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  • もう「次の技術」は来ないのでは?

    プログラマーをしている この業界では変化が早いからと「次の技術」を血眼で探している人たちを見つけることができる もちろんそういうのが単に好きというのもあるだろうが この何十年かで「インターネット(Webサイト)」とか「スマートフォン(アプリ)」とか「SNS」とか「クラウド」とか「ECサイト」とか「ガチャ」とか 粒度はおいといて、技術だったりサービスだったり仕組みだったりが大きく勢力図を塗り替えたことがあった 俺の周りだとスマホの影響が大きい だから皆が「Nextスマホ」を探している 今の仕事がいつまで続くかわからないし、先行者利益があると信じているんだ もう少し細かい粒度で「次に流行る言語」や「技術」を探している人もいる ただ、彼らにはこれまで来ると言われて来なかったものの量を振り返って欲しいと思う P2P、スマートウォッチ、オムニチャネル、スマートスピーカー RFID、電子カルテ AR、

      もう「次の技術」は来ないのでは?
    • 「C2」が合成された話 : 有機化学美術館・分館

      5月13 「C2」が合成された話 カテゴリ:有機化学構造 有機化学は、いうまでもなく炭素原子を中心とした化学の分野です。炭素は極めて奥深い可能性を持ちますが、やはり一つの元素を世界の化学者がよってたかって200年も研究しているわけですから、炭素だけから成る全く新しい化学種が出てくることは、今やそうそうありません。1985年に登場したフラーレンはその数少ない例の一つであり、だからこそ科学者は驚きと興奮を持ってこれを迎えたわけです。 しかし最近になり、「C2」という化学種がフラスコ内で作れることが報告されました(論文。オープンアクセスです)。東京大学の宮本和範准教授、内山真伸教授らの研究グループによる成果です。今回はこの何がすごいのか、ちょっと書いてみます。 水素や窒素、酸素といった元素は、それぞれH2、N2、O2といった二原子分子を作り、これらはいずれも安定に存在します。しかし炭素の二原子分

        「C2」が合成された話 : 有機化学美術館・分館
      • 太陽光だけで海水を真水にする装置が開発される、副産物として塩も生成可能

        「水」は人間の生命活動に不可欠です。しかし、水に含まれる塩分などの成分や雑菌などの問題から、人間が飲めない水も世界には多く存在します。そんな中、太陽光だけを動力にして海水から塩分を除外して飲用可能な真水に変える「海水淡水化」を行う装置が開発されました。 Spatially isolating salt crystallisation from water evaporation for continuous solar steam generation and salt harvesting - Energy & Environmental Science (RSC Publishing) https://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2019/EE/C9EE00692C#!divAbstract Water solutions withou

          太陽光だけで海水を真水にする装置が開発される、副産物として塩も生成可能
        • 私たちは防衛省「軍事研究」に参加しません 自然科学機構9組織、国立天文台は一時応募を検討 | 47NEWS

          国立天文台(東京都三鷹市)など九つの研究組織でつくる自然科学研究機構が、軍事応用できる基礎研究に対して防衛省が助成する「安全保障技術研究推進制度」への不参加を決めた。応募を検討した天文台執行部は、国の交付金が削られる中で新たな財源の候補に挙げていた。機構の不参加の決定は、厳しい台所事情よりも成果が軍事技術に用いられることへの研究者の抵抗感が勝った結果だが、財政難を理由に応募の検討を余儀なくされる窮状を浮き彫りにした。(共同通信=矢野雄介) ▽最先端の成果 自然科学研究機構は、国立天文台や核融合科学研究所(岐阜県土岐市)などの5機関や、生命創成探究センター(愛知県岡崎市)など4センターから構成される大学共同利用機関法人。国立天文台の「すばる望遠鏡」(米ハワイ州)や、核融合科学研究所の「大型ヘリカル装置(LHD)」といった大型設備を持ち、全国の研究者が共同で利用できる。 防衛省の制度は2015

            私たちは防衛省「軍事研究」に参加しません 自然科学機構9組織、国立天文台は一時応募を検討 | 47NEWS
          • 光の95.5%を反射する「究極の白いペンキ」が開発される

            カーボンナノチューブを使った世界で最も黒い物質やベンタブラックは、当たった光の99.9%以上を吸収し、塗布した表面の凹凸や奥行きがわからなくなるため、望遠鏡の内壁やカモフラージュの新素材として応用されています。そんなベンダブラックなどと反対に、当たった光の95%以上を反射する塗料が開発されました。 Full Daytime Sub-ambient Radiative Cooling in Commercial-like Paints with High Figure of Merit: Cell Reports Physical Science https://www.cell.com/cell-reports-physical-science/fulltext/S2666-3864(20)30236-8 This white paint could reduce the need for

              光の95.5%を反射する「究極の白いペンキ」が開発される
            • ガートナー「先進テクノロジのハイプ・サイクル:2020年」を発表。ソーシャルディスタンス技術、説明可能なAI、などが過度な期待

