地方の赤字路線について、鉄道会社が地元自治体と存続を巡る議論に入る対象路線が増えてきた。JR東日本は新潟と山形の両県を結ぶ米坂線について関係自治体に対し協議を打診する。議論に入るのは同社管内では今年に入り、青森県の津軽線、千葉県の久留里線に続いて3例目となる。赤字が深刻な地方路線は多く、各地で議論が広がりそうだ。米坂線の営業距離は約91キロメートルで、米沢(山形県米沢市)―坂町(新潟県村上市)
大雨被害を受け不通が続くJR津軽線の蟹田―三厩間について、沿線の自治体とJR東日本が今後のあり方を協議する検討会議が28日、青森県外ケ浜町役場で開かれた。JR東は、施設の管理を自治体に移す「上下分離方式」で鉄道を維持するか、バスとタクシーに転換するか、二つの方向性で検討する方針案を示した。 この日の会議で、JR東は上下分離方式について、昨年復旧した福島県のJR只見線で導入した実績があることを踏まえ、津軽線にも適していると説明した。 そのうえで、同区間の線路の保守や運行には年間6億円かかり、「ランニングコストを当社単独で負担するのは厳しい」とし、地元自治体に負担を求めた。 この方式をとると、線路や信号といった施設の維持・管理を担う自治体側が4億円、車両の維持・管理をし、人件費を払うJR側が2億円を負担することになるという。 また、鉄道以外による復旧方法について、バスは増便や停留所の増設に対応
深川市と留萌市を結ぶJR留萌線の一部(石狩沼田―留萌、35・7キロ)が3月末で廃止されます。西側の終着駅・留萌駅には、100年以上営業を続けてきた立ち食いそばの店があります。ニシンそばが名物で、長年、旅人や市民を温かく迎え入れてきました。鉄路廃止を控えた今、懐かしい雰囲気を感じさせる店内には、別れを惜しむ多くの市民や観光客が訪れています。長く愛されてきた味はどうなるのでしょう。(留萌支局 吉川幸佑) 留萌駅の正面入り口から入って右手にある待合室。その一角に、紺色ののれんがかかった店があります。辺りにはそばつゆのいい香りが漂っていて、食欲をそそられます。カウンターは6人も立てばいっぱい。奥には広さ4平方メートルほどの小さな厨房(ちゅうぼう)が見えます。「こぢんまり」という言葉がぴったりの店構えが、昭和の雰囲気を感じさせます。
JR北海道の島田修社長は北海道新聞のインタビューに答え、JRが廃止・バス転換方針としている留萌線深川―留萌間、根室線富良野―新得間について「何年も議論していればいいものではない」と述べ、沿線自治体の合意が前提としながらも早期決着を目指す考えを示した。島田社長が本紙の単独インタビューに答えるのは昨年秋以来で、新型コロナウイルス感染拡大後では初めて。 島田社長は新型コロナの影響でバス事業者の経営も厳しさを増していることを踏まえ「バスも鉄道もと言っていると、地域の公共交通が消失してしまう」と、同一区間を走る交通機関が共倒れになることを懸念。「(沿線自治体が)早期に決断する必要性が、新型コロナにより加速した」と強調した。バス転換の時期には言及しなかったものの、国の監督命令で一定の結論を出すよう命じられている2023年度までが念頭にあるとみられる。
設楽町清崎にオープンした道の駅「したら」の敷地内に、1968年まで現役だった豊橋鉄道田口線=ことば=の車両がお目見えした。車両に掲げていた行き先表示板、沿線駅にあった手書きの運賃表などを車内で展示している。 車両は「モハ14形」。豊橋鉄道時代にはクリームとグリーンのツートンカラーだったが、その前のエンジ色の状態になっている。2008年度に経済産業省の近代化産業遺産(中部木材)に登録された。車内の床は木板、椅子は片側にクロスシート(横座席)、反対側は展示ケースがある。 町の中心、田口にあった旧奥三河郷土館の敷地内で展示していたが、施設の新築移転で車両も清崎に移した。 行き先表示板は「鳳来寺-本長篠」「清崎-本長篠」がある。乗車券販売用の硬券棚や運賃表は田峯駅にあったもので、三河三谷や弁天島など飯田線を通じて東海道本線へ連絡していたことが確認できる。 他にも、乗務員が持ち歩いていた携帯電話、閉
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JR西日本との芸備線のあり方に関する協議をめぐり、新見市の戎斉(えびすひとし)市長は22日の記者会見で、「今の段階で存廃を含めた協議はやや拙速な感じがする」との見解を述べた。 会見後の取材に対し、戎市長は「(利用者が)使いやすい公共交通機関であるには、どうしたらいいのかを考えなくてはいけない」と話し、廃線は視野に入れていないとした。 芸備線をめぐっては、JR西が5月、沿線自治体側に存廃を含めた協議入りを提起。沿線自治体側は今月2日の利用促進に向けた検討会議で「利用促進以外の議論はしない」と伝えていた。 斉藤鉄夫国土交通相は今月18日の記者会見で、JR西から国が関与する形での協議の場の設置について相談があったと明らかにし、「廃止ありき存続ありきという前提を置かず、利便性と持続可能性の高い地域公共交通を次世代に残すための話し合いを始めることが重要」と述べている。(礒部修作) ","naka5"
第1回(仮称)JR久留里線(久留里・上総亀山間)沿線地域交通検討会議で話す県の横山尚典総合企画部次長(前列左から2人目)=11日、君津市 不採算路線のJR久留里線について、千葉県は君津市やJR東日本千葉支社、住民代表らと「(仮称)JR久留里線(久留里・上総亀山間)沿線地域交通検討会議」を設置し、初会合が11日、同市内で開かれた。県総合企画部やJR東千葉支社の担当者のほか、日本大学理工学部の藤井敬宏特任教授、沿線住民として久留里、松丘、亀山地区の住民代表らも出席した。 終了後の記者会見で、藤井氏は「久留里線で利用者が減少している現状を理解し、交通のあり方を検討していくことについて、住民代表を含めて合意を得た」と総括。「都市計画的なアプローチの中で解決策を探り、地域住民との議論を深めたい」とした。沿線住民の代表者から要望された住民説明会も行うという。 同席したJR東の担当者は「沿線住民の理解を
