前回に引き続き「1/24」を巡る人々について書いてみます。今回は編集部と読者についてのことを。 アニドウでは「1/24」の編集や運搬、発送、販売等の雑務、上映会の手伝い、アニドウ事務所兼編集室の電話番等をしてくれる人たちをアニドレイと称していました。これは駄ジャレ好きな並木さん流の呼び方で「アニドウ」と「奴隷」を合わせた言葉です。こうして漢字で書くと随分非道に見えますが、少なくとも私がいた頃はそんな扱いはすることもさせることもしてはおらず、単なる言葉の遊びでした。アニドレイという呼び方は男子に対してで、女子に対しては自称はともかく使ってはいなかったと思います。今ならアニメイドとか言いそうですが。 お手伝いは上映会場や電話や手紙等で申し出てくれた人たちが主で、こちらから連絡してお願いした人もいます。私がいた頃は全くの無報酬で、これはアニ同時代からの伝統でもあります。ただし編集を始めると編集室