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政治分析の検索結果1 - 40 件 / 206件

  • 「ミーム戦」とか分かんない人用メモ|山本一郎(やまもといちろう)

    最近プロパガンダの話とは別にミーム戦がどうこうという話を耳にする人が増えたかもしれないし、増えていないかもしれない。 より詳しい人は「デジタルゲリマンダー」について文献を漁ってもらえれば良いと思うが、既存メディアの人たちや政治分析に従事する人たちですらその前段階の概念であるミーム戦について理解していない人たちが多いので、そのうち削除するけど念のために書いておく 「ミーム戦」を知る前に まず情報部門では「アナリスト」と言われる学識ある偉い人と、「エージェント」と言われる正規軍の人たち、そして現地で違法行為も厭わず情報をかき集める「オペレーター」とに分かれる 昔は野球の守備位置に例えられるぐらいそれなりに厳格に資格が分かれていたのだが、最近では現地採用の人が偉くなってエージェント活動を担ったり、湾岸戦争後にクウェートやアフガニスタンに自ら乗り出して現場活動を始めてテロ死したアナリストもいるので

      「ミーム戦」とか分かんない人用メモ|山本一郎(やまもといちろう)
    • “高学歴な人”ほど左派政党を支持する「先進国の現実」

      フランスでの燃料税増税への反対デモ「黄色いベスト運動」のように、いま世界中で政治への不満が高まっている。その背景として、世界の政党の大きな変容が挙げられる。 かつて左派といえば、労働者の権利を守る集団だった。だが現在の左派政党は労働者の味方であることをやめ、エリートのための政党に変容しつつあると、金融アナリストの吉松崇氏は指摘する。 吉松氏の著書『労働者の味方をやめた世界の左派政党』では、『21世紀の資本』の著者トマ・ピケティの政治分析をヒントに、21世紀の労働者を救う道を探っている。 本稿では同書より、ピケティの分析から左派政党の支持基盤が知的エリートに変容し、ブルーカラーの味方がいなくなりつつある現状を指摘した一節を紹介する。 ※本稿は吉松崇著『労働者の味方をやめた世界の左派政党』(PHP新書)より一部抜粋・編集したものです。 トマ・ピケティが発見した左派政党の支持者の「新法則」 ピケ

        “高学歴な人”ほど左派政党を支持する「先進国の現実」
      • 一般教養のある人なら軒並み読んでる"本"教えて | ライフハックちゃんねる弐式

        2015年02月28日 一般教養のある人なら軒並み読んでる"本"教えて Tweet 56コメント |2015年02月28日 12:00|書籍・読書|Editタグ :一般教養 3 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/02/28(土) 01:48:46.47 ID:VMfTEKl00.net 7つの習慣 当ブログサイトはアフィリエイト広告、バナー広告を利用しています。 5 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/02/28(土) 01:49:05.18 ID:p89qWfYld.net 聖書 6 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/02/28(土) 01:49:07.05 ID:So+HPO1s0.net アドラー心理学 11 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/02/28(土) 01:49:25.34 ID:s/oV

          一般教養のある人なら軒並み読んでる"本"教えて | ライフハックちゃんねる弐式
        • 政党座標テスト - Individual Differences Research Labs

          IDR Labs政党座標テストはIDR Labs Internationalの所有物です。政党コンパステストは、Pace News Limitedの登録商標です。投票コンパスは、Vox Pop Labs Inc.の登録商標です。Pace News LimitedとVox Pop Labs Inc.のいずれも本サイトとは一切提携していません。 本 テストは専門家の政治分析と、あらゆる面の政治的分布からの回答者の援助を得て作られました。それでもテストは単に指標であることを意識しておいてください – まずはあなたの政治的指数を読み取る事から始まります。 学術研究で利用される専門的または「公式」であろうと、本テストのような無料のオンラインテストであろうと、政党座標テストはあなたの政党の見解に関するきっかけを与え、手助けをする指標です。過去に考案されたテストは十分な精度と信頼性がある政治的な忠誠を示

            政党座標テスト - Individual Differences Research Labs
          • 日本人は少子高齢化という衰退を楽しんでいるのか:日経ビジネスオンライン

            フランスを代表する知識人、エマニュエル・トッド氏は、前回のインタビューで、「ユーロを生みだしたフランス経済は、ユーロによって破壊された」と述べた。経済だけでなく、政治的にもドイツに頭が上がらない。 だが、唯一、うまくいっている分野がある。出生率だ。フランスでは政府の教育費無料化などの施策によって所得階層のすべてで出生率が上昇している。フランスと対照的なのが日本。歴史人口学者として、きつい警告を日本政府に発する。 (聞き手は黒沢正俊=出版局編集委員) エマニュエル・トッド氏 フランス国立人口統計学研究所(INED)の研究員。歴史人口学者、家族人類学者。1951年生まれ。祖父は作家のポール・ニザン。1976年に出版した処女作『最後の転落』でソ連崩壊を予言して衝撃を与える。2002年の『帝国以後』で米国の衰退を予言、世界25カ国に翻訳されるベストセラーとなった。他の著書に『世界の多様性』、『新ヨ

              日本人は少子高齢化という衰退を楽しんでいるのか:日経ビジネスオンライン
            • 首都大学東京ビジネススクール不合格記 - Kentaro Kuribayashi's blog

