東南アジアにおける人類(ホモ・エレクトス)の居住は、50万年以上遡り[1]、タイ北部のラムパーン県からは100万年-50万年前とされる痕跡が認められている[2]。現生のヒトがタイの地域に住み始めたのは旧石器時代からである[3]。タイ各地に点在した当時の人々は、部族単位で移動しながら洞窟や岩陰などに住み、狩猟・採集・漁労により生活していた[4]。中石器時代となる約1万年前には世界的な気候の温暖化が進み、海面の上昇により地形は大きく変化したが、東南アジアは位置的環境より動植物相はあまり変化しなかったことから、打製石器を用いた生活形態が長く続いた[5]。これらの石器を使用した1万1000年前から7500年前の年代とされるホアビニアン(英語版)による中石器文化(ホビアン文化)が東南アジア各地に広く認められ、タイにも分布が見られる[6][7]。 東北部[編集] タイ東北部の地勢図 タイ東北部となるイ
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