保育園を運営する社会福祉法人を設立した企業が、いわゆる「美少女フィギュア」を制作・販売していることについて、問題点を整理してみた。 はじめに 自分の子どもは京都市内の公立(市営)保育所に通っている。この保育所の運営は近々、民間の社会福祉法人(以下、A法人としておく)に移管される予定だ。要するに民営化なのだが、民営化そのものの是非や賛否については一旦措くとして、移管先に選定された法人については様々な面で問題を感じている。そのうちの一つが、当該法人と密接な関係を持った企業(以下、B社としておく)が、いわゆる「美少女フィギュア」を制作・販売していることだ。 ただ、そのことのどこが問題なのか、なかなか上手く説明できないし、保育所の保護者間でも共通理解があるわけではない。商品の写真を見て眉を顰める人は多いが、感覚的に「イヤだ」と言っているだけだと、「気にしすぎでしょ」とか「言いがかりだ」とか言われて