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20世紀美術の検索結果1 - 40 件 / 213件

  • 美術品を「粗大ゴミ扱い」 大阪府が地下駐車場で105作品保管 | 毎日新聞

    大阪府所蔵の現代美術作品105点が、府咲洲(さきしま)庁舎(大阪市住之江区)の地下駐車場で保管されていることがわかった。いずれも彫刻で評価額は計2億円を超える。保管場所には誰でも出入りができ、梱包(こんぽう)されずビニールシートで覆っただけのものもある。劣化と盗難のおそれがあり、関係者からは「粗大ゴミと同様の扱いだ」と憤りの声が上がる。府は苦肉の策だとするが、問題の背景には、作品が時代の変化や行政の施策に翻弄(ほんろう)された経緯があった。 評価額2.2億円 一部はむき出し 駐車場に置かれているのは「大阪府20世紀美術コレクション」(約7900点、評価額計約46億円)の一部。府によると、彫刻作品105点の評価額は計約2億2000万円になる。 そのうち、関西の抽象彫刻をリードした森口宏一(1930~2011年)の作品が約60点を占める。代表作「景の仕組」シリーズなど、鉄やステンレス製で大型の

      美術品を「粗大ゴミ扱い」 大阪府が地下駐車場で105作品保管 | 毎日新聞
    • あなたの美術の知識がどれくらいあるかを試す例題10問 - チェコ好きの日記

      美術出版社が主催している、「美術検定」という検定があります。美術作品への背景知識がどれくらいあるかをはかる、趣味検定です。出題範囲は、西洋・東洋、時代を問わず、いわゆる美術作品と呼ばれるものすべてが対象となり、幅広いです。 美術検定 私はゆくゆくはこれの1級をとりたいと日夜努力している(?)のですが、今年受けようと思っていた2級の検定試験は、他の資格試験の勉強を優先したため、受検自体を泣く泣くあきらめることとなりました。 ちなみに昨年は3級を受けたのですが、忙しくてまったく勉強できなかったにも関わらず、過去の遺産で合格することができました。3級は、初心者にもおすすめのレベルです。 美術検定2012 3級に合格していた話。 - (チェコ好き)の日記 しかし1級・2級は、ちょっと問題集を見ただけでも難問ぞろいなのがわかるので、さすがにこうはいかないでしょう。 もちろん、努力して勉強して合格した

        あなたの美術の知識がどれくらいあるかを試す例題10問 - チェコ好きの日記
      • nix in desertis:受験世界史悪問・難問・奇問集 ver.2016 その1(上智大・慶應大)

        今年の分もなんとか書き上がったので,お届けする。 ・収録の基準と分類 基準は例年とほぼ同じであるが,新課程になったので用語集の収録語・頻度が大きく変わった。その点は変更がある。 出題ミス:どこをどうあがいても言い訳できない問題。解答不能,もしくは複数正解が認められるもの。 悪問:厳格に言えば出題ミスとみなしうる,国語的にしか解答が出せない問題。 → 歴史的知識及び一般常識から「明確に」判断を下せず,作題者の心情を読み取らせるものは,世界史の問題ではない上に現代文の試験としても悪問である。 奇問:出題の意図が見えない,ないし意図は見えるが空回りしている問題。主に,歴史的知識及び一般常識から解答が導き出せないもの。 難問:一応歴史の問題ではあるが,受験世界史の範囲を大きく逸脱し,一般の受験生には根拠ある解答がまったく不可能な問題。本記事で言及する「受験世界史の範囲」は,「山川の『用語集』に頻度

        • 「マグリット展」京都で開催 - 初期から晩年まで約130作品が集結する大規模回顧展

          《ゴルコンダ》 1953年 80×100.3cm 油彩 / カンヴァス メニル・コレクション The Menil Collection, Houston ©Charly Herscovici / ADAGP, Paris, 2015 Image may not be reproduced without permission from the Menil Collection. 2015年3月25日(水)から6月29日(月)までの間、東京・六本木にある国立新美術館で開催された展覧会「マグリット展」が京都に巡回。2015年7月11日(土)から10月12日(月・祝)までの期間、京都市美術館で開催中だ。この記事では国立新美術館で開催された「マグリット展」をレポートする。 ルネ・マグリットは、ベルギー出身の20世紀美術を代表する芸術家。言葉やイメージ、時間や重力などが持つ固定概念の枠を飛び越えた独

            「マグリット展」京都で開催 - 初期から晩年まで約130作品が集結する大規模回顧展
          • 20世紀美術のどの流派にも属さない孤高の画家バルテュスの没後初大回顧展 | 橋本麻里の「この美術展を見逃すな!」

            《夢見るテレーズ》 1938年 メトロポリタン美術館 Jacques and Natasha Gelman Collection, 1998 (1999.363.2). Photo: Malcolm Varon. (C) The Metropolitan Museum of Art. Image source: Art Resource, NY 画家バルテュスについては、ピカソの発言だとされる「20世紀最後の巨匠」という惹句を筆頭に、ポーランド貴族の系譜、母の恋人であった詩人・リルケからの賞賛、スイス山中の広大な城館グランシャレでのマスコミをシャットアウトした神秘的な生活、親子ほども年の離れた日本人の妻・節子夫人の存在など、ともするとそのキャラクターにばかり脚光があたり、作品そのもの(絵の話になると今度は「少女」というモチーフばかりが取り上げられるのだが)が美術史の中へどのように位置づけら

              20世紀美術のどの流派にも属さない孤高の画家バルテュスの没後初大回顧展 | 橋本麻里の「この美術展を見逃すな!」
            • 不思議な世界に誘われる「マグリット展」開催 京都では44年ぶり - はてなニュース

