今年2月、NASA=アメリカ航空宇宙局が打ち上げたロケットには、国家機関や大学の研究機関による人工衛星に混じって、日本のサラリーマンたちが作った人工衛星が搭載されていました。“素人集団”が手作りした人工衛星が宇宙に行く。それってすごいことなのではないか。尽きぬ夢を語るサラリーマンたちを、入局3か月の“素人”新人ディレクターが取材しました。 (首都圏局/ディレクター 金谷隼一)
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デジタル衛星放送「スカパー!」などを運営するスカパーJSATは6月11日、レーザーで不用衛星などの宇宙ごみ(スペースデブリ)を除去する人工衛星の設計・開発に着手すると発表した。打ち上げた衛星からレーザーを発射し、宇宙ごみに照射して軌道を変え、大気圏に再突入させて除去するという。理化学研究所や宇宙航空研究開発機構(JAXA)などと連携し、「持続可能な宇宙環境」の実現を目指す。 2026年の商用サービス化が目標。大量の小型衛星を打ち上げ、大規模な衛星システムを構築するメガコンステレーション事業者や、各国の宇宙機関の需要を見込む。 同社の福島忠徳さん(デブリ除去プロジェクトリーダー)によると、宇宙ごみの問題は年々深刻化しており、20年時点で1mm以上の宇宙ごみは約1億3090万個存在するという。これらは時速約2万7000kmの速さで移動しているため、1mm~1cmの宇宙ごみが衝突するだけでも他の
ロシア軍がウクライナの一部地域から撤退した後、ロシア軍によって殺害された大勢のウクライナ国民の遺体が発見されました。ロシア軍は民間人の殺害を否定していますが、宇宙から撮影された衛星画像によって「ロシア軍の撤退前から遺体が放置されていた」という事実が明らかになっています。科学系メディアのLive Scienceが、この衛星画像を撮影した人工衛星の性能についてまとめています。 Mass grave and bodies in Ukraine imaged from space | Live Science https://www.livescience.com/bucha-massacre-captured-satellite ウクライナのハンニャ・マリャル国防次官は、2022年4月3日にウクライナ軍がロシア軍からキーウ(キエフ)全域を奪還したことを発表しました。これに伴って報道各社がキーウ入
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、衛星データ利用の利便性向上を目的に、JAXAが一般公開している「JAXA地球観測衛星のデータの解析結果・画像」及び、「JAXAの協力の下で地球観測衛星のデータが掲載されている機構外サイト」を集約し、一覧できるように掲載したデータポータルサイト「JAXA for Earth」を2020年5月1日に公開いたしました。 現在、JAXAでは、50種類の「JAXA地球観測衛星のデータの解析結果・画像」を公開しています。これらは地球観測衛星で取得したデータを、様々な目的に合わせて処理・解析し、それぞれ個別にインターネット上で公開してきたものです。 これら多くの解析済みの地球観測データを活用していただくために、この50種類の地球観測衛星のデータサイトに加え、JAXAの協力の下で衛星データが掲載されている16種類の機構外サイトも集約して、合計66種類の衛
宇宙空間の交通規則を定める国際機関、宇宙安全機構(USO)は米国時間3日、交通信号機衛星「シグナライト」の打ち上げに成功したと発表した。軌道上を飛び交う人工衛星の交通整理を行うことで、軌道渋滞や衝突事故を未然に防ぐほか、衛星のあおり運転が起きないよう監視も行う。 小型衛星シグナライト全30基は、高度約550キロに打ち上げられた。「地球低軌道」と呼ばれる高度2千キロまでの宇宙空間では、米宇宙企業スペースXが、最大1万2千機の小型通信衛星を軌道に乗せる「スターリンク計画」を進めるなど、人工衛星の過密化が進む。民間参入による打ち上げ費用の低下が進むにつれ、人工衛星の個数は今後30年間で、現在の約50倍にあたる20万機に達するとの予測もある。 衛星軌道上での交通渋滞や衝突事故に対する懸念の高まりを受け、USOは昨年、宇宙交通の円滑化を図る交通信号機衛星の打ち上げを決定。信号機の仕様は、「止まれ」「
