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  • 「はやぶさ2」地球帰還へ向け最後のイオンエンジン運転開始

    「はやぶさ2」が地球帰還に向けて第2期のイオンエンジン運転を開始した。9月まで運転が行われ、11~12月に地球に帰還する予定だ。 【2020年5月18日 JAXA はやぶさ2プロジェクト】 昨年11月13日に小惑星リュウグウを出発した探査機「はやぶさ2」は、同12月3日から今年2月20日まで第1期のイオンエンジン運転を行ってリュウグウから離れる軌道に移った後、今年末の地球帰還を目指して慣性飛行(推力を使わない公転運動)を続けてきた。(参照:「「はやぶさ2」地球帰還を開始」/「「はやぶさ2」、第1期イオンエンジン運転完了」 ) 「はやぶさ2」の地球帰還までの軌道と運用。9月まで第2期イオンエンジン運転を行い、その後はスラスターでの精密誘導を経て11~12月に地球に到達する(※各軌道の線は概念的なもので、違いを誇張して描かれている)(提供:JAXA) 5月12日7時00分(機上時刻、日本時間)

      「はやぶさ2」地球帰還へ向け最後のイオンエンジン運転開始
    • かくして「はやぶさ2」は帰還し再び旅立った、完璧な成果は3号機につながるのか

      かくして「はやぶさ2」は帰還し再び旅立った、完璧な成果は3号機につながるのか:次なる挑戦、「はやぶさ2」プロジェクトを追う(19)(1/5 ページ) 小惑星探査機「はやぶさ2」が地球へ帰還し、予定通り再突入カプセルを回収することに成功した。カプセルからはグラム単位という大量のサンプルも確認されている。まさに「完璧」と言っていい成果だ。本稿では、はやぶさ2の帰還の模様や、再び地球から旅立って挑む「拡張ミッション」、これらの技術がどう生かされていくかについて解説する。

        かくして「はやぶさ2」は帰還し再び旅立った、完璧な成果は3号機につながるのか
      • GitHub - Yamato-Security/hayabusa: Hayabusa (隼) is a sigma-based threat hunting and fast forensics timeline generator for Windows event logs.

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          GitHub - Yamato-Security/hayabusa: Hayabusa (隼) is a sigma-based threat hunting and fast forensics timeline generator for Windows event logs.
        • 「はやぶさ2」小惑星探査終え地球帰還へ 本格的な飛行開始 | NHKニュース

          日本の探査機「はやぶさ2」は、およそ1年後の地球への帰還を目指し、メインエンジンを使った本格的な飛行を開始しました。 そして、4基のイオンエンジンがいずれも正常に作動することが確認されたため、3日午前11時から本格的に噴射して地球に向けて飛行を始めました。 「はやぶさ2」は現在、地球との距離が2億5000万キロ余りの位置にあり、およそ1年後の来年11月から12月に地球近くに達し、「リュウグウ」の岩石の破片が入ったと見られるカプセルを分離して、オーストラリアの砂漠に落下させる計画です。 そして、回収した岩石の破片は国内の研究者を中心に配られ、再来年の夏ごろから分析が行われる予定です。 「リュウグウ」の岩石の破片は、国内の研究者などに配られ、再来年の夏ごろから詳しい分析が行われることになっています。 分析は、有機物や鉱物、それにガスなど6つの班に研究者がわかれて行います。 そのなかでも特に注目

            「はやぶさ2」小惑星探査終え地球帰還へ 本格的な飛行開始 | NHKニュース
          • 小惑星「リュウグウ」 水星よりも太陽に近い軌道を描いた時期がある可能性

            2019年に宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星探査機「はやぶさ2」が2度に渡るサンプル採取を実施した小惑星「リュウグウ」。現在のリュウグウは時折地球に接近することもある地球近傍軌道を周回していますが、数十万~数百万年前には現在とは異なり、今よりも太陽に近づく軌道を描いていた可能性を示す研究成果が発表されました。 関連 ・リュウグウとベンヌの起源と歴史に迫る研究、天文学者ブライアン・メイも参加 ・リュウグウはかつて彗星だった? 表面の6割が有機物とする研究成果 ・小惑星リュウグウ、表面の岩はほとんどがスカスカだった ■太陽により変性したとみられる赤黒い物質と変性していない青白い物質の分布から推定タッチダウン直後の「はやぶさ2」から撮影されたリュウグウの表面(Credit: JAXA、東京大、高知大、立教大、名古屋大、千葉工大、明治大、会津大、産総研) 2019年2月22日(日本時間)に

              小惑星「リュウグウ」 水星よりも太陽に近い軌道を描いた時期がある可能性
            • すばる望遠鏡、一足先に「はやぶさ2」を出迎える | トピックス・お知らせ | すばる望遠鏡

