「体重が増えた」、「お腹の脂肪や体型が気になる」など、太っていることを気にする方は多いと思います。近年、単に太っているだけの「肥満」と違い、肥満によるさまざまな病気を抱える「肥満症」が問題となっています。 「肥満症」のある人は複数の病気を合併することが多いのですが、減量治療によってそれらの合併症を予防・改善することができます。そのため、「肥満」と「肥満症」の違いを知り、必要な方は適切な治療を受けることが大切です。 【目次】 ▼「肥満」と「肥満症」は違います ▼ 現代人の肥満は自己責任ではない ▼ 肥満症の治療の基本は減量 ▼ 肥満症が気になる方は医療機関を受診しましょう 「肥満」と「肥満症」は違います 「肥満」は「太っている状態」を指す言葉で、病気を意味するものではありません。しかし、「肥満」に伴って健康を脅かす合併症が有る場合、または合併症になるリスクが高い場合、それは単なる「肥満」では