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ブックマーク / www.chem-station.com (18)

  • Wolfram|Alphaでお手軽物性チェック!「Reagent Table Widget」 | Chem-Station (ケムステ)

    化学者のつぶやき Wolfram|Alphaでお手軽物性チェック!「Reagent Table Widget」 2011/2/7 化学者のつぶやき, 書籍・ソフト・Web CAS, Web, Wolfram|Alpha, ホームページ, 化合物, 検索, 物性, 試薬 投稿者: cosine 皆さんは試薬の物性を調べるとき、どうしていますか? 多くの人はWikipediaもしくはAldrichカタログ検索などを活用してると思います。筆者自身もAldrich Advanced Searchのページをブックマークして使っています。 しかしいつも詳細な解説が必要かというとそうでもありません。式量・密度・沸点だけを、もっと手軽に調べられれば便利なのに・・・と思うことも少なくありません。 そんなお手軽物性検索ができるアイテムが、先日登場しました!その名も「Reagent Table Widget」。

  • こんなサービスが欲しかった! 「Chemistry Reference Resolver」 | Chem-Station (ケムステ)

    化学者のつぶやき こんなサービスが欲しかった! 「Chemistry Reference Resolver」 2011/2/4 化学者のつぶやき, 書籍・ソフト・Web サイト, テクニック, 文献, 検索 投稿者: cosine 今回紹介したいのは、Chemistry Reference Resolverというサイト。 フォームに主要化学ジャーナルのcitation numberを打ち込むことで、論文配布ページへ直接ジャンプできるサービスです。 え、そんだけ?と思われるかも知れませんが、いやいやこれがメチャクチャ便利なのです。四の五の言わずに、まずは一度お試しを! 面倒な電子論文取得作業を一発解決 学術論文のcitation number検索は、かのGoogle先生ですら苦手としています(最近はかなり改善されているようですが)。それゆえ毎度ジャーナルのトップページを訪れ、検索窓にcita

  • 【無料】化学英語辞書がバージョンアップ! | Chem-Station (ケムステ)

    丁度2年ほど前にこの化学者のつぶやきでも紹介した「化学者に使えるWord辞書」。昨年、月刊化学の9月号の特集でも、紹介させていただきました。かなり反響があり、筆者も含めて論文作成の際の愛用ツールとなっています。しかし、辞書を追加する際に若干トラブルがあるようでいくつかお問い合わせをいただきました。先日、ちらっと作成者のブログをみてみたところ、なんとこれまでの2.0から3.0へバージョンアップしていました。結果から言うとあんまり変わっていないですが、D論作成の皆様、知らなかった皆様に再度お伝えしたいと思います。 これだけ変わる! この辞書はよーするにWordのあの赤い線をけしてくれる辞書です。いっても、化学用語なんでほとんど既存のWord辞書には登録されていないので、英語の文章を作成するときは実際のスペルミスも見逃すぐらい赤線ばかり。正直若干目障りですね。それを解決するのがこのワード辞書。次

  • スズ化合物除去のニュースタンダード:炭酸カリウム/シリカゲル | Chem-Station (ケムステ)

    化学者のつぶやき スズ化合物除去のニュースタンダード:炭酸カリウム/シリカゲル 2010/11/5 化学者のつぶやき, 実験・テクニック, 論文 有機合成 投稿者: cosine Potassium carbonate-silica: a highly effective stationary phase for the chromatographic removal of organotin impurities Harrowven, D. C. et al. Chem. Commun. 2010, 46, 6335. DOI: 10.1039/c0cc01328e Stilleカップリングやラジカル還元などで生じるスズ副産物は、毒性などの問題もあるので、ちゃんと除去しておきたいものです。しかしカラムでテーリングしたり、分離がかなり難しいものたることも知られています。トリエチルアミンカラ

  • 乾燥剤の脱水能は? | Chem-Station (ケムステ)

    “Drying of Organic Solvents: Quantitative Evaluation of the Efficiency of Several Desiccants” Williams, D. B. G. ; Lawton, M. J. Org. Chem.2010, 75, 8341. DOI:10.1021/jo101589h 副反応の生成や正確な測定のために、溶媒中の水分の除去は欠かすことのできない操作の一つです。 モレキュラーシーブス・シリカ・アルミナなど、一般的な乾燥剤を用いて溶媒をどれほど乾燥できるのか、詳細な分析がJOCに報告されていたのでご紹介します。 この論文で分析されている溶媒は、THF・トルエン・ジクロロメタン・アセトニトリル・メタノール・エタノールです。 市販のHPLCグレードの溶媒を用い、乾燥前後の水分含有量をカール・フィッシャー法水分計で分析

