長時間のマスク着用で、耳の後ろが痛くなる悩みを解決しようと、首の後ろにあててマスクを固定する「マスクフック」を福島県伊達市の農林業振興公社が開発しました。材料には、農作物を荒らすため駆除されたイノシシの革が使われ、地元では一石二鳥の効果が期待されています。 開発された「マスクフック」は幅2センチ、長さが12センチから17センチの細長い革製で、両端にボタンが縫い付けられています。 マスクフックを首の後ろにあて、ボタンにマスクのひもをかけて固定し使用します。 伊達市農林業振興公社の女性職員が長時間のマスク着用で耳の後ろがひもで圧迫され痛くなる悩みと、有害鳥獣として駆除されたイノシシの革の有効利用を考えて、先月、商品化されました。 2日は2人の社員がミシンや針を使い、赤や黄、緑などの6種類の色の「マスクフック」を次々に作り上げていました。 伊達市では、震災と原発事故のあとイノシシが増加して農作物