大事なことなので何度でも言います。個体は種を保存するために存在するのではありません。生物学は(他の科学と同様に)道徳について何も教えてくれません。主義主張の隠れ蓑に生物学を使わないでください。
「中国の構造生物学の躍進と基盤施設の現状」というタイトルで中国の構造生物学の歴史的進展や関連施設(放射光施設、電顕施設)の現状を紹介する記事を公開します。同名のタイトルにて日本のとある学会でもともとは今月にオンライン講演予定だったのですが、「服部が千人計画を通して中国への違法な技術流出や軍事研究に関わっている」という思い込みに基づく脅迫により、その講演は中止となりました。 そもそも私の研究分野では、研究成果はすべて論文として世界に向けて公開されます。また、私の研究分野である構造生物学は日本より中国のほうがかなり強い分野です。昨今、基礎科学において日本よりも中国のほうが強い分野が多くなっている中、そういった分野について日本への紹介を脅迫により妨害するというのは、日本が海外の現状を知る機会を奪うことになり、日本自身のためにもならないと思います。 実際、この紹介元記事についても、そもそも日本の役
全ての生物学的プロセスはタンパク質を中心に展開していますが、3次元的な立体構造を持つタンパク質が、実際にどのような形状を持っているのかということは、この50年間ほとんど解き明かされてきませんでした。「タンパク質の立体構造を理解することは病気の治療・新薬の開発・環境問題の解決にとってブレイクスルーになるはず」と科学者の多くが取り掛かってきたこの「フォールディング問題」を、Google傘下の人工知能企業DeepMindが解決したと発表しました。 AlphaFold: a solution to a 50-year-old grand challenge in biology | DeepMind https://deepmind.com/blog/article/alphafold-a-solution-to-a-50-year-old-grand-challenge-in-biology A
米議会上院外交委員会の公聴会に臨む国務省のビクトリア・ヌーランド次官(2022年3月8日撮影)。(c)Kevin Dietsch/Getty Images/AFP 【3月9日 AFP】米国務省ナンバー3のビクトリア・ヌーランド(Victoria Nuland)次官(政治担当)は8日、ロシア軍が侵攻したウクライナにある生物学研究施設を掌握する可能性について懸念を示すとともに、これを阻止するためにウクライナ軍と連携していると表明した。 ヌーランド次官は議会上院外交委員会の公聴会で、ウクライナが生物兵器を保持しているかとの質問に対し、「ウクライナには生物学研究施設があり、ロシア軍が掌握しようと試みるのではないかと深く懸念している」と語った。 さらに次官は「これらの研究材料がロシア軍の手に落ちるのをどのように防ぐのかについて、ウクライナ側と連携している」と強調した。 もしウクライナ国内で生物兵器や
ゲーム「ポケモンGO」のレアキャラ、ガルーラ(画面)はオーストラリア限定のポケモン。これを大真面目に利用した研究は、将来の野生動物保護政策に一石を投じるかもしれない 世界中の人たちをとりこにしているスマートフォンゲームの「ポケモンGO」。ハマった人であれば、地域限定のレアキャラが存在することをご存じでしょう。 その一つが、オーストラリアでしか手に入らないとされるガルーラです。おなかに袋があって、そこに子どもを入れて育児をしています。 さながらオーストラリアに生息するカンガルーのよう。ご当地キャラにぴったりです。 実は、この架空の生き物ガルーラを学問に応用し、実際の生き物の生息研究を発展させることに成功した科学者が沖縄科学技術大学大学院(OIST)にいます。彼のユニークな研究成果を紹介します。 その科学者はダン・ウォーレン博士です。アメリカ・オクラホマ州の出身で、統計生態学が専門です。 ウォ
