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ブックマーク / www.style.fm (19)

  • WEBアニメスタイル | アニメーション思い出がたり[五味洋子] その27 広がる世界

    入学して最初の夏休みには、学校のクラスメイトたちと一緒に、京王デパートの上階にあるレストランでウェイトレスのアルバイトをしました。大堂をはじめ4つのレストランを日替わりで担当します。他のウェイトレスさんたち、調理の人、様々なお客さん。初めて接する外の世界が楽しくて、その夏はほとんど里帰りせずに過ごしたものです。短期のアルバイトでも、人と接する仕事を経験したのは有益だったと後々思います。 東京に出てきたことで行動も広がり、石之さんの紹介で手塚ファンクラブの人たちと集まっては、富士見台の手塚先生のご自宅を訪問したりもしました。書斎でお目にかかった手塚先生はTVで拝見するのと同じベレー帽をかぶり、TVと同じ声で、当時まだ小学生だった長男の眞さんのことを「マコちゃん、マコちゃん」と呼んで、とても可愛がっておられました。それは後に1979年から連載開始される私の大好きなマンガ『マコとルミとチイ』そ

    reds_akaki
    reds_akaki 2015/12/26
    マンガファンの間でも「お宅は」という言い方をすることで相手への呼びかけと共にその所属するサークルに対する意味も持たせたのです。元が奥さま言葉ですから案外この辺の女の子の間から発生したのかも知れませんね
  • WEBアニメスタイル REVIEW : 「アニメーションの宝箱」 これぞレビューのお手本!

    雑誌や書籍で、アニメ作品を紹介するとしよう。書くべき事はなんだろうか。まずあらすじ。次にスタッフの陣容、歴史的位置づけ、他の作品との比較、制作にまつわるエピソード。さらにできれば書き手自身のスタンスや感想も加えたい。それが、これまでに提示されていない視点のものであれば、なおよろしい。そして、バランスをとりつつ、決められた文字数の中で過不足なく展開しなければならない。こう書けば、レビューがいかに難しいか分かっていただけるだろう。「アニメーションの宝箱」は、その見事なお手である。告知から発売までずいぶん時間がかかったが、待った甲斐のあるだ。 著者は五味洋子。知らない読者のために紹介すると、老舗サークル・アニドウで長く活動し、またアニメーターとして『未来少年コナン』等にも参加。主婦となった今も現役バリバリでアニメを楽しみ、雑誌等に寄稿している。つまりは、アニメファンの大先輩だ。ちなみにアニメ

  • WEBアニメスタイル | アニメーション思い出がたり[五味洋子] その109 「PUFF」そして富沢雅彦

    当時の「1/24」誌上にはしばしば「PUFF(パフ)」のことが載っています。「PUFF」は怪獣同人誌の草分けのひとつで、1973年に結成された怪獣ファンサークル宙(おおぞら)の会誌です。初代会長はO・H氏。現在、斯界の歴史が中島紳介さんの手により「PUFFと怪獣倶楽部の時代 特撮ファンジン風雲録」として「まんだらけZENBU」第50号から連載されていますので細かい経緯はそちらにお任せするとして、「PUFF」という誌名はピーター・ポール&マリーの曲名が元になっており、パフは魔法のドラゴンの名です。 O・H氏が抜けた宙と「PUFF」を私の実弟・富沢雅彦と中島紳介さんが受け継いだのは1976年4月発行の第7号からのこと。2人は群馬県高崎市の出身同士でした。それから「PUFF」の快進撃が始まります。ガリ版刷りのワラ半紙をホチキスで綴じたものながら総ページ数200近い号もあり、簡易オフセットに移行し

  • WEBアニメスタイル 更新情報とミニニュース

    漫画映画の全貌 「日漫画映画の全貌」に行ってきました。いや、素晴らしい内容でしたよ。まさしく宝の山。戦前の作品から、近年のスタジオジブリのものまでの、イメージボードや原画、キャラクター設定等がどっさりと展示されていました。 中でも感心したのは『太陽の王子ホルスの大冒険』で宮崎駿さんの手による、氷のマンモスと岩男の対決シーンの原画。例のマンモスが大口を開けて岩男をガブリとやって、歯がボロボロになるカットです。これが実に緻密な原画なんですよ。マンモスの上に乗っている極小サイズのグルンワルドとホルスも、ちゃんと動いている。色鉛筆による塗り分けも綺麗でね。35年も前にこんな原画を描いていたのか! と驚きました。『どうぶつ宝島』のストーリーボードも相当な量が展示されていて、これもマニア的にはかなりのウハウハもの(笑)。 会場では資料の展示だけではなく、モニターやプロジェクターで様々な作品のダイ

