新井秘書官。クビにするべきじゃない。本人も口に出したことが悪いと思ってるなら謝ればいいし、許せないってのはtoo much。1つのミスで人落とすこの社会システムこそが多くの人を苦しめてる原因でもある。それが新しいことへの挑戦の壁に… https://t.co/E9o01TQHTq
こんにちは、らくからちゃです。 日々家計簿と苦闘しながら今日も生きています。美味しい話が転がっちゃいないかなーと思っているとこんな記事を見つけました。 togetter.com 確かに行政の補助金・還付金や各種サービスって、向こうから教えてくれないことも多ければ、どういった条件で使えるのかも分かりづらいものが多いですよね。 条件を満たしたものを全部向こうからお知らせしてくれれば、ありがたいのですけど、条件を満たす可能性のあるもの、使ってみたら良いかもしれないものまでアナウンスする仕組みを作るのはちょっと大変かなあ。 本来、そうした情報提供こそFPの職分なんでしょうけど、地域によって異なる情報の最新版まで試験勉強されているわけじゃないでしょうし、なんか自治体で「公認家計診断士」みたいな資格を作って、コンサルティングして貰うのも良いやもしれませんな。 ついでに2000万円未満の個人の確定申告の
この事件について。 mainichi.jp 県警は警視庁の指示に従い、警視庁は官邸に従います。米軍関係者の犯罪を隠蔽して対策を妨害するのは公共の福祉に反します。公共の福祉に反することを指示するのは、すなわち争点を作りたくない自民党による選挙運動にすぎません。機密費の選挙利用と同じ、立派な汚職です。 日本にはこうした隠蔽すら「オカミの都合」とか「大きな目的のためにはしょうがない」と捉える人が多いですが、それは民主制の市民が取るべき態度ではありません。民主制(democracyの訳語として民主「主義」というのは実態を反映していないので制度としての民主「制」という言葉を使っています)とは市民が制度の建て付けを引き受けるものです。すべてを自分で知った上で自分で判断することを妨げられたら怒らねばなりません。代議員を選んだら全部お任せではないのです。 沖縄県警の職員がこうした不正をリークしなかったのも
※この文章は『天気の子』のネタバレ内容を含みます。映画館でまだご覧になっていない人はご注意ください。 新海誠監督作品 天気の子 公式ビジュアルガイド 作者: 東宝,コミックス・ウェーブ・フィルム,角川書店出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2019/08/09メディア: 大型本この商品を含むブログを見る 新海誠監督の2019年の新作『天気の子』は、賛否があることを承知のうえでつくられた作品と耳にして、とりあえず期待しながら雨の日の映画館に向かった。 なるほど、こういう作品が許せない人はいるに違いない。少なくとも『君の名は。』と比べて賛否のわかれる物語だろう。それだけに、この作品をこういうかたちでリリースしたことに感心した。 意表を突かれた、とも思った。 あれだけ売れた『君の名は。』の次に、こういう作品をぶつけてくるとは。 なんにしても、『天気の子』を2019年の7月に映画館で見れ
今年の1月15日、私が編集長を務める『不登校新聞』では、東大教授・安冨歩さんのインタビューを掲載しました。 編集部の想像以上に反響が大きくとても驚きました。 PVだけで比較してみると『不登校新聞』の記事1本あたりの平均PVは800PV。それに対して、安冨さんのインタビュー記事は1万7000PV(発行日より2週間で測定)。ふつうの記事の20倍以上、読まれたわけです。 ツイッターでも、さまざまな反応がありました。個人的に一番驚いたのは、タレントの小島慶子さんのリツイートです。 インタビューを読まれていない方には「ポケモン」がなにを意味しているのかわからないかと思います。そこで安冨さんのインタビュー記事の一部を紹介いたします。 【インタビュー】東大生より不登校のほうが人生を始めやすい理由 安冨歩さん(撮影・全国不登校新聞社)――安冨さんは著書で「人は、自分自身でないものフリをしているからつらくな
