執筆した井上誠一郎氏ら共著者に敬服。お疲れさまでした。 パーフェクトJavaScript (PERFECT SERIES 4) 言語仕様のpart2(2〜7章)まで読みました。その後はパラパラっと流し読み。まずは言語仕様までの内容について雑感を述べます。 JSには既にサイ本と呼ばれるバイブルが存在しますが、サイ本は「仕様を淡々と解説している本」といった印象を持っています。対してパーフェクトJavaScriptは「仕様における用語を整理し、分かりやすくまとめて解説している本」といった印象でした。そして表紙がダサいです。ガラケーがのってます。サイ本に対してガラケー本といったところでしょうか。・・・って不名誉な名称だからやめとこうと思いましたが、パーフェクトJavaScriptと長いのでやっぱり使います。 対象読者 入門書ではないと「はじめに」で言い切っています。対象読者についてもそのページで言
この記事で、アルゴリズムの勉強はアルゴリズムカタログを覚えることじゃないよということを書きました。 プログラムの理論とはなにか アルゴリズムの勉強というのは、スポーツで言えば腕立て伏せや走り込みみたいな基礎体力を養うようなもので、「ソートなんか実際に自分で書くことないだろう」とかいうのは「サッカーは腕つかわないのに腕立ていらないだろう」とか「野球で1kmも走ることなんかないのに長距離の走り込みいらないだろう」とか言うようなものです。 Twitterでアルゴリズムの勉強とはなにかと尋ねられて、「アルゴリズムの基本的なパターンを知って、それらの性質の分析のしかたをしって、いろいろなアルゴリズムでどのように応用されているか知って、自分が組むアルゴリズムの性質を判断できるようになることだと思います。 」と答えたのですが、じゃあ実際どういう本で勉強すればいいか、ぼくの知ってる本からまとめてみました。
Shi-ba(シーバ)っていう柴犬の専門雑誌がやばい件 Tweet 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/16(金) 07:43:40.09 ID:c5tNfX1g0 http://corokkecorokke.at.webry.info/201109/article_2.html 10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/16(金) 07:46:54.16 ID:ecSS+2HoO マジキチ 11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/16(金) 07:47:08.46 ID:UJmV+eg20 想像以上にコアだった 3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/16(金) 07:44:51.59 ID:kiS3DqpB0 早速柴犬以外が載ってる件 5:以下、名無しにかわりま
イデアルITスクールというところで、1時間ほど話をしてきました。 プログラマとしてやっていくために大事なことというテーマ。 資料を作らずに、というか構想すら練らずにやってしまったので、ここで整理とまとめと補足を。実際にこれをしゃべったというのではなくて、だいたいこんなことをしゃべろうとしてたという内容をかなり盛って書いてます。 当然ですが、プログラマの仕事はプログラムを書くことです*1。 プログラマとしてやっていくためには、どこで動くプログラムを書くか、なにをするプログラムを書くかということを意識することが大事です。 ということで、まずはプログラムが動くところがどう変わったかという話。 1970年代ころは、デバイスを動かすためのプログラムが多かったのではないかと。 あと、ここには書いてないけど、業務アプリはほぼメインフレームで動いてたと思います。 それが、1980年代くらいからパソコンが出
ここ1〜2ヶ月くらい、色々な方に「最近入った新卒に読んでもらいたいLinuxの入門書とかってないですか?」と聞かれることがすごく多かったので、ここで紹介してみたいと思います。 ここで対象にしているのは、会社の新人研修なんかで1〜2日くらいは軽くLinuxに触れる機会があったけど、現場に配属されて、Linuxサーバの構築や運用をするような、Linuxサーバの"運用"初心者であるケースです。多少のコマンドの使い方や簡単な概念はわかったけど・・・の次のステップに上がるタイミングで手にとってみてはどうだろうか、と。 Linuxの教科書 - ホントに読んでほしいroot入門講座 Linuxの教科書 改訂版 (マイコミムック) (MYCOMムック) 作者: 高町健一郎,大津真,佐藤竜一,小林峰子,安田幸弘出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ発売日: 2011/03/31メディア: ムック購入:
適切な一歩を踏み出すか否かは、大きな違いを生みます。この記事では、2011年に Haskell を始める人のために、著者が考える最適な入門方法を示します。 Haskell Platform をインストールする 昔人気のあった Hugs は、もう保守されていません。現在は、GHC の時代です。GHC とライブラリをパッケージ化した Haskell Platform をインストールして下さい。 インタープリタが使いたい場合は、付いてくる ghci を使います。 コンパイラ -- ghc インタプリタ -- ghci スクリプト -- runghc GHC マニュアルの日本語訳もあります。 プログラミングHaskell 次に、プログラミングHaskellを読んで関数プログラミングの「こころ」を理解しましょう。 プログラミングHaskell 作者: Graham Hutton,山本和彦出版社/メー