  • WEBアニメスタイル | アニメーション思い出がたり[五味洋子] その42 労働争議の中で

    東映動画では創立初期から労働者側と管理者側との労働争議が絶えませんでしたが、私が個人的に動画を習いに通わせてもらっていた1972年に入って、闘争は激化の様相を呈してきました。 映画界全体の観客動員が落ち込み、1971年11月には邦画大手のひとつ、大映が倒産する等の深刻な映画不況を背景に、親会社東映傘下の中でも利益率の少ない動画部門を縮小削減したいという会社側の意向が、東映動画を創設した大川博社長の死去(1971年8月)以降、はっきりと表面化してきたのでした。ノルマの強制、残業の増加と労働条件は厳しさを増していました。 私が東映動画に通わせてもらっていたのはちょうどそんな時期で、スタジオ内部も荒廃していた印象があります。 どこもガランとしていて、何のための部屋だったのか、2階の、暗幕で仕切られた大きな無人の部屋の、暗幕と窓との間の薄暗い通路の隅に、『わんぱく王子の大蛇退治』のオロチの巨大な頭

    reds_akaki
    reds_akaki 2014/09/12
    ロックアウトは5ヶ月近く後の12月下旬まで続きスタジオの半分を東映本社に開け渡す事となり不要となった動画机や社内に残っていた大量の資料類も廃棄処分となり窓越しに中庭に投げ捨てられその山は2階に届く程だった
  • WEBアニメスタイル | アニメーション思い出がたり[五味洋子] その101 「1/24」を巡る人たち

    前回に引き続き「1/24」を巡る人々について書いてみます。今回は編集部と読者についてのことを。 アニドウでは「1/24」の編集や運搬、発送、販売等の雑務、上映会の手伝い、アニドウ事務所兼編集室の電話番等をしてくれる人たちをアニドレイと称していました。これは駄ジャレ好きな並木さん流の呼び方で「アニドウ」と「奴隷」を合わせた言葉です。こうして漢字で書くと随分非道に見えますが、少なくとも私がいた頃はそんな扱いはすることもさせることもしてはおらず、単なる言葉の遊びでした。アニドレイという呼び方は男子に対してで、女子に対しては自称はともかく使ってはいなかったと思います。今ならアニメイドとか言いそうですが。 お手伝いは上映会場や電話や手紙等で申し出てくれた人たちが主で、こちらから連絡してお願いした人もいます。私がいた頃は全くの無報酬で、これはアニ同時代からの伝統でもあります。ただし編集を始めると編集室

    reds_akaki
    reds_akaki 2011/02/18
    の事を「あの富沢さんの弟」と呼んだ。isbn:4872330374にその辺の一端が書かれている
  • 第217回 病室の妄想病悪化? 『ポケモン』の世界で一番って?WEBアニメスタイル_COLUMN

    その頃の入院中の僕の精神状態が少し変なのは、自覚してもいた。 僕は病院の個室の中で、とりとめもなくいろいろなことを考えていた。 つきつめれば「自分はこれからどう生きるか?」である。 いいおじさんになって、「自分はどう生きたらいいのか?」などと考えるのは青臭くて、手遅れ状態である。 まして、40歳半ばでひと回り年下の女性と結婚して、5歳に満たない幼い子供もいる状態である。 人生の半分は完全に通り過ぎてしまっている。 まれに超高齢者で創作活動を続けている方もいらっしゃるが、僕には無理だと思っている。 20代の時は、ものを書いて気楽に生きていけるのは、奇跡的なラッキーが続いても僕には50歳が限界だと思っていた。 それまでに表現したいものを書けたかどうかは、ほとんど確実に「?」だが、ともかく、生まれてからそれぐらいの年月はたってしまった。 あとの人生はおまけで、どこかの山奥にこもって浮世離れした仙

  • WEBアニメスタイル | アニメ様365日 第458回 「逆襲のシャア友の会」(完結編)

