わたしのこれまでの人生で、もっともまずかった食べ物は忘れもしない、淡路島の某所で食した「タマネギカレー」でした。 ほら、カレーって基本的にどんなカレーでもうまいじゃないですか。焦げ茶色のカレーでも黄色いカレーでもハズレなし。ところがそいつは違った。 タマネギって淡路島の名物らしいのね。だからそれを注文したのですが、これが甘い。しかも壮絶に「タマネギ甘い」のです。すべての味を覆い隠す力を持ってるはずのカレーに勝つほどに、タマネギの甘さが脳天につきぬける。わたし、タマネギに負けました。 そしてさらに衝撃だったのは、そのカレーの上にどーんとのっかってるカツ。こ、これはもしかして。 そう、そのとおり。それは「タマネギのカツ」だったのです。泉昌之『夜行』だー!!(こまかくは説明しませんが、かつて「ガロ」に泉昌之のデビュー作『夜行』というマンガが掲載されましてね、これが満天下に衝撃を与えた傑作だったの
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