中国・北京で開催中の2022年北京オリンピックは「ほぼ100%人工雪を使った世界初の冬季オリンピック」となっています。アルペンスキーを始めとする競技の会場を人工衛星から捉えた画像から、実際にどれほどの人工雪を使っているのかがはっきりと示されました。 A Satellite View of Olympic Terrain https://earthobservatory.nasa.gov/images/149430/a-satellite-view-of-olympic-terrain SLIPPERY SLOPES (PDFファイル)https://www.sportecology.org/_files/ugd/a700be_9aa3ec697a39446eb11b8330aec19e30.pdf Artificial snow at Winter Olympics stands out
高速インターネットがしたい。だったら光ファイバーは欠かせない。なんなら超高速インターネットが可能な『NURO』が最強かもしれない。なかでも最大速度が上り下り約20Gbpsの『NURO 光 20G』が最強だ。ネットゲームも4K動画もサクサクだ。 だが断る! だが断る! ということで、イーロン・マスク氏が率いるSpaceX社の人工衛星インターネット接続サービス『スターリンク』(STARLINK)を導入することにした。NUROは最強スピード誇る最強インターネットサービスだし、速度に何も悪い点はないが、今回はロマンを求めたのでスターリンクに決定。宇宙経由でインターネットするってロマンしかない。ロマン最強。 スターリンクの速度はどんなもんや? ちなみにスターリンクの速度は、あくまでネット上の情報だとダウンロード約200Mbps、アップロード約10~20Mbpsとの報告がある。人によってかなり幅がある
由紀精密(神奈川県茅ケ崎市)は、切削加工を中心に金属の精密加工での実績を持つ。2006年に開発部を立ち上げて、部品単体の精密加工にとどまらない、機能要素の設計や顧客への提案も行える態勢の構築に乗り出した。同社の開発部は現在、航空宇宙や医療機器、レコードプレーヤーなどさまざまな機器を開発している。21年8月には、高砂電気工業と共同で小型人工衛星用スラスターを開発したと発表した。宇宙開発の世界では、21世紀に入って重量100kg以下の小型衛星を数百から数万機打ち上げて全世界に通信や地球観測のサービスを提供する衛星コンステレーションの計画が次々に立ち上がりつつある。由紀精密は、スラスターという衛星コンポーネントで、この分野への本格参入を狙う。(聞き手は松浦晋也=ノンフィクション作家/科学技術ジャーナリスト)
伐採された熱帯雨林アマゾンの森林。ブラジル・マトグロソ州コルニザで(2019年8月29日撮影、資料写真)。(c)Mayke TOSCANO / Mato Grosso State Communication Department / AFP 【12月15日 AFP】ブラジルの熱帯雨林アマゾン(Amazon)で今年11月に伐採された森林の面積は、前年同月比104%増の563平方キロだったことが、ブラジル国立宇宙研究所(INPE)が14日に発表したデータで明らかになった。11月の伐採面積としては2015年以降で最も広かった。11月は雨期に当たり、通常は伐採のペースが落ちることを考えると相当な増加だと言える。 人工衛星を用いたリアルタイム監視システム「DETER」のデータによると、今年1~11月の伐採面積は、前年同期の4878.7平方キロの2倍近い8974.3平方キロだった。この期間は、アマゾン
安全、低コスト、持続可能――。これら三拍子がそろった人工衛星の「水エンジン」の開発に、東京大発ベンチャー「Pale Blue(ペールブルー)」(千葉県柏市)が取り組んでいる。いよいよ宇宙での実証が始まりそうだ。 【写真】「Pale Blue」が開発した人工衛星の水エンジン=Pale Blue提供 開発した水エンジンは、水蒸気や、水蒸気を熱して生成した水のプラズマを噴き出すことで、人工衛星の軌道修正や姿勢制御をする仕組みだ。 推進剤としてよく使われるのが、ヒドラジンのような有毒物質や、キセノンやクリプトンといった希少ガス。高性能で大きな推力を得られるが、毒性が高いと取り扱いが難しく、希少な素材はコストがかかる。 一方、水は無毒なうえに入手も簡単。水が存在する月で補給すれば、人工衛星がさらに遠くの宇宙をめざせるという。 浅川純社長(31)は東京大で航空宇宙工学を専攻。博士課程から小泉宏之准教授
