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  • 単細胞性の酵母が試験管で「巨大な多細胞体」に進化、驚きの実験

    ダーウィンが来た! 生命大進化 第1集 生き物の原型が作られた(古生代~中生代 三畳紀) 古生代、中生代、新生代を俯瞰し、生命がどのように生まれ、時代を生き抜き、進化したのかを圧倒的なビジュアルとともに見る、壮大なドキュメンタリー。第1集「生き物の原型が作られた」では、地球誕生から古生代、中生代 三畳紀までを網羅。〔全国学校図書館協議会選定図書〕 定価:1,980円(税込) amazon 楽天ブックス

      単細胞性の酵母が試験管で「巨大な多細胞体」に進化、驚きの実験
    • 地球の生命の起源となる物質が発見される

      「地球の最初の生命がどのように現れたのか」という疑問はいまだ解き明かされていない永遠のテーマの1つで、生命の起源に関する理論は123個もあるとされていたり、分子の動きをシミュレートするアルゴリズムで解明が試みられていたりと、さまざまなアプローチが行われています。アメリカにあるラトガーズ大学の研究チームが2023年3月に発表した内容では、地球上の最初の生命にとって動力となる「代謝」の起源がとある物質であると特定し、それが地球上で生命を引き起こした可能性があると示されています。 Design of a minimal di-nickel hydrogenase peptide https://www.science.org/doi/10.1126/sciadv.abq1990 Scientists identify substance that may have sparked life on

        地球の生命の起源となる物質が発見される
      • ことしのノーベル生理学・医学賞に「人類の進化」の研究者 | NHK

        スウェーデンのストックホルムにあるノーベル賞の選考委員会は、日本時間の3日午後6時半すぎ、ことしのノーベル生理学・医学賞の受賞者を発表しました。 受賞が決まったのは、スウェーデン出身で、ドイツのマックス・プランク研究所のスバンテ・ペーボ博士です。ペーボ博士はOIST=沖縄科学技術大学院大学の客員教授も務めています。 ペーボ博士は絶滅した人類の遺伝情報を解析する技術を確立し、4万年前のネアンデルタール人の骨に残っていた遺伝情報を詳しく調べて、現代の人類であるホモ・サピエンスと比較しました。その結果、ホモ・サピエンスはネアンデルタール人の遺伝情報の一部を受け継いでいることを突き止め、ホモ・サピエンスとネアンデルタール人とで種が交わっていた可能性を明らかにしました。 さらに、絶滅した人類の遺伝情報は▼標高の高い土地での生存を有利にしたり、▼ウイルスに対する免疫の反応の仕方に影響したりするなど、い

          ことしのノーベル生理学・医学賞に「人類の進化」の研究者 | NHK
        • 科学を変えるAI 大規模言語モデル - 日本経済新聞

          大量のテキストから知識を学んでニューラルネットに蓄えている「大規模言語モデル」。米オープンAIが発表したChatGPTのブームで一躍有名になったこのAIはただ話し相手になるだけでなく、今後科学の諸分野に影響を及ぼすかもしれない。生命科学を中心に、すでに変化が起こり始めている。大規模言語モデルとは、WebサービスであるChatGPTの内部で動いているAIだ。ネット上にある大量のテキストを学習する

            科学を変えるAI 大規模言語モデル - 日本経済新聞
          • 高精度の配線によって実現される神経回路演算 | 東京大学

            大学院薬学系研究科の石川智愛大学院生、池谷裕二教授らは海馬ニューロンが受けるシナプス入力を大規模に可視化することで、近傍のシナプスが特定の順番で反復入力(シークエンス入力)を受けることを発見しました。本研究成果は2020年2月12日付でScience Advances誌(オンライン版)に掲載されました。 発表概要 脳は多数のニューロンにより構成され、さまざまな情報はニューロンの組み合わせとその活動パターンでコードされると考えられています。こうした活動は発火シークエンスとして知られ、記憶や学習を始めとする高次機能の発揮に不可欠であると考えられていますが、シナプスレベルでどのように伝達されるのかに関しては明らかになっていませんでした。 今回、薬品作用学教室では、当研究室で開発した大規模スパインイメージング法をさらに改良し、発火シークエンスが高頻度に観察されるsharp wave rippleと

              高精度の配線によって実現される神経回路演算 | 東京大学
            • 8億年前の単純な生物に「脳細胞」の起源があると判明! - ナゾロジー

              カンブリア紀やエディアカラ紀よりも遥かに前の時代です。 スペインのゲノム制御センター(CRG)で行われた研究により、ニューロンの起源となる細胞が約8億年前に生きていた単純な多細胞動物「平板動物」に存在していたことが示されました。 平板動物は脳も筋肉も消化器官も持たない「最も単純な動物」であり、形もドロドロとした不定形となっています。 しかし研究者たちが平板動物を構成する細胞を詳しく分析したところ、神経ペプチドを放出して他の細胞の運動を制御している、ニューロンに極めてよく似た細胞が存在することがわかりました。 研究者たちは平板動物で発見されたニューロンそっくりの細胞は、脊椎動物や昆虫、ヒトデやクラゲなどさまざまな種でみられるニューロンの起源であると述べています。 8億年前と言えばカンブリア爆発が起きたカンブリア紀(5億4200万年~4億8830万年前)や、アヴァロン爆発が起きたエディアカラ紀

