2015年度に開業予定の北海道新幹線の奥津軽駅(仮称)駅舎デザインについて、小鹿正義・今別町長らは29日、鉄道・運輸機構青森新幹線建設局から示された3案のうち、青函トンネルをイメージした案を推薦すると青山祐治副知事に伝えた。 県は町の意見を尊重する意向で、6月上旬に機構に回答し、最終決定される見通しだ。 町が推薦した案は「津軽の自然と青函トンネルを象徴する駅」をイメージした。今別町に入り口がある青函トンネルのゲートを模したアーチ型のガラス壁面を設置するのが特徴。町が町民から意見を募ったところ、この案への支持が過半数を占めたという。 町長らに推薦案と駅舎に県産ヒバを使うなどの要望を伝えられた青山副知事は「町の意見を最大限尊重したい」と応じた。 小鹿町長は面会後、「いよいよ始まったなという思いだが、心配もある。どうやって駅を活用していくかが大きな課題だ」と話した。 駅舎は年内に設計を終え、来年