(韓国経済新聞より) 6月4日の午後11時ごろ、韓国の釜山市の高速道路の料金所で現代自動車の電気自動車(EV)「アイオニック5」がトールゲートに衝突し、直後に火災が発生した。運転手と助手席の同乗者の人が死亡した。 朝鮮日報(日本語版)が「衝突から3秒で黒煙…現代自EVアイオニック5、火災で「熱暴走」」のタイトルで日本語の記事を公開したことで、「衝突から3秒で炎上」「逃げる暇も無く焼け死んだ」「低速での衝突でもバッテリーが発火」といったおかしなコメントを見かける。「電気自動車のバッテリー、怖い」というコメントは、気持ちはよく分かる。 朝鮮日報などの初期の記事の誤りについてと、衝突事故での死亡原因、衝突時の速度の推測、なぜEV「アイオニック5」のバッテリー・ユニットが損傷して発火し、なぜ炎上したのかについて少し調べてみた。 --(追記:2023/11/25)------------------