                8億年前の単純な生物に「脳細胞」の起源があると判明! - ナゾロジー
              • 極限まで遺伝子を削った人工細胞でも進化は可能なのか? - ナゾロジー

                「生物になるために最低限必要な遺伝子は何個あればいいのでしょうか?」 この質問に答えるため、科学者たちは数年にわたる試行錯誤を経て、493個の遺伝子だけで生きることができる人工細胞「JCVI‐syn3B」を作り出しました。 しかし、これには新たな疑問が生じました。 「これほど遺伝子を削ぎ落とされた生物は、進化が可能なのでしょうか?」 米国のインディアナ大学(IU)で行われた研究では、限界までブロックを抜かれたジェンガのような遺伝子を持つ人工細胞に自然淘汰圧が加えられ、進化が強いられました。 1つでも遺伝子が変異して機能を失えば死ぬ生物に、進化は可能だったのでしょうか? 研究内容の詳細は2023年7月5日に『Nature』にて掲載されました。

                  極限まで遺伝子を削った人工細胞でも進化は可能なのか? - ナゾロジー
                • 書評 「人間性の進化的起源」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                  人間性の進化的起源 作者:ケヴィン・レイランド,豊川航勁草書房Amazon 本書はヒトの知性や認知能力や心のあり方の進化的な起源を「文化進化」を深く考察することにより探索する本だ.そしてその中では累積的文化進化,ニッチ構築,遺伝子と文化の共進化にからむ正のフィードバック過程がキーコンセプトになる.著者はケヴィン・レイランド.原題は「Darwin’s Unfinished Symphony: How Culture Made the Human Mind」 本書全体は第1部「文化の基礎」で模倣や文化にかかる行動や能力がどのように進化しうるのかをまず整理し,第2部「人間らしさの進化」でヒトを特別にしているものは何か,それはどうして(ヒトだけに)進化したのかを扱うという構成になっている. 第1部 文化の基礎 第1章 ダーウィンの未完成交響曲 冒頭で,ダーウィンは土手を覆い尽くす生物たちの多様性を

                    書評 「人間性の進化的起源」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                  • 書評 「進化の技法」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                    進化の技法――転用と盗用と争いの40億年 作者:ニール・シュービンみすず書房Amazon 本書はティクターリクの発見で有名な古生物学者ニール・シュービンによる生物の革新的形質がどのように進化していくのかを,用途の転用,発生メカニズムと進化拘束,DNA配列,遺伝子の振る舞いなどから詳しく解説した一冊になる.所々で自伝的な回想もあって楽しく読める.原題は「Some Assembly Required: Docoding Four Billion Years of Life, from Ancient Fossils to DNA」 第1章 ダーウィンの5文字の言葉 若き日のシュービンは,「魚類から両生類への進化」を進化史上最大の難問のひとつだと考え,自分の研究テーマに選ぶ.ここでシュービンは魚類から両生類に進化して陸上に上がるためには機能的に絡み合った何百もの発明が必要であることを指摘する.こ

                      書評 「進化の技法」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                    • 「脇毛を生やそうとする勢力」「これはソックス」腕が生えずミロのヴィーナス状態に『遺伝的アルゴリズムでエッチ画像シリーズ』ついに7500世代目へ

                      群青ちきん @miseromisero エッチな画像が欲しかったので、遺伝的アルゴリズムでエッチな画像を生成するシステムを開発しました。サイトでみなさんの好みを送り続けると、だんだんとエッチな画像が表示されるようになるはずです。 エッチな画像を作るために、よければRT等お願いします。 gamingchahan.com/ecchi 2021-01-10 19:24:01

                        「脇毛を生やそうとする勢力」「これはソックス」腕が生えずミロのヴィーナス状態に『遺伝的アルゴリズムでエッチ画像シリーズ』ついに7500世代目へ
                      • 進化心理学と文化進化論(中尾央『人間進化の科学哲学』読書メモ) - 清く正しく小賢しく

                        今回紹介するのはこちら。 中尾央『人間進化の科学哲学 行動・心・文化』名古屋大学出版会 人間進化の科学哲学―行動・心・文化― 作者:中尾 央 名古屋大学出版会 Amazon といってもここで取り上げるのは1,3,4章の内容(の一部)だけだし、筆者の理解もあやふやなので(また例によって手元に本がない状態で書いてるので)、正確に/詳しく内容を知りたい人はshorebird先生の記事を読んでください*1。 shorebird.hatenablog.com さて、本書はまず第1部で人間の進化に関する代表的な研究プログラム(第1章は進化心理学、第2章は人間行動生態学、第3章は遺伝子と文化の二重継承説)について科学哲学的に考察し、第2部では文化進化論を取り上げて(第4章はプロセス研究、第5章はパターン研究)*2、第3部では具体的なケースとして罰(第6章)と教育(第7章)の進化研究について考察する、とい

                          進化心理学と文化進化論(中尾央『人間進化の科学哲学』読書メモ) - 清く正しく小賢しく
                        • 海底下に「腸内並み」の微生物群集、火星にいる可能性も

