【テヘラン共同】イランのサレヒ副大統領兼原子力庁長官は11日、欧米など6カ国との核合意の履行に伴う制裁解除を受け、老朽化が指摘されるイラン南部ブシェール原発の安全評価(ストレステスト)で日本の助言を得る方向だと述べ、積極的な関与に期待を示した。首都テヘランで共同通信と単独会見した。 サレヒ氏は、イランが原子力の安全性を高めるため、日本との間で技術者らを相互に派遣する計画が昨秋以降に始まったと説明。東京電力福島第1原発事故も経た日本は「再発防止の過程の中で多くの教訓を学んだ」と指摘し、知見を生かしてほしいと述べた。