たにぐちまことさんの書かれた『よくわかるPHPの教科書(以下、「よくわかる」)』を購入してパラパラと見ていたら、セキュリティ上の問題がかなりあることに気がつきました。そこで、拙著「体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方(以下、徳丸本)」の章・節毎に照らし合わせて、「よくわかる」の脆弱性について報告します。主に、徳丸本の4章と5章を参照します。 4.2 入力処理とセキュリティ 「よくわかる」のサンプルや解説では、入力値検証はほとんどしていません。しかし、入力値検証をしていないからといって即脆弱かというとそうではありません。徳丸本でも強調しているように、入力値検証はアプリケーション要件(仕様)に沿っていることを確認するもので、セキュリティ対策が目的ではないからです。 「よくわかる」の中で、私が見た範囲で唯一の入力値検証は、郵便番号のチェックをするものです。以下に引用します(「よくわ
懐かしいけど現存する製品を紹介している本、『まだある。』が面白い その他 Tweet 2011年08月08日 ライブドアのブログ奨学金の受給生になり奨学金がもらえるようになったため、ブログを書く際に関して色々と資料となる本を買えるようになりました(まあ他の本やCDもいろいろ買っていることは秘密でも何でもない)。 しかし、日本史の文献など歴史の本は鬼のようにありますが、このブログで扱うようなそこまで昔ではない、さりとて現代ではないものの行方をまとめた本というのは、なかなか見つからないのですよね。 そんな中、非常におもしろいまとめをした文庫本のシリーズがありました。その名前は『まだある。』というシリーズ。 さてこれはどんな本かというと、名前の通りです。つまり、昔(主に昭和)の存在した製品で、現在もまだあるものを紹介している本。しかもただランダムに紹介してあるのではなく、ジャンル毎にが分かれてい
288ページという少ないページ数の中に、ほとんどの見開きの中に図をいれて、アジャイル開発のすべてがザックリ凝縮された書籍です。思わず「こういうのが欲しかったんだ!」と声に出してしまう内容に仕上がっています。この業界の新人に必ず読ませたいバイブルです。 今の仕事やプロジェクトに問題がある。順調でない。解決策の糸口が欲しい。 アジャイル開発に興味がある。はじめてみたい。どういったものか知りたい。 もっと価値のあるソフトウェアを顧客に提供したい。 ソフトウェア開発に携わるすべての人(プログラマ以外にも)にオススメします。東京に住んでいる人はよかったら読書会に参加してください。 良いコードを書く技術 -読みやすく保守しやすいプログラミング作法 (WEB+DB PRESS plus) 今年、プログラミングを本格的にはじめた人や、会社に入って多人数での開発をはじめてやる人に読んでもらいたい書籍。自分一
googleさんやマイクロソフトさんは「次の10年で熱い職業は統計学」と言っているようです。またIBMは分析ができる人材を4,000人増やすと言っています(同記事)。しかし分析をするときの基礎的な学問は統計学ですが、いざ統計学を勉強しようとしてもどこから取りかかればいいか分からなかくて困るという話をよく聞きます。それに機械学習系の本は最近増えてきましたが、統計学自体が基礎から学べる本はまだあまり見かけないです。 そこで今回は、統計学を初めて勉強するときに知っておいた方が良い10ポイントを紹介したいと思います。 1. 同じ手法なのに違う呼び名が付いている 別の人が違う分野で提案した手法が、実は全く同じだったということがあります。良く聞くのは、数量化理論や分散分析についてです。 数量化理論 数量化I類 = ダミー変数による線形回帰 数量化II類 = ダミー変数による判別分析 数量化III類 =
Peter Seibel著, 青木靖訳『Coders at Work プログラミングの技をめぐる探求 』(オーム社, 2011) カバーは「アテネの学堂」。カットされた右サイド、アリストテレス側を埋めるにふさわしい、スーパースター15人へのインタビュー集。さまざまな抽象度で仕事をしている偉人の多くが、ライブラリを組み合わせるだけの現状を憂えているのが印象的だった。ソフトウェアに関わる最重要文献を網羅した、巻末の文献リストは要チェック。デザインパターンや形式的証明、XPなど、流行りものをやっつけるための権威付けがほしい人にもおすすめ。 印象に残った発言(一人一個)と、インタビューに登場したにもかかわらず巻末のリストには載っていない文献をまとめておく。文脈が気になる人は書籍にあたってほしい。 ジェイミー・ザウィンスキー (Jamie Zawinski) みんなが最高だと言っていた本に『デザイン
@fladdictさんが監訳されたことで話題の、オライリー本『iPhoneアプリ設計の極意 ―思わずタップしたくなるアプリのデザイン』、早速会社で購入してもらって読みました。読み終わってまず思ったのは、これはiPhone開発に携わるすべての人に必読の本になるだろうということです。エンジニア、デザイナー、企画者と分担が分かれている場合は、全員が読むといいのではないでしょうか。この本はiPhone開発に必要な共通言語を提供してくれます。それも、コードを使わずに。 本書から得られる内容としては大きくふたつあると思います。ひとつはiPhone開発のプロセスを解説書としての側面。もうひとつはiPhoneのUIカタログとしての側面です。 アプリ開発プロセスの解説書 この本に書かれている開発プロセスは、ベストプラクティスと言えるものになっていると思います。ユーザーニーズを探ること、シンプルさを追求するこ