              首都大学東京ビジネススクールの2014年度入学試験を受験し、不合格となりました。本エントリでは、この日をもって終わった久々の受験生生活をふりかえります。 受験の経緯 このブログでしばしば書いている通り、去年は勤務先でスクラムを導入したりしていました。ソフトウェア工学的な意味での開発プロセスとして興味深いのはもちろん、僕にとってそれはむしろ、組織とはなんなのか、企業組織とはいかにして可能なのか、そしていかにしてそれを良くし得るのかという、どちらかというと組織論(とか組織社会学?)的な問いを喚起するものでした。 ちょうどそういうことを考えていた折り、尊敬するジム・コープリエンさんらの『組織パターン』という本が訳されて、さっそく読みました。それがとても面白く、実践的にも役立ったので、もう少し組織論を学習してみようと思ったのです。次に読んだのが『組織論 補訂版 (有斐閣アルマ)』という教科書。簡潔

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              • 中国のネットで「くまのプーさん」が検閲される理由

                【7月17日 AFP】「くまのプーさん(Winnie-the-Pooh)」は中国の検閲官を怒らせるようなことを何かしてしまったのだろうか?中国のソーシャルネットワークでは、くまのプーさんが一部ブロックされているという。 当局はこの取り締まりについて説明していないが、プーさんは過去にネット上で中国の習近平(Xi Jinping)国家主席と体形を比べられ、話題になったことがある。 中国版ツイッターの「ウェイボー(微博、Weibo)」では17日現在、プーさんの画像や中国語名を投稿することは禁じられていない。しかし、プーさんに言及するコメントについては、「このコンテンツは違法」とのエラーメッセージが表示され、それ以上先へは進めない。 メッセージアプリ「微信(ウィーチャット、WeChat)」の公式ステッカーのギャラリーからも、プーさんは削除された。 習主席とプーさんの比較が最初に登場したのは2013

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                • 日本の「アフリカ権威主義政治化」現象?〜森友学園問題からの一考察(その1) | Lifestyle&平和&アフリカ&教育&Others

                  お待たせしました。一応「専門」なので、もう少しまとめてからと思っていたらあっという間に時間が経過。 大学を辞める直前にやっていた研究が、「民主選挙下のアフリカの(独裁)権威主義体制の研究」でした。日本国際政治学会にも論文を掲載していただいていたところで、次はモザンビークとルワンダを比較政治学的にアプローチしようと思っていたところ、色々なことが起こったといこともあるし、世界的にはすでに沢山の方が研究されていることもあり(私でなくていいやん)、止めてしまったところでした。 しかし、現代アフリカ政治学のバックグラウンドが今の日本政治の分析に役立つ(かも)時代がくるとは・・・予感あがったものの、思ったより早くきたな・・・というのが正直なところの感想です。 が、まだ日本については(も)勉強不足なので、あくまでも「森友学園問題」で明らかになった情報を、「現代アフリカの独裁・権威主義体制の研究」を踏まえ

                    日本の「アフリカ権威主義政治化」現象?〜森友学園問題からの一考察(その1) | Lifestyle&平和&アフリカ&教育&Others
                  • 2010年代、社会科学の10冊 - 西東京日記 IN はてな

                    2010年代になって自分の読書傾向は、完全に哲学・思想、心理、社会、歴史といった人文科学から政治、経済などの社会科学に移りました。その中でいろいろな面白い本に出会うことができたわけですが、基本的に社会科学の本、特に専門書はあまり知られていないと思います。 人文科学の本は紀伊國屋じんぶん大賞など、いろいろと注目される機会はあるのに対して、社会科学の本はそういったものがないのを残念に思っていました。もちろん、いい本は専門家の間で評価されているわけですが、サントリー学芸賞などのいくつかの賞を除けば、そういった評価が一般の人に知られる機会はあまりないのではないかと思います。 そこで社会科学の本の面白さを広めようとして書き始めたこのエントリーですが、最初にいくつか言い訳をします。 まず、「社会科学の本」と大きく出たものの、法学や経営学の本はほぼ読んでいませんし、以下にあげた本を見てもわかるように社会

                      2010年代、社会科学の10冊 - 西東京日記 IN はてな
                    • 加藤陽子の近代史の扉:学術会議「6人除外」 「人文・社会」統制へ触手 | 毎日新聞

                      発足直後の世論調査で6~7割超の支持を得た菅義偉内閣。行政改革やデジタル庁など重要案件が待つ今、なぜわざわざ、日本学術会議の新会員候補名簿から6人を除外して決裁するという批判を浴びるまねをしたのか。目的と手段の点で整合的ではなく見え、政治分析の玄人筋も首をひねる事態となった。 少し回り道をしよう。今の大学は、高校生向けの出張講義に熱心だ。先日、ある県立高の2年生に向けたオンライン講義で、歴史学は何をする学問かについて話をした。まず、英国の歴史哲学者コリングウッドの定義では、こう説明される。「歴史の闇に埋没した『作者の問い』を発掘すること」だと。換言すれば、歴史上一定の時代に現れたり創られたりした制度・組織・論理が、なぜその時代に現れるのかを考える態度となる。制度や組織を創り出した「作者」の思索の跡をたどるのが歴史学の役割ということになろう。 こう述べた後、一つの問いを考えてもらった。188

                        加藤陽子の近代史の扉:学術会議「6人除外」 「人文・社会」統制へ触手 | 毎日新聞
                      • Access Accepted第571回:CIAが諜報員教育のためにボードゲームを使用