  • ノーベル化学賞を担った若き開拓者達 | Chem-Station (ケムステ)

    さて、速報、お祭り編と2010年のノーベル化学賞を2つの異なった視点からお話してきました。次のお話は上記のサインから始まります。このサインは2001年の京都、クロスカップリング発見30周年を祝って行われた国際シンポジウムにて、この分野の第一人者によって署名されたものです。もちろん、今回の受賞者もリチャード・ヘック氏を除いて含まれています。今から40年前、この反応開発初期に携わったのは30代?40代前半の若手研究者でした。これだけの人数が研究を行っていたのです。 しかし、 ノーベル化学賞を受賞したのはわずか3人 これは悲しい出来事でしょうか。今回の受賞は金属として「パラジウム触媒」を用い、「クロスカップリング反応」の開発に貢献された人々に贈られています。それが鈴木、根岸、ヘックらであったわけです。この分類には異論がある方がいらっしゃるかもしれませんが、この分類でこの受賞者と考えると妥当である

  • シリカゲルはメタノールに溶けるのか? | Chem-Station (ケムステ)

    実験で困ったときにインターネットを活用する人も多いかと思います。例えばシリカゲルカラムにおける溶媒の選択で、メタノールの使用に関して調べてみますと、メタノールを使うとシリカゲルが溶けるという話があります。溶けているのはシリカゲルではなく無機塩だという話もあります。一体どちらなのでしょうか?また、こんなときはどうするべきでしょうか? まず、シリカゲルがメタノール溶けるかどうかに関して結論から言ってしまいますと、”シリカゲル”はメタノールに溶けることがあります。→シリカゲル溶解の正体 これはモノによるようですが。例えば筆者の研究室で使用している関東化学の球状シリカゲル・中性ではメタノール100 %で使用しても問題なく分離出来るようですが、酸性の球状シリカでは溶解することがあるようです。もしシリカが溶けて混入してしまった場合の対処方法としては、エバポレータなどで溶媒を留去した後に、目的物のみが溶

  • 亜鉛挿入反応へのLi塩の効果 | Chem-Station (ケムステ)

    Knochelのグループが開発したLi塩を添加するターボGrignardは、ハロゲン-メタル交換反応の反応速度・官能基共存性・効率・条件の温和化などを大幅に改善します。反応が加速する理由としては会合体が分解され、系中で発生するi-PrMgCl-LiClのi-Prのアニオン性が向上が考えられているようです。(TMP誘導体で構造解析も報告されています) また、Knochelは、このLiCl存在下における活性化が亜鉛挿入反応にも効果があることを見出し、活性種としてLi+ZnRClX-を提唱されています。 今回、理研の内山先生、京都大学諸熊先生らが LiClの効果を実験とDFT計算を組み合わせ、亜鉛挿入反応の加速効果を位置選択性を含め明らかにしました。 Reaction Mechanism for the LiCl-Mediated Directed Zinc Insertion: A Compu

  • 化学英語論文/レポート執筆に役立つPCツール・決定版 | Chem-Station (ケムステ)

    化学者のつぶやき 化学英語論文/レポート執筆に役立つPCツール・決定版 2010/2/9 化学者のつぶやき, 化学英語・日常英語, 書籍・ソフト・Web Web, データベース, 英語, 論文執筆 投稿者: cosine 化学の世界に限らず研究者たるもの、英語での論文執筆は必須のスキルです。 しかし、英語の苦手な日人研究者にとっては、現実的に大変ストレスフルな作業の一つでもあります。とりわけ英語論文を書き慣れていない学生・院生・若手研究者なんかだと、一つの論文を書き上げるだけで、実に大変な思いをするものです。 もちろん筆者自身も全く例外ではなく、何とかして負担を軽減したいと考えてきました。ネット上のツールをいろいろ漁ってみると、やはり世界広しで、便利なものを無料公開してくれている、親切なサービスを諸々発見することができました。 今回の記事では、とりわけ化学者向けの、「英語論文執筆の負担を

  • 博士課程学生の奨学金情報 | Chem-Station (ケムステ)

