2025年大阪・関西万博を主催する万博協会が、日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」の取材を拒否した。 この対応をめぐって、SNS上(主にX)では「当然だ」「『赤旗』なんてメディアじゃない」という拍手が巻き起こっている。曰く── 「政敵の悪口を書くチラシにすぎない」 「公安監視対象の団体の機関紙なんて危険だ」 「不特定多数を相手にしてないから報道じゃない」 「極左は嘘ばかり。自浄作用もない」 「別に取材拒否されても自費でやれば? バッシングでもすれば?」 …いやはや、よくもここまで雑音のような議論が揃ったものだ。 そこで今回は、改めて問い直したい。 「赤旗」はなぜメディアなのか? 「赤旗」をメディア扱いしないとはどういうことなのか? 「機関紙=報道機関ではない」という論理の貧困「『赤旗』は共産党の機関紙だから報道じゃない」と断言する人がいる。だが、それを言い出したら、労組の新聞も、宗教団体の広