                        Access Accepted第571回:CIAが諜報員教育のためにボードゲームを使用 ライター:奥谷海人 CIAが開発し,諜報員の訓練のために利用しているというボードゲームのルールブックが一般公開され,話題を集めている。世界にその名を轟かせる情報機関が,トレーニングにゲームを活用しているということがまず面白いが,ルールブックの公開は広報活動の一貫でもあるらしい。いずれにせよ,ゲームがさまざまなところに浸透していることを思わせるトピックだ。 CIAがボードゲームで諜報員を訓練? 音楽や映画,インタラクティブメディアなどの複合イベントとして知られる「South by Southwest 2017」(SXSW 2017)が約1年前の2017年3月,テキサス州オースティンで開催された。それに併催する形で行われた「Interactive Technology Festival」のセッションにおいて

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                        • 若者たちがチョ・グクをめぐる議論に憤慨した理由とは

                          若者と専門家に聞く 地方大学卒業後、就職準備中の20代 「娘の入試めぐる疑惑にもかかわらず、チョ長官を擁護する586名望家に怒りを覚えた」 「既得権のカルテルが水面に浮上、586世代の利益ネットワークに変質」 専門家「民衆と共に歩むとしながら、選挙工学的な計算ばかりしている」と苦言 ちょうど1カ月間、韓国は「チョ・グクをめぐる議論」の渦中にあった。文在寅(ムン・ジェイン)大統領が先月9日、チョ・グク前大統領府民情首席を法務部長官候補者に指名してから、チョ候補者が長官に任命された今月9日まで、チョ長官をめぐって数々の疑惑が次々と持ち上がった。チョ長官の任命に反対する大学生の抗議のろうそく集会も続いた。任命当日の9日にも、ソウル大学では500人以上の在学生と卒業生が、釜山大学でも約70人が集まって3度目のろうそく集会を開き、「法務部長官の資格はない。直ちに辞任せよ」と声を高めた。 多くの疑惑の

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                          • 集団思考 - Wikipedia

                            この記事は「前掲書」・「同書」・"ibid."・"loc. cit." などの表現を用いて文献を示していますが、他の利用者の編集によって順番が入れ替わるおそれがあるためこうした参照方法は推奨されません。書誌情報の記載にはガイドラインで推奨される方法を用いてください。(2012年11月) 集団思考(しゅうだんしこう、英: groupthink)とは、集団で合議を行う場合に不合理あるいは危険な意思決定が容認されること、あるいはそれにつながる意思決定パターン。そのまま「グループシンク」ということもある。集団浅慮と訳されることもある。いわゆるデマや流言、インターネットから発生する幼稚な自己表現などがここから発生すると見る向きもある。政治的な意思決定のような場面では、集団思考は致命的である。アメリカ史上最高の大統領ランキングで10位を確保した[1]バラク・オバマは、集団思考を避けるチームを作りたいと

                            • アングレーム国際漫画祭"論破プロジェクト"への関与、幸福実現党幹部が語っていた

                              「論破プロジェクト」を自身の活動であるかのように語った幸福実現党・総務会長兼出版局長の矢内筆勝氏(2010年・幸福実現党結党1周年記念大会で) 仏・アングレーム国際漫画祭で従軍慰安婦問題をめぐる日本側の展示が中止に追い込まれた問題で、日本側団体「論破プロジェクト」が幸福の科学がらみであることは、本紙既報の通り。これに関連して昨年12月、幸福実現党幹部がラジオ放送で、「論破プロジェクト」がさも自分たちのプロジェクトであるかのように語っていたことがわかりました。また、幸福実現党サイトや党員のブログ等から、同党が「論破プロジェクト」に関わっている事実を記した記事が削除されていることもわかりました。途中までは積極的に当関連の活動としてアピールしていながら、現在では関与を示す情報が幸福の科学側のサイトから消えている状態です。 ■幸福実現党幹部が語る「論破プロジェクト」 「論破プロジェクト」は、幸福実

                                アングレーム国際漫画祭"論破プロジェクト"への関与、幸福実現党幹部が語っていた
                              • 政党-利益団体の御恩-奉公関係だけを見ると日本の政党政治を見誤る

                                anond:20221112012036 政党政治を政党と利益団体による利害関係の綱引きとして見るのは古典的には正しいが この見方をすると日本の政治分析においてはしばし大外しをするので気をつけたほうが良い。 とくに例示されている旧民主党の崩壊や、統一教会問題は政党-利益団体の御恩-奉公関係だけでは分析できない典型例である。 日本の政治システムを分析する上で抑えて置かなければいけない点は 日本の法律だと、利益団体へと利権誘導することは可能でも、政党団体自身の構成員に直接利益を与えることは非常に難しいということだ。 そんなの当たり前だと思うだろうか?しかしこれは日本特有の異常な構造なのだ。 集票装置としての価値の低い統一教会が自民に入り込めたのは、秘書から末端政治スタッフを無償で供給できるという特殊性ゆえだった。 この「下剋上」的な構造は例えば米国ではまずありえない。 米国では常勤スタッフだけ

                                  政党-利益団体の御恩-奉公関係だけを見ると日本の政党政治を見誤る
                                • 政治家を悪者にしてもなにもはじまらない/政治学者・菅原琢氏インタビュー - SYNODOS

