「法相は朝、死刑のはんこを押し、昼のニュースのトップになるのはそういう時だけという地味な役職」と葉梨康弘法相が発言をして更迭された。 最初に気になったのは、新聞の報じ方だ。朝日新聞はWEBの第一報(11月9日)で、 《死刑執行を命じる法相の不用意な発言として批判が集まりそうだ。》 と書いた。「批判が集まりそうだ」って他人事感丸出し。 もっと言えば「騒ぎに火はつけるけどこちらには責任ないよ」という姑息な狙いも感じる。事実をまず報じるという姿勢なのかもしれないがこれだけ酷い発言は論評もセットじゃダメなのか。できるだけ波風立てないという姿勢はむしろ波風を立てる。 次に気になったのは葉梨氏自身の過去だ。実は同様の発言を過去にも複数回していたという。身内や同僚議員のパーティーなどで「鉄板ネタ」だと思い込んで使っていたのだろう。法務大臣という、人の死を扱う立場として酷すぎる。 それにしても政治家の問題