              ベルギーの芸術家であるルネ・マグリットの作品が集結する「マグリット展」が、東京で3月25日(水)から、京都で7月11日(土)から開催されます。本格的な回顧展は、東京では13年ぶり、京都では44年ぶりとのこと。独特の雰囲気を持つマグリット芸術の変遷を、代表作約130点で紹介します。ベルギービールやワッフルクッキーなどのユニークな特典付き前売り券も登場です。 ▽ 2015年5月のイベント | Réne Magritte - マグリット展 ▽ マグリット展(@magritte_2015)さん | Twitter ルネ・マグリットは、ベルギーの国民的画家であり、20世紀美術を代表する芸術家でもあります。一度見たら忘れられないような魅力にあふれた作風が特徴で、白い布で顔を覆う男女を描いた「恋人たち」や、大勢の紳士たちが街の上空にじっと浮かんでいる「ゴルコンダ」などさまざまな作品を発表してきました。

                不思議な世界に誘われる「マグリット展」開催 京都では44年ぶり - はてなニュース
              • アウトサイダー・アート - Wikipedia

                『Irren-Anstalt Band-Hain』(アドルフ・ヴェルフリ(英語版)画、1910年) アウトサイダー・アート(英: outsider art)とは、西洋の正規の芸術の美術教育訓練を受けていない者の制作した作品であるが、ここではアートとして扱われているものを指す[1]。 フランスの画家ジャン・デュビュッフェが1945年にアール・ブリュット(生の芸術、フランス語: art brut)と呼んだ[2]強迫的幻視者や精神障害者の作品は[3]、1967年にパリ装飾美術館(英語版)にて初めて展示され公的に認知された[4]。 1972年にイギリスのロジャー・カーディナル(英語版)がアウトサイダー・アートという言葉を用いて、精神障害者以外にも主流の外側で制作する人々を含め、その概念を拡張した[5]。プリミティブ・アートや、民族芸術[5]、心霊術者の作品も含まれるようになった[6]。 1990年

                  アウトサイダー・アート - Wikipedia
                • マルセル・デュシャン - Wikipedia  #レディ・メイドと『泉』

                  エルザ・フォン・フライターク=ローリングホーフェン(Elsa von Freytag-Loringhoven) マルセル・デュシャン(Marcel Duchamp、1887年7月28日 - 1968年10月2日)は、フランス生まれの美術家[1]。20世紀美術に決定的な影響を残した。画家として出発したが、油彩画の制作は1910年代前半に放棄した。チェスの名手としても知られた。ローズ・セラヴィ(Rrose Sélavy)という名義を使ったこともある。2人の兄、ジャック・ヴィヨン(Jacques Villon, 1875年 - 1963年)とレイモン・デュシャン=ヴィヨン(Raymond Duchamp-Villon, 1876年 - 1919年)も美術家。1955年、アメリカ国籍を取得した。 近年の研究では、代表作の『噴水(泉)』を含む多くのデュシャン作品は、ドイツの前衛でダダイストの芸術家・

                    マルセル・デュシャン - Wikipedia  #レディ・メイドと『泉』
                  • 東大の絵画廃棄「理由が不明」の不気味さ 「わからなかった」では思考停止だ

                    東京大学の地下食堂に飾られていた宇佐美圭司の大作「きずな」が、撤去・廃棄された。この“事件”はすでに忘れられつつあるが、それは恐ろしいことだ。ノンフィクションライターの石戸諭氏は「廃棄を決めた東大生協は『わからないから捨てた』と繰り返すだけで、理由を説明しない。そうした思考停止が黙認されている」とみる。「わからない」を放置することのリスクとは――。 「業者がカッターのようなもので切り刻んだ」 「絵画とは歴史である。そして歴史とはさまざまな方法であろう」(宇佐美圭司『20世紀美術』岩波新書)。 2012年に亡くなった宇佐美の立ち位置を象徴する一文である。宇佐美は誰よりも歴史を重視する美術家だった。そんな彼の作品が、東京大学生協が運営する地下食堂から撤去されていたことが、今年4月に話題となった。東大生協によれば、2017年9月27日に「業者がカッターのようなもので切り刻んだ」(東大生協の担当者

                      東大の絵画廃棄「理由が不明」の不気味さ 「わからなかった」では思考停止だ
                    • バウハウス - Wikipedia

                      バウハウス(ドイツ語: Bauhaus)は、1919年、ヴァイマル共和政期ドイツのヴァイマルに設立された、工芸・写真・デザインなどを含む美術と建築に関する総合的な教育を行った学校。また、その流れを汲む合理主義的・機能主義的な芸術を指すこともある。無駄な装飾を廃して合理性を追求するモダニズムの源流となった教育機関であり、活動の結果として現代社会の「モダン」な製品デザインの基礎を作り上げた。 バウハウスはドイツ語で「建築の家」を意味する。中世ヨーロッパの建築職人組合であるバウヒュッテ (Bauhütte, 建築の小屋) という語をヴァルター・グロピウスが現代風に表現したものである。 概要[編集] 世界で初めて「モダン」なデザインの枠組みを確立した美術学校である。学校として存在し得たのは、ナチスにより1933年に閉校されるまでの14年間だが、先進的な活動は、現代美術に影響を与えた(「モダニズム建