                                  日々、テレビや新聞では「国会」の様子や「政治家」と呼ばれる人たちの発言が大きく報道され、さまざまな議論を呼んでいる。政治経済の授業でいろいろと教えてもらった気はするけれど、実際、日本の政治で何が起こっているのかを考えてみると、難しくてわからないことだらけだ。現在、日本でおこなわれている「政治」とはいったいどのようなしくみなのだろうか。そして、その「政治」を扱う学問である「政治学」ではどのようなことが研究されているのだろうか。政治学者の菅原琢さんにお話をうかがった。(聞き手・構成/出口優夏) ―― まず、政治学とはどういう学問でしょうか? 政治と呼ばれるものを対象とした学問です。ただ、この政治の範囲は広く、人によって定義もさまざまです。そのなかで、どういったものを対象とし、どういう方法で研究するかも学者によってさまざまです。 たとえば、高校生のみなさんがもっている政治のイメージもひとつではな

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                                  • 民主党議員秘書の勝見貴弘氏がTwitter上で論争相手をSOB(Son Of a Bitch)呼ばわり : 週刊オブイェクト

                                    金子秀敏氏が「それ(核兵器)が沖縄に隠されてる。鳩山首相が抑止力とした正体はそれだ」とトンデモ陰謀論| Main | 鳩山首相が辞任>> 民主党犬塚直史参議院議員秘書の勝見貴弘(@tkatsumi09j)氏とTwitter上でやり取りしていたんですが、幾らなんでもこれは軽率過ぎます、議員秘書が公衆の目の前でこんな言葉を口走るだなんて・・・Twitterが全世界に向けて公開されているという自覚が無いのでしょうか? SOBとはスラングで"Son Of a Bitch"の略です。サノバビッチ、男性を侮辱する言葉ですが、これは英語圏では放送禁止用語であり、もし政治家が口走ったら大問題となる非常に危険な禁句です。 "No use wasting my senses on the senseless SOBs." (無分別なクソ野郎どもの為に私の知性をすり減らすことは無意味だ) まさか相手を見下して英

                                      民主党議員秘書の勝見貴弘氏がTwitter上で論争相手をSOB(Son Of a Bitch)呼ばわり : 週刊オブイェクト
                                    • 反動的労働者階級? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

                                      さて注目されていたオランダの下院選挙は、右翼の自由党は議席を伸ばしながらも第2党にとどまり、与党の自由民主党が議席を減らしながらも第1党に踏みとどまった、と報じられていてその通りなのですが、選挙結果を良く見ると、最大の敗者は38議席を一気に9議席に激減させた労働党であることが分かります。 https://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/eu170316.pdf オランダ労働党といえば、労働組合出身のウィム・コックがむしろ福祉国家の見直し路線を進め、EUレベルではフレクシキュリティの唱道役を務めたことで記憶が鮮烈ですが、むしろ足下の労働者の支持を失い、その票が右翼に流れたという面があるようです。 例によって、ソーシャル・ヨーロッパ・マガジンには、「反動的労働者階級?」(Reactionary Working Class

                                        反動的労働者階級? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
                                      • SYNODOS JOURNAL : 政治と経済の失われた20年 ―― データから語る日本の未来 片岡剛士×菅原琢×荻上チキ +飯田泰之

                                        2013/2/189:0 ツイート 政治と経済の失われた20年 ―― データから語る日本の未来 片岡剛士×菅原琢×荻上チキ +飯田泰之 自民党の圧勝で終わった昨年の衆議院議員総選挙。総選挙二日後に行われた本イベントにおいて、エコノミストの片岡剛士氏は民主党の大敗を、マニュフェストが実現できなかったことに対する国民の失望の結果だと解説。政権を奪取した自民党・安倍総裁の掲げる「アベノミクス」が、日本経済に対してどのような影響を与えるか、データを分析した上で語った。 対して政治学者の菅原琢氏は、自民党の得票数・得票率から、本選挙において自民党は決して圧勝していないことを提示。現行制度である小選挙区比例代表並立制では、政党「制」と言える安定した状態が一向に訪れない可能性を指摘し、拘束名簿式の比例代表制一本にすることを提案した。 本格的に始動し始めた安倍政権。2013年7月に迫る参議院議員総選挙。飛

                                        • SYNODOS JOURNAL : “ネット上の小沢人気”言説が示すネットと政治の今後 菅原琢

                                          2012/12/319:0 “ネット上の小沢人気”言説が示すネットと政治の今後 菅原琢 世論の曲解 なぜ自民党は大敗したのか (光文社新書) ■ネットの「世論」を提示するネット投票 インターネットでは、同じ政治的意見を持つ人が数人集まると、それを「みんなと同じ意見」と認識する人がいる。これが数十人ともなれば、それを「世論」と表現する人も出てくる。これは一見馬鹿馬鹿しく感じるかもしれないが、普段生きているリアル世界で政治的な議論がほとんど交わされていないのであれば、そのように感じる余地は充分にあるだろう。そしてネットには、そのように感じさせる種や仕掛けが無数に存在している。 よくある「ネット投票」の類はそうした仕掛けの代表である。ネットで実施される投票や調査の類が、調査会社やメディアが実施する世論調査と全く異なるものであることは、もはや言うまでもないだろう。しかし、ネット投票にまつわる動きは