              小惑星「リュウグウ ((162173) Ryugu)」の探査を終えて地球に向かっている日本の小惑星探査機「はやぶさ2」の姿を、ハワイ現地時の2020年11月20日午前0時過ぎにすばる望遠鏡が撮影しました。 図1:すばる望遠鏡に搭載した超広視野主焦点カメラ「ハイパー・シュプリーム・カム」で捉えた「はやぶさ2」(画像中央の点光源)。「はやぶさ2」の動きに合わせて追尾しながら観測を行なったため、背景の星の像は流れて写っています。2020年11月20日 00:12~00:29 (ハワイ現地時) に撮影した3分間露出の画像を5枚重ねて処理。画像の画角は 2.0 分角 × 1.0 分角。(クレジット:国立天文台) JAXA 宇宙科学研究所が運用する「はやぶさ2」は、リュウグウで採取したサンプルを格納したカプセルを日本標準時の12月6日に地球に帰還させる予定です。リュウグウから地球に向けて旅を続けている

                すばる望遠鏡、一足先に「はやぶさ2」を出迎える | トピックス・お知らせ | すばる望遠鏡
              • JAXA | 小惑星探査機「はやぶさ2」搭載カプセルの豪州への着陸許可について

                国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、小惑星探査機「はやぶさ2」搭載カプセルの地球帰還に関し、2020年8月10日に着陸想定地を管轄する豪州政府から着陸許可が発行された旨の連絡を得ましたのでご報告いたします(発行日は2020年8月6日)。 カプセルの再突入日は、2020年7月14日付プレスリリース「小惑星探査機「はやぶさ2」のカプセル帰還に関する豪州宇宙庁(ASA)との共同声明の発表について」にてお知らせしましたとおり、2020年12月6日(日本・豪州時間)、着陸場所は豪州ウーメラ立入制限区域の予定です。本許可が得られたことで、カプセル回収の実施に向けて大きく前進しました。引き続き、「はやぶさ2」の地球帰還、カプセルの再突入へ向けて慎重な運用を続けるとともに、適時、運用状況についてお知らせいたします。 このたび、豪州政府より「はやぶさ2」のカプセル帰還・回収活動実施について許

                  JAXA | 小惑星探査機「はやぶさ2」搭載カプセルの豪州への着陸許可について
                • 「はやぶさ2」が持ち帰ったリュウグウの試料、NASAは研究室を建設して研究保管

                  地球外試料の特性評価や文書化、保管などに特化した新たな研究室がNASAのジョンソン宇宙センター(JSC)に建設されている  クレジット:RS&H <現在、米ヒューストンにあるNASAのジョンソン宇宙センター(JSC)では、地球外試料の特性評価や文書化、保管などに特化した新たな研究室が建設されている...... > 小惑星探査機「はやぶさ2」によって地球近傍小惑星「リュウグウ」で採取された試料を収めたカプセルが2020年12月6日、豪州南部ウーメラ立入制限区域(WPA)で回収され、8日、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の相模原キャンパス内に搬入された。 JAXAは、2021年末までに、NASA(アメリカ航空宇宙局)をはじめとする6つの研究チームにリュウグウの試料を配分し、その分析を世界規模ですすめる。 リュウグウの試料をNASAに、ベンヌの試料をJAXAに JAXAとNASAは、「はやぶさ2

                    「はやぶさ2」が持ち帰ったリュウグウの試料、NASAは研究室を建設して研究保管
                  • 地球型の系外惑星で初発見か 「くじら座YZ星b」に磁場の兆候?

                    よく知られているように、地球には磁場が存在しており、コンパス(方位磁針)が北や南を指すように動かしたり、太陽風を逸らしたりする現象が知られています。太陽系の中では、磁場は地球以外にも多くの惑星で見つかっており、大きな惑星であるほど磁場も強力になる傾向があります。 太陽以外の天体の周りを公転する「太陽系外惑星」にも磁場が存在すると考えられますが、その測定は困難です。遠く離れた惑星の磁場を直接測定する方法はないので、間接的な手法が頼りになります。 特に注目されているのは、強力な電波が放出される、プラズマのような電気を帯びた物質と磁場の相互作用です。この手法を使うことで、巨大ガス惑星とみられるいくつかの系外惑星では磁場の存在が確認されています。しかし、巨大ガス惑星よりも磁場が弱いと予測される地球型惑星での発見例はありませんでした。いくつかの候補はあるものの、有力と言えるほどの発見ではありません。

                      地球型の系外惑星で初発見か 「くじら座YZ星b」に磁場の兆候?
                    • はやぶさ2が見た地球 JAXAが公開「最後に『行ってきます』と手を振り行った」 | 毎日新聞