国立大学法人京都大学(総長:湊 長博/以下、京都大学)と住友林業株式会社(社長:光吉 敏郎/以下、住友林業)が 2022年3月より取り組んできた「国際宇宙ステーション(ISS)での木材の宇宙曝露実験」※1で、約10ヶ月間の宇宙空間での木材試験体※2の曝露実験が完了し2023年1月、試験体は地球に帰還しました。NASA、JAXAを経て3月、木材試験体を受理。外観、質量等を測定する1次検査を実施しました。木材の割れ、反り、剥がれなどはなく、 温度変化が大きく強力な宇宙線が飛び交う極限の宇宙環境下で、試験体の劣化は極めて軽微で材質は安定しており、木材の優れた耐久性を確認しました。 2024年に打上げを計画している木造人工衛星(LignoSat※3)1号機に使用する樹種は、今回の実験結果を踏まえホオノキを使用することを 決定しました。 今後、木造人工衛星の打上げに向けて最終的な調整を進めるとともに
半導体の製造やバイオテクノロジーの研究などには、空気清浄度が確保されたクリーンルームが必要になります。人工衛星の製造にもクリーンルームが必要なのですが、なぜ人工衛星の製造にクリーンルームが必要であるのか、どれほどの清浄度が保たれているのかなどを、宇宙テクノロジー企業のCOHB SEが解説しています。 Sparkling clean! - Why satellites are manufactured in clean rooms https://www.ohb.de/en/magazine/sparkling-clean 人間は1時間あたり最大60万個もの皮膚片を体から落としており、健康な人であれば毎日70~100本の髪の毛が抜けているといわれています。また例えば家庭であれば衣類・布張りの家具・カーペットの摩擦により細かな繊維がほこりとして生み出され、窓を開けて換気した際には花粉や街路のほ
Copyright © The Author(s), 2023. Published by Cambridge University Press on behalf of Antiquity Publications Ltd 初期のスパイ衛星によって1960年代から1970年代にかけて撮影された写真の機密指定が解除され、ローマ帝国の東の国境が活気ある貿易の場であったことが明らかになりました。 A wall or a road? A remote sensing-based investigation of fortifications on Rome's eastern frontier | Antiquity | Cambridge Core https://www.cambridge.org/core/journals/antiquity/article/wall-or-a-road-
ソニーグループ株式会社(以下、ソニー)は、カメラを搭載し宇宙空間からの撮影を実現する超小型人工衛星『EYE』(アイ)が衛星軌道に放出後、地上局との通信を確立することに成功しました。本人工衛星は、米国東部時間1月3日に米国・フロリダ州にて打ちあがり、同日衛星軌道上に放出されました。 ソニーが国立大学法人東京大学(以下、東京大学)と国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)とともに推進する「STAR SPHERE」プロジェクトによる『EYE』は、専用のシミュレータを通じて、地上から遠隔操作することが可能で、宇宙空間から撮影された静止画や動画を宇宙飛行士さながらのリアリティある視点で人々に届けます。また、『EYE』による宇宙からの撮影体験は、一般向けサービスとして2023年春頃に展開を予定しています。 『EYE』はSpaceX 社のFalcon 9により高度524kmの軌道へ投入され、地上
醍醐寺(真言宗醍醐派総本山・京都市伏見区)は1日、京都市内の人工衛星開発企業と協力して宇宙に寺院を開くための実行委員会を発足した、と発表した。2023年に打ち上げ予定の人工衛星に寺の機能を持たせることを目指す。 【動画】醍醐寺のコロナ退散祈願法要 醍醐寺によると、地域や国の枠を超えた目線で平和や安全を祈る寺院の必要性を感じていたといい、寺の名称は「浄天院劫蘊(ごううん)寺」と名付けた。「劫」「蘊」ともに仏教上の言葉。大きな時間の流れや、人間の存在を形成する要素を意味するという。 2年後に打ち上げ予定の衛星には本尊や曼荼羅(まんだら)など仏教の教えを象徴するものを搭載し、地球から祈る人たちの心のよりどころとする。8日に宇宙の平和と安全を祈る「宇宙法要」を初めて行い、今後も定期的に実施予定。醍醐寺の仲田順英総務部長は「打ち上げ後は宇宙からの画像を見ながら法要を執り行うなど、人工衛星を活用した祈