金沢 曇り、少し青空がめてますが、くもってます。お昼過ぎから雨が降る予報ですが、暖かくなります。 金沢21世紀美術館で、国立科学博物館の収蔵、標本コレクション「HO ARE WE」を見てきました。「ヨシモトコレクション」を中心に選りすぐりの哺乳類の紹介で、素晴らしかったです(笑) View this post on Instagram A post shared by とのさん (@10no3) 【金沢21世紀美術館HP引用】国立科学博物館では、およそ495万点ほどの膨大な標本を有していますが、その多くは収蔵庫に保管され普段は公開されていません。本展覧会は、その収蔵庫の中から世界屈指の動物標本コレクションとして知られる「ヨシモトコレクション」を中心に、選りすぐりの哺乳類などを紹介するものです。 kanazawa10no3.hatenablog.com 【金沢21世紀美術館HP引用】テーマは
──本書であなたは、人間の男と女、また他の哺乳類における雄と雌における、根本的な差異について語っておられます。すなわち、前者(男・雄)は継続的に小さな、またある意味では安上がりな生殖細胞(精子)を大量に生産し、後者(女・雌)は、より大きな生殖細胞(卵子)をずっと少なく生産します。 これが意味するのは、二つの性はその長い歴史において、それぞれの行動様式ついての異なる動機・誘因を持ち続けてきたということであり、またそのことが二つの性の共存に緊張をもたらしてきたということです。 進化生物学者でもなければ、何十億年にもわたる生物の性的再生産の深遠さを歴史的に理解することは難しいでしょうし、また、生物の性的再生産に関わる行動様式は繰り返し練り上げられ複雑化してきてもいます。 たとえば、体内受精に相当の時間とエネルギーコストをかける哺乳類を観察してみると、それは魚やカエルなんかとはまったく違うわけです
「輸血」は若返りに効果的か 1920年代初頭の旧ソ連、ひとりの科学者が人類の未来に関わる大望を胸にモスクワの街路を歩いていた。 この科学者、アレクサンドル・ボグダーノフは作家で哲学者で内科医でもあり、熱心な共産主義者だった。もっとも、シベリア送りを恐れて共産主義になったのではなく、他の共産主義者が恥じ入るほど共産主義を心の底から信奉していた。彼は自らの政治理念やSF小説、さらには単細胞生物の研究に触発され、人類は互いに血液を共有すべきだと確信するに到った。理想的な共産主義社会を実現するにはどうしてもそうしなければならない、と考えたのだ。 実を言えば、輸血による若返りも期待していたようだ。行動派のボグダーノフは早々と政府の支援をとりつけ、モスクワに輸血のための研究所を設立すると早速、輸血に取りかかった。もちろん、自分も実験台になった。 当初はすべてが計画どおりに運んだ。彼自身は2年間で10回
既知のヒト族の中で最古の部類に入るサヘラントロプス・チャデンシス(Sahelanthropus tchadensis)は、700万年前に二足歩行していたことが、太腿と前腕の化石の分析によって明らかになった。この知見は、同様の結論に至った過去の分析結果が基になっている。今回の研究について報告する論文が、Nature に掲載される。 2001年にチャドのトロス・メナラで大量の化石が発見され、初期ヒト族(現生人類と近縁の絶滅種を含む分類群)の新種「サヘラントロプス・チャデンシス」の命名につながり、年代測定によって約700万年前のヒト族種であることが判明した。また、ほぼ完全な状態で発見された頭蓋骨の分析により、サヘラントロプスが2本足で歩行していたこと(「直立二足歩行」というヒト族の定義的特徴)の可能性が示唆された。この仮説については、同時期に同じ地域で発掘された腕と脚の骨に関する研究報告が既にな
