公務災害情報の黒塗り「違法」 自死職員妻の開示請求―財務省改ざん問題 2021年09月21日20時20分 赤木俊夫さんが改ざんの経緯などを記した文書「赤木ファイル」=6月22日、大阪市北区 学校法人森友学園への国有地売却をめぐる財務省の公文書改ざん問題で、自殺した同省近畿財務局職員赤木俊夫さん=当時(54)=をめぐり、公務災害補償に関する個人情報の開示を遺族が請求した際、大部分を黒塗りとした人事院の決定について、情報公開・個人情報保護審査会が「違法で取り消すべきもの」と答申したことが21日、分かった。 「黒塗りせず全て出して」 赤木ファイル提出前に妻―財務省文書改ざん訴訟 妻雅子さん(50)の代理人弁護士が明らかにした。今後、人事院は答申を踏まえ、公務災害の発生理由などの開示可否を判断するとみられる。 雅子さんは2019年、俊夫さんの公務災害認定を受け、情報開示を請求。人事院が開示した約7