    以前、「化学者のつぶやき」で「博士課程学生の経済事情」ということで、博士程の学生の多くがどのようにして生計を立てているのかを紹介しました。 今回の記事は博士課程学生向けの奨学金情報についてです。 経済的に恵まれた環境にいる場合とそうでない場合では、ストレスの度合いが天と地ほどの差があります。しかしながら、その待遇は人のやる気や能力とは関係なく決定されてしまう場合が多く、学生側から積極的に動き出さなければ状況は厳しくなるばかりです。 そんな現状を打破するきっかけになればと思い、奨学金に関する情報を発信していきます。 ただ、以前の記事も含めて、決して安易な気持ちで博士課程への進学を勧めている訳ではありません。『博士課程学生の現状を知ってもらう事』及び『経済的な理由で進路が断たれるのを防ぐ事』を目的としています。 これらの記事を見て現状を知る事で、進むにしろ、立ち止まるにしろ、少しでも進路決定

  • 95%以上が水の素材:アクアマテリアル | Chem-Station (ケムステ)

    化学者のつぶやき 95%以上が水の素材:アクアマテリアル 2010/2/1 化学者のつぶやき, 論文 Nature, ゲル, デンドリマー, 超分子, 高分子 投稿者: suiga 東京大学の相田卓三教授のグループから、組成の95%以上が水分でありながら、シリコンゴム程度の強度と自己修復性を合わせ持つハイドロゲルが発表されました。[1] その高含水率から「アクアマテリアル」と命名されています(写真は毎日新聞より)。 新聞各紙やYahoo!ニュースのトップにも取り上げられたので、そちらをご覧になった方も多いかもしれません。 これまでのハイドロゲルは、共有結合による架橋を利用しており、もろくて不透明なものでした。近年報告されている、層状粘土鉱物(クレイ)と高分子を用いたゲルは、クレイと水の存在下で高分子を合成して作成するために調製に手間がかかる上、実用レベルの強度、高含水率、自己修復性を獲得す

  • Ph.D.化学者が今年のセンター試験(化学)を解いてみた | Chem-Station (ケムステ)

    化学者のつぶやき Ph.D.化学者が今年のセンター試験(化学)を解いてみた 2010/1/23 化学者のつぶやき, 日常から 投稿者: cosine 先週末に行われました、センター試験。 筆者自身コレを受験したのはもう10年以上前のことなんで、高校化学かいやはや懐かしいなぁ、なんてことを思いながらニュースを見ておりました。 ・・・ふと魔が差したのでしょう。この10年で自分の知識はどこまで違ったものになったんだろう、なーんてことを大人げなくも知りたくなってしまいました。 で、受験終了以来まったく意識の外にあったはずの、センター試験を解くという暴挙にでてしまうことに。さてさて・・・ 時間を測って実際やってみたところ、見直し含めて40分で終了(制限時間60分)。 まぁ知識も増えてるハズだし、化学量変換なんて毎日嫌というほどやってる。スピード自体上がってるのは納得。うむ。でも計算は意外と大変だった

    randompole
    randompole 2010/01/23
    もちろん化学者として暗記して当然な事は山ほどあるけど、受験のために暗記すべき事とずれてるんだよなあ。
  • Whitesides’ Group: Writing a paper | Chem-Station (ケムステ)

    化学者のつぶやき Whitesides’ Group: Writing a paper 2009/12/24 化学者のつぶやき, 実験・テクニック, 論文 ノウハウ, 執筆法, 論文 投稿者: cosine 今回紹介する文献“Whitesides’ Group: Writing a Paper”では、世界一線級の化学者であるGeorge M. Whitesides教授が自ら、優れた論文執筆法を解説しています。 具体的には『アウトライン法』――すなわち、始めに論文の枠組み(アウトライン)を作り、研究データの蓄積と同時並行して何度も修正を加えてゆく、実験データはその時々で補完、図表重視のアピールを心がけ、テキストを書くのは一番最後、という論文作成法――の提唱を通じ、研究のプロダクティビティ・時間効率の向上に効果的たる仕事術にも触れています。3ページ程度の短文ながら、多くの示唆に富む文章となって

  • 溶媒としてアルコールを検討しました(笑) | Chem-Station (ケムステ)

    化学者のつぶやき 溶媒としてアルコールを検討しました(笑) 2008/9/21 化学者のつぶやき, 日常から, 論文 コメント: 0 投稿者: cosine 今回は知人から教えてもらった一発ネタを紹介。 最近報告例が山ほどあって追い切れない、有機分子触媒研究の一つなのですが、その溶媒検討のテーブルに・・・ (表は論文より引用) この反応系では、どうやら5%エタノール水溶液が溶媒として最適だったらしいのですが・・ A decrease of both diastereo- and enantioselectivities has also been observed when beer was replaced by wine to increase the alcohol proof. とかちゃんと書かれてるし・・・。ヨーロッパ人はフリーダムですね。 ところで実験化学者には酒豪も多いと聞き

    randompole
    randompole 2009/12/20
    反応溶媒にビールやワイン(笑)。確かに廃物利用の観点から検討する価値はあるだろうし、キラリティに効果があっても不思議ではない気がする。
  • 専門用語(科学英単語)の発音 | Chem-Station (ケムステ)