宇宙開発が進むにつれて地球の周回軌道にある宇宙ごみ(スペースデブリ)の問題が深刻化しており、国際宇宙ステーション(ISS)のロボットアームがスペースデブリと衝突して破損するといった事故も発生しています。2021年10月24日、中国はスペースデブリの除去技術の検証に使う実験衛星「実践21号」を打ち上げましたが、アメリカ宇宙軍が実践21号と一緒に軌道上を周回する「謎の物体」を確認したと報じられています。 An object is now orbiting alongside China’s Shijian-21 debris mitigation satellite - SpaceNews https://spacenews.com/an-object-is-now-orbiting-alongside-chinas-shijian-21-debris-mitigation-satellite
Tagged Type というテクニックがある(TypeScript界隈などではBranded Typeと呼ばれているようだ)。実行時の型としては同じだが、型システム上はこれを区別して別物として扱い、混同できなくする仕組みを作るためのものだ。 AIくん!サムネイラスト作って!と頼んで作ってもらった画像 Tagged Type 単位の取り違えによる事故は後を絶たない。世の中には、キログラムとポンドを混同して飛行機があわや墜落しかけたり、メートルとヤードを混同して人工衛星がどっかに行ったりしている。尊い人命や国民の血税と比べるといささか霞むかもしれないが、ユーザIDとペイロードを間違えて送信したり、金額と口座番号を取り違えて送金したり、秘密鍵と公開鍵を間違えて表示したりしてしまえば、プログラマが大変な苦労をするか、会社そのものが傾くだろう。 しかしながら、データとしてはどちらも同じDouble
どのようなものか? 宇宙のことが学べる Scratch(スクラッチ)でプログラミングすることを学べる 丁寧な解説 イラストがかわいくて楽しい! どのように利用するのか? 無料で利用できる 対象年齢は 種類は どうしてこの教材の存在を知り利用しはじめたか もともとJAXA(ジャクサ)のサイトをよく利用していた Scratch×宇宙(JAXA)!~小学生男子の息子が大好きなもの 今回は小3の息子が使っていたJAXA(ジャクサ)宇宙教育センターのScratch(スクラッチ)教材を紹介します。 スクラッチは子ども向けのプログラミング教材で無料で誰でも利用できます。次の記事に書きました。よろしければご覧ください。 shimausj.hatenablog.com どのようなものか? 宇宙のことが学べる JAXA(ジャクサ)宇宙教育センターが作られたものだから、当たり前ですが、宇宙のことが学べます。 例
日本初の人工衛星「おおすみ」が打ち上げられてから、2020年2月11日で50周年を迎えます。それを記念して日本のロケット開発や宇宙研究に関する資料の展示会「日本初の人工衛星『おおすみ』打ち上げ50周年」が国立科学博物館で開催されます。 これまでに打ち上げられた「おおすみ」から「はやぶさ」など、ロケットの追尾に使われたJAXA内之浦宇宙空間観測所のレーダ用コンソール、ラムダロケット等に搭載された機器、初期のベビーロケット関連資料等を展示。また、JAXA宇宙科学研究所より「はやぶさ」のイオンエンジン等の搭載機器も展示される予定です。 開催期間は1月28日(火)から2月24日(月)まで。国立科学博物館の入場料は一般・大学生 630円(高校生・高等専門学校生以下および65歳以上 無料)となります。 展示物と常設展示中の関連資料は以下のとおりです。 ■展示物 ・宮原(みやばる)司令制御精密レーダ用コ
上空2万メートル付近の成層圏で、ロケットや人工衛星の部品として使われていたとみられるアルミニウムなどの金属を含む微粒子が見つかり、研究チームは、大気やオゾン層に影響を及ぼすおそれもあると指摘しています。 この研究はアメリカなどの研究チームが、16日、世界的な科学雑誌の「アメリカ科学アカデミー紀要」に発表しました。 研究チームは22年から23年にかけて、特殊な航空機で高度2万メートル付近の成層圏を飛行し、大気に含まれている、直径1万分の1ミリ程度の細かい粒子を採取しました。 これを詳しく分析したところ、アルミニウムや銅、それに鉛やリチウムといった金属が含まれていることが分かったということです。 こうした金属は、ロケットや人工衛星の部品として使われていて、以前、採取された微粒子にはほとんど見られなかった金属もあるということです。 研究チームは、ロケットや人工衛星が大気圏に突入して高温になり、蒸
