が二つに手足が四本づつあって、今の人間二人が背中合わせにくっついたような形で、丸いからだをしていました。男と男がくっついたもの、女と女、そして男と女の組

                                                                                おにいさまへ…第33話「飛翔」すごく良い百合アニメ - 玖足手帖-アニメブログ-
                                                                              • 🎊北川千紗様🎊 第89回日本音楽コンクール ヴァイオリン部門🎻一位🙌💖 貴女は小さき頃から輝いていました🌟 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

                                                                                北川千紗様🌸貴女が小さき頃の「ブルッフのバイオリン協奏曲🎻」 輝かしき演奏は今でも印象に残っています🌟おめでとうございます🎉 励みになりますゆえポチッよろしくです🎻 少納言👩、若き時、お恥ずかしながら勉強や努力からのらりくらりと逃げていたゆえ、 大したことも身についておりませぬ💧 我が子には、同じ轍を踏まないように自信が持てる何かをと考えておりました。 ふと、竜姫🐲👸にヴァイオリンを習わせようと思いましたの。 自分の事は棚に上げる愚かな母の典型でございますが、 ✨身に付けたものは誰も奪えない、学ぶべし✨ という、先祖代々の教えに従うことにいたしました🌿 竜姫🐲👸は小さき頃から剛の者で、少納言👩は手を焼いておりました😅 本人が自信を持って生きるためには、何か身につけさせなければいけないと考え、 ヴァイオリンを選びました🎻 弦楽器は音を出すのも一苦労ですし、毎日毎

                                                                                  🎊北川千紗様🎊 第89回日本音楽コンクール ヴァイオリン部門🎻一位🙌💖 貴女は小さき頃から輝いていました🌟 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
                                                                                • 源氏の朝寝を怪しむ頭中将【源氏89 第六帖 末摘花9】頭中将は 御所で楽と舞の役の人選で忙しい。源氏は、姫に夕方手紙を出すことができたが、訪ねなかった。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

                                                                                  二条の院へ帰って、源氏は又寝《またね》をしながら、 何事も空想したようにはいかないものであると思って、 ただ身分が並み並みの人でないために、 一度きりの関係で退《の》いてしまうような態度の取れない点を 煩悶《はんもん》するのだった。 そんな所へ頭中将《とうのちゅうじょう》が訪問してきた。 「たいへんな朝寝なんですね。なんだかわけがありそうだ」 と言われて源氏は起き上がった。 「気楽な独《ひと》り寝なものですから、 いい気になって寝坊をしてしまいましたよ。御所からですか?」 「そうです。まだ家《うち》へ帰っていないのですよ。 朱雀《すざく》院の行幸の日の楽の役と舞《まい》の役の人選が 今日あるのだそうですから、 大臣にも相談しようと思って退出したのです。 そしてまたすぐに御所へ帰ります」 頭中将は忙しそうである。 「じゃあいっしょに行きましょう」 こう言って、 源氏は粥《かゆ》や強飯《こわめ

                                                                                    源氏の朝寝を怪しむ頭中将【源氏89 第六帖 末摘花9】頭中将は 御所で楽と舞の役の人選で忙しい。源氏は、姫に夕方手紙を出すことができたが、訪ねなかった。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