              ガートナー「先進テクノロジのハイプ・サイクル:2020年」を発表。ソーシャルディスタンス技術、説明可能なAI、などが過度な期待 米調査会社のガートナーは、「先進テクノロジのハイプ・サイクル:2020年」を発表しました。 ガートナーのハイプサイクルは、技術の登場から安定までを5つのステージに分けて説明したものです。5つのステージは、「黎明期」から始まり、「『過度な期待』のピーク期」「幻滅期」「啓蒙活動期」「生産性の安定期」まで。この途中で消えていく技術もあります。 2020年版では1700を超えるテクノロジを分析した上で30の先進テクノロジが提示されています。 ハイプサイクルの左からいくつか注目したいテクノロジを見ていくと、黎明期には「エッジにおける低コストのシングルボードコンピュータ」「双方向ブレイン・マシン・インターフェイス」「責任あるAI」「コンポーザブルエンタープライズ」などが並んで

                ガートナー「先進テクノロジのハイプ・サイクル:2020年」を発表。ソーシャルディスタンス技術、説明可能なAI、などが過度な期待
              • 世界一黒い触れる素材、「至高の」暗黒シートを開発、産総研など

                可視光を99.98%以上吸収しほとんど反射しない「至高の暗黒シート」を産業技術総合研究所と量子科学技術研究開発機構の研究グループが開発した。カシューナッツの殻から抽出したポリフェノール類の「カシューオイル」の樹脂を利用。同じグループが2019年に開発した「究極の」シートを超えた黒さで、耐久性も良く、触れる素材では世界一の黒さとなった。 反射の少ない黒色材料は装飾や映像、太陽エネルギー利用、光センサーなど多分野で利用され、優れた材料が切望されている。炭素でできた円筒状の物質、カーボンナノチューブでできた材料はあらゆる光を99.9%以上吸収し世界一とされてきたが、触ると壊れてしまい実用が難しかった。 研究グループは2019年に「究極の」暗黒シートを発表した。これは加速器からイオンビームを照射するなどして、カーボンブラック顔料を混ぜたシリコーンゴムに微細な円すい状の凹凸を作り、ここに光を閉じ込め

                  世界一黒い触れる素材、「至高の」暗黒シートを開発、産総研など
                • リチウム電池の3倍超…信州大が単層CNT活用でエネ貯蔵 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

                  信州大学の金子克美特別特任教授と公立諏訪東京理科大学の内海重宜教授らの研究グループは単層カーボンナノチューブ(SWCNT)を使ったエネルギー貯蔵法を開発した。SWCNTとポリウレタン系材料の複合ロープをねじってエネルギーをためる。同じ重量のリチウムイオン電池(LiB)の3倍以上のエネルギーを貯蔵できるとしている。 重量当たりのエネルギー密度と出力密度はLiBと比べて約3倍、一般的な輪ゴムをねじった際の約1000倍。またLiBに対して軽量で爆発の危険が無く、マイナス60度―プラス100度Cの広い温度範囲で能力が変わらない。 電気エネルギーへの変換も容易で、人工心臓など体内デバイスのエネルギー源としての活用も期待できる。

                    リチウム電池の3倍超…信州大が単層CNT活用でエネ貯蔵 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社
                  • 東大、熱を一方向のみに伝えるナノチューブ新素材を開発

                    東京大学の研究者らがカーボンナノチューブを用いて、ある方向に沿っては熱を伝えるが、その垂直方向にはほとんど熱を伝えない新素材を作り出すことに成功した。コンピューターなどのデバイスの冷却システムを設計・構築する方法に影響を与えそうだ。 by Emerging Technology from the arXiv2020.01.23 614 168 141 8 電気技術者にとって熱は厄介な存在だ。電子デバイスの信頼性を下げ、完全な誤作動を引き起こすことさえある。だからこそ、コンピューターの部品には放熱グリスが塗りたくられ、放熱管、ファン、さらには水冷システムまでが取り付けられているのだ。 目標は、繊細な部品から熱を集め、環境中に逃がせるようにすることだ。だが、デバイスが小さくなるほどこの課題を解決するのは難しくなる。たとえば、最新のトランジスターはナノメートル単位の大きさしかない。 コストパフォ

                      東大、熱を一方向のみに伝えるナノチューブ新素材を開発
                    • 原子をナノチューブへ一列に閉じ込めた「一次元気体」の撮影に成功! - ナゾロジー

                      タピオカやカエルの卵ではありません。 英国のノッティンガム大学(UoL)で行われた研究により、希ガスであるクリプトン原子(Kr)をカーボンナノチューブの内部に閉じ込めることで「一次元の気体」を作成し、その様子をリアルタイムで視覚的に捉えることに成功しました。 実際に撮影された映像では、クリプトン原子が狭いチューブ内である種の「交通渋滞」に巻き込まれており、数珠つなぎに配置されている様子が見て取れます。 研究者たちは「希ガス原子がチューブ内部で一次元ガスとして生成されている様子を撮影したのは今回の研究が世界初である」と述べています。 しかし、研究者たちはいったいどうやって希ガス原子をチューブに詰めたのでしょうか? そして一次元ガスを生成することに、いったいどんな意義があるのでしょうか? 今回はまず実験に使われたカーボンナノチューブとフラーレンについて解説しつつ、研究の興味深い点を紹介したいと