                          2010年の南太平洋の掘削調査で採取した岩石サンプル。生命が存在する可能性が低いと考えられていたが、微生物の密度はヒトの腸内レベルの高さだった。(PHOTOGRAPH BY CAITLIN DEVOR, THE UNVIERSITY OF TOKYO) 太平洋北西部の海底下265メートルを超える火山岩の中に、微生物の群集が見かったのは2013年だった。堆積物の下にあったものの、この火山岩はまだ若く、十分に熱をもっていた。おかげで海水がしっかり化学反応を起こしており、微生物はその反応からエネルギーをもらっていた。 しかし今回、別の研究チームが、南太平洋の真ん中にある非常に古くて冷たい海洋地殻でも、微生物の群集を発見した。微生物がいたのは、火山岩の亀裂を埋める粘土の中だった。これらの微生物がどうやって生きているのかはまだわからない。だが、その密度は2013年のものより100万倍以上も高かった。

                            海底下に「腸内並み」の微生物群集、火星にいる可能性も
                          • サメは「磁場の地図」を使える、回遊に利用か、研究

                            今回の研究の対象となったウチワシュモクザメ。米マサチューセッツ州ボストンのニューイングランド水族館で撮影。(PHOTOGRAPH BY BRIAN SKERRY) 季節や成長にともなって移動する生きものといえば、渡り鳥やサケを思い浮かべる人がほとんどだろう。しかし、サメも世界中の海を回遊する。たとえばホホジロザメには、南アフリカとオーストラリア沖を往復するものがいる。また、レモンザメは自分が生まれたバハマの小さな島の沿岸に戻ることができる。(参考記事:「ニシレモンザメ、出産時の里帰りを確認」) サメのこうしたナビゲーションについては長年の謎だったが、5月6日付けで学術誌「Current Biology」に掲載された論文で、ウチワシュモクザメ(Sphyrna tiburo)が地球の磁場を利用して行くべき方向を判断できることが示された。 「サメが磁場を検知し、それに反応することを示す論文はほか

                              サメは「磁場の地図」を使える、回遊に利用か、研究
                            • 読書メモ:意識の神秘を暴く(ファインバーグ&マラット 著、鈴木大地訳)…進化的起源から解明される意識の謎 - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)

                              意識の神秘を暴く: 脳と心の生命史 作者:ファインバーグ,トッド・E.,マラット,ジョン・M. 発売日: 2020/04/16 メディア: 単行本 『意識の神秘を暴く(Consciousness Demystified)』は、そのタイトルが示すとおり、 意識現象の科学的解明を目指した一冊である。同じ二人の著者による『意識の進化的起源(Ancient Origins of Consciousness)』(2017年、勁草書房)という大著(A5判で350ページ超)が出ており、本書はそのダイジェスト版(+α)といった位置づけとなっている。 訳者は、前著に引き続き、進化発生生物学を専門とし、意識の科学と哲学への造詣も深い鈴木大地氏。訳文は非常に丁寧で読みやすく、かつ編集にも心を砕かれており(用語集への参照など)、翻訳書のつくり方にもお手本にすべき点が多い*1。 *** 本書はどうやって「意識を神秘

                                読書メモ:意識の神秘を暴く(ファインバーグ&マラット 著、鈴木大地訳)…進化的起源から解明される意識の謎 - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)
                              • 「女のつらさ」と「イージーモード」——性的資源とコミットメントという観点から - アスペ日記

                                男と女の釣り合い考──「女のつらさ」と「イージーモード」|琥珀色|note この記事に対する言及です。 (無料のときに読みました) お金を払ってまで読みたくないという人向けに要約すると「パッとしない女の知り合いがいて、そいつはイケメンに憧れてたんだけど、付き合ってもらうのは無理そうだったから性で誘ってやってもらって喜んでた。女はイージーモードだよな」という感じです。*1 まず、ヒトにおいては、多くの動物の場合と同じく、メスが希少資源だというところはいいでしょうか。 ベイトマンの原理 - Wikipedia そういえば、「発情するブタを育てたら、ファンを許せるようになった」と言っていたアイドルの人もいましたね。 次に、道徳主義的誤謬と自然主義的誤謬について。 ・自然主義的誤謬(Naturalistic fallacy) の例:戦争は人間の習性の一部だと科学的事実が示したのなら、人間はみな戦争

                                  「女のつらさ」と「イージーモード」——性的資源とコミットメントという観点から - アスペ日記
                                • 書評 「進化政治学と平和」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                                  進化政治学と平和 科学と理性に基づいた繁栄 作者:伊藤 隆太芙蓉書房出版Amazon 本書は進化政治学者伊藤隆太による3冊目の進化政治学本になる.伊藤は1冊目の「進化政治学と国際政治理論」では国政政治理論の古典的リアリズムを進化心理学的知見を基礎に進化リアリズム*1として再構築し,(ネオリアリズムの立場から見ると不合理な)戦争開始決定を部族主義,過信,怒りなどの概念を用いて説明してみせた.2冊目の「進化政治学と戦争」においては進化リアリズムの基礎的知見を人間行動モデル*2として提示し,ヒトには戦争することに使われる人間本性が備わっているとする「戦争適応化説(個人レベル,集団レベルの抗争を可能にする心理メカニズムを奇襲と会戦に分けて説明するもの)」を提示した.2冊とも科学哲学的に実在論に立っていることを強調している.そして今回の「進化政治学と平和」においてはやはり実在論を強調しながら新しく進