はい、ひまつぶしにラヴジョイの続きですよ。前は天文学だったけれど、今回は生物学です。個人的にはオリバー君の話につながるのが楽しかったが、もうオリバー君なんて知らないよな、みんな。 cruel.hatenablog.com 今回の話はとても簡単。18世紀になって、博物学ができていろんな人間や動物が観察されるようになると、生物種とかいうかっちりした分類ってウソじゃね? 細かく探せば間のもの、つまりミッシングリンクがたくさんが出てくるだろ、という話が有力に思えてきた。さらに顕微鏡ができると、これまで何もないと思っていたところにも微生物がウヨウヨしてるよねー、あらゆるところに生命が充満してるじゃないの、ほら充満の原理は正しいんじゃない? という話が出てきた、ということです。 翻訳は以下にあります。 ラブジョイ『存在の大いなる連鎖』第8講:18世紀生物学 そしてものぐさな読者のみなさんのために、パワ
金沢 曇り、今日は朝のほうが気温が高く、夜にかけ下がっていく変な予報です。 金沢21世紀美術館で、国立科学博物館の収蔵、標本コレクション「HO ARE WE」を見てきました。「ヨシモトコレクション」を中心に選りすぐりの哺乳類の紹介で、素晴らしかったです(笑) 【金沢21世紀美術館HP引用】国立科学博物館では、およそ495万点ほどの膨大な標本を有していますが、その多くは収蔵庫に保管され普段は公開されていません。本展覧会は、その収蔵庫の中から世界屈指の動物標本コレクションとして知られる「ヨシモトコレクション」を中心に、選りすぐりの哺乳類などを紹介するものです。 View this post on Instagram A post shared by とのさん (@10no3) 【金沢21世紀美術館HP引用】テーマは「観察の眼、発見の芽」です。‟声なき標本たち”の姿を通じて、見つめる眼(観察)と
「誠意を見せる」とはどういうことか? 突然だが、「めんどくさい」という感情はなぜ存在するのか。進化心理学の視座から考えてみよう。 人類(ホモ=サピエンス)の心には、喜怒哀楽をはじめ様々な感情システムが搭載されており、そのすべてに“生物学的な機能(function)”が備わっている。たとえば筆者の前々回の記事では、「『寂しさ』は、サバンナでひとりぼっちになること(=きわめて危険な状況)を回避するための感情として進化した」と述べた。 では、「めんどくさい」という感情は何のために、どんな生物学的機能を持って進化したのか?──私たちに「効率を追求させるため」というのが、進化心理学の回答だ。 「めんどくさい」という感情は、われわれサピエンスに〈効率を追求させる〉ように機能する。何のための効率か?究極的には、個体の生存・生殖の成功のための効率だ。 例えば、飢えて空腹の動物は“狩り”(=食料獲得の努力)
リンク張るのもバカバカしいので敢えてここで明示はしないけれども、「進化生物学ブックガイド」なる単語がTLに流れてきたので見に行ったらそこにはかめふじ文庫トンデモ本コレクションにも収蔵されている有名なトンデモ本が複数含まれていた。 かめふじ文庫の闇、瘴気溢れるトンデモ本コレクション。 よりによってこんなもんを進化生物学本として紹介してくれるなバカが。 自分が進化生物学者か?と問われるとそれはそれで烏滸がましい…と思ってしまう程度ではあるけれども、まぁ一応進化生物学関連の論文も出したことがないわけでもない。非常勤ではあるけれども大学で学生さんたち相手に進化の内容について講義もしている立場から、こんなトンデモブックガイドをのさばらせておくことなく、きちんとマトモな「進化生物学ブックガイド」を公開することは、微々たるものではあっても世間の自然科学理解の向上に貢献するものだろうと考えて、読みやすくて