    グローバル化の進む科学界。研究者になってしまったからには、英語を勉強せざるを得ません。テレビ会議などで英語のプレゼンテーションをする機会も増えていることでしょう。 そんな時に困るのが、専門単語の発音。「待て、オレの知っている発音で正しいのか?」辞書を調べてもマニアック過ぎて意味すら載ってない。ましてや、発音記号まで書かれている辞書はさらに少ない。困った。困った。 diastereomer:  日語の教科書にはジアステレオマーって書いてある。でも、ダイアステレオマーが正しいよな・・・。 chiral: キラルと書いて確か、カイラルって発音するんだよな・・・。 そんな時の便利サイトがこの  Dictionary.com searchすると、発音してくれます。そこそこマニアックな単語も収録されている模様です。アクセントの位置もしっかりしてます。diastereomerはむしろ発音が良すぎて復唱

  • 完熟バナナはブラックライトで青く光る | Chem-Station (ケムステ)

    筆者自身この事実に驚いたので、今回はその話をとりあげます(画像:ChemistryWorldより改変)。 何はともあれ、上記写真をご覧ください。バナナにブラックライト=紫外線(UV)を当てて撮影した写真です。 いずれも青く光っている(青色蛍光を発している)のですが、黄色のバナナほど明るく、緑色のバナナほど暗く光っていることがおわかりでしょう。この現象はバナナの熟成度と相関があるようなのです。 オーストリア・Innsubruck大学のKrautlerらは、こういった現象がどのように起こっているのかを解明することに成功しました[1]。 結論から言えば、バナナに含まれているクロロフィル色素が分解して生じる化合物(FCC)が原因なのだそうです。 FCCは蛍光性クロロフィル異化生成物(Fluorecesnt Chlorophyll Catebolite)の略称です。緑色色素であるクロロフィルは時間が

  • 水素化ナトリウムの酸化反応をブロガー・読者がこぞって追試!? | Chem-Station (ケムステ)

    化学者のつぶやき 水素化ナトリウムの酸化反応をブロガー・読者がこぞって追試!? 2009/7/23 化学者のつぶやき, 日常から, 論文 JACS, 有機合成, 査読, 酸化 投稿者: cosine Reductive and Transition-Metal-Free: Oxidation of Secondary Alcohols by Sodium Hydride Wang, X.; Zhang B.; Wang, D. Z. J. Am. Chem. Soc. 2009, ASAP doi:10.1021/ja904224y 「つぶやき」読者のみなさん! つい先日JACS・ASAPに出てきた上記報告には、もう目を通されましたでしょうか? まだご存じ無い方のために、報告の内容をひとことでまとめるならば、「水素化ナトリウム(NaH)が、ある種の二級ベンジルアルコールの酸化剤として働い

    randompole
    randompole 2009/07/24
    「化学的にまったく納得がいきません」確かに。/なんか行きそうな気もしてきた。/でもヒドリドが抜けるかなあ。/あとで原文読む。
  • t-ブチルリチウムの発火事故で学生が死亡 | Chem-Station (ケムステ)

    一般的な話題 t-ブチルリチウムの発火事故で学生が死亡 2009/1/23 一般的な話題, 化学者のつぶやき, 実験・テクニック リチウム, 事故, 発火 コメント: 0 投稿者: cosine ごくごく最近のニュースです。大変痛ましい事故が起きてしまいました。 C&ENなどによれば、シリンジでt-ブチルリチウムを吸い取っているとき、プランジャーが外れて試薬が衣服に付き発火したとのこと。事故を起こした学生は全身やけどのため病院搬送2週間後に死亡したそうです。 この事故は米国化学系ラボの間でショッキングな話題として広まっており、いくつかの英語化学ブログでも“悲惨な事故”として取り上げられています。海外のことではありますが、致死事故はどこであろうと二度と起こしてはなりません。 良い機会ですので、普段の実験を安全に行うべく、留意しておくことをまとめておきましょう。 t-ブチルリチウム(t-BuL

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