                      小惑星探査機「はやぶさ2」が地球の上空約8万キロから撮影した地球の画像。右上に南極が、上端に南米西岸が写っている=2020年12月6日午前6時半撮影(JAXAなど提供) 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6日、小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウの試料が入ったカプセルを分離後、別の小惑星に向けて再出発した直後に撮影した地球の画像を公開した。はやぶさ2のカプセル回収を受けてJAXA宇宙科学研究所(相模原市)で開いた記者会見で明らかにした。 公開されたのは、日本時間午前6時半に地球の上空約8万キロと、午前8時50分に同約12…

                        はやぶさ2が見た地球 JAXAが公開「最後に『行ってきます』と手を振り行った」 | 毎日新聞
                      • 「はやぶさ2」回収の試料から黒い固体有機物。母天体での水質変成史が明らかに

                          「はやぶさ2」回収の試料から黒い固体有機物。母天体での水質変成史が明らかに
                        • 「はやぶさ2」は拡張ミッション「はやぶさ2♯」へ

                          小惑星探査機「はやぶさ2」のプロジェクトが6月末で終了し、新たに2つの小惑星を目指す拡張ミッション「はやぶさ2♯」に引き継がれた。 【2022年7月5日 JAXAはやぶさ2プロジェクト】 探査機『はやぶさ2』は2020年12月6日に地球に帰還し、小惑星リュウグウの試料を納めたカプセルを地球に向けて分離した後、新たに2つの小惑星「2001 CC21」「1998 KY26」を目指す「拡張ミッション」に入っている。 現在の「はやぶさ2」は地球から約2億1850万kmの位置にあり、1つ目の目標天体2001 CC21に向かって、6月28日からイオンエンジンの運転を開始したところだ。10月ごろまで運転を続けた後、2025年まではエンジンを使わない慣性飛行となり、2026年7月に2001 CC21へのフライバイ(接近通過)が行われる。その後は、2027年・2028年に地球でスイングバイをした後、2031

                            「はやぶさ2」は拡張ミッション「はやぶさ2♯」へ
                          • 「りゅうぐう」の砂からアミノ酸 生命のもと、地球外で初確認―はやぶさ2が採取・JAXA:時事ドットコム

                            「りゅうぐう」の砂からアミノ酸 生命のもと、地球外で初確認―はやぶさ2が採取・JAXA 2022年06月06日13時14分 日本科学未来館で一般公開された小惑星「りゅうぐう」の砂(中央上の円内)=2021年12月、東京都江東区 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ2」が小惑星「りゅうぐう」で採取し、地球に持ち帰った砂から、生命を形作るたんぱく質の材料となるアミノ酸が20種類以上見つかったことが6日、関係者への取材で分かった。これまで、地球に落ちてきた隕石(いんせき)からの検出例はあるが、地球外から直接持ち帰った試料から見つかったのは初めて。 りゅうぐう試料「全体像描ける」 特徴、現場観測と一致―東大など 地球の生命起源の材料をめぐっては、地球で生成されたとする説と、宇宙空間で生成され隕石などの形で飛来したとする説があるが、発見は地球外説を後押しする形になる。 JAXAは202

                              「りゅうぐう」の砂からアミノ酸 生命のもと、地球外で初確認―はやぶさ2が採取・JAXA:時事ドットコム
                            • はやぶさ2、カプセル回収に向け準備進む

                              2020年11月16日、JAXAは「はやぶさ2」の最新情報について発表しました。今回の内容は、化学エンジンによる精密軌道制御の第2回(TCM-2)の結果、帰還カプセル回収班の現状、カプセル回収後の作業計画についてでした。 TCM-2とカプセル回収班の現状TCM-2は11月12日に実施され、予定通りの軌道修正ができました。これにより、地球への最接近高度を約310kmから290kmに落とし、より地表に近づく軌道となりました。 カプセル回収班は、先発隊が11月1日にオーストラリア入国、16日に回収拠点となる南オーストラリア州のウーメラに向かいます。本隊(後発隊)は11月9日に入国、現在先発隊と同じくアデレードで検疫隔離を行っています。オーストラリアは現在外国人の入国を原則認めていないため、特別の許可を得ての入国になります。現時点で新型コロナウイルス発症者はいないとのことです。回収班はこの後、回収

                                はやぶさ2、カプセル回収に向け準備進む
                              • 能代ロケット実験場の新試験棟 早ければ来年から建設開始 JAXA | NHK

                                去年7月、次期主力ロケットの1つ、「イプシロンS」の燃焼試験中に爆発事故が起きた秋田県の能代ロケット実験場について、JAXA=宇宙航空研究開発機構は、早ければ来年から新しい試験棟の建設工事を始める方針を決めたことが関係者への取材で分かりました。 秋田県能代市にあるJAXAの能代ロケット実験場では去年7月、固体燃料式の小型ロケット、「イプシロンS」のエンジン部分の燃焼試験で爆発事故が起き、実験が行われた試験棟は損傷が激しく修理は難しいとして解体工事が進められています。 JAXAはこの試験棟の再建について検討を進めてきましたが、このほど試験棟を新たに建て直す方針を決めたことが関係者への取材で分かりました。 新たな試験棟は、少なくともこれまでと同程度の機能を持ち、事故の後できなくなっていた固体燃料ロケットの真空燃焼試験が再び可能になるということです。 この春に破損した試験棟の解体工事を終え、早け