ホーム ニュース 『レッド・デッド・リデンプション2』ゲーム内動物のリアルさは教育レベル。生物学教師が実験をし、学びになると主張 イギリスの生物学教師による、『レッド・デッド・リデンプション2』の動物に関する投稿が一部海外コミュニティの注目を集めている。海外掲示板Redditに投稿された談話および研究論文は、同作が生物学に関する学習に役立つ可能性を示唆するものだ。海外メディアGamingSymが報じている。 『レッド・デッド・リデンプション2(以下、RDR2)』はRockstar Gamesが2018年にリリースしたオープンワールドゲームだ。舞台は1899年、開拓時代は落日を迎え、工業化の一途をたどるアメリカだ。プレイヤーは放浪のギャングの一員、アーサー・モーガンとなり、アメリカの法と混沌のなかで厳しい選択を迫られていく。本作にはトレジャーハントやランドマークなど多数のコレクタブル要素が盛
(さらしな・いさお)。古生物学者。武蔵野美術大教授。東京大学大学院非常勤講師。1961年、東京都生まれ。東京大学教養学部基礎科学科卒業。民間企業を経て大学に戻り、東京大学大学院理学系研究科修了。博士(理学)。専門は分子古生物学。『化石の分子生物学』(講談社現代新書)で、第29回講談社科学出版賞を受賞。著書に『宇宙からいかにヒトは生まれたか』『進化論はいかに進化したか』(ともに新潮選書)、『爆発的進化論』(新潮新書)、『絶滅の人類史』(NHK出版新書)、『若い読者に贈る美しい生物学講義』(ダイヤモンド社)、共訳書に『進化の教科書・第1~3巻』(講談社ブルーバックス)などがある。 若い読者に贈る美しい生物学講義 生物とは何か、生物のシンギュラリティ、動く植物、大きな欠点のある人類の歩き方、遺伝のしくみ、がんは進化する、一気飲みしてはいけない、花粉症はなぜ起きる、iPS細胞とは何か・・・。分子古
愛着障害とは、養育者との基本的信頼を築けないままに成長した人のことであると、このブログで何度か書きました。愛着が成立するためには、自分の欲求を、精神的にも肉体的にも受け入れてもらう必要があります。この土台が整うことで、子どもは自分が生きていてもいい、ここに存在していてもいい、という確信を強めていきます。 ところが、愛着障害を持った人と言うのは、この存在の許可を得られなかったために、人とのつながりを感じることができません。あるいは、心身共に不本意な侵入経験を理由に、他人との健全な境界線が希薄です。社会はキケンな場所で、助けを求めてもどうにもならない場所なのだと学習していますので、結果、自己主張ができなくなります。自己主張をしても、無視されるか、見捨てられるかのどちらかだと信じているためです。そこで、常に自分の感情を抑えて、人に合わせるようになります。これを過剰適応といいます。 いつでも安心し
記事要約 生物学的男性として性別が指定された人物が、13歳の少女を強姦した後、自分は女性であるとし、オンタリオ州の女性刑務所に移送された。男はこれまでレイプ含めた14件の性犯罪を犯している。 男は、性的指向や性自認に関する治療を受けることを拒否している。 この件で、トランスジェンダーの囚人をどのように処遇するかについての議論を呼び起こしており、性的暴行被害者やその家族の間で不安を引き起こしている。 これに対して、被害者の家族や女性囚受刑者たちから抗議の声が上がっている。 オンタリオ州政府は、移送が「適切なプロトコルに従って」行われたと強調し、刑務所内での彼の処遇については、彼の安全性と他の囚人の安全性を確保するよう注意を払うことを約束している。(TNW)
前川直哉 @maekawa_naoya 「性差別において強調される性差は、実は社会学的なものであるにもかかわらず、つねに生物学的なものと主張される。生物学的装いをこらすことはあらゆる差別に共通する点である。かつて自らを差別と呼んだ差別はなく、差別は区別と自称するのが常套手段である」 2019-02-09 14:34:56 前川直哉 @maekawa_naoya 今から30年以上前に編まれた『命題コレクション社会学』(1986→2011文庫化)の一節、井上眞理子氏の文章より。女性差別を念頭に置いて書かれた文章だが、トランス女性への差別が全く同じ形で起こってしまっている。 2019-02-09 14:34:56 なまもの@penta-vaccined💉💉💉💉💉 @nama_books (現代の社会に於いて「障害(バリア)」とされていることに「生物学的意義」のようなものをあてることの危