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 一連の食品偽装事件が痛ましく感じるのは、成分や賞味期限を偽る不誠実を次々に目の当たりにさせられたからだけではない。 不祥事を起こした企業から自殺者が出る前例こそ、ここしばらくは繰り返されていないものの、長期的に見れば、そこで人生が大きく狂い、不幸な帰結に至る人も少なくなかっただろう。特に雇用の不安定な非正規雇用の社員などにしわ寄せが多く出たのではないか。 おかしいと思わないか? というのも、成分偽装や賞味期限切れの食品を食べて、深刻な食中毒に至り、亡くなった人は、幸いにして今のところ一人も出ていない(中国製餃子による食中毒は、誰が、どのように混入させたか分からないが、具体的な毒物が発見されているので、事情が異なる)。にもかかわらず偽装をした企
ソフトウェア開発、すなわち、アジャイル開発プロセスやアーキテクチャ設計、UXデザインなど、における発想をソフトウェア開発以外に用いても役立つことは多い。 少し前になるが、ある事業の相談を受けたことがある。ここではそれを架空のコンビニ事業に置き換えて説明しよう。架空なので、現実的ではない部分も多いが容赦願いたい。 コンビニ各社は店舗で買い物するのが出来なかったり、店舗を訪れるのが面倒に感じる顧客のためのデリバリーサービスを持っている。このデリバリーは実際はいわゆる通販であり、宅配ピザのように短時間で配達されるものではない。だが、ここでは例として、コンビニがある特定の商品に限っては極めて短時間で配達するというサービスを展開していると仮定する。また、(出来るだけソフトウェアとは遠い処理の例にするため)注文はコールセンターで電話で受けるものとする。 この短時間での配達を約束している特定商品を「アル
でも多分そんな指摘はとっくにされてるんだろうから、それでもこうなんだから、どうなの?どうしようもないの?アレって。 ……こういう考えを広めようとする人は消えてほしいなー。個人でやるぶんにはいいけどさー。 早出しても給料でないんだから。会社が始業時間を遅くするか、鉄道会社が混雑を解決すべきなんだから。 「現状解決しない問題なんだから、自分でどうにかするしかないでしょ。いいアイデアじゃん。君も実践しなよ」とか言うドヤ顔オヤジは勘弁だわー。 これ見て「システムの不備を個人の努力でなんとかするのが日本で、それは日本人チームプレイが極めて下手糞だから」のような話を読んでえらく納得したことを思い出したが、どこのブログだったかな。 あ、これこれ。 おれは思うのだが、日本人というのは、ステレオタイプな日本人像とはまったく異なり、組織やシステムの不備や怠慢を、個人個人の優れた能力と自己犠牲で切りまわしてきた
世界と「私」はどのような関係にあるのか。その関係はどのように変遷し、今、どう変わろうとしているのか、といった、青臭いネタを書く。話を簡素にするために、叩き台的に哲学者竹田青嗣「『自分』を生きるための思想入門」(参照)を使うが、話の本筋は竹田の議論にそれほど依存しなくてもいい。ただ、その場合は議論が煩瑣になるというくらいだろうと思う。 同書については、ちょっと哲学志向のある高校生や大学生は読んでおくとその後人生が楽になるかもしれない。哲学プロパーな人は些細な点でいろいろひっかかえって途中で放り投げてしまうかもしれない。竹田の著作史的には、初期の現象学とこの時期特有の橋爪大三郎との交流の影響がある。それでも本書の大枠は比較的近著「人間的自由の条件―ヘーゲルとポストモダン思想」(参照)までの射程を持っている。というか、むしろ先の本書のほうが竹田思想のコアが見やすい。 まず古典的な世界象は未だ国会
予言1:スパムは2年以内に消滅する(米マイクロソフト創業者ビル・ゲイツ氏、2004年) 予言2:ウェブサイトが新聞に取って代わることはない(米誌ニューズウィーク、1995年) 予言3:インターネットは崩壊する(米技術者ロバート・メトカーフ氏、1995年) 予言4:ウェブは権力者による支配の終わりを意味する(米専門誌コロンビア・ジャーナリズム・レビュー、1995年) 予言5:ウェブで買い物をする人などいないだろう(米誌ニューズウィーク、1995年) CNN.co.jp : 今となっては大外れ ウェブを巡る5つの「大予言」 - (3/3) 予言1を除けば、後は1995年時点での予言ということになる。1995年と言えば、Windows95発売もあって、インターネット元年と呼ばれた象徴的な年だ。今となっては、『こんな的外れな予言をするなんて、皆、権威にあぐらをかいたバカじゃないの?』と思う人も少な