                                          • #アキエゲート の追及① 安倍昭恵のスピリチュアル八紘一宇|馬の眼 ishtarist

                                            連載タイトル変更についてこれまで「カルト政権の淵源」という連載記事で書いてきましたが、スタンスを明確にするために、「#アキエゲート の追及」という連載タイトルに変更します。 首相夫人と取り巻きのカルト集団が、国政に介入している疑惑、それを私は「アキエゲート」と名付けます。選挙で選ばれてもいない、公務員ですらない巫女気取りの一私人が国政に関与し、民主主義国家の憲法秩序を崩壊させている。そして、それを安倍首相も知りながら放置しているのです。 民主主義を守るため、私はこの連載で、安倍政権の実像を皆さんに伝えていきます。 転載にあたってこれから、『月刊菅野完 Gesellschaft』に連載中の私の論考、「カルト国家の淵源」を、編集部の許可をいただき、大幅加筆・修正の上で、Noteに転載していきます。 なかなか入手しづらい媒体なので、こうしてアクセスしやすい形で公開させていただけることを、大変嬉し

                                              #アキエゲート の追及① 安倍昭恵のスピリチュアル八紘一宇|馬の眼 ishtarist
                                            • 日本の弱さを示す偏狭な民族主義--人民網日本語版--人民日報

                                              政治分析学者は現在の日本の民族主義を「新民族主義」という言葉で以前のものと区別する。1980年代の民族主義が一部右翼政治家による懸命な煽動の結果だったとするなら、いわゆる「新」は現在の偏狭な民族主義が一部の政治家、メディア、学者、そして多数の国民の大合唱である点にある。(文:楊子岩。人民日報海外版掲載) A級戦犯の位牌を祀る靖国神社は日本と隣国との間に横たわる敏感な地帯だ。日本の政治人物が靖国神社を参拝するたびに、周辺国に強烈な反応を引き起す。だがこうした反応はかえって日本の政治家にしばしば利用されている。これによって国内の偏狭な民族主義感情を煽り、右翼勢力は国に強硬姿勢を改めて呼びかけ、政治屋はより右傾的な行動に出る権力を与えられるのだ。まさに悪循環である。 今回の春季例大祭でも同様の循環が見られる。安倍晋三首相は「内閣総理大臣」の名で靖国神社に「真榊」と呼ばれる供物を奉納。麻生太郎副総

                                              • 南シナ海の「現状」はすでに変更されている 〜プロスペクト理論から〜 : 海国防衛ジャーナル

                                                以前、プロスペクト理論について紹介しました。 (2014/11/14)プロスペクト理論:現状維持の「現状」ってどこ? 抽象的な説明で分かりにくいところもあったと思います。そこで、米海軍が南シナ海において「航行の自由作戦(Freedom Of Navigation OPeration:FONOP)」を実施したこの機会に、南シナ海問題という具体的な事例を当てはめてみると、より分かりやすいかな、ということで改稿・加筆してみました。 南シナ海の参照基準点はすでに変更されている 意思決定者は置かれた条件によって絶対的な価値に対して主観的な評価をします。この評価の基準となるのが、参照基準点です。国際政治で現状維持というときの「現状」とは、すなわち参照基準点のことです。 現状=参照基準点は刻々と変化します。意思決定者の現状に関する主観的な理解(獲得/損失どちらのドメインにいるのか)だけでなく、欲求や期待

                                                  南シナ海の「現状」はすでに変更されている 〜プロスペクト理論から〜 : 海国防衛ジャーナル
                                                • 特別寄稿・「価値」を入れ替える政治に転換せよ 「維新的なものの勝利」の時代に野党に求められること=白井聡〈サンデー毎日〉 | 週刊エコノミスト Online

                                                  白井聡氏 「維新的なもの」が席巻する政治状況とは何か。「それは、ポスト・トゥルース時代のプロパガンダの勝利だ」と喝破する闘う政治学者は、「フェイク」に対して「事実」を対置するのではなく、「価値」の転換をもたらす政治が必要だと言う。野党再生のための必読論考! 直近の各社世論調査によれば、野党第一党の座を占める党は、立憲民主党から日本維新の会に移り変わりつつある。このままでは本年7月に行われる参議院選挙で立憲民主党はさらなる大敗を喫して、同党は解党の過程へと突入するであろう。 いま明らかになってきたのは、立憲民主党の総選挙敗北が意味するのは、単に枝野執行部の敗北(また同党の一歩後退)などという生易しいものではない、ということだ。それは党そのものの解体を導くような敗北であり、ひいては同党が代表してきた現代日本社会におけるリベラルな勢力への致命的なダメージである。 というのは、昨秋の総選挙――その

                                                    特別寄稿・「価値」を入れ替える政治に転換せよ 「維新的なものの勝利」の時代に野党に求められること=白井聡〈サンデー毎日〉 | 週刊エコノミスト Online
                                                  • 政権交代なき二大政党制は最悪の組み合わせである/『「野党」論』著者、吉田徹氏インタビュー - SYNODOS

                                                    小選挙区―二大政党制のもとで、野党の重要性はかつてなく高まっている。だが現実には、野党へのまなざしはきわめてシニカルだ。いま野党に求められている役割は何なのか? そしてそれは、どうすれば実現されるのか。『「野党」論――何のためにあるのか』(ちくま新書)を上梓した吉田徹氏にお話を伺った。(聞き手・構成 / 芹沢一也) ――なぜいま、野党をテーマにしようと考えたのでしょうか? 2009年の政権交代選挙があり、自民党が下野して、これからは政権交代をめぐる政党政治が日本でも生じることになると思ったのがきっかけです。自民党が下野したなら、民主党が下野する時も来るだろう、すなわち、政権交代を語ることは野党を語ることにほかなりません。もっとも、「野党」を主語にした政治分析は、すでに政権交代が常態化した先進国で、世界的には流行らなくなっているという欠落がありました。 そんな話を全国紙のオピニオン欄担当とも

                                                      政権交代なき二大政党制は最悪の組み合わせである/『「野党」論』著者、吉田徹氏インタビュー - SYNODOS
                                                    • ドコモiPhone発売報道の狙いは汚染水問題の隠蔽!