                                  能代ロケット実験場の新試験棟 早ければ来年から建設開始 JAXA | NHK
                                • JAXA | 小惑星探査機「はやぶさ2」初期分析 石の物質分析チーム 研究成果の科学誌「Science」論文掲載について

                                  国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 国立大学法人東北大学 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構 J-PARCセンター 公益財団法人高輝度光科学研究センター 国立大学法人北海道大学 国立大学法人京都大学 国立大学法人九州大学 国立大学法人広島大学 国立大学法人東京大学 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)では小惑星リュウグウ試料分析を、6つのサブチームからなる「はやぶさ2初期分析チーム」および、2つの「Phase-2キュレーション機関」にて進めています。 この度「はやぶさ2初期分析チーム」のうち「石の物質分析チーム」の研究成果をまとめた論文が、アメリカの科学誌「Science」に2022年9月23日付(日本時間)で掲載されましたのでお知らせします。

                                    JAXA | 小惑星探査機「はやぶさ2」初期分析 石の物質分析チーム 研究成果の科学誌「Science」論文掲載について
                                  • 「はやぶさ2」のカプセル 6日未明 豪砂漠地帯に着地へ | はやぶさ2 | NHKニュース

                                    日本の探査機「はやぶさ2」は、小惑星「リュウグウ」の砂が入ったとみられるカプセルを日本時間の6日未明、オーストラリア南部の砂漠地帯に帰還させる計画です。周辺ではカプセルが夜空に光を放ちながら落下する様子が観測できると期待されています。 「はやぶさ2」は探査を行った小惑星「リュウグウ」の砂が入ったとみられるカプセルを日本時間の5日午後、分離し、カプセルは、6日午前2時半ごろ大気圏に突入、20分ほどでオーストラリア南部の砂漠地帯に着地する計画です。 カプセルの着地場所近くにはJAXA=宇宙航空研究開発機構の現地本部などが設けられ、関係者がカプセルを無事に回収するために最終的な準備を進めています。 このうち、カプセルが回収後すぐに運び込まれるクリーンルームでは、日本に持ち帰る前にカプセルの中に地球由来ではないガスが含まれているかどうかを調べる作業が行われることになっていて、担当者がガスの分析に使

                                      「はやぶさ2」のカプセル 6日未明 豪砂漠地帯に着地へ | はやぶさ2 | NHKニュース
                                    • リュウグウは「極めてスカスカ」の岩──はやぶさ2の調査で見えてきた太陽系天体の形成過程

                                      研究者たちの予想に反し、小惑星リュウグウは隙間だらけの物質でできた天体だった──宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3月17日、小惑星探査機「はやぶさ2」によるリュウグウの探査活動の研究成果を発表した。 小惑星リュウグウの1日の最高温度の分布(左)と、各地点で観測された一日の温度変化(□マーク)と理論計算に基づく予測値(実線と破線)の比較(右) リュウグウのような炭素質の小惑星は、46億年前の太陽系形成時の情報を保存している“化石”のようなものと考えられている。研究チームは今回、赤外線カメラでリュウグウを1自転分撮影したサーモグラフィーから熱の分布などを解析することで、リュウグウの地形や地質構造を調べた。 データを解析すると、地球の石や炭素質の隕石と異なり、リュウグウが「極めてスカスカ」で凸凹が激しい構造をしていることが分かった。 こうした観測結果から、研究チームはリュウグウの形成シナリオを

                                        リュウグウは「極めてスカスカ」の岩──はやぶさ2の調査で見えてきた太陽系天体の形成過程
                                      • MMX探査機は火星微生物の“死骸”を持ち帰られるか? JAXAが可能性を検討

                                        宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8月19日、2024年度の打ち上げを予定している「火星衛星探査計画」(MMX)に関するオンライン記者説明会を開催した。MMXは、火星衛星・フォボスからのサンプルリターンを目指す計画である。地球への帰還は2029年度を予定しており、火星圏からのサンプル採取は、実現すれば世界初となる。 フォボス表面でサンプルを採取するMMX探査機のイメージ (C)JAXA フォボスの起源については、「捕獲小惑星説」と「巨大衝突説」があり、まだ結論は出ていない。もし前者であれば、D型小惑星に多く含まれる有機物など始原物質の採取が期待できるし、後者であれば、太古の火星物質を獲得できる。どちらでも意義は大きく、さらにこの2説の論争に決着を付けることもできるはずだ。 また現在、火星探査は世界的に注目されており、各国が探査機を送り出している。MMXが着陸するのは衛星ではあるが、フォボス