                        バウハウス - Wikipedia
                      • 人の目に触れてこそ? 大阪府の美術作品 「活用」が招いた劣化 | 毎日新聞

                        大阪モノレール公園東口駅に展示されている「航海(Voyage)」。木の部分にはひび割れや剥離などの傷みが目立つ=大阪府吹田市で2023年8月、山田夢留撮影 「アート作品は人の目に触れてこそ価値がある」。大阪府が所蔵する美術作品105点が地下駐車場に6年間も置かれていた問題が明らかになった直後、吉村洋文知事はこう述べた。劣化や盗難のおそれがあった保管状況の発覚を受け、もっともな発言のようだが、既に鑑賞できる状態にある作品が悲惨な扱いをされていると知ったら、賛成できるだろうか。 地下駐車場にあった105点とは別に、府が「活用」してきたはずの立体作品の一部が、過酷な環境に置かれている。美術館で展示する前提で収集したものなのに駅や屋外で展示され、記者が現地で確認すると、ひび割れや剥離、サビなどで劣化が進んでいた。人為的に汚されたケースさえあったという。専門家からは「あまりにひどい」と酷評する声も上

                          人の目に触れてこそ? 大阪府の美術作品 「活用」が招いた劣化 | 毎日新聞
                        • なぜ《泉》ばかりが注目されるのか? 平芳幸浩評「マルセル・デュシャンと日本美術」展

                          なぜ《泉》ばかりが注目されるのか? 平芳幸浩評「マルセル・デュシャンと日本美術」展20世紀の美術にもっとも影響を与え、その後の現代美術史の礎となった芸術家マルセル・デュシャン。その足跡をフィラデルフィア美術館の所蔵品でたどり、さらには日本美術と並べるという展覧会「マルセル・デュシャンと日本美術」が東京国立博物館で開催されている。展覧会構成に対し、様々な意見が上がる本展について、デュシャン研究を専門とする美術史家で京都工芸繊維大准教授の平芳幸浩がレビューする。 文=平芳幸浩 展示風景より、《泉》(レプリカ 1950/オリジナル 1917) マルセル・デュシャン=《泉》という図式はもうやめにしませんか? 東京国立博物館(以下、東博)で開催されている「マルセル・デュシャンと日本美術」展については、オープン当初から東博で開催される意味および日本美術と組み合わされている意図について、多くの人が疑問あ

                            なぜ《泉》ばかりが注目されるのか? 平芳幸浩評「マルセル・デュシャンと日本美術」展
                          • ちくま学芸文庫刊行書目一覧 最新版|かるめら

                            2024年6月30日時点での既刊のちくま学芸文庫全2,053点(セット版を除く)をあげた。 文庫の整理番号順に従って表記(一部変更あり)した。 「♾️」マークはMath&Scienceシリーズ(青背)を示す。 人名表記の揺れ(例「シモーヌ・ヴェイユ」と「シモーヌ・ヴェーユ」)は訳者に従い、統一はせずそのままにした。 編者、訳者は一部を除き割愛し、編著者が3人以上に及ぶ場合は代表者1人の名前のみ記した。 Math&Scienceシリーズのみの刊行書目一覧はこちら。 浅田彰『ヘルメスの音楽』 赤坂憲雄『異人論序説』 赤坂憲雄『王と天皇』 赤坂憲雄『排除の現象学』 赤坂憲雄『遠野/物語考』 赤坂憲雄『象徴天皇という物語』 赤坂憲雄『柳田国男を読む』 天沢退二郎『宮沢賢治の彼方へ』 飛鳥井雅道『明治大帝』 E・アウエルバッハ『ミメーシス[上] ヨーロッパ文学における現実描写』 E・アウエルバッハ『

                              ちくま学芸文庫刊行書目一覧 最新版|かるめら
                            • 愛知県美術館、1,200件を超すパブリックドメインのコレクション画像を自由に使えるようにしたと発表 | カレントアウェアネス・ポータル

                              2018年11月26日、愛知県美術館が、「コレクション検索」において、国内外の20世紀美術や木村定三・藤井達吉両コレクションの情報を追加したほか、1,200件を超すパブリックドメインのコレクション画像を自由に使えるようにしたと発表しています。 「公開画像利用時のお願い」として「所蔵者名の表記」「トリミング・改変の表記」 「第三者の権利の許諾」があげられているほか、同館コレクションの画像を掲載した出版物等の成果物の1部送付をお願いしています。 その他、美術館のウェブサイトも全面リニューアルされており、展覧会・イベントごとのURLの固定化や、過去ログのアーカイブが行われています。 @apmoa(Twitter,2018/11/26) https://twitter.com/apmoa/status/1066939776601796608 コレクション検索(愛知県美術館) https://jma

                                愛知県美術館、1,200件を超すパブリックドメインのコレクション画像を自由に使えるようにしたと発表 | カレントアウェアネス・ポータル
                              • 名画『ゲルニカ」はいかにして描かれたのか?絵画界のゲス野郎パブロフ・ピカソが愛した女神(ミューズ)たち

                                ピカソの本名はパブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ホアン・ネポムセーノ・マリーア・デ・ロス・レメディオス・クリスピン・クリスピアーノ・デ・ラ・サンディシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソ めちゃめちゃ長いことで有名です。これは様々な聖人や親戚の名前を組み合わせた結果です。 ピカソは1881年スペイン南部アンダルシア地方のマラガ市に美術教師の父の元、6人兄弟の長男として生まれました。 幼少期から非凡な芸術的才能を発揮し、青年期にはさまざまな理論や技法、思想を試しながら、その作風を変化させ、その革新的な芸術的業績によって世界的な名声と莫大な財産を獲得。20世紀美術の最もよく知られた人物のひとりなりました。 そのピカソの画風の変化には当時の恋人たちの影響がありました。 画風を変えたピカソの女性遍歴ピカソといえば、抽象画、キュビズム。 キュビスムとは、日本語で「立体派」。複数の視点