日々刻々 橘玲 移り変わりの激しい世界の中でつい見逃しそうになる事件や経済、金融、社会問題などについて、作家・橘玲氏が鋭くメスを入れる。 バックナンバー一覧 デイヴィッド・M・バスは長年、ヒトの生物学的な性差を研究してきた進化心理学者で、近刊の『有害な男性のふるまい 進化で読み解くハラスメントの起源』(加藤智子訳/草思社)はその集大成だ。これまでバスの主張は、「男と女は平等なのだから生物学的な性差などあってはならない。男らしさ/女らしさは社会的に構築されたものだ」と考える教条主義的なリベラルからずっと批判されてきた。 ところが「#Me Too」運動をきっかけに、「毒々しい男らしさ(Toxic masculinity)」が注目されるようになると、「政治的正しさ(ポリコレ)」の風向きが変わってきた。性加害の犠牲になる女性がこれほど多いのは、男が“Toxic(毒性)”だからだというのだが、これは
独学をする時の注意点 ここに記載した教科書はあくまで目安です。 前提となる知識や定番の記法やお約束がわからずに教科書や論文を読んでも理解はできません。特に初学の場合は、自分に馴染みのある問題を手がかりにした教科書を探すほうが早いです。いきなり分野の名著を無理に読むより、学生向けに書いたテキストのほうがよっぽど理解は進みます。 また数学や物理の基礎の場合は、必ずしも最新の教科書がいいわけではなく、昔の教科書のほうが良いこともしばしばあります。今の自分にあった教科書を見つけられるのは自分だけなのです。 数学基礎 理論生物学の教科書を読む場合、どうしても最低限必要となる数学(微分方程式・線形代数・ベクトル解析・確率統計など)があります。ここではその基礎的な数学をまとめます。 また志賀先生の30講シリーズは、数学的厳密さより各分野の気持ちを重点的に記載しており副読本として使うととてもよいです。 数
ゲイやバイセクシュアル、トランスジェンダーなどのいわゆる性的マイノリティに対しての理解が、少しずつ世間に広まりつつある。しかしここにきて、別の側面から公平性が失われていると疑問が呈されていることをご存じだろうか。 米国の非営利団体「PragerU」が先月16日に公開した動画が、大きな物議を醸している。タイトルは「女子スポーツの終焉」だ。 “性別”に疑問「生物学的には勝てない」米国コネチカット州に住むセリーナ・ソウルさんは、8歳の時から陸上競技をはじめ、家族やコーチの支えを受けながら鍛え上げ、2018年には高校女子陸上競技大会のトップ5に入るほどの実力をみせた。 しかしセリーナさんは、その年の州選手権である大きな壁にぶち当たる。セリーナさんを負かした1位と2位の選手が、トランスジェンダーの女子、つまり性自認は女性だが生物学的には男性とされた選手たちだったのだ。彼らは2年連続で女子の枠で1位と
目的 方法 酵母の実験 酵母用培地の調製 酵母の接種 酵母の純粋培養 平板注加培養法 Sporobolomycesの胞子射出 結果 考察 カビの実験 方法 菌の接種 結果 考察 乳酸菌の実験 方法 ヨーグルトの作成 乳酸菌の純粋分離 抗生物質の力価検定 結果 考察 ɤ-アミノ酪酸(GABA)生産性乳酸菌のスクリーニング 結果 考察 細菌の実験 油浸法 グラム染色 結果 考察 ファージの実験 準備 実験 結果 考察 遺伝子工学実験 DNAのHindⅢにより消化実験手順 DNAの連結実験手順 大腸菌の形質転換手順 プラスミドの抽出実験手順 制限酵素消化実験手順 電気泳動実験手順 考察 出典 目的 無菌操作の手技を身につけ、正しく操作することを目的とした。 方法 酵母の実験 酵母用培地の調製 ・スラント、棒状培地に使うPDA培地と液状培地に使う麦芽エキス培地を作った。 ・PDA培地はPDA31.