日曜日の参院選は、わずかな差が増幅される地方の一人区が自民党に大きく味方した。また小さな政府をかかげるみんなの党が躍進した。その結果、当然のように民主党が惨敗した。露骨に郵政ファミリーに利権誘導をしていた国民新党はひとつも議席を獲得できなかった。政権与党の民主党は連立する少数政党の国民新党を加えても参院での過半数をキープできない。社民党を加えても同様である。このように衆参でねじれたことにより、日本の政治は法案がほとんど通らなくなるという意味で今後停滞することはほぼ確実となった。確かに日本の政治はしばらくは停止状態になるだろうが、何の議論もせずに郵政国有化法案を強行採決しようとしていた民主党と国民新党による暴走列車のような政権を、民意が止めたことの意義は大きいのではないか。日本の政治は前にも進めないが、後ろに進むよりはずいぶんとましである。 今回の選挙のポイントは「小さな政府」への支持がじわ
経済格差や不平等が、ここ数年話題になっていました。たしかに、格差が広がっているところもあるのでしょう。ピケティの『21世紀の資本』などが話題になっていましたね。富める者と貧しい者の経済格差をどうするか、たしかに気になるところではあります。 ただ、日本にいると、今の貧富の格差よりも、将来のことや、世代間での格差のほうを感じやすい、見つけやすいところはあるようにも思えます。それは、少子高齢化社会に入っている日本の状況を見ることが多いからなのかもしれません。 というようなことが気になっていたので、『世代間格差: 人口減少社会を問いなおす』を読んでみました。 世代間格差: 人口減少社会を問いなおす (ちくま新書) 作者: 加藤久和 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2011/11/07 メディア: 新書 年金破綻、かさむ高齢者医療費、就職できない若者。少子高齢化の進む今、生まれた年によって受
作家の石井さんは子どもたちに向けて「苦しい時代を生きていくために、まず君たちが生きている『今』について理解してほしい」と主張します(写真提供:PhotoAC) 子供が感じている精神的幸福度が、先進国38カ国のうち37位とされた日本(ユニセフ「レポートカード16」の「子どもたちの幸福度ランキング」より)。現実を見れば、子供のうち7人に1人が貧困、15人に1人がヤングケアラー、小中学生の不登校は24万人以上といったデータもあるなど、多くの子供たちが息苦しさに覆われているのは事実かもしれません。作家の石井光太さんはそんな子どもたちに向けて、「苦しい時代を生きていくために、まず君たちが生きている『今』について理解してほしい」と主張しますが――。 * * * * * * * ◆格差社会の中で求められるもの ――AI(人工知能)に負けないグローバル人材になろう。 君たちは、一度はそんな言葉を聞いたこと
水波坊 @suihabou01 「生きるのに向いてない人」は稀だが、「社会生活に向いてない人」はかなりいる。だいたい、社会システムを作り上げたのは「社会生活に向いてる人」「しかも上位者」の超絶リア充か社会強者なんだから、向いてない人が適応できるわけないやん。 こんなもん向き不向きなんだから、気に病むな。 2017-10-06 15:06:53 水波坊 @suihabou01 自分を責めないこと。 ただ、それでも生きてかなきゃならんので、そこは自分のペースややり方を確定させて、なるべゆるく生きれば良い。 健全なる社会の標語に合わせて消耗してもしかたない。 2017-10-06 15:09:01 水波坊 @suihabou01 あたしゃ儒学の徒でも社会運動家でもなきゃ政治家でもビジネスパーソンでもないから言うけど、向いてないなら適当な距離を取って社会から降りたらいいんだよ。システム上は完全ドロ