                                          MMX探査機は火星微生物の“死骸”を持ち帰られるか? JAXAが可能性を検討
                                        • JAXA | 小惑星探査機「はやぶさ2」観測成果論文のScience誌掲載について

                                          国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 国立大学法人 東京大学 国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学 学校法人 千葉工業大学 国立大学法人 高知大学 学校法人立教学院 立教大学 公立大学法人 会津大学 学校法人 明治大学 小惑星探査機「はやぶさ2」による小惑星Ryugu(リュウグウ)の探査活動に基づく研究成果をまとめた論文が、アメリカの科学雑誌Science(サイエンス)電子版に2020年5月7日(日本時間5月8日)に掲載されましたので、お知らせします。 論文の内容は次の通りです。 「はやぶさ2」のタッチダウンで観測された小惑星リュウグウ表面の 擾乱とそれから示唆される表層と軌道の進化史 原題:Sample collection from asteroid 162173 Ryugu by Hayabusa2: implications for surface evolution 2019

                                            JAXA | 小惑星探査機「はやぶさ2」観測成果論文のScience誌掲載について
                                          • 【やじうまPC Watch】 JAXA、探査機あかつきが金星大気の動きを観測で明らかに ~金星の「スーパーローテーション」の理解を目指す

                                              【やじうまPC Watch】 JAXA、探査機あかつきが金星大気の動きを観測で明らかに ~金星の「スーパーローテーション」の理解を目指す
                                            • 「第二の地球」の公転軌道面は傾いていない|国立天文台(NAOJ)

                                              すばる望遠鏡を用いた観測で、太陽系外惑星系「TRAPPIST-1(トラピスト1)」の惑星の公転軌道面は、太陽系の惑星と同様に、主星の自転軸に対してほぼ垂直であることが分かりました。地球に似た環境の惑星でこのような関係が示されたのは初めてで、ハビタブル惑星の性質に迫るための重要なステップとなります。 みずがめ座の方向約40光年の距離にある赤色矮星(わいせい)TRAPPIST-1は、少なくとも7つの惑星を持つことが既に知られていて、そのうちの3つは水が液体で存在できるハビタブルゾーンにある岩石惑星であることから、たいへん注目されている天体です。太陽系の惑星は、太陽の自転軸に対してほぼ垂直な面を公転していますが、太陽系外惑星は必ずしもそうではありません。惑星が公転する軌道面の違いやその変化が、生命を育む環境を左右するのかどうか、研究が始まったところです。 東京工業大学や自然科学研究機構 アストロ

                                                「第二の地球」の公転軌道面は傾いていない|国立天文台(NAOJ)
                                              • 水星探査機「みお」&「MPO」金星スイングバイの結果が発表される

                                                金星に接近するベピ・コロンボの探査機を描いた想像図(Credit: ESA/ATG Medialab)JAXA(宇宙航空研究開発機構)は11月4日、先日実施された国際水星探査計画「ベピ・コロンボ(BepiColombo)」の探査機による金星スイングバイの結果を発表しました。 ベピ・コロンボはJAXAの水星磁気圏探査機「みお(MMO:Mercury Magnetospheric Orbiter)」とESA(欧州宇宙機関)の水星表面探査機「MPO(Mercury Planetary Orbiter)」の2機の周回探査機によるミッションで、両探査機は電気推進モジュール「MTM(Mercury Transfer Module)」とともに1つの機体を構成しています。 今回のスイングバイは金星で実施される2回のスイングバイのうち1回目で、JAXAによると探査機の金星最接近時刻は日本時間2020年10月

                                                  水星探査機「みお」&「MPO」金星スイングバイの結果が発表される
                                                • 太陽系の未来の姿? 燃え尽きた恒星の周りを回る惑星を発見

                                                  白色矮星の周りを回る巨大ガス惑星が発見された。遠い未来に太陽が膨張して赤色巨星になり、ほとんどの内惑星が破壊された後の太陽系は、このような姿になっているのかもしれない。(ILLUSTRATION BY ADAM MAKARENKO, W. M. KECK OBSERVATORY) 銀河系で最も幸運かもしれない惑星は、地球から約6500光年離れた、銀河系の中心に近いところに存在している。この巨大ガス惑星は、死にゆく主星の巻き添えになるのを辛うじて免れることができた。 10月13日付けで科学誌「ネイチャー」に発表された論文によると、この木星サイズの幸運な惑星は、小さな恒星の死骸の周りを回っている。この恒星は地球サイズの薄暗い白色矮星で、かつては太陽と同程度の大きさだった。恒星が老いると、高密度の白色矮星へと崩壊する前に、膨張して赤色巨星になるが、この過程で周りを公転する惑星を容易に破壊してしま