                        原子をナノチューブへ一列に閉じ込めた「一次元気体」の撮影に成功! - ナゾロジー
                      • 東海地方のニュース【CBC news】 | CBC web

                        ノーベル賞受賞者は?“候補と言われて30年” カーボンナノチューブ発見 名城大・飯島澄男終身教授(84)は今も自転車通勤「LEDの光を当てると音が出る」新事実も ことしもノーベル賞の発表が近づいてきました。日本人の受賞者は?と期待が高まりますが、東海地方でノー…

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                        • 勃起を監視するコンドーム型デバイス ペニスの長さと円周を測定、遠隔医療に活用

                          Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 韓国の漢陽大学校とKorea Electronics Technology Institute、Daegu-Gyeongbuk Medical Innovation Foundation(DGMIF)による研究チームが発表した「Wearable E-Textile and CNT Sensor Wireless Measurement System for Real-Time Penile Erection Monitoring」は、勃起前後のペニスの長さや太さ、曲がり具合を測定するコンドーム型ウェアラブルデバイスだ。 携帯性と利便性、快適性を備えているため、医師の手を借りずに家庭で使用で

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                          • 強力な「カーボンナノチューブの人工筋肉」が開発される - ナゾロジー

                            人工筋肉と言うと肉でできた生体部品というイメージが湧きますが、実際に現在研究されている人工筋肉はカーボンナノチューブ(以下、CNT)の糸で作られています。 1月29日に科学雑誌『Science』で発表された新しい研究は、このCNTの人工筋肉に革新的な技術を見出し、同じ重量の人間の筋肉の実に29倍の能力を得ることに成功したと報告しています。 CNT繊維による人工筋肉は、さまざまな制約がありましたが、研究はそうした問題の多くを解決させるものになるようです。

                              強力な「カーボンナノチューブの人工筋肉」が開発される - ナゾロジー
                            • 静止軌道までの宇宙エレベーターがついに実現に向けて動き出した!

                              宇宙の〝移動〞インフラ革命を巻き起こす! 東京スカイツリー®完成の2012年、建築を手がけた大林組は広報誌に〝タワーの未来構想〞を発表した。地球と宇宙をつなぐ「宇宙エレベーター」だ。基本コンセプトから全体構成図、施工ステップや荷重計算、基地や静止軌道ステーションの建造など30ページ以上にわたって書かれた詳細な構想は、想像を超える反響を世界中で巻き起こした。 「私たちもびっくりしました。インターネット上では、見たことのないような言語でコメントが書かれていたりしました」 こう語るのは、同社未来技術創造部上級主席技師の石川洋二さん。宇宙エレベーターとは、地球と宇宙の間をケーブルでつなぎ、クライマー(乗り物)で往復する交通システム。ケーブルの長さは約10万㎞。地上から宇宙に伸びたケーブルは、地球の持つ引力と地球から離れようとする遠心力によって釣り合うという。直立するのだ。 「考え方は、100年以上

                                静止軌道までの宇宙エレベーターがついに実現に向けて動き出した!
                              • MIT、カーボンナノチューブ半導体で16bit RISC-Vプロセッサを作成

                                  MIT、カーボンナノチューブ半導体で16bit RISC-Vプロセッサを作成
                                • 「やればやるほど難しい」大林組の宇宙エレベーター構想

                                  大林組が2012年に発表し、世間をあっと驚かせた「宇宙エレベーター」構想。この壮大な構想では25年ごろに着工し、50年ごろに運用開始を掲げていた。着工目標まで残り4年と迫る中で、宇宙エレベーターの研究開発はどこまで進んだのだろうか(図1)。 宇宙エレベーターとは、海上に設置した「アース・ポート」と呼ばれる基地から、高度9万6000kmの位置にある最頂部のカウンターウエート(宇宙船などの重り)までをケーブルでつなぐ構造物である。具体的にはまず、静止軌道に設置した建設用の宇宙船と地上を、2本の多層カーボンナノチューブ(CNT)製ケーブルでつなぐ。次にそのケーブルを上り下りする「クライマー」と呼ばれる昇降機が地上と宇宙とを行き来してケーブルを補強しながら、静止軌道ステーションなどの施設を建設する。 最終的に、人工衛星を地球低軌道に投入するための「低軌道衛星投入ゲート」や、火星に向かう出発点となる

                                    「やればやるほど難しい」大林組の宇宙エレベーター構想
                                  • 「食塩の結晶できる瞬間」最新の顕微鏡で撮影に成功 | NHKニュース