今回のポイント 現在の負担増や給付の削減という財政・社会保障制度の抜本的な改革が支持されないのは、シルバーデモクラシーという政治的な現象というよりは、現在と将来のどちらを重視するのかを表す指標である時間選好率が、近年おおむね上昇を続けている結果であり、生物学的な現象である可能性が高い。ちょうど高度成長が終焉した時点、あるいはバブルで日本が活況を示していた時にこそ、大きな痛みを伴う制度改革を実行しておくべきだったと言える はじめに人口や経済の右肩上がりの時代が去り、それを前提に組み立てられていた財政・社会保障制度の抜本的な改革が必要不可欠であるにもかかわらず、なかなか実現していません。こうした事態を指して、シルバーデモクラシーとの指摘もよく聞かれるようになりました。要するに、政治家や政党が、政治的に多数を占める勢いの高齢者に配慮することで、財政・社会保障制度の抜本的な改革が進まないとの言説で
呼吸をしない唯一の「動物」が見つかる…生物学の常識をひっくり返す発見 アメリカ・オレゴン州立大学の研究者が、酸素呼吸を必要としない多細胞動物を発見したと学会誌で発表しています。 確認されている中では地球上で唯一であり、動物の定義そのものに影響を与える可能性があるとのことです。 Henneguya salminicola - Wikipedia 生物の名は「ヘネガヤ・サルミンコーラ」"Henneguya salminicola"。 サケやマスなどの魚の筋肉に寄生し、細胞数10未満の小さな白い嚢胞(のうほう)を形成するクラゲやサンゴの仲間。 ゲノム解析によって、呼吸に関するミトコンドリア・ゲノムそのものがない動物であることが、生物学史上初めて確認されました。 「もともとはクラゲのような生き物が、進化の過程で組織、神経細胞、筋肉、そして呼吸する能力を失ってきたのではないか」「今後も同様の例が発見
勘違いが生まれそう ランキング参加中社会 経産省トランス女性トイレ訴訟の最高裁判決文 経産省生物学的男性トランスジェンダートイレ訴訟最高裁判決文の射程 原告(上告人)男性が女子トイレを利用しなければならない理由はよくわからない 「自らの性自認に基づいて社会生活を送る利益=重要な法的利益」なのか? 身体的特徴に基づいた施設利用が求められていたのでは?という点 まとめ:LGBT活動家も反対派も過度に一般化して勝手に騒ぐな 経産省トランス女性トイレ訴訟の最高裁判決文 最高裁判所第三小法廷判決 令和5年7月11日 令和3(行ヒ)285 https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/191/092191_hanrei.pdf 経産省トランス女性トイレ訴訟の最高裁判決のHP用判決文はこちらです。 経産省生物学的男性トランスジェンダートイレ訴訟最高裁判決文の射
南イングランドを流れるテムズ川はイギリスの首都・ロンドンと海をつなぐ河川であり、ロンドンを舞台としたさまざまな創作物にも登場していますが、人間による汚染が深刻で1957年に「生物学的な死」を宣告されていました。ところが、近年では浄化努力によってテムズ川の水質は劇的に改善しており、テムズ川にアザラシやタツノオトシゴなど多種多様な生き物が戻ってきているとのことで、ロンドンの学術団体であるロンドン動物学会がテムズ川の環境について調査したレポートを公開しました。 The State Of The Thames 2021 | Zoological Society of London (ZSL) https://www.zsl.org/natureatheart/the-state-of-the-thames-2021 Zombie river? London's Thames, once biolo
蚊は,人類の大敵である.蚊に吸血されると,かゆみが生じるだけでなく,生命を脅かすさまざまな伝染病,たとえば熱帯地域では,マラリアなどに感染する恐れもある.そこで人類は古くから植物からの抽出物を使って蚊を化学防御してきた.このような生存戦略をとった動物は,人類だけではない.たとえばオマキザルやハナジロハナグマなどの動物は柑橘類の果実の皮を身体に擦り付け,その忌避効果を利用していることが知られている(1)1) P. J. Weldon, J. F. Carroll, M. Kramer, R. H. Bedoukian, R. E. Coleman & U. R. Bernier: J. Chem. Ecol., 37, 348 (2011)..つまりヒト以外の動物も進化の過程で病原体を媒介する蚊から身を守る化学防御術を身に着けてきたようである.本稿では,ネコでよく知られたマタタビ反応も実は蚊