                                    書評 「進化政治学と平和」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                                  • 遺伝子の突然変異が数学に支配されている事が明らかになった | TEXAL

                                    数学は人類が自然を理解するために生み出した学問であるが、自然を注意深く観察すると、そこには我々自身が考えている以上に数学の美しさが隠されている事に気付かされ、改めて驚かされる。 例えば、フラクタルは抽象的な数学の概念であるが、実は自然界に広くみられることがわかっているし、フィボナッチ数列の美しさは「花びらの枚数」や「松ぼっくりの鱗模様の列数」、「ひまわりの種の列数」、「ウサギの増え方」など、多くの場面で見られる。 フラクタルの例、野菜のロマネスコ (Credit: Bouba at French Wikipedia)そんな数学と自然の新たな驚くべき関係を、今回オックスフォード大学、ハーバード大学、ケンブリッジ大学、GUST、マサチューセッツ工科大学(MIT)、インペリアル大学、アラン・チューリング研究所の研究者チームの著名な研究機関からなる学際的な科学者チームが発見し、『Journal o

                                      遺伝子の突然変異が数学に支配されている事が明らかになった | TEXAL
                                    • 初期の動物の行動、酸素が制御 約5億5000万年前の生痕化石から解明

                                      約5億5000万年前、酸素濃度変化の影響を受けた古生物が、海底面の藻類の間を「上下に潜り込む」ことで残した生痕化石(提供写真)。(c)Xinhua News 【11月11日 Xinhua News】中国科学院南京地質古生物研究所の早期生命研究チームはこのほど、米バージニア工科大学(Virginia Tech University)の古生物学者と協力し、三峡地区で約5億5000万年前の古生物の生痕化石を発見した。化石には古生物の独特な「上下に潜り込みながら進む運動」の痕跡が記録されており、研究者は初期の動物が酸素によって行動を制御されていたことと関係しているとの見方を示した。 【関連記事】1億年前の毛の生えたカタツムリ化石を発見 中国国内外の研究者 生痕化石とは、古生物が堆積物の表面や内部に残した痕跡により、さまざまな生命活動が記録された化石を指す。生物そのものの化石とは異なり、主に生物の足

                                        初期の動物の行動、酸素が制御 約5億5000万年前の生痕化石から解明
                                      • イヌはどうして犬になったのか、その歴史と進化

                                        イヌの家畜化の起源や進化、犬種の最新動向まで、人類の最良にして最古の友である犬の歴史にまつわる記事を集めてみた。

                                          イヌはどうして犬になったのか、その歴史と進化
                                        • SNSは私たちの「適応度標示」の見せびらかしの場である~進化心理学とSNSマーケティング | ウェブ電通報

                                          本連載では、電通メディアイノベーションラボ・天野彬氏が、自身の近著や業務で得た知見などから、ショート動画を中心としたSNSマーケティングについての知見を発信していきます。 前回は、ショート動画が流行する理由をTikTokに代表されるサービスの特性や生活者の行動心理から読み解きました。今回はやや角度を変えて、筆者がいま注目する進化心理学(※1)について取り上げつつ、それがソーシャルメディアマーケティングにどう関係するのかを論じます。 実は私たちの根源的なつながりの欲求や「見せびらかし(誇示的消費)」のモチベーションこそが、SNSを駆動していると言えるのかもしれない──そんな仮説に迫ります。 ※1 人間の心的活動の基盤が、その生物学的進化の過程で形成されてきたとする心理学の一分野。人類学・社会生物学・認知科学など多くの領域にまたがる学問分野。 ソーシャルメディアと進化心理学 そもそも、人々はな

                                            SNSは私たちの「適応度標示」の見せびらかしの場である~進化心理学とSNSマーケティング | ウェブ電通報
                                          • 世界初「恐竜の喉化石」を発見!恐竜の鳴き声は鳥に近かった!? - ナゾロジー

                                            恐竜の鳴き声といえば、洞窟の奥から響いてくるような咆哮のイメージがありますが、実際は鳥みたいにピーピー鳴いていたかもしれません。 北海道大学総合博物館、アメリカ自然史博物館(AMNH)の共同研究チームはこのほど、2005年にモンゴル・ゴビ砂漠で見つかった約8000万年前の鎧竜の化石から、世界初となる恐竜の喉頭(こうとう)を発見したと発表しました。 さらに喉頭の仕組みを調べたところ、現代の鳥類と共通する特徴が数多く見つかったのです。 よって鎧竜は太く響く唸り声ではなく、鳥のように甲高く鋭い発声をしていた可能性が浮上しました。 研究の詳細は、2023年2月15日付で科学雑誌『Communications Biology』に掲載されています。

                                              世界初「恐竜の喉化石」を発見!恐竜の鳴き声は鳥に近かった!? - ナゾロジー
                                            • 太刀川英輔『進化思考』と,デザイン学/生物学研究者らの批判,著者からの応答など.