                                  名画『ゲルニカ」はいかにして描かれたのか?絵画界のゲス野郎パブロフ・ピカソが愛した女神(ミューズ)たち
                                • nix in desertis:早稲田大・文学部&文化構想学部・世界史の入試問題で掲載された西洋美術作品リスト

                                  <序> 大学受験では,大学・学部・日程ごとの傾向をつかむことが重要とされ,こと世界史においてそれは記号選択や論述の量といった出題形式と,出題される時代・地域・分野の偏りと解される。中世・近世ヨーロッパ史の出題が確実にある一橋大や,中国史の出題割合が高い名古屋大や立命館大などがその代表例であろう。その中で今回クローズアップするのは,早稲田大の文化構想学部・文学部では西洋美術史を扱った出題が必ず存在し,多くの作品の図版が掲載されるという点である。しかも,ほぼ必ず最後の大問にまとまって置かれているところまで定型で,これは極めて特徴的である。文化史の出題が多い傾向を持つ入試問題自体がさほど多くない中,さらに細分化された西洋美術史から必ず出題されるというのは類例を見ない。文学部に進む者は中国思想を志そうが社会学を志そうが西洋美術史は必ずたしなんでおくべしという強い意識が見られる。なお,例のモノクロで

                                  • 美術において平成に何が起こったのか? 31年のアートシーンを振り返る

                                    美術において平成に何が起こったのか? 31年のアートシーンを振り返る1989年1月から2019年4月まで続いてきた「平成」。この間、日本のアートシーンではどのような出来事があったのか? 令和の時代に向けて、改めて振り返る。 構成=中島水緒 「日本ゼロ年」1999~2000年 水戸芸術館現代美術ギャラリーでの展示風景より、ヤノベケンジの作品 撮影=根本譲 写真提供=水戸芸術館現代美術センター 1989年4月 P3 art and environment設立 5月 広島市現代美術館開館 6月 「アゲインスト・ネイチャー 80年代の日本美術」展(サンフランシスコ近代美術館ほか) 全米を巡回、日本ではICA名古屋で開催 9月 北澤憲昭『眼の神殿―「美術」受容史ノート』(美術出版社)刊行 1990年3月 水戸芸術館現代美術センター開館 3月 「プライマル・スピリット―今日の造形精神」展(ハラミュージ

                                      美術において平成に何が起こったのか? 31年のアートシーンを振り返る
                                    • 20世紀美術界の謎、ヘンリー・ダーガーの「虚と実」に迫る展覧会で本邦初公開の遺品も | CINRA

                                      20世紀アメリカ美術における最大の謎ともいわれるヘンリー・ダーガーの人生と創作に迫る企画展『ヘンリー・ダーガー展 ~アメリカン・イノセンス。純真なる妄想が導く「非現実の王国で」』が、4月23日から東京・ラフォーレミュージアム原宿で開催される。 アウトサイダーアートの代表的な作家として知られるダーガーが手がけた叙事詩的小説『非現実の王国で』は、彼の死後に下宿先の大家夫妻によって偶然発見された作品。そこには子供を奴隷として虐待する暴虐非道な男たちを相手に、壮絶な戦いを繰り広げる7人の美少女姉妹の物語が、計15,000ページ以上にわたり綴られていた。天涯孤独に生きたダーガーは約40年の間、誰にも知られることなく、数百枚を超える挿絵と共にこの作品を紡いでいたとされている。 同展では最新の研究成果のもとに、未だ全容が解明されていない作品『非現実の王国で』と、作家自身の知られざる実人生の2つの謎を解き

                                        20世紀美術界の謎、ヘンリー・ダーガーの「虚と実」に迫る展覧会で本邦初公開の遺品も | CINRA
                                      • インターネットアートとは何か|透明ランナー

                                        人間の知覚が形成される方式――知覚のメディア――は、単に自然の制約だけでなく、歴史の制約も受ける。 ヴァルター・ベンヤミン『複製技術時代の芸術』  コミュニケーション自体は実態でないので知覚対象たり得ないが、芸術がこの不可能を補完する。 ノルベルト・ボルツ『世界コミュニケーション』 はじめに 本日2020年8月18日から、東京都写真美術館で「エキソニモ UN-DEAD-LINK インターネットアートへの再接続」展が始まった。インターネットアートの先駆者であるエキソニモの初期から現在に至る活動をすべて追うことができる、歴史的な展覧会である。2017年頃から準備を進めてきたが、コロナ禍により通常の展示が叶わない中、インターネット会場とリアル会場の2部制という形で行われることとなった。 アート・ユニット「エキソニモ」初の大規模回顧展、東京都写真美術館で - リアルとオンラインの接続 - http

                                          インターネットアートとは何か|透明ランナー
                                        • アンドリュー・ワイエス - Wikipedia

                                          アンドリュー・ワイエス(Andrew Wyeth, 1917年7月12日 - 2009年1月16日)は、20世紀のアメリカの画家。 アメリカン・リアリズム[1] の代表的画家であり、戦前から戦後にかけてのアメリカ東部[2] の田舎に生きる人々を、鉛筆、水彩、テンペラ、ドライブラシなどで詩情豊かに描く。また、作品中には体に障害を持つ女性や、黒人の中高年男性を描くなど、弱者に対する優しい目線も感じられる。少年時代には人種差別が激しく、黒人街には白人が誰も近づかないような時代背景が存在した。だが、ワイエスは人種差別をせず、黒人少年とも遊び、その様子はフィルムにおさめられ、現在も確認することができる。彼の確かなデッサン力とテクニックは、20世紀美術の写実表現の系譜に大きな位置を占めている。アメリカの国民的画家の1人といえる。ワイエスは、アメリカ人に「アメリカとは何か」を示したかったと語っていた。父