    アニメージュで富野イズムについての特集をしてからも、僕は『逆襲のシャア』について考えたり、人と話したりしていた。何かにつけてこの作品を話題にするので「また小黒さんの『逆襲のシャア』が始まったよ」なんて言われた事もあった。一連の『逆襲のシャア』についての活動で、ピークになったのが同人誌「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア友の会」だった。これは1993年の年末に刊行したで、庵野秀明さんと一緒に作った。実は、このはもう僕の手元にはない。2、3冊持っていたのだが、読みたがっていた友人に貸したっきり、もう10年以上戻ってきていない。返してもらえばいいのだけれど、誰に貸したのか思い出せない。放っておいても返ってくるかと思っていたら、結局返ってこなかった。このコラムを読んだ小黒の友人で「逆襲のシャア友の会」を借りた覚えがある人は、怒らないから戻してもらいたい。 を持っている人に確認してもらったのだが、

    reds_akaki
    reds_akaki 2010/09/28
    [出来ないの?]
  • WEBアニメスタイル | アニメ様365日 第170回 『マミ』と望月智充と萌えアニメ

    小林治監督が「実写のカメラで撮ったような画作りをし、作品世界やキャラクターを現実感あるものとして描く」という方向性で『クリィミーマミ』を始めたとして、それを発展させ、『クリィミーマミ』の演出を完成させたのが、新人演出家であった望月智充だった。彼の演出担当回は、特に映像がしっかりと作られており、シャープなものに仕上がっていた。僕は放映時にも、彼の回で「ありもしない実写のカメラ」を意識する事があった。 ここまでで取り上げた場面を例にすると、50話「マミがいなくなる…」での、60秒の長回しのカットも、実写的に考えているからこそ作りえたものだった。そういったトリッキーなものでなくても、彼の演出回には、キッチリと画面が作られた気持ちよさがあった。同じ「マミがいなくなる…」で、立花が、団地の前でお好み焼きを売っているスネークジョーを訪ねる場面がある。そのシーンの最後のカットが、団地の前に立つ2人を超

    reds_akaki
    reds_akaki 2010/07/28
    [ミニマリズム?]
  • WEBアニメスタイル | アニメ様365日 第384回 『ミスター味っ子』を振り返る・その4

    「味皇杯料理人グランプリ」の決勝に残ったのは、味吉陽一、堺一馬、小西和也、下仲基之の4人だった。一馬と小西は、かつて陽一と対戦した強敵。下仲基之(声/堀内賢雄)は、味皇料理会フランス料理部の主任であり、気障な二枚目。「調理場の貴公子」という異名がある。彼が劇中で料理勝負に参加するのは、これが初めてだ。下仲と小西は、かつては同じ味皇料理会の主任同士であったが、激情家で野放図な小西と、優雅で気品のある下仲はそりが合わないようであり、このグランプリでも対立している。 決勝1回戦に決着ついたのが、23話「激突!超豪華 シーフードカレー」(脚/遠藤明範、絵コンテ・演出/山口祐司、作画監督/只野和子)だ。下仲が観客にバラを投げれば、小西が決めゼリフの「当たり前!」を連呼する。審査員も豪華。江川女史、岡田、甲山の3人だ。江川女史は高笑いをしながら料理の感想を述べ、甲山はあまりの旨さに「ドドンガドーン!

  • WEBアニメスタイル | アニメ様365日 第383回 『ミスター味っ子』を振り返る・その3

    「アニメ様365日」の『ミスター味っ子』の原稿について、板垣君に続いて、2人のアニメーターの方から楽しく読んでいると言っていただいた。嬉しいなあ。励みになります。よろしかったら、読者の方々も、感想を送ってくださいませ。 昨日取り上げた20話「日の味・お茶漬け勝負」について、もうひとつ触れておく。前半で陽一と味皇が桜の木の下で会話をする場面がある。話した内容は、味皇の今後についてと、陽一の進路についてだった。『ミスター味っ子』は当初は、2クールで終わる予定だった。結果的に放映延長を重ねて2年続くわけだが、もし26話前後で終わっていたら、最終回で陽一の将来の問題が描かれたのかもしれない。ではあるが、この場面について僕が触れたいのは別の点だ。 話をしているうちに、味皇は陽一が指にケガをしているのに気づき、手をとって傷口に自分の口をあてる。消毒代わりに傷口をなめたのだろうが、陽一の指に口づけして