月の裏側での宇宙開発がまた一歩進展する契機になるかもしれません。 モントリオール理工科大学の研究グループは、月の裏側で活動するのに必要な電力を確保する方法として、地球と月とのラグランジュ点(※)のひとつ「L2」に3機の太陽発電衛星(Solar Powered Satellite: SPS)を配備し、月面に設置した受信設備へワイヤレス給電する方法が最適解だとする論文を発表しました。 【▲ 月と地球とのラグランジュ点「L2」に配備した3機の太陽発電衛星(SPS)から月の裏側にワイヤレス給電する仕組みを示した模式図(Credit: Donmez & Kurt(2024))】※…ある天体が別の2つの天体から受ける重力や遠心力と釣り合って、安定できる点のこと。この場合、別の2つの天体は月および地球となり、人工衛星はラグランジュ点近傍の閉じた軌道(ハロー軌道)を周回する。 関連記事 ・まもなく画像公開
航空宇宙メーカー・SpaceXが展開している衛星インターネットアクセスサービス「Starlink」に接続するためのキットがコストコで販売されていたので買ってみました。GIGAZINE編集部のネット回線が台風や地震などの自然災害で外界から切断されたとしても、このStarlinkがあればなんとかインターネットにつなぎ続けられるだろう……と考えて実際に運用してみることにします。まずは、Starlinkに接続するためのキットをじっくりチェックしてみました。 Starlink https://www.starlink.com/ 大阪のコストコ門真倉庫店に到着。 店内に入ってすぐのテレビやPCなどが置かれている一角にキットがドンと積まれていました。箱が真っ黒なのであまり目立たず、初回は気づかず通り過ぎてしまいました。もうちょっと目立たせてほしい感じがします。売られていたのは「スタンダード」と呼ばれる最
宇宙の環境問題を解決するための試みとして、木で人工衛星を作成する研究が京都大学などの研究チームによって進められており、2024年には世界で初めての木製人工衛星が誕生する見込みとなっています。 NASA and Japan to launch world's 1st wooden satellite as soon as 2024. Why? | Live Science https://www.livescience.com/space/space-exploration/nasa-and-japan-to-launch-worlds-1st-wooden-satellite-as-soon-as-2024-why 2023年時点において、地球の周りには使用しなくなった人工衛星や使用済みロケットなどの宇宙ゴミを含め、人工物が8440トン以上も存在しています。宇宙ゴミはチタンやアルミニウムな
「RODOS(Realtime Onboard Dependable Operating System)」はドイツのヴュルツブルク大学(University of Wurzburg)によって提供されているリアルタイムOS(RTOS)である。ライセンスはApache 2.0で、現在もきちんとメンテナンスされている(図1)。 ドイツ航空宇宙センターの「BOSS」がベースに RODOSの元となったのは、ドイツ航空宇宙センター(DLR:Deutsches Zentrum fur Luft- und Raumfahrt)が開発した「BOSS」と呼ばれるRTOSである。BOSSは宇宙衛星のシステムに利用するためのRTOSで、信頼性を高めるとともに認証や検証を容易に行えるように設計された。設計のポリシーは以下のようになっている。 可能な限りシンプルにする アプリケーションの複雑さ削減のために、モダンなフ
国立天文台は7月9日、米SpaceXが計画する巨大通信衛星ネットワークに対し、天体観測へ悪影響があるとして懸念を表明した。米国の天文台では銀河の観測中にSpaceXの人工衛星の光が多数の斜線として写り込むなど、実害が発生しているという。 SpaceXは、衛星通信による世界中へのインターネット通信サービスを提供するために、2020年代中頃までに1万2000基の人工衛星を打ち上げる「スターリンク」計画を進めており、現在までに約60基が打ち上げられている。 国立天文台は、「この衛星群が完成すれば、空には常に約200基の人工衛星が見えることになる」と指摘。人工衛星は太陽光を反射するため、可視光や赤外光での観測では「人工の星」として映像に写ってしまう。スターリンク衛星群が夜空を横切る様子は「銀河鉄道999のようだ」とネットで話題になったが、空を覆うほどまで増えてしまうと天体観測へ悪影響が出ることは想