経済システムの変化と社会/政治システムの変化 〜フランス革命による貴族から市民への転換 経済システムの変化とフランス革命 フランス革命による社会システムの変化 絡み合う経済と社会のシステムの変化 気になったら読んで欲しい本 池田理代子『ベルサイユのばら』 アシュトン『産業革命』 テュルゴー『富に関する省察』 ステュアート『経済の原理』 ヘーゲル『法の哲学』 前回のお話 https://www.waka-rukana.com/entry/2019/11/21/190036 経済システムの変化と社会/政治システムの変化 〜フランス革命による貴族から市民への転換 経済システムの変化とフランス革命 資本主義が成立するとそれまでの経済システムが立ち行かなくなります。それまでは土地が1番大事でした。農業が中心でしたから土地を抑えた人が勝ったわけです。ですから封建領主が貴族となってふんぞりかえっていまし
原発、環境、医療、教育――いま私たちの周りには、大きくて複雑な問題が山積している。単純に白黒つくものではなく、そう簡単には解決できない。このまま見過せば、未来の世代に大きなツケを残すことになる。とはいえ、正しく取り組めば、筋道を見出していくことは可能だ。元マッキンゼー東京支社長であり、現在、東大エグゼクティブ・マネジメント・プログラム(EMP)で次世代リーダーを育成している横山禎徳氏が、これからの日本に必要な考え方を全8回にわたって連載する。 多くの読者にとっては「社会」も「システム」も「デザイン」も抽象的で何の実感もわかないし、あまり自分の生活には関係ない話に思えるかもしれない。しかし、我慢して最後まで読んでいただきたいと思う。なぜなら、この枠組みとアプローチを理解することで、世の中のいろいろな難しいことがもっと筋道の通った形で見えるようになるからである。これまでどのように考え、何をした
ICT関連技術の発展により今後のビジネスはどう変わるのか?国内外のAI・IoT、通信ネットワーク関連政策やビジネスの最前線を発信致します。
@takemita ルーマン曰く、「パーソンズはシステムの構造を、行為ではなく期待の水準で概念化していて、それはつまり構造を規範的に捉えるということであり、その点で彼は米国流の行動主義ではなくて、ヨーロッパ社会学の伝統に棹差している」(大意)――『行政学の理論』(31頁) 2010-07-16 12:43:09 @friendsroots 確かにそうなのですが、他方で「文化→人格(欲求性向)→行為(社会)」の図式は、限りなくただの因果連鎖に近くも見えます RT @takemita: ルーマン曰く、「パーソンズはシステムの構造を、行為ではなく期待の水準で概念化していて、それはつまり構造を規範的に捉えるということ* 2010-07-17 13:25:45
まとめ36 保守の伝統的態度の維持と、経済/社会システムの変化 このまとめの要旨 書いたものの一覧 現在時間がなくリンク切れのままとなっております。申し訳ありません。 まとめ36 保守の伝統的態度の維持と、経済/社会システムの変化 このまとめの要旨 保守思想ってどうやって生まれてなにを守ろうとするのか、ってなことを書いてみたもののまとめ。 書いたものの一覧 www.waka-rukana.com 経済システムが変化することによって政治システムまで変化して革命まで起こってしまったのがフランス革命とのことです、ーというようなお話。 www.waka-rukana.com フランス革命によって起こった急激な社会の変化に対して、今まで維持されてきた社会の秩序の叡智を評価することによって保守思想は生まれました、ーというようなお話。 www.waka-rukana.com そんな保守ですが、守るべき理
情報技術を用いて、この社会をバージョンアップすることを試みたい。活版印刷技術が数百年かけて近代社会に様々な革命をもたらしたように、コンピュータやインターネットの登場は、社会に革命的な変化をもたらすと言われてきた。しかし、インターネットが社会に広く利用されるようになって15年たつが、未だにこうした変化は起きていない。これはむしろ当然ともいえる。アラン・ケイの言う通り、300年スパンでしか本質的な変化は起きないのかもしれない。本研究では、アラン・ケイの「未来を予測する最良の方法は未来を発明することである」という有名なテーゼに基づき、社会システムを発明することを試みる。具体的には、貨幣システム、投票システム、軍事システムなどがその対象となる。伝播投資貨幣PICSY、分人民主主義 divicracyといった発明がどのように国家、組織、個人といったものの仮想化を支えていくか、理論、数理モデル、思想、