                                              Jun ITO/イトウジュン @itojundesign 明日のデザイン学会、第5会場の10:00-10:20で本学AIIT助教松井実先生と「『進化思考』批判」を発表します。伊藤は共著者ですがスライドは一枚半しか手を出しておらず見守るのみです笑 直前の時間は第1会場の岐阜大の山本政幸先生の発表を拝見する予定。移動時間ゼロのonlineでないと無理なハシゴ。 2022-06-25 23:43:24

                                                太刀川英輔『進化思考』と,デザイン学/生物学研究者らの批判,著者からの応答など.
                                              • ホモ・サピエンスが繁栄し、ネアンデルタール人が絶滅した「意外な理由」

                                                ニュース3面鏡 インターネットの登場以来、以前にもまして巷にはニュースがあふれ返っています。そうしたニュースや出来事の中から、DOL編集部が気になる出来事を厳選し、正面のみならず右から左から、価値あるニュース、楽しいニュースをお届けします。 バックナンバー一覧 人類の祖先(ホモ・サピエンス)は、なぜ世界を席巻できたのか。ネアンデルタール人などの旧人や、いまだ謎の多いデニソワ人を圧倒した理由はどこにあったのか。ゲノム(遺伝情報)の解析によって解明を進め、『人類の起源』(中央公論新社)などの著書がある人類学者・篠田謙一氏に、自然科学、社会科学にも詳しい作家・橘玲(たちばな・あきら)氏が、ユニークな観点からその謎に迫る。(構成/土井大輔) 人類の祖先は水の中で暮らしていた!? 「水生人類説」の可能性は? 橘玲氏(以下、橘) 以前から遺伝人類学にはとても興味がありました。遠い過去のことは、これまで

                                                  ホモ・サピエンスが繁栄し、ネアンデルタール人が絶滅した「意外な理由」
                                                • 恐竜の頭を調べてわかった、飛翔やコミュニケーションの進化

                                                  白亜紀に、現在のモンゴルにあたる地域に生息していた恐竜シュヴウイア。この恐竜の目と耳の構造は、夜に狩りをしていたことを示唆している。(ILLUSTRATION BY VIKTOR RADERMAKER) 恐竜研究は今、黄金時代だ。化石や足跡から、恐竜の姿や暮らしに関するあらゆる種類の手がかりが見つかっている。そして今回、頭骨の中を調べた2つの研究で、恐竜の飛翔やコミュニケーションの解明につながる興味深い情報が得られた。(参考記事:「アップデートされる恐竜」) 5月7日付で学術誌「サイエンス」に発表された2本の論文は、恐竜やその他の爬虫類、鳥類の化石に保存された内耳や眼窩に焦点を当てている。これらを調べることで、失われた恐竜の暮らしの一端を知ることができるというのだ。 「動物の内耳の形状は、その生活様式や行動と関連しています」と、今回の研究に関与していない英エディンバラ大学の古生物学者ジュリ

                                                    恐竜の頭を調べてわかった、飛翔やコミュニケーションの進化
                                                  • 集英社学芸部 - 学芸・ノンフィクション

                                                    前回までで、ヒトの色覚には、多数派の3色覚と、少数派の2色覚があることが分かりました(さらに「中間型」があることは、先の回でお話しします)。今回は、そのような色覚の「多型」が、進化の歴史の中でどのように生まれてきたのかを見ます。 生き物の色覚の進化を振り返る〜魚類、爬虫類、鳥類は4色型 ヒトは、集団の中に3色覚と2色覚をあわせ持った、珍しい種です。 今の知見では、こういった多様性を持っていることがヒトにとって普通であり、むしろ「正常」な状態なのかもしれない、と言えます。また、このような集団であることが、進化の中で重要な意義を持ってきたのであろうとも示唆されています。 こういった理解は、今後の「色覚観」を創っていくために重要なことなので、少しだけ遠回りして「色覚と進化」について考えてみましょう。 わたしたち脊椎動物の色覚の基本形は、実を言うと錐体(すいたい)細胞の種類が、2種類でも3種類でも

                                                    • 世界で話題沸騰「15歳の時に知っておきたかった」進化論の研究から生まれた"最新モテ理論" これまでの恋愛ノウハウ本はすべて役立たずだった…

                                                      全世界100万人に影響を与えた「進化論的モテのノウハウ」がある。このたび日本語版『モテるために必要なことはすべてダーウィンが教えてくれた』を監訳した作家の橘玲さんは、「誰でも『若いときに知っていれば人生が変わったのに!』と思うことがあるだろう。これはまさにそのような本だ」と語る。非モテ男性に福音をもたらすその内容とは──。(第1回/全5回) ※本稿は、ジェフリー・ミラー、タッカー・マックス著、橘玲監訳『モテるために必要なことはすべてダーウィンが教えてくれた』(SBクリエイティブ)の一部を再編集したものです。 女性はどんな男性を望むように「進化」したのか 女性たちはずっと悩んできた。「素敵な男性はどこにいるの?」。男性も悩んでいる。「なんで女性とつき合えないの。ぼくがヘンなことをいったから?」。そして、どちらの疑問に対しても、誰も答えをもち合わせていない。 ヒトの脳のうちの原始的な部分は、優

                                                        世界で話題沸騰「15歳の時に知っておきたかった」進化論の研究から生まれた"最新モテ理論" これまでの恋愛ノウハウ本はすべて役立たずだった…
                                                      • 進化はどこまで予測可能なのか?──『生命の歴史は繰り返すのか?: 進化の偶然と必然のナゾに実験で挑む』 - 基本読書