                                                    太陽系の未来の姿? 燃え尽きた恒星の周りを回る惑星を発見
                                                  • はやぶさ2のカプセルを回収 JAXA、現地で採取作業:朝日新聞デジタル

                                                    ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                      はやぶさ2のカプセルを回収 JAXA、現地で採取作業:朝日新聞デジタル
                                                    • https://jp.techcrunch.com/2020/12/29/2020-12-28-feast-your-eyes-on-the-space-rocks-japans-hayabusa-2-mission-brought-back-from-asteroid-ryugu/

                                                        https://jp.techcrunch.com/2020/12/29/2020-12-28-feast-your-eyes-on-the-space-rocks-japans-hayabusa-2-mission-brought-back-from-asteroid-ryugu/
                                                      • 【詳報】はやぶさ2カプセル到着でプロジェクトチーム会見 | はやぶさ2 | NHKニュース

                                                        神奈川県相模原市のJAXA宇宙科学研究所に8日午前、小惑星探査機「はやぶさ2」のカプセルが無事に運び込まれたことを受けてプロジェクトチームが記者会見を開きました。 カプセルの中のガス “由来まだ分からず” 会見の中で、事前にオーストラリアで行った簡易分析で、カプセルの中からガスが採取されたことを改めて説明しました。 そのうえで、吉川真ミッションマネージャは「ガスが小惑星『リュウグウ』由来かどうかの断定をするには至っていない。分子量は測ったが、物質の種類は今後詳しく調べたい。少なくともガスが入っていたことは事実であり、それがリュウグウのものと期待したいが、まだ何とも言えない」と述べ、現時点ではガスの由来については分からないとの認識を示し今後、詳しい分析で明らかにするとしました。 宇宙科学研究所の國中均所長は「3月から4月にかけて、新型コロナウイルスの影響で人の移動が制限される中、オーストラリ

                                                          【詳報】はやぶさ2カプセル到着でプロジェクトチーム会見 | はやぶさ2 | NHKニュース
                                                        • 355光年先の太陽系外惑星を直接撮像 ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡

                                                          アメリカ航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)は9月1日、「ジェイムズ・ウェッブ」宇宙望遠鏡によって直接撮像された太陽系外惑星の画像を公開しました。系外惑星の直接撮像はこれまでにも行われたことがありますが、ウェッブ宇宙望遠鏡による直接撮像は今回が初めてであり、系外惑星のさらなる観測に期待が寄せられています。 ■355光年先の若き巨大ガス惑星を直接撮像【▲ ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が4種類のフィルターを通して直接撮像した系外惑星「HIP 65426 b」の像(下段)と、地上の望遠鏡が撮影した恒星「HIP 65426」とその周辺(背景)(Credit: NASA/ESA/CSA, A Carter (UCSC), the ERS 1386 team, and A. Pagan (STScI).)】観測の対象となったのは「ケンタウルス座」の方向約355光年先にある恒星「HIP 65

                                                            355光年先の太陽系外惑星を直接撮像 ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡
                                                          • リュウグウのサンプルから液体の水を発見――確かな証拠で明らかになる母天体の形成史(秋山文野) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                            JAXAの小惑星探査機「はやぶさ2」が2020年12月に持ち帰った小惑星「リュウグウ」表面の物質を分析した東北大学理学研究科 中村智樹教授らの研究グループによる分析の成果論文が2022年9月22日付の米科学雑誌『Science』のオンライン版に掲載された。同研究グループは17の粒子を分析し、そのうちの一つから内部に閉じ込められた液体の水を発見した。この水は、太陽系初期に存在した、岩石と水からできたリュウグウの母天体にあったもので、塩や有機物を含む炭酸水だったという。 Formation and evolution of carbonaceous asteroid Ryugu: Direct evidence from returned samples http://dx.doi.org/10.1126/science.abn8671 東北大学のチームが分析した最大のサンプル C0002 の

                                                              リュウグウのサンプルから液体の水を発見――確かな証拠で明らかになる母天体の形成史(秋山文野) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                            • リュウグウ表面に別タイプの小惑星の岩石が存在。はやぶさ2の観測で判明

                                                              はやぶさ2によって撮影された小惑星リュウグウの表面に散在する明るい色合いの岩石(矢印)を示した図(Credit: 2020 Tatsumi et al.)東京大学の巽瑛理氏らの研究グループは、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の小惑星探査機「はやぶさ2」が観測とサンプル採取を行った小惑星「リュウグウ」の表面に存在する明るい色合いをした岩石を調べたところ、リュウグウの元になった天体(母天体)と衝突した小惑星に由来する可能性が高い岩石が見つかったとする研究成果を発表しました。 ■母天体を破壊した小惑星の破片が混ざった可能性が高いとみられるリュウグウは有機物を多く含むC型小惑星に分類されていて、母天体が破壊された際の破片が集まって形成されたとみられています。研究グループは、はやぶさ2の「光学航法カメラ(ONC)」と「近赤外分光計(NIRS3)」の観測データをもとに、全体的に暗い色合いをしたリュウグ