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運炭の残像 筑豊線130周年企画① 幸袋(こうぶくろ)線は、国鉄が全国約2万キロの路線の中から淘汰(とうた)を進めた赤字路線で最初に廃止された。1969年12月7日に最後の列車が走った。線路跡は今、地域に欠かせない生活道路だ。 沿線では、日鉄鉱業二瀬鉱業所が63年1月まで操業し、現在の飯塚市と嘉麻市にまたがっていた。旧鎮西村の潤野(うるの)鉱そばで育った郷土史家の梅田一正さん(70)=飯塚市=は「幸袋線はもともと石炭輸送のためにつくられ、生活や移動の足としての存在感は薄かった。炭鉱の閉山とともに役目を終えた」と指摘する。 筑豊興業鉄道が若松-直方間で走り始めた3年後の1894(明治27)年12月、小竹-幸袋間が開業。99年には幸袋から潤野(のちに二瀬)へ、途中の分岐点から高雄二鉱(旧二瀬町)に近い伊岐須へ延伸。1909年には貨物支線が潤野から中央鉱(旧穂波町)があった枝国へ伸び、さらにその
平成28年度より事業に着手しておりました市道1392号線(電鉄跡地線)について, この度,下記のとおり供用を開始いたしますのでお知らせします。 位置図 供用開始日時 令和5年5月24日(水)午後2:00 延長・幅員 延長L=273m / 幅員W=5.0m
トンネルの上部に付いた黒い汚れは、かつて走っていた蒸気機関車のススの跡という=熊本県美里町で、清水晃平撮影 熊本県のほぼ中央に位置する美里町は、総面積の約4分の3を森林が占める。その山中にSNS上で注目されている場所がある。木々に囲まれた「八角トンネル」。そのたたずまいと変わった形状がミステリアスで、写真共有アプリ「インスタグラム」の投稿は2300件を超える。 「この先200メートル」。看板に従って林道を歩くと、目的のトンネルが現れた。複数の若者のグループがスマートフォン片手に写真を撮っている。尋ねると皆口をそろえて「インスタで知り、来てみたかった」。 トンネルはその名の通り内部が八角形。長さは36メートルだが1本につながっておらず、七つのコンクリートのゲート(幅3・7メートル、高さ4・6メートル)が等間隔に並ぶ独特の構造をしている。
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Published 2022/12/19 16:59 (JST) Updated 2022/12/20 12:30 (JST) JR東日本は19日、8月の大雨で被災し運休している津軽線・蟹田-三厩間について、廃止も含めた協議を年明け以降、青森県や沿線の外ケ浜、今別両町と行う考えを示した。復旧工事を行う場合は期間が約4カ月、費用は最低でも6億円と見込んでいるが、同区間は利用者が少なく赤字。同社はバスへの転換など、持続可能な交通体系の在り方を相談したいとしている。 同社盛岡支社の久保公人支社長が青森市で記者会見し、明らかにした。 久保支社長は、同区間の利用者数が1日当たり約100人だとし「仮に復旧したとしても鉄道の特性である大量輸送のメリットを発揮することが困難」と述べた。県と沿線2町には、存廃を協議したい旨を伝えたとした。 一方、三村申吾知事は同日、「鉄路の維持が必要との立場で協議に参加する
行き先を示す表示板や路線図など明治-平成の資料から県内の鉄道の歴史を学べる企画展「汽車と電車~鉄道が好きなオジさんのコレクション展~」が、明和町の県立斎宮歴史博物館で開かれている。六月二十一日まで。 近畿日本鉄道(大阪市)の前身の一つである参宮急行電鉄が斎宮駅(現・近鉄斎宮駅)を、旧伊勢電気鉄道が「南斎宮駅」(廃止)を、いずれも一九三〇年に設置してから今年で九十周年になることを記念した。 参宮急行は桜井(奈良県)から伊勢までを結んでいた。展示されている戦前の路線図からは、伊勢神宮への参拝客を当て込んで、松阪-伊勢間に参宮急行の路線に並行して別の路線があったことが分かる。その一つが桑名-伊勢を中心に運行した伊勢電鉄が敷いた路線で、その中で今の同町金剛坂にあったのが南斎宮駅。ただ、参宮急行との合併後、役割が重複しているとして戦時中に廃線になったという。
大分県日田市は1日、九州豪雨で被災し一部区間で不通が続くJR日田彦山線の復旧方法について、バス高速輸送システム(BRT)導入案を支持することを決めた。福岡県の添田町と東峰村を含め、不通区間を抱える自治体で結論を出したのは初めて。 日田市は当初、鉄道による復旧を目指したが、同日開いた住民説明会では早期復旧を望む声が強く、原田啓介市長は「鉄道復旧は断念せざるを得ない」と決断した。同市は2日にも、広瀬勝貞知事にBRT案支持を報告する。 JR九州は昨年、沿線自治体の首長らでつくる復旧会議に(1)鉄道復旧(2)専用道を走るBRT(3)一般道を走るバス-の3案を提示。鉄道復旧では自治体側に年1億6千万円の負担を求めた。今年2月の会議では、新たに示されたBRTの詳細案を軸に検討することになった。今月末までに開かれる次回会議で結論が出る見通し。 (中山雄介)
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