  • 「シナリオえーだば創作術」首藤剛志 第220回 僕が今、必見だと思う番組 WEBアニメスタイル_COLUMN

    申し訳ない。 まだ体調が、コラムを書ける状態まで回復していない。 休載が続いているけれども、今しばらく、お待ちいただければ幸せだ。 ただ、アニメ脚を書く上で、参考になりそうなTV番組が今放送中なので、急ぎ御報告しておこうと思い、これを書いている。 アニメではない。 アメリカのハーバード大学の人気講義をとりあげた番組だ。 NHK教育テレビで日曜の午後6時からの放映だけれども、深夜に再放送もしているらしい。 現在は第4回まで放映ずみだけど、途中から見ても支障はないと思う。 内容は哲学の講義……とはいっても、極めて分かりやすい。 ここで、その内容(つまりテーマ)についてとやかくいうつもりはない。 参考になるのは、講義のやり方だ。 ひとつの問題をとりあげて、それについて聴衆を巻き込み、共通の問題として、様々な角度から考えてみる。 とても優れた講義だと僕は思う。 ハーバード大学の哲学の講義の聴衆を

  • WEBアニメスタイル_COLUMN

    『ルパン三世 カリオストロの城』公開の段階で、宮崎駿の知名度は低いものだった。勿論、東映長編時代からのアニメーションファンや、業界に近いところにいる人は彼の事をよく知っていただろうが、若いアニメファンの多くはその名を意識していなかったはずだ。当時、アニメ好きな中学生であった僕もその1人だ。 理由はある。宮崎駿はそれまでに監督的に参加した作品があっても、監督としてクレジットされた事がなかった。シリーズ途中から高畑勲と共に監督を務めた『旧ルパン』にしても「演出/Aプロダクション演出グループ」と表示されているだけで、彼の名はない。『未来少年コナン』でのクレジットは監督ではなく「演出」だ。『アルプスの少女ハイジ』『母をたずねて三千里』での役職はレイアウトや画面設定であって、当時のファンには、その仕事の凄さが分かっていなかっただろう。東映長編時代の作品も同様だ。『未来少年コナン』や『カリ城』に関して

  • WEBアニメスタイル | アニメ様365日 第305回 1986年はTVアニメ冬の時代

    今日から1986年のTVアニメについての話だ。ここまでに何度か触れたが、1986年にTVアニメにおいて、アニメファンが喜ぶようなタイプの作品が激減した。アニメファンやアニメ雑誌にとっては「TVアニメ冬の時代」だった。 実際にタイトルを見てもらうのが、てっとりばやいだろう。以下が、1986年に始まった新番組一覧だ。 1986年にスタートしたTVシリーズ (1)『愛少女ポリアンナ物語』 (2)『ロボタン(新)』 (3)『宇宙船サジタリウス』 (4)『メイプルタウン物語』 (5)『DRAGON BALL』 (6)『機動戦士ガンダムZZ』 (7)『魔法のアイドル パステルユーミ』 (8)『めぞん一刻』 (9)『六三四の剣 青春編』 (10)『まんがなるほど物語』 (11)『銀牙 流れ星銀』 (12)『剛Q超児イッキマン』 (13)『ウルトラマンキッズのことわざ物語』 (14)『ワンダービートS』

  • WEBアニメスタイル | アニメ様365日 第263回 柏葉英二郎について

    今日は、僕の極めて個人的な思い入れについての話。いつも個人的な事を書いているけれど、今回は特に個人的な話。どうして個人的かというと、自分以外に柏葉英二郎に感情移入して『タッチ』を観ている人がいると聞いた事がないからだ。 柏葉英二郎は、達也達の3年時に、西尾監督の代理として明青野球部の監督になった男だ。サングラスに口ひげというルックスで、どう見ても堅気の人間ではない。実は西尾監督が、代理に選んだのは、彼の兄である英一郎だったのだが、手違いがあったようで、彼が赴任してきた。彼も兄の英一郎も学生時代に野球をやっており、明青野球部のOBだった。兄がバイク事故を起こし、その罪をかぶった事をきっかけに、柏葉英二郎は高校野球からリタイヤ。野球を憎むようになったようだ。監督代理になってからは、明青野球部ナインに厳しくあたり、試合ではどう考えても勝てそうにない采配をした。達也とナインにとって、柏葉英二郎は、

