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ブックマーク / blogs.itmedia.co.jp/natsume (7)

  • 共同研究プロジェクトの資料調査旅行:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    8月26~28日の三泊四日、身体表象の共同研究プロジェクトの一環で、参加研究者有志と関西の資料調査旅行に行ってきました。 26日、まずは京都国際マンガミュージアムのご協力をいただき、貴重書庫を見せていただきながら、マンガ・アーカイブの現在の課題などをうかがった。27日は、ミュージアムで開催中の「バレエ・マンガ展」を鑑賞後、半日かけて希望する資料をじっくり見せていただいた。僕は、清水コレクションの明治ポンチ、戦前~戦後の小型の赤漫画、同じく漫画の描き方など。夜、大阪に移動し、村上知彦氏と会。 28日は、村上さんの膨大で多様な、おもに70年代の資料を見せていただいた。当時の雑誌、朝日ジャーナルの同人誌特集、ミニコミから、「現代の眼」など新左翼系学生の読んだ雑誌、初期の「ぴあ」などから、様々な同人誌、村上さんが出していた「月光仮面通信」、当時のシングル・レコード、映画のチラシ、斉藤次郎の

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  • 松本かつぢの付録漫画:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    弥生美術館で見せていただいた松かつぢの雑誌付録の漫画たち。 「ぺぺ子とチャー公の夏休」(「少女の友」昭和8年9月号付録) 表紙絵の形に切り取られ、ジャバラ式に開いて、「海」「山」の二話が表裏に印刷されてます。なかなかオシャレ。 こちらが裏表紙。対象年齢十代で、この二人もティーン。いいのかしら。 こんな動きのある場面が。にしても、プロポーションがいい。手足が長い。 こちらは「ピチ子とチャー公 湖畔の一夏」(同昭和9年8月号付録)の一場面。やはり動きのあるコマの連続。この前には、白土三平なみに枝にぶらさがって回転する女の子が描かれてます。

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  • 夏コミに、また夏目ゼミ同人誌出品:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    8月12日の夏コミに、今年も夏目ゼミの同人誌を出品します。 昨年『ワンピース』を特集した修士生中心の「NMR 夏目マンガ調査班」2号、今回は「キャラクター」の特集。アニメ雑誌のキャラクター・ベストランクのデータが載るようです。 また、今年の卒業生中心に別の同人誌「三角星」も出品します。こちらは「杉浦茂」特集。 8月12日 有明・東京ビッグサイト 東2ホール S-58b 10:00~16:00 だそうです。 よろしくお願いします。 追伸 YARN(マンガ学会若手研究者ネットワーク部会)でも、同人誌「マンガ研究やろうぜ」をコミケで販売するそうです。 3日目(8月12日 日曜日) 東地区 S-59a 「若手マンガ研究者ネットワーク」 うちで講師をお願いしている佐々木果(ササキバラ・ゴウ)さんも、研究系の同人誌「マンガ史の基礎問題 ホガース、テプフェールから手塚治虫へ」を出品されます。これ、壮大な

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  • 講義8「戦後マンガ論の展開」レジュメ:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    2010後期.10  現代マンガ学講義8 戦後マンガ論の展開 1)「漫画」と「笑い」の分離 60年前後~ 白土三平『忍者武芸帳』59~62年発行 大衆文化=マンガを論ずる知識層の前面化 文芸評論家・尾崎秀樹(28年生)の場合 「笑い」=質規定 〈まんがをまんがたらしめているのは、笑いだ。〉尾崎「笑い言語へのアタック -まんがへの距離感―」No.1 「COM」虫プロ商事 68年6月号 87~88p 〈ただ残念なことはまんが論がまんがの外側から論じられて、なかなか内側から論じられないことである。 [略]まんが自体の方法論を確立しなくてはならないが、やっとまんが家の作品研究が緒についた現在の段階では、それも夢のような話だ。〉尾崎「笑い言語へのアタック -笑いの表現―」最終回 「COM」虫プロ商事 69年7月号 142~143p 下線引用者[以下同] ★マンガの「内側」認識 世代的「マンガ像」の

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  • 備忘録2 江戸時代のコマ割表現:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    上図 平瀬輔世(ほせいorすけよ)『天狗通』(1779(安永8)年) 手のやり方を解説したこの図は、偶然上野演芸場に置いてあった手品(手)の伝授のコレクターによるパンフレットで見つけたもの。資料としては藤山新太郎『手のはなし 失われた日の奇術』(新潮選書 2209年 149~157p ※このには図版がない)。 下図 歌川貞房画 吉田屋文三郎『けんしなん』江戸後期 こちらは学生の持っていた古書パンフレットから。ジャンケン的遊びのハウツーみたい。 つまり、江戸期のHow Toには、こうしたコマ割り表現がけっこうあったようなのだ。上図『天狗通』を初めて見たときは当にびっくりした。 コマを大小に割り、アップを含む画像の切り取りを行い、非常に近い時間幅の時間分節に沿って効率的に構成されている。形式的には現在のマンガのコマ割りとかなり近い。下図『けんしなん』のほうもアップの分節になっ

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  • 8日土曜は漫画史研究会10周年:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    なぁんと、アノ漫画史研究会が10周年を迎え、新宿で記念パーティがあったのだった。なぁんと何と、会場には久々に山順也さんが点滴をして来られ、最後までおられた。丸山昭さんと「元気そうでよかった」と話したり。元少年画報社の添田さんには「夏目さんにご紹介いただいて、この会に参加してから人生が変わりました。ありがとうございます」なんて感謝されたり。わざわざ九州から宮大人氏も参加。内記さんの三締めでメデタく閉会。 その後、会場のカラオケに移動。帰ろうとしたら金沢韻さんに「夏目さんの歌がぜひ聞きたい」といわれ、ボックスに入った(金沢さんはタバコが苦手なので、結局こなかったけど)。でも、案じた通りのアニソン祭で、こうなるとノリきれないあたしは、テキトーに歌って、中途で帰ってきました。ホント、カラオケは俺さまの趣味なんだからさ、頼むよ。 漫画史研究会(宮、瓜生氏らが学生時代からやっていたのはマンガ史

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  • 『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』サントリー学芸賞!:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    大人氏「みやもメモ」で知ったんですが「サントリー学芸賞」(芸術・文化部門)なるものを、あの竹内一郎『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』(講談社)がとっちゃったらしいです。驚いたなぁ。サントリー学芸賞って、そんなレベルだったんだ。しかも伊藤剛『テヅカ イズ デッド』(NTT出版)をおさえてってことでしょ。しょうもな。 〈社会・風俗〉部門の マイク・モラスキー『戦後日のジャズ文化 ―― 映画・文学・アングラ』(青土社) は、個人的にイイと思うよ。面白かったし、学術的配慮もしてあった。でもさ、『手塚~起源』は、もう笑うしかないじゃん。ほとんどページごとに突っ込みどころがあるじゃん。いやはや。宮氏ならずとも「コラコラ」っていいたくなるよなぁ。 〈選考委員はこの著作を今までこの部門では受賞作のなかった後発の分野の著作として、甘く採点していたのではないかという疑念を抱かざるを得ないのです。〉

    『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』サントリー学芸賞!:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
    reds_akaki
    reds_akaki 2006/11/10
    大月隆寛が『正論』95年2月号で大塚英志『戦後まんがの表現空間』を受賞させた事を批判したのといったいどう違うんですか?
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