                                    最新の電子顕微鏡を使って、原子レベルで食塩の結晶ができる瞬間の珍しい映像を東京大学などの研究グループが撮影することに成功しました。 結晶は原子などが規則正しく並び固体になるもので、食塩や砂糖なども結晶を作ることが知られていますが、結晶ができる瞬間が原子レベルで観察されたことはありませんでした。 東京大学理学系研究科の中村栄一特別教授などの研究グループは、原子レベルで動画を撮影できる最新の電子顕微鏡で、食塩水に浸したカーボンナノチューブを真空中で観察しました。 わずかな振動で結晶化が促されると、カーボンナノチューブの先端付近では、食塩のナトリウムと塩素の原子が集まって浮かび上がるように見え始め、5秒前後で結晶核と呼ばれる結晶の始まりができる様子の撮影に成功しました。 この結晶核は、およそ100個の原子が規則正しく並んでいるとみられ、何回、繰り返しても結晶核の形は四角形だったということです。

                                      「食塩の結晶できる瞬間」最新の顕微鏡で撮影に成功 | NHKニュース
                                    • アルミの270分の1 とても軽い電磁波遮蔽材料をパナソニック、JAXAなど開発へ 人工衛星などに

                                      パナソニック インダストリーは8月25日、JAXA(宇宙航空研究開発機構)などと共同で人工衛星に使う「超軽量電磁波遮断材料」の共同研究を始めたと発表した。2024年の実用化を目指す。 パナソニック インダストリーの他、名古屋大学、山形大学、秋田大学が参画。名古屋大学の研究によるカーボンナノチューブを用いた超軽量材料と、パナソニック インダストリーが持つ熱硬化性樹脂の配合設計を組み合わせ、アルミニウムの270分の1の軽さで同等の電磁波遮蔽性能を持つ新材料を開発する。 新材料は材料の組成を変えて遮蔽する電磁波の周波数帯域を設定できる他、電磁波吸収性能もありデバイスの特性劣化を抑える効果も。このため人工衛星の他、ドローンなど電動航空機分野、5G/6Gの基地局など次世代高速通信といった幅広い機器に応用できるとしている。 共同研究は、将来の宇宙探査への応用と地上における事業化の両立を目的として201

                                        アルミの270分の1 とても軽い電磁波遮蔽材料をパナソニック、JAXAなど開発へ 人工衛星などに
                                      • 日本の研究者が世界で初めて結晶ができあがる瞬間の撮影に成功

                                        2021年1月22日、東京大学大学院の中村栄一特別教授らのグループが、これまで困難とされてきた結晶ができあがる瞬間の撮影に成功したと発表しました。 結晶はどうやってできる?その瞬間を見た! - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部 https://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/press/2021/7211/ Capturing the Moment of Emergence of Crystal Nucleus from Disorder | Journal of the American Chemical Society https://pubs.acs.org/doi/10.1021/jacs.0c12100 均一な溶液から固体の結晶が生成される結晶化は、医薬や材料などさまざまな分野で欠かせない技術となっています。しかし、これまで結晶中の原子配列などの構造が明らかにさ

                                          日本の研究者が世界で初めて結晶ができあがる瞬間の撮影に成功
                                        • リチウム電池の3倍超…信州大が単層CNT活用でエネ貯蔵 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

                                          信州大学の金子克美特別特任教授と公立諏訪東京理科大学の内海重宜教授らの研究グループは単層カーボンナノチューブ(SWCNT)を使ったエネルギー貯蔵法を開発した。SWCNTとポリウレタン系材料の複合ロープをねじってエネルギーをためる。同じ重量のリチウムイオン電池(LiB)の3倍以上のエネルギーを貯蔵できるとしている。 重量当たりのエネルギー密度と出力密度はLiBと比べて約3倍、一般的な輪ゴムをねじった際の約1000倍。またLiBに対して軽量で爆発の危険が無く、マイナス60度―プラス100度Cの広い温度範囲で能力が変わらない。 電気エネルギーへの変換も容易で、人工心臓など体内デバイスのエネルギー源としての活用も期待できる。

                                            リチウム電池の3倍超…信州大が単層CNT活用でエネ貯蔵 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社
                                          • 光の99.995%を吸収する素材が誕生し「黒さの世界記録」を更新、前世界1位の10倍以上の黒さ

                                            光を最低でも99.995%も吸収するという世界一黒い素材がカーボンナノチューブに関する研究の過程で偶然発見されました。この素材は、これまで世界一黒い素材であるとされていた「Vantablack(ベンタブラック)」よりもさらに10倍も黒いとのことです。 Breakdown of Native Oxide Enables Multifunctional, Free-Form Carbon Nanotube–Metal Hierarchical Architectures | ACS Applied Materials & Interfaces https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acsami.9b08290 MIT engineers develop “blackest black” material to date | MIT News http://news.