                                                        生命の歴史は繰り返すのか?ー進化の偶然と必然のナゾに実験で挑む 作者: Jonathan B. Losos,的場知之出版社/メーカー: 化学同人発売日: 2019/06/01メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る生命の進化の歴史は偶然に支配されている。たとえば、とある巨大な隕石が地球に落ちて”こなかった”、そして、恐竜がそのままの形で生存していたとしたら、今とは全く違った光景がこの地球上に広がっていたと多くの人は考えるだろう。スティーヴン・グールドは著書『ワンダフル・ライフ』の中で、仮に進化の過程を再現したならば、今とは異なる生物界が現れるだろう、といい、多くの人に受け入れられた。 だが、一方この宇宙、それに地球は一定の物理法則に支配されているから、泳ぎやすい形、動きやすい形というものが決まっている。空を飛ぶ動物はいくつかの形の翼と飛び方に収斂していくし、高速で泳ごう

                                                          進化はどこまで予測可能なのか?──『生命の歴史は繰り返すのか?: 進化の偶然と必然のナゾに実験で挑む』 - 基本読書
                                                        • 新型コロナの重症化はネアンデルタール人から受け継いだ

                                                          新型ウイルスSARS-CoV-2は、2019年末に初めて確認されてから、感染した人々にさまざまな影響を与えています。このウイルスが引き起こす新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を発症すると、重症化して入院が必要になる人がいる一方で、症状が軽い人や無症状で済む人もいます。 年齢や持病の有無など、重篤な反応を起こしやすいかどうかに影響を与える要因はいくつかあります。遺伝的要因も影響を与えることがわかっており、数ヶ月前に発表されたCOVID-19ホストジェネティクスイニシアチブによる研究では、3番染色体のある領域の遺伝子多様体(バリアント)が、重症化リスクを高めることが示されました。 そしてこの度、国際科学雑誌ネイチャー誌に掲載された新たな研究では、この遺伝子領域が南欧で発見された5万年前のネアンデルタール人のものとほぼ同じであることがわかりました。さらなる解析で、これらのバリアントは約

                                                            新型コロナの重症化はネアンデルタール人から受け継いだ
                                                          • 生物学者E・O・ウィルソン氏死去 92歳 「ダーウィン後継者」

                                                            米ニューヨークの国際科学イベントに出席したエドワード・O・ウィルソン氏(2012年6月2日撮影、資料写真)。(c)Cindy Ord / GETTY IMAGES NORTH AMERICA / AFP 【12月28日 AFP】昆虫の研究や、環境保護を声高に訴えたことから「ダーウィンの後継者」と称された米生物学者のエドワード・O・ウィルソン(Edward O. Wilson)氏が26日、マサチューセッツ州で死去した。92歳。E・O・ウィルソン生物多様性財団(E.O. Wilson Biodiversity Foundation)が27日、発表した。 ウィルソン氏は米ハーバード大学(Harvard University)の研究教授を長年務め、アリとその行動に関する世界的権威とされていた。後年は昆虫だけでなく、鳥類や哺乳類、人間の社会的行動を研究し、社会生物学を新たな科学分野として確立した。

                                                              生物学者E・O・ウィルソン氏死去 92歳 「ダーウィン後継者」
                                                            • 絶滅種からRNA抽出 世界で初めて成功

                                                              フクロオオカミ(別名:タスマニアタイガー)の標本を見るダニエラ・カルソフ氏(哺乳類担当)。ストックホルムにあるスウェーデンの自然史博物館で(2023年9月26日撮影)。(c)Jonathan NACKSTRAND / AFP 【9月27日 AFP】スウェーデンのストックホルム大学(Stockholm University)の研究者がこのほど、絶滅したフクロオオカミ(別名:タスマニアタイガー)の試料から初めてRNAの抽出に成功したと明らかにした。 研究を共同で率いたストックホルム大学のロべ・ダレン(Love Dalen)教授(進化ゲノム学)によると、絶滅種からのRNAの抽出および配列の解析はこれまで成功していなかった。 同教授は「絶滅種からのRNA抽出の成功は、将来的に絶滅種の復活を可能にさせるための小さな一歩となる」と語った。 研究チームは、スウェーデンの自然史博物館(Museum of

                                                                絶滅種からRNA抽出 世界で初めて成功
                                                              • 1億7900万年前に分岐したミツバチとクロスズメバチだが、全く同じ手法で巣の欠陥を克服していた : カラパイア

                                                                ミツバチと社会性カリバチ(クロスズメバチ)は、同じハチでも1億7900万年も前に袂をわかったかなり遠い親戚だ。だから、そのハチの巣の材料も構造もかなり違う。 ところが詳しく見てみると、完全に別物であるようで、重要なポイントではまったく同じ建築手法を編み出していたことがわかるという。 神戸大学の佐賀達矢氏らが参加した研究チームは、その謎を解くべくミツバチとクロスズメバチの巣を比べてみた。 すると、進化の歴史は異なっていても、巣の欠陥と考えられていた異なる大きさの六角形を1つの巣盤の上に並べる問題を、それぞれ独自に全く同じ方法で解決していたのだ。 どちらも同様に、非六角形の部屋を組み合わせたり、六角形の大きさを調整したのである。 その結果を『PLOS Biology』(2023年7月27日付)で報告している。

                                                                  1億7900万年前に分岐したミツバチとクロスズメバチだが、全く同じ手法で巣の欠陥を克服していた : カラパイア
                                                                • 「生きている化石」はDNAレベルでも進化が停止しているのか? - ナゾロジー