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                                          • 春の美術入門書〜初学者や作り手のための〜|lie_

                                            本を読まない学生は多い。 美大生ならなおさらかも知れない。いや、いわゆる"一般人"も、エンタメ小説やマンガしか手にとらないのかもしれない。私自身も、大学に入って「批評家」という人種に出会わなければ、こんなに嘘みたいに本を買いあさったりしなかったかもしれない。(もっとも半分以上を読まずに積んでいるのでなおさら意味が分からない) しかし、アーティストが知るべき言説の世界があるのは事実だ。芸術は常に、アーティストや作品を、「人工的」に誰かが評価したり、発見したりして、今に続いている。みんなが「綺麗だ」としている印象派の絵画だって、中世の世界に持って行ったら、文化様式の違う地域に持って行ったら、見向きもされないかもしれない。逆にもちろん、昔は評価されていなかったものを道具にして、現代について考えることもできるだろう。多くの現代人が共通感覚だと思っている「美」でさえ、各々の時代の作品と、様々な時代の

                                              春の美術入門書〜初学者や作り手のための〜|lie_
                                            • ウルトラ怪獣はアート!? 高価な図録も売れる「成田亨展」人気の秘密 - 日経トレンディネット

                                              突然だが、成田亨という人物をご存知だろうか。 「ウルトラQ」「ウルトラマン」「ウルトラセブン」などで個性的なヒーローや怪獣、メカなどを多数デザインしたことでよく知られている人物だ。本来は彫刻家・画家でもあり、そのデザインには20世紀美術のエッセンスが見てとれる。現在のヒーローや怪獣のデザインに与えた影響は非常に大きく、現代美術家や映画監督などのアーティストにもファンが多い。 この成田亨(1929年生まれ、2002年没)の初期から晩年までの創作を網羅した企画展 「成田亨 美術/特撮/怪獣-ウルトラマン創造の原点」が、8月31日まで富山県立近代美術館で開かれている。その後も巡回展として福岡市美術館(2015年1月6日~2月11日)、青森県立美術館(2015年予定)で開催される予定だ。 未公開だったスケッチや怪獣デザインが見られるなど、見どころだらけの展覧会となっている。その図録である「成田亨作

                                                ウルトラ怪獣はアート!? 高価な図録も売れる「成田亨展」人気の秘密 - 日経トレンディネット
                                              • 現代アートってすげえwwwwwwwwwwwwwww - まめ速

                                                1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/23(火) 14:53:09.20ID:UVOpT18c0 わけがわからないよ 3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/23(火) 14:54:33.56ID:BSa+LIwg0 新しいジャンル作らないと昔の作品と同じ土俵じゃ勝てないじゃん 8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/23(火) 14:56:30.39ID:0221m1vN0 >>3 少なくとも>>1は全然新しくない なんかその新しくないところに新しさがあるのかもしれんが 69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/23(火) 15:39:34.76ID:3yAGBKq+0 >>8 無限ループ 4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/0

                                                • 「芸術論の新たな転回 01 星野太(1):それでもなお、レトリックを──星野太『崇高の修辞学』をめぐって1」(Interview series by 池田剛介) - REALKYOTO

                                                  インタビュー:星野太 聞き手:池田剛介 昨今の政治・社会状況の変化を受けてか、これまでのものとは視点を異にする言説が登場してきている。反知性主義がはびこり、「ポストトゥルース」などという新語が造られる時代には、どのような思考や態度が必要とされるのだろうか。現代の芸術や言説空間に新たな風を運ぶ書き手に話を聞くインタビューシリーズ。初回には、カント以来の「美学的崇高」ではない、もうひとつの「崇高」についての刺激的な書物を上梓した哲学者・美学者を迎えた。 池田 マルセル・デュシャンの《泉》が1917年の作品なので、今年はちょうどその100年後にあたります。周知のようにこれは、男性用便器に署名を書きつけて展示するというもので、20世紀美術に最も影響を与えた作品のひとつと言えるかと思います。いま世界各地で展開されている現代美術も、おおよそその延長線上にあると言えるでしょうが、ここから決定的に新しいも

                                                  • アートの力で心豊かに!2017年上半期、オススメの西洋美術展を全力で紹介する16選! - あいむあらいぶ

                                                    【2017年3月30日最終更新】 かるび(@karub_imalive)です。 日本は美術展大国です。毎年、全国の美術館で何百もの企画展が行われ、沢山の貴重な絵画・工芸を初めてとする芸術品が展示されます。もう、たくさんありすぎてどうしよう?と思うくらいあるので、僕は、毎年半年に1回「行きたい展覧会」の予定を立てることにしています。 2017年度上半期についても、一通り各美術館から企画展の予定概要が出揃いました。そこで、本エントリでは、個人的に「これは絶対に行きたい!」と考えている注目の展覧会を中心に、おすすめの西洋美術展をまとめてみました。 そんな注目の展覧会の中でも、本稿では、 ▶ 2017年上半期開催のオススメ展覧会 ▶ 主に西洋美術を扱う企画展 ▶ アート初心者でも安心して楽しめる この3点を条件として、ピックアップしています。(※なので日本美術・工芸・現代アート等は別エントリでまた

                                                      アートの力で心豊かに!2017年上半期、オススメの西洋美術展を全力で紹介する16選! - あいむあらいぶ
                                                    • 美術史年表 - PukiWiki