                                              光の99.995%を吸収する素材が誕生し「黒さの世界記録」を更新、前世界1位の10倍以上の黒さ
                                            • 世界で初めて「炭素原子だけで構成された環」を作り出すことに成功

                                              by kalhh 炭素原子は互いにさまざまな方法や形で結合し、カーボンナノチューブやダイヤモンド、グラファイトなど、数多くの同素体が確認されています。炭素の同素体として存在する可能性が指摘されていながら、多くの化学者が作ろうとしても失敗してきた「炭素原子が並んで構成された環」を、ハーバード大学やIBMの研究チームが作り出すことに成功しました。 An sp-hybridized molecular carbon allotrope, cyclo[18]carbon | Science https://science.sciencemag.org/content/early/2019/08/14/science.aay1914 Chemists make first-ever ring of pure carbon https://www.nature.com/articles/d41586-

                                                世界で初めて「炭素原子だけで構成された環」を作り出すことに成功
                                              • 原子を色分け、観察可能に 名城大・飯島氏ら新手法開発 | 共同通信

                                                炭素材料「カーボンナノチューブ」の発見でノーベル賞候補に挙げられる名城大(名古屋市)の飯島澄男終身教授(81)らの研究チームは1日、原子から発生するエックス線を高感度で検出する装置と電子顕微鏡を組み合わせ、原子を種類ごとに色分けして観察できる新たな手法を開発したと英専門誌に発表した。 チームによると、結晶中の原子の配置を明らかにすることが可能となり、全固体電池や、次世代の材料の開発につながると期待される。 電子線を非常に細く絞って原子に照射し、発生するエックス線を高感度で検出。エックス線の波長の違いから原子の種類を区別し、色分けして表示できるという。

                                                  原子を色分け、観察可能に 名城大・飯島氏ら新手法開発 | 共同通信
                                                • 「電子レンジ」で"ビニール袋を宝の山にする"技術が登場! 廃棄プラスチックから水素とカーボンナノチューブを回収できる - ナゾロジー

                                                  廃プラスチックを宝の山にする方法が開発されました。 10月12日に『Nature catalysis』に掲載された論文によれば、マイクロ波を使うことでプラスチックに含まれる水素の97%を回収する方法がみつかったのだとか。 プラスチックの代表である、ビニール袋に含まれる水素は重量比にして14%とされており、1kgのビニール袋のゴミから理論上、13.58 gの水素を回収することができます。 2005年には水素1gで電気自動車を25kmも走らせることに成功しており、13.58 gの水素があれば計算上、340kmぶんの距離を走行可能になります。 しかも、この「廃プラを燃料にして走る車」から排出されるのは二酸化炭素ではなく、非常に純度の高いカーボンナノチューブの塊だというのです。 しかし、研究者たちはいったいどんな仕組みで、プラゴミから水素とナノチューブを抽出したのでしょうか?

                                                    「電子レンジ」で"ビニール袋を宝の山にする"技術が登場! 廃棄プラスチックから水素とカーボンナノチューブを回収できる - ナゾロジー
                                                  • 化学反応における微量中間体の直接構造解析に成功 - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

                                                    中村 栄一(化学専攻 特任教授/東京大学名誉教授) 原野 幸治(化学専攻 特任准教授) 発表のポイント 化学反応の中で次々と生成しては消えていく中間的生成物(反応中間体)の一分子一分子を溶液中で捕捉し、これまで未知であった反応中間体の構造を電子顕微鏡を用いて決定した。 従来の分析手法では、溶液中で生起するさまざまな化学反応中間体の混合物の平均的分子像、またはごく一部のものの解析しかできなかった。今回は一つ一つの分子を取り出し、構造決定に成功した。 従来法では垣間見ることさえできなかった化学反応中間体の一分子一分子の構造を決められることが分かり、材料科学から生命化学にわたる幅広い学術的応用や産業応用が期待される。 発表概要 東京大学大学院理学系研究科化学専攻の中村栄一特任教授、原野幸治特任准教授らの研究グループは、化学反応の中で次々と生成しては消えていく中間的生成物(反応中間体)の一分子一分

                                                    • 東北大、カーボン素材「グラフェンメソスポンジ」の有償サンプル提供を開始

                                                      東北大学は5月10日、東北大 材料科学高等研究所の西原洋知教授らの研究チームが2016年に開発した、活物質や導電助剤として活用することでリチウムイオン電池や燃料電池などの各種電池の性能向上や、次世代電池の開発を進展させられるとするカーボン新素材「グラフェンメソスポンジ」を2021年度の東北大発ベンチャー企業支援プログラムに採択して同素材の生産量を増強し、2021年5月からMTA契約に基づく一般への有償サンプル提供を開始することを発表した。 カーボン材料は活物質や導電助剤など、電池の必須構成要素として広く活用されている。一般に知られる材料には、黒鉛、カーボンブラック、活性炭、カーボンナノファイバー、カーボンナノチューブ(CNT)などがあるが、これらの材料において、多孔性(電気を貯める量に関係)と酸化耐久性(化学的な耐久性)はトレードオフの関係にあり、両立させることが困難であり、それが電池の高

