SWET第二グループのKuniwakです。本記事では画面仕様(後述)の仕様書に対する静的検査器を開発した事例について紹介します。 伝えたいこと 画面表示と画面遷移を記述する仕様書は機械可読にできる 仕様書が機械可読であれば仕様の静的検査ができる 静的検査によって自身の担当範囲の15%の画面から計40件弱の欠陥を発見した 機械可読な仕様書にはさらなる応用が見込める おさらい:仕様とは 仕様の定義はいくつかあります。 ここでは仕様とは実装の正しい振る舞いを定める基準とします。 ある実装が正しいと判定されることを、実装が仕様を満たしたといいます。 誰による判定でも実装が仕様を満たしたかどうかの判定結果は一致すべきです。 さて実装の欠陥と同様に、仕様にも欠陥が生じえます。 本来正しいと意図した実装の振る舞いを誤っていると判断したり、その逆に誤っていると意図した実装を正しいと判断する仕様には欠陥があ