                                                                  「生きている化石」たちのDNA変異速度を調べる「生きている化石」たちのDNA変異速度を調べる / Credit:川勝康弘「生きている化石」という用語を生み出したのは、進化論の産みの親として知られるチャールズ・ダーウィンであると言われています。 ダーウィンは進化の研究を行う中で、一部の「生きている」種は遥か昔の地層から発見される化石と変わらぬ形をしていることに気付いたからです。 時間が経過するにつれて適応と進化が起こるとする進化論において「生きている化石」は、ある意味で例外的な存在となりました。 それゆえに生きている化石たちの知名度は高く、多くの人々にとって、カブトガニやイチョウの木、シーラカンスやムカシトカゲなどの名は馴染み深いものとなっています。 しかし生きている化石たちが本当に進化していないのかは、はっきり断言できません。 というのも、姿かたちは同じでも、DNAレベルでは「ちゃんと進化

                                                                    「生きている化石」はDNAレベルでも進化が停止しているのか? - ナゾロジー
                                                                  • 遺伝子組み換え蚊20億匹が野に放たれる。米環境庁がGOサイン

                                                                    遺伝子組み換え蚊20億匹が野に放たれる。米環境庁がGOサイン2022.03.17 07:0057,275 Ed Cara - Gizmodo US [原文] ( satomi ) 蚊減らしの尖兵 。 英Oxitec(オキシテック)社が開発した遺伝子組み換え蚊(GMO蚊)「OX5034」 が米環境庁(EPA)の認可を取得し、いよいよフロリダ州と並んでカリフォルニア州の一部地域でも野に放たれることになりました。 噛まない蚊だけになるメカニズムこの蚊はネッタイシマカ(Aedes aegypti、写真)のオスに操作を加えたもの。このオスと天然のメスが交配して生まれたメスの幼虫は、成虫になれず死んでしまうよう、遺伝子に細工がしてあります。人間の生き血を吸うのは産卵前の栄養補給が必要なメスだけなので、このオスが広まれば、もう蚊に噛まれて病気をうつされることもなくなるってなわけです。 認可の内容昨年、E

                                                                      遺伝子組み換え蚊20億匹が野に放たれる。米環境庁がGOサイン
                                                                    • 続・新型コロナワクチンに欠かせなかった「構造生物学」という基礎研究 - 鳥居啓子|論座アーカイブ

                                                                      続・新型コロナワクチンに欠かせなかった「構造生物学」という基礎研究 デトロイトの労働者階級の家で生まれ育った研究者の偉業 鳥居啓子 テキサス大学オースティン校冠教授 名古屋大学客員教授 構造生物学者としてワクチン開発にたずさわる 新型コロナワクチン開発への障壁の一つが、ウイルスの突起たんぱく質を精製しても、すぐビヨーンと伸びてしまい、融合前の型を保つことができないという問題だった。 ジェイソン・マクレラン博士は、一貫して構造生物学者の立場でワクチンの開発に関わってきた。鼻風邪の原因となるRSウイルスや、2003年に流行した重症呼吸器症候群(SARS)や2012年に発生した中東呼吸器症候群(MERS)を引き起こした一群のコロナウイルスの突起たんぱく質の構造も解明してきた。突起たんぱく質は、受容体に融合する前と後で形が大きく変わることも明らかにした。しかし、ワクチンには融合前の形だけが必要であ

                                                                        続・新型コロナワクチンに欠かせなかった「構造生物学」という基礎研究 - 鳥居啓子|論座アーカイブ
                                                                      • 東大、鳥類の翼は恐竜「マニラプトル類」で進化して受け継がれたと解明

                                                                        東京大学(東大)は2月27日、世界各地の地層から産出した化石骨格の姿勢の比較解析を行い、鳥類の翼の前縁に張った膜状構造「前翼膜」は、恐竜の「マニラプトル類」で進化し、それが子孫の鳥類へと受け継がれて翼となったことを見出したと発表した。 飛行生態が進化する以前に恐竜系統で獲得された前翼膜(出所:東大Webサイト) 同成果は、東大大学院 理学系研究科 地球惑星科学専攻の宇野友里花大学院生、同・平沢達矢准教授らの研究チームによるもの。詳細は、動物学に関して分類学からバイオインフォマティクスまで幅広い分野を扱うオープンアクセスジャーナル「Zoological Letters」に掲載された。 鳥類は、およそ1億5000万年前(中生代ジュラ紀末期)までに、恐竜から進化したことがわかっている。そしてこれまでの研究から、祖先である恐竜の段階で羽毛や鳥類型の呼吸器(気嚢系)などがすでに進化していたことが見出

                                                                          東大、鳥類の翼は恐竜「マニラプトル類」で進化して受け継がれたと解明
                                                                        • 「大豆イソフラボン」でチョウザメの全メス化に成功! - ナゾロジー