                                                        東北大、カーボン素材「グラフェンメソスポンジ」の有償サンプル提供を開始
                                                      • シリコンに代わるカーボンナノチューブを用いたプロセッサの作成に研究者が成功

                                                        by ColiN00B 近年、従来のシリコンを用いたトランジスタに代わり、カーボンナノチューブを使用したより性能の高いトランジスタの開発が多くの研究者によって試みられています。マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームは、カーボンナノチューブを用いたトランジスタに関わる問題を解決し、「Hello World」を表示させることに成功したと報告しました。 Modern microprocessor built from complementary carbon nanotube transistors | Nature https://www.nature.com/articles/s41586-019-1493-8 MIT engineers build advanced microprocessor out of carbon nanotubes | MIT News http://n

                                                          シリコンに代わるカーボンナノチューブを用いたプロセッサの作成に研究者が成功
                                                        • 究極に美しい分子を作りたい – 結び目や絡み目をもつベンゼンの鎖

                                                          近年注目を集める「分子ナノカーボン科学」 グラフェンやカーボンナノチューブなどのナノメートルサイズの周期性をもつ炭素物質は「ナノカーボン」と呼ばれ、軽量で高機能な次世代材料として期待されている物質です。構造によって電子的・機械的性質に大きな違いがあるため、望みの性質をもつナノカーボン構造のみを狙って精密に合成する方法が求められています。 そのなかで、ナノカーボンの部分構造をもつ分子を有機合成によって精密に合成する「分子ナノカーボン科学」が近年注目され、世界中で研究されています。これまでに、フラーレン、グラフェン、カーボンナノチューブの部分構造となる分子(分子ナノカーボン)が多く合成されてきました。 代表的なナノカーボン3種類(上)およびそれらの部分構造をもつ分子(下) たとえば、カーボンナノチューブを輪切りにした構造の分子であるカーボンナノリングやカーボンナノベルトは、1930年代から理論

                                                            究極に美しい分子を作りたい – 結び目や絡み目をもつベンゼンの鎖
                                                          • MIT研究者が「最も黒い物質」を偶然発見 99.995%の光を吸収(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース

                                                            マサチューセッツ工科大学(MIT)は、これまで最も黒い物質として知られていた「ベンタブラック」よりもさらに黒い物質を発見したと発表しました。光の吸収率は少なくとも99.995%で、従来の「最も黒い黒」の10倍となっています。 【画像】真っ黒にコーティングされたダイヤ MITに所属する航空宇宙工学教授ブライアン・ウォードル氏と上海交通大学のケホン・ツイ氏が、電気と熱の働きを高める実験を行っていたところ、その副産物として偶然発見したという今回の物質。 当初の目的を達成し、熱と電気の特性を大幅に向上することに成功した際に、研究に使っていたカーボンナノチューブの色が実験前よりも黒くなっていたことに気付いたそうです。そこで光学反射率を測定してみたところ、今回の発見に至ったとのこと。 ウォードル氏は研究の成果に対し、「われわれが発見した物質は、従来の10倍も黒いです。ですが、さらに黒い物質がこれからも

                                                              MIT研究者が「最も黒い物質」を偶然発見 99.995%の光を吸収(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース
                                                            • 原子が「結合・分離・再結合」する様子が初めて映像で捉えられる

                                                              by Raphaël Biscaldi 複数の原子が結合することで分子となり、分子を構成する原子の数や種類が変化すると、分子の特性も大きく変化してきます。化学における基本のひとつである、原子同士が結合したり分離したりする様子が、世界で初めて映像として記録されました。 Watch the first-ever video of individual atoms bonding and breaking https://www.inverse.com/article/62367-watch-first-video-of-atoms-bonding-breaking 原子の結合・分離の過程は、これまで映像で記録することができていませんでした。その理由は、原子同士が結合する際の「化学結合」が、人間の髪の毛の幅の約50万分の1という非常に小さなスケールで発生するためです。 しかし、この非常に小さなス

                                                                原子が「結合・分離・再結合」する様子が初めて映像で捉えられる
                                                              • 新たな超高率機械学習トランジスタがAIのエネルギー消費量を99%削減する | TEXAL

                                                                AIの学習には、非常に多くのコンピューティング・パワーとエネルギーが必要となる。そのため、この処理にはNVIDIA のDGX-1のような機械学習用サーバーが用いられる。だが、今回ノースウェスタン大学の研究者らが『Nature Electronics』誌に発表した研究において紹介されているナノ電子デバイスは、現在の技術の100倍少ないエネルギーで、大量のデータを解析し、解析のためにデータをクラウドに転送することなく、リアルタイムで人工知能(AI)タスクを実行することを可能にするという。 ノースウェスタン大学の研究者らが開発したナノ電子デバイスは、多くの機械学習システムのバックボーンである分類(大量のデータを分析し、重要なビットにラベルを付けること)のタスクを実行するように設計されている。 「今日、ほとんどのセンサーはデータを収集し、それをクラウドに送信し、そこでエネルギー消費の激しいサーバー