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 2月18日の日経新聞に掲載された、「ガソリン税の暫定税率をどうするべきか」の世論調査の結果を見ると、政府・与党案の「暫定税率分の上乗せを続け、道路整備に使う」に賛成したのは、民主支持者で4%、自民支持者でも16%にとどまっている。 さすがに市民も、道路族、土建族の「地方」と「格差」をキーワードにしたキャンペーンに騙されないようになってきたことの表れだろう。別のことに使ってくれた方が恩恵を受けられると思っているのかもしれないし、ガソリン値下げの方がまだマシだと感じているのかもしれない。 いずれにせよ、道路が中心にあるかのような間違った行政は、すぐ直さなければならない(関連記事「道路予算は地方を救わない」)。そうしなければ、自民党は選挙で大敗し、
わたしの代わりの誰かさん〜現代社会と自我の代替者 現代社会と自我のゆくえ 【フロイト『自我論集』】 自我(私?)の代わりの誰かさん 【テレビ・タレント人名事典】 それぞれの分野のカリスマ・スター 【モラン『スター』】 時代と共に変わり、新しく現れるスターたち 現代社会システムに組み込まれる自我代替機能 【ヘネップ『通過儀礼』】 【ブーアスティン『幻影の時代』】 前回のお話 https://www.waka-rukana.com/entry/2020/05/20/200005 わたしの代わりの誰かさん〜現代社会と自我の代替者 現代社会と自我のゆくえ そんな群衆と自我のゆくえですが、未開社会のような通過儀礼を失った現代ではどこで成長の境界線を引けばいいのかわからなくなってきます。しかも現代社会では無個性な個人によって代替可能な仕事が増えていっているのだとしたら、私たちは根本的に群衆みたいな在り
1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/05(金) 18:34:49.60 ID:KMe/7MZH0
システム概念の要諦を「全体が部分の総和以上のもの」と見做すところに求めるなら、そのルーツはアリストテレスの『政治学』第一巻にまで遡れる。そこで彼は、手足が体全体から切り離されたら意味をなさないことを例に、全体が部分和に優越するのだと述べた。 理論としては、生物現象に見られる特異性についての共通の認識枠組としてベルタランフィが1940年代に提唱して以来の歴史しかないが、統計熱力学の発展と相俟って1960年代には一般的な用語系を築きあげた(ベルタランフィ『一般システム理論』原著1968)。 まず、環境との相互作用がない場合を「孤立システム」という。均衡(平衡)概念は、初期状態設定後は孤立する場合にだけ適用できる。連立常微分方程式を用いた質点力学の枠組や、これを応用した経済学の一般均衡理論の枠組は、孤立システムに関するものである。 また、環境との間でエネルギー移動があっても物質移動のない場合を「
多様なセンサーから取り込まれる実世界のデジタルデータが急増している。ITは今、そうした実世界のデータをどん欲に取り込み始めている。同時に、スマートグリッドや高度道路交通システム(ITS)といった様々な社会システムを通して、直接・間接に我々の実世界の活動に影響を与えている。実世界とITが緊密に結合されたシステムを「Cyber-Physical Systems(CPS)」と呼ぶ。今回は社会システムとしてのCPSについて考えてみよう。 あらゆるところに地球規模の課題がある 米IBMは2008年、「Smarter Planet」というビジョンを提唱した。地球規模の課題をITを活用して解決するために、一連の活動を開始している。 課題は、あらゆるところに存在する。例えば、日本全国で交通渋滞による年間損失時間は38億時間もある。金額に換算すると、およそ12兆円になり、これはGDP(国内総生産)の2.4%