                                                                リュウグウ表面に別タイプの小惑星の岩石が存在。はやぶさ2の観測で判明
                                                              • 「はやぶさ2」サンプル帰還から1年。JAXAが初期分析状況と探査機の状況を紹介

                                                                  「はやぶさ2」サンプル帰還から1年。JAXAが初期分析状況と探査機の状況を紹介
                                                                • 軌道投入に失敗したイプシロン6号機、原因はダイヤフラムの吸着

                                                                  宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2022年10月12日に打ち上げたイプシロンロケット6号機が軌道投入に失敗した原因を突き止めた(図1)。調査の結果、ロケットの姿勢を制御する小推力の液体ロケット推進系で、推進剤タンク内のダイヤフラム(弾性膜)が、同タンクから液体ロケットエンジン(スラスター)に推進剤を供給する配管(以下、供給配管)への出口に吸着し、推進剤がスラスターに供給されなかったとの結論に達した。2023年2月3日に開催した文部科学省宇宙開発利用部会 調査・安全小委員会で報告した。

                                                                    軌道投入に失敗したイプシロン6号機、原因はダイヤフラムの吸着
                                                                  • 日本の探査機「はやぶさ2」 カプセルの地球帰還は12月6日予定 | NHKニュース

                                                                    小惑星への2度の着陸に成功した日本の探査機「はやぶさ2」は、小惑星の砂などが入ったとみられるカプセルを、ことし12月6日に地球に帰還させることになりました。 文部科学省は「はやぶさ2」が地球に接近して、小惑星の砂などが入ったとみられるカプセルを、オーストラリアの砂漠に落下させる日が、ことし12月6日に決定したと公表しました。 オーストラリア政府とはこの日程で調整が済んでいて、JAXA=宇宙航空研究開発機構は、カプセルを回収するための準備を進めるということです。 また、JAXAは国内の研究者を中心に岩石の破片などを分析するチームの編成を終えていて、カプセルが地球に戻り次第、生命に関係する有機物が存在するかなどの解析を行うことになっています。 さらに「はやぶさ2」はカプセルを地球に落下させた後、さらに別の小惑星に向かって探査を続けることになっていて、JAXAは次の目標となる小惑星の選定を進めて

                                                                      日本の探査機「はやぶさ2」 カプセルの地球帰還は12月6日予定 | NHKニュース
                                                                    • Engadget | Technology News & Reviews

                                                                      Pick up the 9th-gen iPad with two years of AppleCare+ for only $298

                                                                        Engadget | Technology News & Reviews
                                                                      • はやぶさ2カプセルの展示内容と、一般からのメッセージ入りメモリーチップの往復航行達成

                                                                        3月5日、JAXAは記者説明会で「はやぶさ2」サンプル解析と地球帰還カプセルの現状について説明しました。サンプルはC室の観察に進み、カプセルの状態は良好で、内面は「新品のように見える」というほどの状態だとのこと。新型コロナウイルス感染症の動向次第ではありますが、一般への公開予定も発表されました。また、「星の王子さまに会いにいきませんかミリオンキャンペーン2」で托されたメッセージを収めたメモリーチップが、無事小惑星往復を成し遂げたという報告もありました。 小惑星リュウグウのサンプルはC室の観察へサンプルコンテナC室試料の重量測定と、光学顕微鏡による観察が始まっています。 3つの観察用容器に分けられたリュウグウの粒子は合計1.51gですが、別に取り分けた粒子もあるということで、実際の重量はこれより少し重くなります。 C室サンプルの一部(Credit: JAXA)カプセル展示について帰還カプセル

                                                                          はやぶさ2カプセルの展示内容と、一般からのメッセージ入りメモリーチップの往復航行達成
                                                                        • JAXA | 小惑星探査機「はやぶさ2」の小惑星Ryugu出発について

                                                                          国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、小惑星探査機「はやぶさ2」の小惑星Ryugu(リュウグウ)からの出発を確認しましたのでお知らせします。 JAXAは2019年(令和元年)11月13日の「はやぶさ2」の運用において、「はやぶさ2」の化学推進系スラスタを噴射して軌道制御の運用を行いました(※)。 「はやぶさ2」から取得したデータから、 ·「はやぶさ2」の化学推進系スラスタの噴射が予定通り行われ、速度9.2cm/sでリュウグウからの離脱を開始したこと ·「はやぶさ2」の状態が正常であること を確認しました。これにより、「はやぶさ2」が11月13日10時05分(機上、日本標準時)に小惑星リュウグウを出発したことを確認しました。 今後は地球帰還に向けてイオンエンジンなどの搭載機器類のチェックを行う予定です。