                                                      _ 1975 日本 藤森照信が日本建築学会論文集に看板建築の概念についての論文を発表 秋山祐徳太子が東京都知事選に立候補 「アート・ナウ」@兵庫県立近代美術館 1988よりビエンナーレ。石原友明、椿昇、中原浩大、松井智恵、森村泰昌ら、関西ニューウェーブと呼ばれて注目を集める。 「ビックリハウス」創刊(終刊号は1985年) 西武百貨店池袋店に西武美術館開館 神奈川県立県民ホールギャラリー開館 伊東・池田20世紀美術館開館 東京都美術館開館 第9回パリ青年ビエンナーレ(コミッショナー:峯村敏明、出品:柏原えつとむ、田窪恭治、中井恒夫、野村仁、彦坂尚熹、藤原和通、渡辺哲也) 第13回サンパウロビエンナーレ(コミッショナー:中原祐介、出品:榎倉康二、鈴木慶則、原口典之など26作家) 第3回インドトリエンナーレ(コミッショナー:富山秀男、出品:三尾公三) 「引用の織物」宮川淳 海外 その他の事柄

                                                      • 横浜美術館『トライアローグ展』は、近現代美術に強い横浜愛知富山3美術館の競演 - 日毎に敵と懶惰に戦う

                                                        横浜美術館で開催中の「トライアローグ」展の内覧会で、特別に写真を撮らせてもらったりしながら鑑賞してきた トライアローグ:横浜美術館・愛知県美術館・富山県美術館 20世紀西洋美術コレクション | 横浜美術館 (yokohama.art.museum) 横浜美術館、実はこの展覧会が終わると、3年近く閉館しちゃうんだよね…。1989年のYES’89、横浜博覧会の時に建てられてもう30年になるから、見えないところにいろいろガタもきていて、大規模修繕が必要なのでしょう。 横浜市民にとってYES'89は白歴史、Y150は黒歴史 横浜美術館はコレクションの充実ぶりでも知られていて、時として企画展よりもコレクション展のほうが面白い場合もある。そのコレクションの充実ぶりについては、あるサイトに書いたこともある 横浜美術館はコレクション展も面白い | 創造都市横浜 (yokohama-sozokaiwai.j

                                                          横浜美術館『トライアローグ展』は、近現代美術に強い横浜愛知富山3美術館の競演 - 日毎に敵と懶惰に戦う
                                                        • 『アウトサイドで生きている』自分の衝動や快楽にきわめて忠実な18名の表現者たち - HONZ

                                                          「いまも忘れられない美術展は?」ともし問われたら、答えは決まっている。1993年に世田谷美術館で開催された『パラレル・ヴィジョン』展だ。 ロサンゼルスを皮切りに、マドリード、バーゼル、東京を巡回したこの美術展は、「アウトサイダー・アート」と20世紀美術を並べて展示するという世界初の試みで話題となった。美術作品を観てあれほど衝撃を受けたことはない。どの作品も過剰なエネルギーに満ちていて、いちど見たら忘れられないインパクトをもっていた。 「アウトサイダー・アート」(仏語ではアール・ブリュット)は、既存の美術界の制度の外側で生み出された作品群を指す。当初は精神障害や知的障害を持つ人々の作品などをそう呼んでいたが、いまでは正規の美術教育を受けたことがない人々の作品を総称するようになった。子どもが描く絵や、素人が止むに止まれぬ情熱から自己流でつくりあげた作品などもアウトサイダー・アートとしてくくられ

                                                            『アウトサイドで生きている』自分の衝動や快楽にきわめて忠実な18名の表現者たち - HONZ
                                                          • 現代アート (げんだいあーと)とは【ピクシブ百科事典】

                                                            芸術史的特徴を見ると、近代美術の一部は教会や王侯貴族が美術の担い手だった時代の美術、現代美術は富裕層が美術の担い手になっている時代の美術という傾向も見出せる。 近代美術の定義 近代美術の時代区分、範囲にはおおむね以下のものがある。 ビザンツ帝国崩壊以後ジョット以後18世紀のロココ以降19世紀前半の、新古典主義・ロマン主義・写実主義以降19世紀後半の、印象主義(印象派)・象徴主義・後期印象主義(後期印象派)以降19世紀末の後期印象派以降20世紀初頭のフォーヴィスム・ドイツ表現主義以降20世紀初頭のキュビスム以降日本に限っていえば、明治維新頃、または1910年代以降の美術第二次世界大戦以前(1945年以前)の美術を近代美術とする考え方これ以外 現代美術の定義 近代美術に対して、現代美術の時代区分、範囲には以下のものがある。 20世紀初頭のフォーヴィスム・ドイツ表現主義以降を現代美術とする考え方

                                                              現代アート (げんだいあーと)とは【ピクシブ百科事典】
                                                            • ナイジェリア - Wikipedia

                                                              ナイジェリア連邦共和国(ナイジェリアれんぽうきょうわこく、英語: Federal Republic of Nigeria)、通称ナイジェリアは、アフリカ大陸西南部に位置する連邦制共和国。首都はアブジャ。1991年まではラゴスが首都だったが、一極集中などの理由により首都を移転した[3]。西にベナン、北をニジェール、北東がチャド、東はカメルーンとそれぞれ国境を接し、南はギニア湾に面し大西洋に通ずる。 概要[編集] ナイジェリアは西アフリカに存在する国家である。人口は2022年現在で2億1,140万人[4]で世界第7位であり、アフリカ州最大の規模でもある。さらに民主的な世俗国家であることが憲法上で規定されている[5]。イギリス連邦加盟国の1国でもある。行政区分は、36の州および首都アブジャ市を擁する連邦首都地区からなる。 ナイジェリアの地には過去数千年間に多数の王国や部族国家が存在してきた。現在

                                                                ナイジェリア - Wikipedia
                                                              • ポンピドゥー・センター展、被災地から、演劇博物館『あゝ新宿』、川内倫子、みのかん - 日毎に敵と懶惰に戦う

