2019年3月12日公開記事を再掲 女性ジャズミュージシャンの本音に迫るインタビューシリーズ。今回登場するのは、作編曲家の挾間美帆。 若くして山下洋輔、佐渡裕といった巨匠たちに才能を見出され、その後、ニューヨークのマンハッタン音楽院大学院へ。2016年には、米『ダウンビート』誌の企画「未来を担う25人(のジャズ・アーティスト)」にアジア人で唯一選出されるなど、世界的に注目されるアーティストだ。 演奏家ではなくコンポーザーとしてジャズの世界を立ち回る、挾間美帆とは一体どんな人なのか? NY生活は苦労の連続 ──現在、ニューヨークにお住まいですよね。ニューヨークの生活は自分に合っていると思いますか? 「自分に合っているかどうか…というより、ジャズ・コンポーザーとして、いまニューヨークに住む価値があると思うから住んでいる、という感じです」 ──その「価値」とは? 「ジャズ・コンポーザーに求められ