2015年に「NV200タクシー」が日本国内で発売となったが、すでにオーダーを受けている分の生産のみとなっていて、2021年3月中には正式に生産終了となる見込みだという。 JPNタクシーよりも先にデビューした「NV200タクシー」は、ユニバーサルデザインタクシーであり、ミニバンをベースにしているため大きな荷物も載せやすく、車いす利用者も使いやすいように設計したとして、日産も大きくアピールしていた。 しかし、それがわずか6年で生産終了となったのには、相応の理由があるのではないだろうか。JPNタクシーに単純に勝てなかったのか? それとも日産の抱える事情によるものなのか? タクシーに参入するのはそれなりの覚悟あったはずだが、なぜ短命で終わったのか? そのワケと、日産の商用車戦略はどうなるのか考察していきたい。 文/渡辺陽一郎 写真/NISSAN、編集部 【画像ギャラリー】『NV200タクシー』っ