                                                                土曜日。先週の週末は都内に出れていないので、今週はいろいろ巡りましょう。まずは上野へ。上野東京ラインが出来て、上野が近くなりました。玄関出てから上野駅まで50分、そして東京都美術館 ならんでない! こんでない! はい、若冲展ももう終わりましたので…。本日は、ポンピドゥー・センター傑作展を見ます。 ポンピドゥーセンターと言えば、パリにある、リサのおうち… リサのおうち 作者: アングットマン,ゲオルグハレンスレーベン,Anne Gutman,Georg Hallensleben,石津ちひろ 出版社/メーカー: ブロンズ新社 発売日: 2002/05 メディア: 単行本 クリック: 3回 この商品を含むブログ (15件) を見る というのはまあともかく、フランスのポンピドゥー大統領の名前を冠した総合ン文化施設。レンゾ・ピアノとリチャード・ロジャース。ド・ゴールは空港に、ポンピドゥーは芸術センタ

                                                                  ポンピドゥー・センター展、被災地から、演劇博物館『あゝ新宿』、川内倫子、みのかん - 日毎に敵と懶惰に戦う
                                                                • オランジュリー美術館の主要作品15選!モネ『睡蓮』連作は必見!! - 【海外旅行】一人旅(バックパッカー)向けの世界の歩き方

                                                                  どうもゾノです! 今回はフランスのパリにあるオランジュリー美術館の主要作品について紹介します!! こんな方におすすめ! モネの代表作『睡蓮』が観たい! 印象派や19-20世紀美術が好き!! オランジュリー美術館の主要作品を全て知りたい! オランジュリー美術館は、名前から想像できたかもしれませんが、オレンジ温室(オランジュリー)だった宮殿内の施設を整備して美術館となりました! なぜ、わざわざ施設を改装したのか!? そう思ったかもしれませんが、オランジュリー美術館が誇るモネの代表作『睡蓮』連作を展示する場所として最適だったことが美術館として開館した理由となります。 つまり!? モネの『睡蓮』を展示する為に、 美術館として誕生しました!! 嬉しいことに館内にある作品は「全て」写真撮影が可能なので、モネの『睡蓮』を背景にインスタ映えしそうな写真を撮ることもできます! ※レギュレーションが変更になる

                                                                    オランジュリー美術館の主要作品15選!モネ『睡蓮』連作は必見!! - 【海外旅行】一人旅(バックパッカー)向けの世界の歩き方
                                                                  • 真贋のはざま

                                                                    20世紀の美術家は、「芸術」をモノとして存在する作品それ自体から行為やコンセプトへと拡張し、結果として作品それ自体の実制作が以前ほど大きな意味を持たなくなった。こうした「芸術」概念の転換を促したのがデュシャンの一連の仕事であり、なかでもこの『大ガラス』は20世紀美術の金字塔と言うにふさわしい。生前のデュシャンに許可を得て、没後にその設計図ともいえる『グリーン・ボックス』を基に制作されたこの大作は、「レプリカ」であると同時に「オリジナル」でもあるという二重の意味を担っており、従来の「オリジナル」概念を根底から揺るがすことになった。現代美術では「オリジナル」が複数個存在する作品を「マルチプル」と呼び、オリジナル/コピーの旧い二項対立の失効が早くから問題にされてきた。 28-1 マルセル・デュシャン、『花嫁は彼女の独身者たちによって裸にされて、さえも』(通称『大ガラス』東京ヴァージョン)

                                                                    • 芸術論の新たな転回 02 千葉雅也「洒落と仮固定の制作論——千葉雅也『勉強の哲学』をめぐって」 by 池田剛介|REALKYOTO

                                                                      池田 シリーズ「芸術論の新たな転回」の第二回目となる今回は、新刊『勉強の哲学』が大きな話題となっている千葉雅也さんにお越しいただきました。千葉さんは哲学がご専門で、同時に表象文化、つまりイメージの問題を広くカバーする活動もされています。僕が千葉さんと知り合ったのが2008年ごろなので、ちょうど10年ぐらいの付き合いになり、常にそのお仕事には刺激をもらい続けてきました。 今回上梓された『勉強の哲学』ですが、驚くほど読みやすく、一見よくある自己啓発書のようにも思えるわけですが、読み進めていくうちに勉強することそのものについて原理的に考えさせられるものになっています。販売部数もずいぶん伸びていると聞きます。理系のような実用的とされる知のあり方が重要視され、人文系は信頼を落としていると言われたりもする。その中で「何事かを学ぶ」ことについて根本的に問い直していく姿勢が新鮮に感じられたのではないでしょ

                                                                      • 注と参考文献リスト

                                                                        注・参考文献リストの書き方 論文の書式は、たとえば卒業論文の締め切りを前にして一夜漬けで身につくものではありません。また卒論一回限りのために複雑なルールを覚えることなど、いったいなんの意味があるのでしょうか?それは苦痛以外のなにものでもありません。  平常の授業で課されるレポートでは、テクスト以外に参考文献を使ったところで、せいぜい3・4冊だと思います。そういう単純なケースでまず練習してみてください。(確実にレポートの心証がよくなるという御利益もあるでしょう。)  いったんこうしたスタイルが身につけば、逆にいろいろな文献についている注や参考文献リストが活用できるようになります。それにより自分に必要な本を図書館で探せるようになります。標準的なスタイルで論文を読み書きできるようになることは、図書館というデータベースを有効に使うための不可欠の道具です。 I. 注の書き方 レポートのなかでさまざ