                                                      アルルの男・ヒロシ @bilderberg54 合理的選択論と批判地政学による国際政治分析/Is Japan a two-party system? Nope.Japan is a neoliberal capitalist system with a triumvirate of business, bureaucracy, and the US アルルの男・ヒロシ @bilderberg54 妄想:日経編集部で。デスクA「一面写真は竹田招致委員感動の記者会見だな」デスクB「いや、その会見今動画で見ているんだけど海外記者に突っ込まれてるぞ」デスクA「これじゃあ記事にならないよ。竹田の記事はスポーツ面に飛ばして、なにか暇ネタない?」デスクC「ドコモアイフォン導入予定稿が」 アルルの男・ヒロシ @bilderberg54 妄想続き:日経編集部にて。デスクA「またドコモアイフォン導入の記事か。

                                                        ドコモiPhone発売報道の狙いは汚染水問題の隠蔽!
                                                      • 日本は「右傾化」したのか - sunaharayのブログ

                                                        宣伝ですが,小熊英二・樋口直人『日本は「右傾化」したのか』慶應義塾大学出版会,に「地方議会における右傾化-政党間競争と政党組織の観点から」という論文を,秦正樹さん・西村翼さんとの共著で寄稿しました。ヨーロッパを中心に,右翼政党が進出するメカニズムについての先行研究を整理したうえで,日本の地方議会で同様に右翼勢力が進出のような現象がみられるか,見られるとしたらなぜなのか,について議論したものです。対象になっているのが2015年以降なので,「進出するようになった」といった時系列な変化について十分に扱えているわけではないですが,地方議会での審議から右翼的な言辞が交わされている傾向を持つ地方議会・議員がなぜ生まれるようになったかについて考えた感じです。 対象にしたのは大阪維新の会という「右翼」と見られがちな新党が参入している大阪府下の(政令市以外の)市です。仮説としては,(1)政党間競争→右翼とさ

                                                          日本は「右傾化」したのか - sunaharayのブログ
                                                        • SYNODOS JOURNAL : 民主党代表選の党員投票から日本の政党組織について考える 菅原琢

                                                          2010/10/27:0 民主党代表選の党員投票から日本の政党組織について考える 菅原琢 ◇政治現象を数値化すること◇ 政治現象を数値化して分析するというと、奇妙に感じる人も多いだろう。選挙結果や内閣支持率のような数字そのものが焦点となる場合を除けば、政治は人が主役であり、特定の状況での彼らの打算や感情を推測することが分析だと思われている。 そこで、このシノドス・ジャーナルでの連載では、なるべく簡単な手法を用いながら現実の政治現象を計量的に分析し、現代日本政治について論じていきたい。 ◇既存メディアが苦手とする政党組織◇ 第1回となる今回は、9月14日に行われた民主党代表選を取り上げる。 民主党代表選は、国会議員、地方議員、党員・サポーターという3つの有権者団によって行われる。国会議員は1人2ポイントを有しており、地方議員は全体で100ポイントをもち、投票結果をもとにドント式で配分される。

                                                          • 「国際関係」か「民主主義」か?――英国のEU離脱と現代欧州解体の構造/白鳥浩 - SYNODOS

                                                            2016年6月23日は、国際関係に関心のある人間にとっては、歴史上の大きな出来事の起こった日として、強く心に残る日となったといえる。英国は、欧州連合(EU)の一国という「国際的な地位」を、投票という「民主的な手続き」によって否定したのであった。つまり、英国はEUからの離脱を選択したのである。 投票結果は、残留が48.1%であったのに対して、離脱が51.9%という僅差であった。また、投票率は72.2%を数え、国民の関心の高さを反映するものであった。 この英国のEUからの離脱は、国民投票が現実味を帯びてきた2015年ころから、「ブレグジット(Brexit)」という言葉を用いて議論されてきた。これは欧州通貨危機、いわゆる「ユーロ危機」に関して、ギリシャがEUから離脱することを、切り離すという「グレグジット(Grexit)」として揶揄した用語を意識したものである。英国の決定は、現代社会にとってどう

                                                              「国際関係」か「民主主義」か?――英国のEU離脱と現代欧州解体の構造/白鳥浩 - SYNODOS
                                                            • 書評 「The Parasitic Mind」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                                                              The Parasitic Mind: How Infectious Ideas Are Killing Common Sense 作者:Saad, GadRegnery PublishingAmazon 本書は進化心理学者ガッド・サードによる一冊.ガッド・サードは消費者心理やマーケティングを進化心理学的に分析考察する業績で知られている.題名は「寄生性の心:どのように感染性のアイデアが常識を殺すのか」という意味であり,一見したところミーム論の本のように見える(私としては進化心理学者の書いたミーム論だと思って手にした一冊になる).しかし実際に読んで見るとこれは現在アメリカのアカデミアで一大勢力を振るうウォークプログレシブによるキャンセルカルチャー告発の書であった.アカデミアのキャンセルカルチャーの問題を扱った心理学者がかかわった本としては以前にルキアノフとハイトの「The Coddling

