原稿が全然これっぽっちも進まない……、ので、別件の考え事メモ。「レイプ−復讐」映画について。 またのタイトルを‘The Day of the Woman’。日本劇場公開時のタイトルは『発情アニマル』。DVD版だと『悪魔のえじき』。ニューヨーク在住の新進作家ジェニファー(カミール・キートン)は、夏のヴァカンスのために田舎のコテージを借り、そこで長編小説第一作の執筆に専念しようとするが、地元の男たち四人組が彼女につきまとい、ついには彼女をレイプした後に殺害しようとする。かろうじて生き延びたジェニファーは、自分をレイプした男たちを色仕掛けで罠にはめ、一人一人惨殺してゆく―、という単純きわまりない物語。過激な性と暴力表現を売りとする、いわゆる「セクスプロイテーション映画」ですが、キャロル・J.クローヴァーの言によれば"absolutely crude"であるがゆえに、フィクションにおける「レイプと