環境と経済の両立が可能な低炭素社会の構築に向け、新エネルギーの大幅導入と次世代自動車等の新たな重要に対応しつつ、電力の安定供給を実現することが必要。こうした観点から、当省では既に系統安定化や国際標準等について部分的に検討をはじめているところ。 メンバー 石谷 久(東京大学名誉教授・新エネルギー導入促進協議会代表理事) 小久見 善八(京都大学大学院工学研究科教授) 柏木 孝夫(東京工業大学統合研究院大学院理工学研究科教授) 坂本 雄三(東京大学大学院工学系研究科教授) 松村 敏弘(東京大学社会科学研究所教授) 山地 憲治(東京大学大学院工学系研究科教授) 横山 明彦(東京大学大学院新領域創成科学研究科教授)
皇室を非人間として憲法内で位置付けてるのはアカンやろ、という話が出てた。 それが自然 。現行第20条で保護される点もよい — Dan Kogai (@dankogai) July 25, 2019 オレもそう思う。「皇室を憲法という国の形を規定するとても重要な法律の中で位置付けなければ気が済まない人たち」への配慮が必要な時代はとっくに終わってる。日本というシステムを現代人が理解可能にすることを優先すべきだ。 ただ、これって皇室の話に限らず、システムというものに対する姿勢の問題であるようにも思う。 われわれの社会は、システムをシンプルに保つ努力が苦手に見える。法体系のスパゲッティぶりは有名だが、法に限らず、複雑きわまりない、例外だらけの、部分部分が互いに矛盾した体系を、いつでもどこでもすぐさま作り上げてしまう。かと思えば、相反するものでも同じカテゴリーに入れるレベルの無神経な体系や、ほかとの
作家の石井さんは子どもたちに向けて「苦しい時代を生きていくために、まず君たちが生きている『今』について理解してほしい」と主張します(写真提供:Photo AC) 子供が感じている精神的幸福度が、先進国38カ国のうち37位とされた日本(ユニセフ「レポートカード16」の「子どもたちの幸福度ランキング」より)。現実を見れば、子供のうち7人に1人が貧困、15人に1人がヤングケアラー、小中学生の不登校は24万人以上といったデータもあるなど、多くの子供たちが息苦しさに覆われているのは事実かもしれません。作家の石井光太さんはそんな子どもたちに向けて、「苦しい時代を生きていくために、まず君たちが生きている『今』について理解してほしい」と主張しますが――。 格差社会の中で求められるもの ――AI(人工知能)に負けないグローバル人材になろう。 君たちは、一度はそんな言葉を聞いたことがあるのではないだろうか。学
社会システム理論に依拠した本を書評していてあらためて感じたのは、社会システム理論好きの人々は、あらゆる社会現象を一つの枠組みで捉えたいという野望にとり憑かれた人たちだということだ。例えば、合理的選択理論は非合理な行為を説明できない。デュルケム理論は、ある種の反社会的行為を説明できない。しかし、システム理論ならば、どちらも説明できる。というわけだ。ミクロからマクロまで一貫した図式で説明できる。 ただ、彼らのいう説明は説明ではない。ただの記述である。日常言語で記述されたものをシステム理論のジャーゴンで言い換えているに過ぎない。社会システム理論は、これまでほとんど反証可能な理論を生み出さなかった(とはいえ、パーソンズの議論の一部は反証可能だったし、生産的な議論を生み出した。結果的にはパーソンズが考えるほど近代社会は一様でないことがわかったのだが)。こういった批判はこれまでも繰り返し述べられてきた
20年後を見据えた保健医療のあり方を提言した「保健医療2035」のシンポジウムが24日、都内で開催され、少子高齢化社会に合った、地域医療や総合診療医のあり方、また国際的な視点をもった医療政策について議論された。 「保健医療2035」は塩崎恭久厚生労働相が設けた懇談会(座長:渋谷健司・東京大学大学院医学系研究科教授)で、今年6月に提言がまとめられた。「将来を見据えた改革をするには、大きなパラダイムシフトが必要だ」(塩崎氏)として、提言では、「量の拡大から質の改善へ」「インプット(資源投入)中心からアウトカム(患者にとっての価値)中心へ」「行政による規制から当事者による規律へ」「キュア(治癒)からケアへ」「発散から統合へ」を提案している。 この提言の具体化に向けて、厚労省では今月から推進本部が開かれている。提言で示された改革の120項目について、それぞれの関係各局で9月初旬までに精査し、「ただ
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