                                                                        • 中ザワヒデキ『近代美術史テキスト』 | ART DIVER

                                                                          中ザワヒデキ著『近代美術史テキストー印象派からポスト・へたうま・イラストレーションまでー』(トムズボックス刊)は、1989年に発行されて以来、20刷を超えるベストセラーなので、ご存知の方も多いかとは思いますが、少し内容の紹介をいたします。 A6判変型(150×105mm)、44ページというポケットサイズの本ですが、驚くことにテキスト、図版まですべてが中ザワヒデキの手書きからなる近代美術史です。扱う範囲は、1874年の印象派誕生から1980年代のイラストレーションの動向まで、約100年の近代美術史となっています。サイズ感や価格の安さ、中身の強烈なオリジナリティなどから、手にとればたいていの人が欲しくなる名著なのですが、WEBでどこまでその魅力が再現できるでしょうか。とにかく、少しだけ中身をお見せしましょう。 本当に手のひらに載るようなサイズで、とても愛くるしいですね。表紙はピカソの「泣く女」

                                                                            中ザワヒデキ『近代美術史テキスト』 | ART DIVER
                                                                          • 西武渋谷「CAT ART美術館」展にて、猫の愛らしさを再確認。 - 青猫文具旅

                                                                            GW(ゴールデンウィーク)ですね。シュー・ヤマモトの「CAT ART 美術館」巡回展が西武渋谷店で開催されていると知り、人溢れかえる渋谷に特攻してきました。久しぶりに渋谷のスクランブル交差点を闊歩した気がする。 ニャーヴル美術館 ねこあーと in ルーヴル 作者: シュー・ヤマモト 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/01/28 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る Shu Yamamoto Official Site ~ CAT ART CAT ART美術館―SHU YAMAMOTO 名画になった猫たち―|西武渋谷店|西武・そごう 誰もが知る世界の名画を「キャットアート」にした巡回展。これがそのチケットとパンフ。可愛い。 チケットに採用されているこの作品は、皆様ご存知フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」をモチーフにした 、"フェルネーコの「真珠のイヤ

                                                                              西武渋谷「CAT ART美術館」展にて、猫の愛らしさを再確認。 - 青猫文具旅
                                                                            • 東方でモナリザ 名画×東方同人誌 「幻想美術館」 : アキバBlog

                                                                              名画×東方をテーマにした、サークル艾(もぐさ)の同人誌「幻想美術館」の委託販売が始まっていて、販売開始日はこんな感じだったみたい。ZIN秋葉原店のPOPは『「ルネッサンス」「バロック」などの近世美術から、「フォービズム」「キュービズム」の20世紀美術まで、東方キャラで描かれた世界の銘品をパチュリーが解説する東方x名画の本』だった。 名画×東方をテーマにした、サークル艾(もぐさ)の同人誌「幻想美術館」が、23日からとらのあな・メロンブックス・COMIC ZINで委託販売が始まっていて、販売開始日はこんな感じだったみたい。 「幻想美術館 - Musee de Fantasy -」同人誌紹介によると『今回は、「名画×東方」をテーマに1冊の本をつくりました。紅魔館が密かに集めていた、外の世界の銘品を、普段は動かない図書室の重鎮が、重い腰を上げて解説をしていくというお話。しかし、そこには何やら違和感

                                                                              • プロが選ぶ「2013年 ベスト展覧会」 | 青い日記帳

                                                                                毎年恒例。各新聞に掲載された美術界のプロが選ぶ今年(2013年)に開催されたベスト展覧会。各紙掲載日順にご紹介します。 鈴木春信 朝日新聞 2013年(平成25年)12月18日(水)夕刊 回顧2013 美術 ワカラナイの可能性 私の3点(選者50音順、敬称略) ☆北澤憲昭(美術評論家) 1)「桂ゆき−ある寓話」(東京都現代美術館) 2)「夏目漱石の美術世界展」(東京芸術大学大学美術館) 3)「生誕130年 彫刻家・高村光太郎展」(千葉市美術館) コラージュの魅力を改めて教えてくれた3点。3に展示された高村智恵子と1は手法と感性において、2は展覧会の創り方において。 ☆高階秀爾(美術史家・美術評論家) 1)「ルーヴル美術館展 地中海四千年のものがたり」(東京都美術館) 2)「世界遺産登録記念 富士山の絵画展」(静岡県立美術館) 3)「皇室の名品 近代日本美術の粋」(京都国立近代美術館) いず

                                                                                  プロが選ぶ「2013年 ベスト展覧会」 | 青い日記帳 
                                                                                • 国立新美術館「ダリ展」開催。開会式で「ダリ能」を上演 | ウェブ電通報

                                                                                  伝統芸能「能」をテクノロジーで拡張する「テク能プロジェクト」を立ち上げた電通は9月13日、高円宮妃久子さまご出席のもと、国立新美術館で行われた「ダリ展」開会式のオープニングで「ダリ能」を上演した。 能は日本が世界に誇る最高峰の舞台芸能の一つでありながら、日本においても客層や上演機会が限られている。このプロジェクトでは、一般の人々がなかなか見る機会のない能を多様な先端テクノロジーと組み合わせ、伝統芸能としての新たな展開と現代社会のさまざまなシーンでの活用を実現しようというもので、今回の「ダリ展」での上演が世界初披露となった。 上演に際しては、精密機械加工を手がける大槇精機が高精度な金属削り出しという画期的な方法で制作した新作の能面を着けて、演能団体・銕仙会の清水寛二さんがダリの霊を演じた。さらに最新のメディアテクノロジーを駆使したプロジェクトで注目を集めるクリエーティブ集団・ライゾマティクス

                                                                                    国立新美術館「ダリ展」開催。開会式で「ダリ能」を上演 | ウェブ電通報