                                                                            JAXA | 小惑星探査機「はやぶさ2」の小惑星Ryugu出発について
                                                                          • 日本の「極超音速エンジン」開発へ一歩「スクラムジェット燃焼」 40年越し大実験の意義 | 乗りものニュース

                                                                            JAXAが鹿児島県から打ち上げたスクラムジェット燃焼試験用のロケット「S-520-RD1」。今回の試験は、関係者にとって40年越しの悲願になったそう。その理由と、今回の試験が抱えていた2つの大きな意味を探ります。 スクラムジェット"エンジン"ではなく"燃焼"、その意味 JAXA(宇宙航空研究開発機構)は2022年7月24日午前5時、将来の航空機における極超音速飛行を想定した「スクラムジェット燃焼」の試験を行う観測ロケット「S-520-RD1」の打ち上げを、鹿児島県肝付町にある内之浦宇宙空間観測所から行いました。最高到達高度は168km、打ち上げから着水までの飛行時間は412秒でした。 試験は気象条件にも恵まれ、実験のリーダーである、JAXA研究開発部門の超音速燃焼飛行試験チームを束ねる谷 香一郎(たに こういちろう)チーム長は「この上ない状況での試験だった」と述べています。 今回使われた機

                                                                              日本の「極超音速エンジン」開発へ一歩「スクラムジェット燃焼」 40年越し大実験の意義 | 乗りものニュース
                                                                            • 「はやぶさ2」 姿勢変更 メインエンジンの試験運転へ | NHKニュース

                                                                              地球に向けて小惑星を出発した日本の探査機「はやぶさ2」は、メインエンジンの試験運転を行うため、姿勢を変更したとJAXA=宇宙航空研究開発機構が発表しました。 そして、メインエンジンであるイオンエンジンの試験運転を行うため、JAXAは19日午前10時ごろから操作を行い、「はやぶさ2」の太陽電池パネルを太陽の方向に向けるよう姿勢を変更したということです。 「はやぶさ2」は20日から、およそ2週間、イオンエンジンを1年半ぶりに起動させる試験運転を行い、問題がなければ来月3日以降、イオンエンジンを使って本格的に地球に向けて飛行を始める計画になっています。 そして、来年の11月から12月に「リュウグウ」の岩石の破片が入ったと見られるカプセルを分離して、オーストラリアの砂漠地帯に落下させる計画です。

                                                                                「はやぶさ2」 姿勢変更 メインエンジンの試験運転へ | NHKニュース
                                                                              • JAXA、はやぶさ2のサンプルキャッチャーC室内に5mm超の小石を確認

                                                                                宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12月24日、小惑星探査機「はやぶさ2」が持ち帰ったサンプルコンテナのサンプルキャッチャーC室内に5mmを超え、1cm近いサイズのサンプル(小石、礫)を確認したことを明らかにした。 はやぶさ2が持ち帰ったリュウグウのサンプルを入れたカプセルは2020年12月現在、JAXA相模原キャンパス内に設置されているキュレーションセンターのクリーンルーム内にてキュレーション作業が進められている段階。今回、その一環として、すでに開封済みのサンプルキャッチャーA室に続いて、残りのB室ならびにC室の開封が行われたという。 その結果、A室に加え、C室にも大粒のサンプルが入っていることが判明(B室内にも肉眼で見えるレベルの細かな粒子が存在していることが確認されたという)。専用の回収容器にそれぞれのサンプルを収め、顕微鏡観察を行ったところ、A室、C室ともに1mmを超える粒子が多数

                                                                                  JAXA、はやぶさ2のサンプルキャッチャーC室内に5mm超の小石を確認
                                                                                • 地球帰還後の「はやぶさ2」は2031年に小惑星1998 KY26へ

                                                                                  12月6日に地球に帰還する「はやぶさ2」が、カプセル分離後に別の小惑星「1998 KY26」に向かうことが決まった。到着は2031年の予定だ。 【2020年9月15日 JAXA はやぶさ2プロジェクト/文部科学省】 JAXA宇宙科学研究所の小惑星探査機「はやぶさ2」は、9月15日から地球帰還に向けた最終誘導の段階に入った。「はやぶさ2」は12月6日に地球に帰還し、小惑星リュウグウのサンプルを格納したカプセルをオーストラリアのウーメラ砂漠に向けて分離することになっている。カプセルを分離した後の「はやぶさ2」は軌道修正を行い、地球から離脱する。 地球圏を離れた「はやぶさ2」にはまだイオンエンジンの燃料が半分ほど残っているため、プロジェクトチームは「はやぶさ2」をさらに別の天体の探査に向かわせる「拡張ミッション」を行うことを検討し、目標天体の候補として2個の小惑星「2001 AV43」と「199

                                                                                    地球帰還後の「はやぶさ2」は2031年に小惑星1998 KY26へ

                                                                                  新着記事