                                                                書評 「The Parasitic Mind」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                                                              • SYNODOS JOURNAL : データで政治を可視化する 菅原琢×荻上チキ(2/2)

                                                                2012/12/179:0 データで政治を可視化する 菅原琢×荻上チキ(2/2) 「ダメ出し」ではなく「ポジ出し」を! 非難やあら探し、足の引っ張り合いはもういい。ポジティブで前向きな改善策を話し合おう――。気鋭の評論家と政治学者による対談。印象論で語られがちな政治の見方を変える方法とは? 日本の難題をかたづけよう 経済、政治、教育、社会保障、エネルギー (光文社新書)  ■一般ユーザーに分析を任せる 荻上 7月からSYNODOSで「復興アリーナ http://fukkou-arena.jp/」というサイトを立ち上げています。震災復興に関する情報を取材し載せていくもので、新聞記者に震災記事を書くときの反省点を伺ったり、被災地で自治会長や子供をもつ女性たちの座談会を開き、仮設住宅の課題を語っていただいたりしています。 毎日新聞の小川一編集局長にお話を伺ったときに、「ソーシャルメディアの役割が

                                                                • 政治 - Wikipedia

                                                                  この記事には参考文献や外部リンクの一覧が含まれていますが、脚注による参照が不十分であるため、情報源が依然不明確です。適切な位置に脚注を追加して、記事の信頼性向上にご協力ください。(2020年8月) 政治(せいじ)とは、国家の意思決定機関である主権をもとに、共同体の領土や資源を管理し、それに属する構成員間あるいは他共同体との利害を調整して社会全体を統合する行為、もしくは作用全般を指す言葉である[1]。 英語における政治(politics)の語源は古代ギリシアのポリス(都市国家)に由来する。ポリスは政治的共同体(ポリティーケ・コイノーニア)とも呼ばれ、君主制を廃止した後に民主政・寡頭制・僭主などと様々な政治体制へと切り替えて、立法などの手段を用いて市民間の利害を調節し、商業や戦争などを通してポリス全体を発展させたことが今日において知られている。経済学の視点から政治の本質を再配分の過程と見なす考

                                                                  • グローバリゼーションと国民国家

                                                                    加藤哲郎(一橋大学・政治学)   1 「国家論ルネサンス」の回顧   久しく遠ざかっていた国家論の世界に、再び取り組まざるをえなくなった。もともと私の政治学の最初の著作は『国家論のルネサンス』(青木書店、1986)であった。その後も『社会と国家』(岩波書店、1992)、『国民国家のエルゴロジー』(平凡社、1994、『国境を越えるユートピア』と改題・改編して平凡社ライブラリー、2002)のほか、『アエラムック 政治学がわかる』(朝日新聞社)の初学者用「国家論」を旧版(1996)、新版(2003)と書いているから、国家論を忘れたわけではない。事辞典類を含めれば幾度も書き連ねている。しかし、1989年東欧革命・冷戦崩壊、91年ソ連崩壊あたりを境に、「国家とは何か」を真剣に考える機会は少なくなった。 ひとつは、その頃から理論としてのマルクス主義国家論に限界を感じ、むしろ第一次史資

                                                                    • 論点:早大政経入試に数学 | 毎日新聞

                                                                      早稲田大学の政治経済学部の一般入試で2021年度から数学が必須科目となった。英語・国語・社会のいわゆる「文系科目」だけの受験はできなくなる。私立文系の人気学部が改革に踏み切った狙いは何か。数学の知識や素養の必要性が高まっているのか。数学を巡る最新状況について聞いた。【聞き手・伊藤和史】 偏った受験指導を変えたい 須賀晃一・早稲田大政治経済学部長 変わっていく時代をリードする人間を我々は輩出しなければいけない。そのために、早稲田大学のなすべきことは何か、その中で政治経済学部をどう改革していくか--という議論から出てきた入試改革だ。 政経学部(政治学科・経済学科・国際政治経済学科)では2019年度から公共哲学、政治分析入門、それに数学の知識が必要な統計学やミクロ・マクロ経済学入門などが初年度で3学科共通の必修科目になる。04年度発足の国際政経学科で先行して必修としてきた科目で、これを学部全体に

                                                                        論点:早大政経入試に数学 | 毎日新聞
                                                                      • 悪質自転車の罰則強化は「もう自転車に乗るなということ」?