                                                                          大豆イソフラボンは「女性ホルモン」と同じ作用を持つ今回の研究で用いたのは、東ヨーロッパ〜ロシア海域に広く分布する小型の「コチョウザメ(Acipenser ruthenus)」です。 本種はチョウザメ科の中で最も成長が早く、メスの体重が1キロに達する3才ころには、キャビアとなる卵を持つようになります。 コチョウザメ自体が小柄なため、キャビアも小粒ですが、「スターレット(STERLET)」という最高級品種として重宝されています。 美食家いわく、独特なナッツ風味が特徴的だという。 新宮実験場で飼育されているコチョウザメ / Credit: 近畿大学(NEWSCAST) – 日本初!大豆イソフラボンによるチョウザメの全メス化に成功 安全な方法で効率的なキャビア生産をめざす(2022) 一方で、チョウザメは、オスとメスが1:1の割合でしか生まれないため、養殖におけるキャビアの生産効率が低いことで知ら

                                                                            「大豆イソフラボン」でチョウザメの全メス化に成功! - ナゾロジー
                                                                          • カンガルーは人類よりも進化的に先を行く存在だった⁈ - ナゾロジー

                                                                            カンガルーは人類よりも進化の先を行く存在なのかもしれません。 イギリス自然史博物館(NHM)の研究チームは、カンガルーやコアラを代表とする「有袋類(ゆうたいるい)」が、ヒトを含む他の哺乳類よりも進化的に先を行っている可能性があることを発表しました。 専門家らはこれまで、袋の中で子を育てる有袋類を”卵生の哺乳類(カモノハシやハリモグラ)”と”胎生の哺乳類”の中間に位置づけ、「人類よりも原始的(primitive)な存在だ」と考えてきました。 しかし今回の研究では、哺乳類の共通祖先から最も進化幅が大きかったのは有袋類であることが判明したのです。 研究の詳細は、2023年4月28日付で科学雑誌『Current Biology』に掲載されています。 Marsupials Are ‘Far More Evolved’ Than Other Mammals, Even Humans https://w

                                                                              カンガルーは人類よりも進化的に先を行く存在だった⁈ - ナゾロジー
                                                                            • ザトウクジラの交尾の撮影に世界で初めて成功!研究者「ん?どっちもオスだな…」 - ナゾロジー

                                                                              生物にとって当たり前の行動だったとしても、自然の中でその様子を目撃することは非常に困難な場合があります。 その一例がザトウクジラの交尾の様子です。 ザトウクジラはよく知られている生物のため意外に思う人もいるでしょうが、実はまだ彼らが交尾する様子が記録されたことはまだ一度もないのです。 しかし米ハワイに拠点を置くパシフィック・ホエール・ファウンデーション(PWF)はこのほど、2頭のザトウクジラによる交尾行動を世界で初めて撮影することに成功しました。 ただ、その記念すべき一例目は非常にイレギュラーなものだったようです。 なんと撮影されたザトウクジラはどちらもオスで、この交尾は同性同士の性行為だったのです。 研究の詳細は2024年2月27日付で科学雑誌『Marine Mammal Science』に掲載されています。 First-Ever Photos Of Humpback Whale Sex

                                                                                ザトウクジラの交尾の撮影に世界で初めて成功!研究者「ん?どっちもオスだな…」 - ナゾロジー
                                                                              • 【あとがきたちよみ】 ケヴィン・レイランド 著、豊川 航 訳『人間性の進化的起源 なぜヒトだけが複雑な文化を創造できたのか』 - けいそうビブリオフィル

                                                                                あとがき、はしがき、はじめに、おわりに、解説などのページをご紹介します。気軽にページをめくる感覚で、ぜひ本の雰囲気を感じてください。目次などの概要は「書誌情報」からもご覧いただけます。 ケヴィン・レイランド 著 豊川 航 訳 『人間性の進化的起源 なぜヒトだけが複雑な文化を創造できたのか』 →〈「日本語版への序文」「はじめに」「訳者あとがき」(pdfファイルへのリンク)〉 →〈目次・書誌情報・オンライン書店へのリンクはこちら〉 *サンプル画像はクリックで拡大します。「訳者あとがき」ほかの本文はサンプル画像の下に続いています。 日本語版への序文 『種の起源』を読み終えたときのことは今も鮮やかに覚えている。大学院生の頃だった。ダーウィンの自宅ダウンハウスの窓から覗く「植物に覆われミミズが這い回っている土手」の風景で締めくくられる最終段落を読み終え、私もロンドンのオフィスビルから街を見下ろしてみ

                                                                                  【あとがきたちよみ】 ケヴィン・レイランド 著、豊川 航 訳『人間性の進化的起源 なぜヒトだけが複雑な文化を創造できたのか』 - けいそうビブリオフィル
                                                                                • 3億年前の古代魚の化石から「世界最古の脳」を発見! - ナゾロジー

                                                                                  100年近くも倉庫の中に眠っていた古代魚の頭蓋骨から「脳の化石」が発見されました。 この古代魚は約3億2000万年前のものであり、脊椎動物の脳の保存例としては世界最古となります。 また米ミシガン大学(University of Michigan)の主導によるCTスキャンの結果、現代の魚類の脳とは異なる構造を持っていることが判明しました。 現生魚類の脳の特徴がいつ進化したかを知る手がかりとなるようです。 研究の詳細は、2023年2月1日付で科学雑誌『Nature』に掲載されています。 319-million-year-old fish preserves the earliest fossilized brain of a backboned animal https://news.umich.edu/319-million-year-old-fish-preserves-the-earli

                                                                                    3億年前の古代魚の化石から「世界最古の脳」を発見! - ナゾロジー