                                                                  新たな超高率機械学習トランジスタがAIのエネルギー消費量を99%削減する | TEXAL
                                                                • カーボンナノチューブの「トロイの木馬」で動脈硬化を治療する技術が開発される

                                                                  by StoryTolley 血管の壁にコレステロールなどのプラーク(かたまり)が蓄積した結果、血管が硬くなって弾力を失い、血管が詰まってしまう動脈硬化を「薬剤をセットしたカーボンナノチューブを体内に送り込むことで、動脈内部にこびりついたプラークを除去する」という方法で治療できると、ミシガン州立大学とスタンフォード大学の研究者が発表しました。 Pro-efferocytic nanoparticles are specifically taken up by lesional macrophages and prevent atherosclerosis | Nature Nanotechnology https://www.nature.com/articles/s41565-019-0619-3 Nanoparticle chomps away plaques that cause h

                                                                    カーボンナノチューブの「トロイの木馬」で動脈硬化を治療する技術が開発される
                                                                  • 【衝撃】GoogleのAI開発第一人者が発表した「2045年までに実現されること」一覧がやばすぎるwww : 哲学ニュースnwk

                                                                    2023年12月02日15:30 【衝撃】GoogleのAI開発第一人者が発表した「2045年までに実現されること」一覧がやばすぎるwww Tweet 1: 風吹けば名無し 2018/01/20(土) 13:05:21.27 ID:Cd/Ckue5p 米・グーグル社でAI開発の技術責任者を務め、 人工知能開発において世界をリードし、20以上の博士号を持ち、ホワイトハウスに招聘されるほどの天才中の天才、カーツワイルの計算による発表 多すぎるけどマジで全部書いてくで~ これらぜんぶ2045年までに可能や 太平洋戦争中の大日本帝国、言うほど弱くない説 5: 風吹けば名無し 2018/01/20(土) 13:06:19.74 ID:Cd/Ckue5p ・すべての製造業はあと5年で3Dプリンタ🖨に置き換わる (2018年現在ですでに、米国では自動車のタイヤ以外のすべてを3Dプリンターで作ることに成

                                                                      【衝撃】GoogleのAI開発第一人者が発表した「2045年までに実現されること」一覧がやばすぎるwww : 哲学ニュースnwk
                                                                    • 水を超高速で通すにもかかわらず塩を通さないフッ素ナノチューブを開発 —次世代超高効率水処理膜の実現に向けて—

                                                                      プレスリリース 研究 2022 2022.05.13 水を超高速で通すにもかかわらず塩を通さないフッ素ナノチューブを開発 —次世代超高効率水処理膜の実現に向けて— 1.発表者: 伊藤 喜光(東京大学 大学院工学系研究科 化学生命工学専攻 准教授/JST さきがけ研究員) 佐藤 浩平(研究当時:東京大学 大学院工学系研究科 化学生命工学専攻 博士課程学生、現所属:東京工業大学 生命理工学院 助教) 相田 卓三(理化学研究所 創発物性科学研究センター 副センター長/東京大学卓越教授(国際高等研究所東京カレッジ)) 2.発表のポイント: ◆内壁がテフロン(注1)表面のようにフッ素で密に覆われたナノチューブを超分子重合(注2)で開発した。 ◆このナノチューブは塩を通さないが、これまでの目標であったアクアポリン(注3)の4500倍の速度で水を通した。 ◆海水を高速で真水に変える次世代水処理膜の開発に

                                                                      • 太陽光のエネルギーを高い変換効率で使いやすい水素に変換する新たな手法が開発される

                                                                        近年は環境に優しい再生可能エネルギーとして風力発電や太陽光発電が注目を集めている一方、エネルギーを電気の形に変換すると用途が限られるほか、電力網が整備されていない場所では使えないという問題があります。そこでスウェーデン・ウメオ大学の研究チームが、「地球に豊富に存在する材料を使って、太陽光のエネルギーを使いやすい水素へ効率的に変換する手法」を開発しました。 Solar-Driven Water Splitting at 13.8% Solar-to-Hydrogen Efficiency by an Earth-Abundant Electrolyzer | ACS Sustainable Chemistry & Engineering https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acssuschemeng.1c03565 近年はさまざまな分野で二酸化炭素排出量を削減す

                                                                          太陽光のエネルギーを高い変換効率で使いやすい水素に変換する新たな手法が開発される
                                                                        • 熱を効率的に光に変換するデバイスを研究者が開発、太陽光発電の効率上昇に役立つ可能性

                                                                          by haraldbecker2 地球温暖化などの気候変動に対処するため、世界中で太陽光や風力といった再生可能エネルギーを利用した発電が推進されています。新たに開発された「熱を光に効率的に変換するデバイス」は、太陽光発電の効率をこれまで以上に上昇させるために役立つと研究者らは考えています。 Rice device channels heat into light https://news.rice.edu/2019/07/12/rice-device-channels-heat-into-light-2/ Macroscopically Aligned Carbon Nanotubes as a Refractory Platform for Hyperbolic Thermal Emitters | ACS Photonics https://pubs.acs.org/doi/abs/1

