手塚治虫の特集番組、日本アニメの転換点作った「鉄腕アトム」制作の裏側に迫る 2015年5月21日 12:56 222 15 コミックナタリー編集部
手塚治虫の特集番組、日本アニメの転換点作った「鉄腕アトム」制作の裏側に迫る 2015年5月21日 12:56 222 15 コミックナタリー編集部
富野由悠季関連の文献を紹介したところで触れたので、再び自著の紹介。ご容赦いただきたい。 ●「アニメ作家としての手塚治虫」 著 者: 津堅信之 出版社: NTT出版 刊行年: 2007年 定 価: 2400円 日本の戦後アニメ界の流れには東映動画系と虫プロ系がある、と言うと、必ず例外的事象を指摘して批判する人たちがいるし、その意見もよくわかるのだが、総体として、この2系統を認識すると、日本のアニメ史は非常にわかりやすくなる。 そして、現在のアニメ発展は、東映動画系か虫プロ系か、どちらの功労ゆえかという質問に答えると、その人のアニメ史観がよく現れる。 もちろん私は、虫プロ系の功労ゆえと評価する側であるが、これは圧倒的に少数派だろう。なにより、東映動画系のスタジオジブリの存在感が巨大だし、年配アニメファンの中には、『太陽の王子ホルスの大冒険』(1968)など、東映動画長編全盛期の「マニア」が多く
「WEBアニメスタイル」で有名なスタジオ雄が編集し、2009年12月にキネマ旬報社から出版された『PLUS MADHOUSE 4 りんたろう』という書籍がある。アニメ制作会社マッドハウスに関係する監督をとりあげたシリーズの一冊で、さほど頁数は多くないが、代表作の絵コンテが部分掲載されていたり、りんたろう監督*1本人はもちろん、関係者からも証言を引き出したりと、監督個人の作家性からアニメ史でになった役割まで簡潔に記していく。 そして、その前半に掲載されている監督ロングインタビューに、手塚治虫のアニメ・ダンピング - 法華狼の日記で紹介した杉井ギサブロー監督の発言を別角度から補完する内容があった。 手塚治虫の虫プロへ行った時に高い給料がしはらわれた理由や、当時のアニメ業界における労働環境、さらにはアニメと社会運動の繋がりをうかがわせる、貴重な証言だ。 いくつかのCM制作会社でアニメに関わった後
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