  • WEBアニメスタイル | アニメ様365日 第208回 『夢世界 ホッジポッジ《仮題》』

    『夢世界 ホッジポッジ』は、『魔法の天使クリィミーマミ』の後番組として企画されていたタイトルだ。実現しなかった企画だが、パイロットフィルムが制作されており、1984年頃に、僕はそのフィルムを観る機会があった。その時、すでに『クリィミーマミ』の後番組である『魔法の妖精ペルシャ』の放映は随分進んでいた。パイロットフィルムを誰に観せてもらったのかは覚えていないが、多分、業界の方だろう。それを観て「へえ、こんな企画が進んでいたのか」と驚いた。 この企画は当時のアニメ誌でも紹介される事はなく、機会があったら、このパイロットフィルムを世に出したいと思った。数年後、僕が編集スタッフとして参加したVHD「アニメビジョン」には、レアな短編フィルムを丸ごと収録するコーナーがあり、摩砂雪が作画した合作TVシリーズ『サンダーキャッツ』のオープニング、庵野秀明が監督したゲーム『夢幻戦士ヴァリス』のプロモーションアニ

  • WEBアニメスタイル | アニメ様365日 第206回 『北斗の拳』の南斗人間砲弾

    前回(第205回 『北斗の拳』)でも書いたが、シリーズ中盤以降、レイ、トキ、ラオウといった英雄的なキャラクター達のぶつかりあいがメインになり、『世紀末救世主伝説 北斗の拳』はシリアス度が増していく。僕はシリアスになってからも楽しんで観ていたが、前半のノリも好きだった。シリーズは4部構成となっており、南斗聖拳のシンとの決着がつくまでが第1部だ。第1部は突っこみがいのあるアニメオリジナルのエピソードが続出した。『北斗の拳』の来の魅力とはズレた部分かもしれないが、あまりにも面白いので紹介したい。 15話「3つ数えてみろ! 死ぬのはお前だ!!」は、ケンシロウが、シン一味のザリアと戦うエピソード。ザリアの南斗暗鐘拳は、鐘の音を使って人間を操ったり、死んだ人間を復活させて戦わせたりする技だ。鐘の音を使うという時点で、拳法じゃないだろ、と突っこみたくなるが、南斗暗鐘拳は相手の身体を切り裂く力もあり、

    reds_akaki
    reds_akaki 2009/09/09
    観ときゃよかったと一瞬思った
  • WEBアニメスタイル | アニメ様365日 第103回 『FUTURE WAR 198X年』

    その後、ほとんど振り返る機会がないが、『FUTURE WAR 198X年』は公開当時、話題になった作品だ。アニメファンではなく、むしろ、大人達の間で話題になった。日ソの対立を背景に、将来起こりうる第3次世界大戦を映像化したシミュレーション映画であり、その内容が問題になった。「劇場アニメ70年史」の解説には「製作中、内容が好戦的だとして労働組合からボイコット運動が起こり、これはマスコミをも巻き込む話題となった」とある。前にも書いたように、僕は東映動画でバイトをしていたので、その騒動は身近なものだった。会社の前で「198X年製作反対」のチラシが配られていたのを覚えている。僕は今も当時も、政治に関する意識が低いので、何が問題なのかは概ね理解できたが、どうしてそんな大事になっているのかは、分からなかった。 製作総指揮は渡邊亮徳。監督は舛田利雄と勝間田具治。作画監督とキャラクター・デザインが須田正己

  • WEBアニメスタイル_COLUMN

    ポケモン』アニメ映画『ミュウツーの逆襲』のクライマックスは、言うまでもなく「自分とは何か」という自己存在への問いかけに対する物とコピーの戦いである。 物であろうと、コピーであろうと、それぞれ個々にこの世に独自に存在しているいるには違いない。 他に自分と同じ存在がいるということは、「自分とは何か」という個々の持つ自己存在への問いかけを意味のないものにしてしまう。 自分と同じものがいないから、「自分とは何か」という自己存在への問いかけと悩みがあり、逆に自己存在への希望も存在する。 もともと、自分という存在は、自分自身が望んでこの世にあるわけではない。もちろん、たとえば自分の親など、他者から望まれてこの世に生れて存在しているのかもしれないが、自分が望んでこの世に生まれてきたわけではない。 自分がこの世に存在している事に、自分の選択肢はなく、生き物は生まれてきてしまった。 しかし、自分がこの

    reds_akaki
    reds_akaki 2009/03/19
    アニメ制作会社から若手の脚本家の方に脚本買い取り契約書を書かせようという動きがある。30年以上昔に解決した積りの僕としては21世紀にも成てこの日本に脚本買い取り契約書なる物が存在する事自体が信じられ無
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