新型コロナウイルスワクチンの確保に取り組む台湾政府に対し、中国側は本土企業から調達するよう圧力を強めるが、台湾にとって政治的には受け入れ難い選択肢だ。 台湾の蔡英文政権は今週、米ファイザーとドイツのビオンテックが共同開発したワクチンを巡り、中国の上海復星医薬(集団)から直接調達したいとする一部地方当局の求めを拒んだ。このワクチンについて香港・マカオと台湾を含む大中華圏で開発・販売する契約を結んでいる上海復星医薬は、台湾へのワクチン供給を望んでいると繰り返し表明している。 蔡総統と与党の民主進歩党(民進党)は、ほぼ決まりかけていたビオンテックとの新型コロナウイルスワクチンの供給契約を中国の介入によって阻止されたと主張。中国はこれを否定している。台湾の中央通信社(CNA)によれば、行政院(内閣)の一員で中央感染症指揮センターの陳宗彦副指揮官は中央政府がワクチン確保を主導し続けると言明した。 蔡
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