前回は『トランスジェンダーになりたい少女たち』の感想を書いていきました。 今回は、性同一性障害特例法をめぐる視点から、周司あきら・高井ゆと里『トランスジェンダー入門』、高井ゆと里編『トランスジェンダーと性別変更 これまでとこれから』の2冊を読んだ感想をまとめていきたいと思います。 また、これらの本の主張を読み解くことは、日本でなぜ『トランスジェンダーになりたい少女たち』の焚書騒動が起こったのかを理解する補助線になるとも考えています。 〈はじめに〉性同一性障害特例法の最高裁判決と、性別変更の5要件と改正議論「性同一性障害特例法」とは、2003年に成立した日本の法律であり、家庭裁判所の審判により、特定の要件を満たす性同一性障害者の法令上の性別取り扱いと戸籍上の性別記載を変更できる特例を定めたものです。 この法律が戸籍上の性別を変更するための要件として定めている5つの要件のうち、「生殖不能要件」
この写真にはショッキングな表現、または18歳以上の年齢制限の対象となる内容が含まれます。 ご覧になる場合にはご了承の上、クリックしてください。 【4月9日 Xinhua News】中国古生物学会は7日、江蘇省(Jiangsu)南京市(Nangjing)で2019年中国古生物学の十大成果を発表した。中国科学院や北京大学(Peking University)、西北大学(Northwest University)、中国地質大学(武漢)(China University Of Geosciences, Wuhan)などが主導した高水準の研究成果が選ばれた。 十大成果は次の通り。 1位:中国南部のカンブリア紀初期のバージェス頁岩(けつがん)である「清江生物相」。 2位:新たに発見されたエディアカラ紀の化石に見られた初期の動物の進化。 3位:ジュラ紀のスカンソリオプテリクスの発見と飛膜を持つ獣脚類恐竜
題名:人間の男女の結びつきの生物学的真実 報告者:ダレナン 本記事は、この記事の続きです。 先の記事にて、”不倫の文化論”は、人類学的には破滅(愛憎の縛りがもつれる)への文化に至る道を案内していたことを示しつつ、この記事にて人間的シンビオス(共生)の欲望には、人間、集団、家族という3つが愛憎という縛りによって規定されていることも示した。ここでは、人間の男女の結びつきについて生物学的な知見を介して、その真実を見つめたい。 各種記事に何度か引用されているが、文献1)の執筆者である松沢哲郎博士は、チンパンジーなどのヒト以外の霊長類の多くの観察から、比較認知科学という科学を提唱し、「人間とは何か」という命題について果敢に挑んだ科学者である。筆者の尊敬する科学者の一人であるが、博士によれば、キリスト教の結婚式の誓いの言葉には人間の男女の結びつきを生物学的な真実で持って言葉で表現されているという。それ
ヤバすぎる生物学研究トップ7第7位:脳がないクラゲでも高度な学習ができると判明!第7位:脳がないクラゲでも高度な学習ができると判明! / Credit:川勝康弘デンマークのコペンハーゲン大学(KU)で行われた研究によって、脳のあるなしにかかわらず、神経系そのものに学習を行う仕組みが存在している可能性が示されました。 研究者たちは、学習や記憶といった基本的な仕組みの起源が、脳を持つ生物が誕生する以前から存在しており、現代のクラゲにも引き継がれていると述べています。 この結果は非常に重要です。 私たちは脳ができて、その後学習がはじまったと考えていました。 第7位:脳がないクラゲでも高度な学習ができると判明! / Credit:川勝康弘第7位:脳がないクラゲでも高度な学習ができると判明! / Credit:川勝康弘第7位:脳がないクラゲでも高度な学習ができると判明! / Credit:川勝康弘第
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