おまえが若者を語るな! (角川oneテーマ21 C 154)作者: 後藤和智出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング発売日: 2008/09/10メディア: 新書『おまえが若者を語るな!』がいろいろとすごい。 - Something Orange『おまえが若者を語るな!』は昨今の若者論に対する批判の書である。旧メディア上でしばしば目にする次のような言説、曰く「凶悪な少年犯罪が増えた」「最近の若者は理解不能で不気味だ」「若者が右傾化している」「文化をデータベース的に消費している」など、こうした主張は主観に基づいた若者バッシングでしかなく、全く実証的根拠を持たない俗流若者論だとして著者の後藤和智は一蹴する。とりわけ著者が意図しているのは宮台真司批判だ。90年代後半から00年代初頭にかけて、宮台ほど若者に影響を及ぼした論客はいないだろう。その宮台が当時用いた「終わりなき日常」「まったり革命