                                                                        アルルの男・ヒロシ @bilderberg54 合理的選択論と批判地政学による国際政治分析/Is Japan a two-party system? Nope.Japan is a neoliberal capitalist system with a triumvirate of business, bureaucracy, and the US アルルの男・ヒロシ @bilderberg54 そのうち、警察は、自動車、自転車と切符という追い剥ぎ行為をエスカレートさせて、やがて歩行者切符というのを切り始めると思う。歩行者教習が警察の一大利権になる。この国の国民は本当に権力に寛容だ。

                                                                          悪質自転車の罰則強化は「もう自転車に乗るなということ」?
                                                                        • 2012年の○冊(政治思想分野)

                                                                          例年,形だけでも「~年の三冊」を書いて新年を迎えているのですが,今年は例年以上に本を読んでいないので(毎年そんなことを言っているような気もしますが),砂原先生を真似て,政治思想史・政治理論分野での収穫を振り返るという仕方にしたいと思います. もっとも,研究動向の中に位置付けたコメントをするような力量はないので,今年刊行された主な政治学文献のリストを眺めながら,目についたトピックだけさらって書きたいと思います.時系列でもありません. 齋藤純一/田村哲樹 (編) 『アクセス デモクラシー論』日本評論社(新アクセス・シリーズ). 篠原一 (編) 『討議デモクラシーの挑戦――ミニ・パブリックスが拓く新しい政治』岩波書店. 自分の専門に近いところから行くと,デモクラシー論についての重要な共著テキスト/論文集が年頭に出ています.前者は思想史から理論,地方政治から国際政治まで幅広い領域での学術的議論を見

                                                                            2012年の○冊(政治思想分野)
                                                                          • デモクラシーと民族問題 - sunaharayのブログ

                                                                            立教大学の中井先生のご著書。博士論文をもとにしたものということですが、これはすごいですね。先行研究を整理したうえでの理論的展開、数理的分析、計量分析を行って、さらにラトヴィア・エストニアという非英語圏(ロシア語+現地語?)を対象とした事例分析を行うというプロジェクト。全て非常に興味深いものを書かれていて、メジャーリーグで野球に重要な5つの能力を持つオールラウンドプレイヤーのことを5ツールプレイヤーと呼ぶそうですが、本書も政治学の分析に必要な「ツール」を高いレベルで使いこなした研究成果だと思います。 議論の内容は、旧共産圏から移行した中東欧諸国において、民族対立が激しい地域とそうでない地域の違いは何かを分析したものです。少数民族比率が高くても民族対立が激しくない国があれば、逆にそれほど少数民族比率が高くないのに民族対立が激しい国もある、ということで、その要因を分析するわけです。で、本書の主張

                                                                              デモクラシーと民族問題 - sunaharayのブログ
                                                                            • 風知草:実は、世襲は減っている=専門編集委員・山田孝男 - 毎日jp(毎日新聞)

                                                                              小泉純一郎の「親バカ」引退宣言で世襲議員は増えつつあると見られがちだが、政治学者の成田憲彦(62)によれば、現実は逆だ。麻生内閣は首相自身と閣僚の半数以上が世襲だが、それは2、3世が大量当選した中選挙区時代の残照に過ぎないという。小選挙区制導入で世襲は減っており、どうやら11月30日らしい次期総選挙でさらに減るというのだ。 成田が国会議員の出自と学歴を調べて「大学ランキング2009年版」(朝日新聞出版)に寄稿したリポートの中に面白いデータがある。2世と3世は衆院の自民党に集中し、それも若いほど少なく、古参ほど多いというのである。 大づかみに言って、若手(当選1~3回)の間では2、3世は5人に1人。それが中堅(4~6回)で3人に1人、ベテラン(7~9回)では2人に1人と増え、当選10回以上の古参組になると、実に5人中4人までが世襲だという。 「世襲内閣は中選挙区時代の残照」という成田説は、安

                                                                              • 日本の舛添氏、自民党を離党するぞと (フィナンシャル・タイムズ) - goo ニュース

                                                                                日本の舛添氏、自民党を離党するぞと  2010年3月3日(水)07:30 (フィナンシャル・タイムズ 2010年3月2日初出 翻訳gooニュース) ミュア・ディッキー東京支局長 日本で最も人気の高い政治家が1日、野党・自民党を離党するぞと脅した。そればかりか、昨年の総選挙での歴史的な大敗からこちら、自民党執行部は党の命運を復活させられないままだと、党幹部を非難した。 舛添要一前厚労相は、新しい政治集団の結成を検討していると発言。かつて強大だった自民党を意味する「LDP」(訳注・自民党の英語名Liberal Democratic Partyの頭文字)は、今や多くの日本人にとって、「Lousy Dumb Party(ダメで馬鹿な政党)」の頭文字に成り果ててしまったとジョークを飛ばした。 舛添氏の辛辣な発言は、民主党の地滑り的な大勝からこちら、野党・自民党がいかに建て直しに苦労しているかを裏付け

                                                                                •  2014年の本 - 西東京日記 IN はてな

                                                                                  今年はけっこう社会科学の本を集中的に読んだ年でした。その分、小説はやや読めなかった感じ。 というわけで、いつもは小説→小説以外の本と紹介しているのですが、今年は小説以外の本から。最近の本を5冊と、もはや絶版だけどとても面白かった本を2冊。小説は4冊でもいいくらいですけど、毎年5冊は紹介しているので5冊でいきます。 小説以外の本 久米郁男『原因を推論する』 原因を推論する -- 政治分析方法論のすゝめ 久米 郁男 今年、社会科学の本ばかりを読んでいたのは授業で必要だったからというのもあるけど、この本のせいでもある。 講談社現代新書の隠れた名著、高根正昭『創造の方法学』をアップデートした本という感じで、因果関係が成り立つといえるための条件を探りながら社会科学の方法論を紹介、検討しています。 また、政治学の入門書、ブックガイドとしての役割も果たしており、この本を読めば政局の解説でもイデオロギーの

                                                                                     2014年の本 - 西東京日記 IN はてな