                                                                            熱を効率的に光に変換するデバイスを研究者が開発、太陽光発電の効率上昇に役立つ可能性
                                                                          • Press Releases - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

                                                                            中村 栄一(化学専攻 東京大学特別教授/東京大学名誉教授) 中室 貴幸(化学専攻 特任助教) 灘 浩樹(産業技術総合研究所 研究グループ長) 発表のポイント 無秩序な集合体からナノメートルサイズの食塩結晶ができる瞬間、さらにそれが大きく成長する様子を、スローモーション映像として連続的に記録した。 無秩序から秩序が発現していく過程の全体像を初めて観察・測定することで、イオン結晶の生成機構を解明した。 結晶の形を制御することで望みの性質を持った結晶を手にすることが可能となり、製薬・材料分野へ革新をもたらすことが期待される。 発表概要 人類が結晶を生み出してきた歴史は長く、紀元前より行われてきた製塩はその代表例である。現在では、結晶化は医薬・材料などさまざまな分野において欠かせない技術となっているが、その機構の理解は十分ではない。1913年にX線結晶構造解析法が提唱されて以来、結晶中の原子配列な

                                                                              Press Releases - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部
                                                                            • カーボンナノチューブとは何か? 世界を変えるかもしれない究極素材

                                                                              カーボンナノチューブという物質を知っていますか? 炭素でできた目に見えないほど小さなチューブ状の物質で、私たちの生活を一変させるほどの可能性を秘めた材料です。 大量生産もされていて、少しずつ用途が広がり始めています。 究極素材とも言われるカーボンナノチューブの世界をのぞいてみましょう。 カーボンナノチューブとはどんなものか? カーボンナノチューブは炭素だけで構成されたチューブ状の物質です。 炭素が六角形でつながった網を切って、くるっと丸めて筒にした構造をしています。 丸める方向によって、3種類のカーボンナノチューブができます。 構造を見てわかるように、分子レベル、ナノサイズのチューブです。 また、系が太いチューブの中に系が細いチューブが入った入れ子のようなカーボンナノチューブも作られています。 ※実際には入れ子構造の多層カーボンナノチューブの方が先に発見されています。 カーボンナノチューブ

                                                                                カーボンナノチューブとは何か? 世界を変えるかもしれない究極素材
                                                                              • フラーレンとサッカーボール ~炭素ボールの予測と発見~|Gelate(ジェレイト)

                                                                                その構造を見ただけで興味が出てくる不思議な物質。 1996年のノーベル化学賞は「フラーレンの発見」に贈られました。 受賞したのはアメリカとイギリスの3人の化学・物理学者。 リチャード・スモーレーとハロルド・クロトー、ロバート・カールの3氏です。 ハロルド・クロトー(Wikipedia) ロバート・カール(Wikipedia) リチャード・スモーレー(Wikipedia) 炭素にはグラファイトとダイヤモンドという同素体が存在します。 同素体は、同じ元素から構成される物質で、異なる化学的・物理的性質を示すもののことです。グラファイト(黒鉛)とダイヤモンドは同じ炭素から出来ていますが、構造は別物です(下図)。そのため、硬さや透明度も全く違います。 ダイヤモンドとグラファイト(Wikipedia) 多くの人は、炭素の同素体はグラファイトとダイヤモンドだけだと考えていました。 1970年、北海道大学

                                                                                  フラーレンとサッカーボール ~炭素ボールの予測と発見~|Gelate(ジェレイト)
                                                                                • 光を99.98%以上吸収する暗黒シート 触れる素材で世界一の黒さ 産総研など開発

                                                                                  光をほとんど反射せず、99.98%以上吸収する黒い新素材「至高の暗黒シート」を開発したと、産業技術総合研究所(産総研)と量子科学技術研究開発機構(量研)の研究チームが18日発表した。米科学誌に論文が掲載された。 産業技術総合研究所などの研究チームが開発した  「至高の暗黒シート」(中央)。レーザーポインターの光もほとんど吸収して見えない。一般的な黒色樹脂の板(左)は、周囲の光を反射して映り込みがある。従来の暗黒シートは映り込みはないが、素材内部からの散乱反射により、くすみがある=18日、茨城県つくば市の産業技術総合研究所(松田麻希撮影) 世界一黒い材料としてカーボンナノチューブを用いたものが知られてきたが、もろいため触ると性能が損なわれ、加工が難しく、コストがかかりすぎるなど実用化には課題があった。今回開発したシートは、触れる素材としては世界一の黒さだという。 漆(うるし)に似た黒色の樹脂

                                                                                    光を99.98%以上吸収する暗黒シート 触れる素材で世界一の黒さ 産総研など開発