趣味のWebデザイン>Note>2003>痴漢論議10 ←Prev/Next→ 2008年8月にナツさんへ送ったメールより。一部、書き換えています。 1. 2003年、私は「犯罪の発生を抑制することを目的として、犯罪者側の要因に加えて被害者側の要因も解消すべき」という見地に立って、痴漢被害者を巡り長々と持論を展開しました。それから5年、いろいろ意見も変わりましたので、簡単に記します。 泥棒や置き引きといった犯罪の被害と比較した場合の「性犯罪の特殊性」は、被害にあう最大の要因が「女性であること」であって、対策が不可能だという点です。痴漢の被害についていえば、第2の要因は「混雑した交通機関の利用」であり、これも現実問題として対策できないといってよい。 つまり被害者側の要因のほぼ全てが、対策不可能な内容なのです。その他の気休め程度の対策をしていなかったとしても、問題視するのはおかしい。きちんと対