ソニーは5日、自社開発の高感度カメラを搭載した超小型人工衛星「EYE」が地上局との通信を確立したと発表した。一般の人たちが地上からカメラを操作し、宇宙空間から撮影できるサービスを春ごろに始める。 ソニーは1月5日、自社開発の高感度カメラを搭載した超小型人工衛星「EYE」が地上局との通信を確立したと発表した。3日に米国・フロリダ州から打ち上げ、衛星軌道上に放出されていた。ソニーは一般の人たちが地上からEYEのカメラを操作し、宇宙空間から地球や宇宙を撮影できるサービスを春ごろに始める。 EYEは今後、撮影した静止画や動画を地上に伝送するためのXバンド通信を確立し、カメラを含むシステムのチェックを行う。その後、水を推進力に変える水レジストエンジンを使いより高度な軌道へ移動する予定だ。 EYEは宇宙航空研究開発機構(JAXA)協力のもと、ソニーと東京大学が共同開発した超小型人工衛星。ソニー製のフル
地球の周囲には無数の人工衛星が浮かんでおり、いくつかの人工衛星は地上から目視できる距離を飛んでいます。そんな人工衛星が、地上から見上げるとどのあたりを飛んでいるのザックリ伝えてくれるのが、ウェブアプリの「See A Satellite Tonight」です。目視可能な人工衛星の位置をGoogleストリートビューと重ねて表示してくれるため、実際にSpaceXが展開する衛星インターネットサービス「Starlink」の人工衛星や国際宇宙ステーションが、何時に・どの方向で観察できるのか調べてみました。 See A Satellite Tonight https://james.darpinian.com/satellites/ 「See A Satellite Tonight」のトップページはこんな感じ。どこでもいいので、画面内をクリックすると「See A Satellite Tonight」が起
ソニーによると問題が起きたのは人工衛星の姿勢制御を司るリアクションホイール(reaction wheel)と呼ばれる機構。トルクの反力で角運動量を発生させる一種のアクチュエーターだが、X軸/Y軸/Z軸を制御する部分のうち1つに電源が入らなくなった。 EYEは磁気トルカと呼ばれる電磁石と地球の地磁場を干渉させて姿勢を制御する機構も備えているため、太陽光パネルを太陽に向けて充電するなど基本的な姿勢制御には問題ない。しかし姿勢制御の速度は落ちるため、発表時に公表したような利用者が任意に衛星を動かすといった場面では「一部動きに制約が出る」という。 また姿勢制御が遅くなることで、アンテナを地球に向けて通信を行う際の効率も落ちる。これにより通信時のデータ量が制限され、例えば動画の撮影時間が短くなる可能性もある。 ソニーは「楽しみにしていただいているお客様には大変申し訳なく思っている」とし、当初予定して
近年、盛んに打ち上げられている人工衛星群(コンステレーション)が夜空で明るい光を放つため、天文学者による天体観測の著しい妨げになることが懸念されている。米国天文学会は、この問題に関する報告書を発表し、解決策を探ることを提言した。 by Neel V. Patel2020.10.02 60 72 15 9 天文学コミュニティに緊張が走っている。地球低軌道を周回する人工衛星の数が増えたことで、空を明瞭に見ることがほとんど不可能になっているからだ。 メガコンステレーション(巨大人工衛星群)が天文学コミュニティに及ぼす真の脅威はようやく理解され始めたばかりだ。米国天文学会が8月に公開した報告書では、メガコンステレーションが、これから実施される可視域や近赤外域における「天体観測を根本から変えてしまう」と結論づけている。「今後は、太陽の光に照らされた人工衛星が夜空の画像に当たり前に写り込んでくるでしょ
イーロン・マスク氏が設立した民間宇宙開発企業のSpaceXといえば、NASAと共同でアメリカ初の民間宇宙船の打ち上げに成功しています。そんなSpaceXは、1万2000基もの人工衛星を使って宇宙からインターネットアクセスサービスを提供する「Starlink」というプロジェクトを進めており、すでに複数の人工衛星が打ち上げられています。そんな既に地球の周回軌道上に存在するStarlink用の人工衛星が、宙のどこにあるかを確かめることができるマップが登場しています。 starlink satellite map https://satellitemap.space/indexA.html SpaceXのStarlinkプロジェクトは、地球周回軌道上に1万基を超える人工衛星を配置し、これを用いてインターネット接続環境を構築するというもの。Starlinkプロジェクトで使用される人工衛星が最初に打ち
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