JavaScriptパターン ―優れたアプリケーションのための作法posted with amazlet at 11.03.08Stoyan Stefanov オライリージャパン 売り上げランキング: 1642 Amazon.co.jp で詳細を見る id:uupaa さんが良い本とTwitter上で言っていたので、勢いで買って一気に読んだ。索引も含めて200ページ程度の本なので、JavaScriptがガッツリ書ける人であれば1時間弱、中級者程度でも2時間強もあれば一通り読めると思う。 感想とか、各章で個人的に気になったところとか 多少「これ書かなくてもいいんじゃね?」的な感じを受けた箇所があったが、上級者を目指す中級レベルのJSerは読んだほうが良さそうな気がする。個人的には自己流?でやっていたことがパターンとして記載されていて、概ね正しいことをしていたんだなぁと再確認できてよかった。
共著者の一人であるいげ太さんから献本のお誘いを受け、実践F#を献本頂きました。発売前に頂いたのですが、もう発売日をとっくに過ぎている事実!ど、同時期に書評が並ぶよりもずらしたほうがいいから、分散したんだよ(違います単純に遅れただけです、げふんげふん) NuGetの辺りでも出しましたが、F#スクリプトは活用し始めています。いいですね、F#。普通に実用に投下できてしまいます、今すぐで、C#とかち合わない領域で。勿論、それだけで留めておくのはモッタイナイところですが、とりあえずの一歩として。実用で使いながら徐々に適用領域を増やせるという、なだらかな学習曲線を描けるって最高ぢゃないですか。 F#を学ぶ動機 最近流行りだから教養的に覚えておきたいとか、イベントがファーストクラスとか非同期ワークフローが良さそうなので知っておきたいとか、私はそんな動機ドリブンのつもりでしたが、そういう動機だと実に弱いん
この前の続き。BRUTUS1月号で面白かったもうひとつの記事は速水健朗さんの自己啓発本ブームを取り上げたもの。 BRUTUS (ブルータス) 2011年 1/15号 [雑誌] 出版社/メーカー: マガジンハウス発売日: 2010/12/15メディア: 雑誌購入: 15人 クリック: 229回この商品を含むブログ (27件) を見る 記事によれば、昨今の自己啓発本ブームは1990年代のアメリカで始まったものである。資本主義のグローバル化、金融中心化の影響を受けて、アメリカの中流層の多くがリストラによって下流層へ転落し、格差が拡大した。そんな彼らが頼ったのが宗教であった。90年代以降、メガチャーチと呼ばれる超大型教会が急増し、仕事や生活を奪われつつある人々に対し、「信じれば救われる」といったわかりやすい教義を掲げることで、多くの信者を獲得した。これらメガチャーチには「宗教保守」が多く、ブッシュ
オライリージャパン様より献本頂きました。読了したので、感想など書いてみたいと思います。 プログラミングScalaposted with amazlet at 11.02.19Dean Wampler Alex Payne オライリージャパン 売り上げランキング: 69951 Amazon.co.jp で詳細を見る The Python Paradox is now the Scala Paradox なんですが、本の紹介に入る前に、とある記事の紹介をしたいと思います。 The Python Paradox is now the Scala Paradox — Martin Kleppmann‘s blog In his 2004 short essay The Python Paradox, PG argues (perhaps controversially) that a compan
2011年02月10日20:45 カテゴリ書評/画評/品評Lightweight Languages this===javascript.modern; // 書評 - JavaScriptパターン オライリー矢野様より献本御礼。 JavaScriptパターン Stoyan Stefanov / 豊福剛訳 [原著:JavaScriptパターン] 待ってました! これこそ、モダンなJavaScript。 「JavaScript: The Good Parts」が「JavaScriptかくあるべき」という一冊なら、こちらは「JavaScriptこう書くべき」という一冊。プロJavaScripters、必携。 本書「JavaScriptパターン」は、「なんでもあり」であるがゆえに「なにがなんだかわからなかった」JavaScriptの世界を「かたづけてくれる」一冊。 内容紹介 JavaScript
正義のジャーナリズムか、史上最悪の情報テロか?――『全貌ウィキリークス』で読むWikileaks(1/5 ページ) 2010年、世界中を騒然とさせた政府等の内部文書告発サイト「ウィキリークス」(参照リンク)。その創始者、ジュリアン・アサンジはわずか1年で世界屈指の有名人となった。米『Times』誌の恒例企画”Person of the year 2010"では読者投票で1位になったほどだ(受賞したのは10位のフェイスブック創始者、マーク・ザッカーバーグ)。しかも2月3日、ウィキリークスはノーベル平和賞の候補に推薦されたことが明らかになった。 しかし、さまざまな秘密文書を立て続けに公開するウィキリークスとは何なのか、どういう存在なのか? 日本ではウィキリークスについて総合的に紹介する記事やテレビ番組などが少なかったこともあり、この問いにはっきり答えられる日本人は少ないだろう。 ウィキリークス
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