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2011年3月5日のブックマーク (24件)

  • machineryの日々 素人の浅薄な正義感

    01« 1234567891011121314151617181920212223242526272829»03 昨日12月25日の「日の、これから」のテーマは「就職難をぶっとばせ」でしたが、拙ブログでいつも取り上げさせていただいている海老原さんはさすがの存在感でした。やはり動いている海老原さんは文面から伝わる迫力以上のものがあります。海老原さんのプレゼンでは「切れば血が出るような現実」を実例を挙げて紹介されていたので、会場にいた誰も反論できない雰囲気でしたからね。 海老原さんが番組の中で主張されていた「ねらえ!中小・中堅企業」ということ自体は、『「若者はかわいそう」論のウソ』などの著書で示されていたことなので、著書を拝読している者からすれば目新しいことではないのですが、これに対して文部科学副大臣が経済産業省のホームページを紹介していたことにいい知れない違和感を感じました。就職難という問

    sarabanda
    sarabanda 2011/03/05
    コメント欄:「モデル的な家族構成を構築できない個人はまともに生活することすらできないという日本の小さすぎる再分配政策と併せて、それを補完してきた日本的雇用慣行」
  • でき婚の失敗と「オイディプスの復権」 - ohnosakiko’s blog

    先日の記事女の子の欲しいもののコメント欄から抜粋。 脂 2011/01/05 03:17 このケースはむしろ「その男が過剰に「理想的な家庭」みたいな妄想を抱いていた可能性」も考えた方がいいな。 妄想と現実のギャップに対する防衛。現実に対し妄想を付加させ、他者に同意してくれることで自我が安定する。元夫がした防衛としての言述から広まった噂を、知人は聞いたのかもしれない。 大野センセこのケースは考えらないか? まあ人づての話に突っ込む必要性もないがな。 ちなみに「理想の家庭像」に固着する症状はわたしの周りの男には多い。 ※夫に確認したら、「職場の知人」が、近所付き合いが密な田舎町の家庭内のことを身近な人にラフに喋っているような中で、直接その家のお母さんから聞いたり近所の人から聞いたりした話を総合して夫に話したものとのこと。元夫である男の視点は、この話には入っていない。 脂 2011/01/05

    でき婚の失敗と「オイディプスの復権」 - ohnosakiko’s blog
    sarabanda
    sarabanda 2011/03/05
    コメント欄:「オタクはまわりに興味がないため、家庭に対しプラスマイナスゼロのイメージを持つ。」「悲観的オタクは家庭を地獄としてイメージできる。→消極的」
  • 女の子の欲しいもの - ohnosakiko’s blog

    夫が職場の人から聞いてきた話。 最近、高校3年や大学4年で妊娠する女の子が増えているそうだ。その人の近所にも数人そういう娘がいて、他でもそんな話をポツポツ聞くという。 高校や大学の最終学年というと就活まっただ中の人が多い。しかしその女の子たちは、社会に出て僅かな報酬のために苦労しながら働くのはまっぴらだと思っている。そこまでやりがいのある仕事なんかないし。 しゃかりきに働きながら一生独身を通すのも、仕事+家事育児分担という共稼ぎスタイルも、どっちもしんどそう。専業もセレブでない限りつまんなそう。でも子供はほしい。 そこで、つきあってる男の子供を計画的に妊娠する。親バレし、就活どころではなくなり、男も外堀を埋められ逃げられなくなってでき婚。 しかし娘はその男と結婚したいのではなく子供がほしかっただけだから、数年経つと夫婦仲はうまくいかなくなって離婚。 子供を抱えて生活能力もない若い娘の生活は

    女の子の欲しいもの - ohnosakiko’s blog
  • サイレントテロ(笑) - finalventの日記

    Twitter / finalvent: ネタ? RT @umeten: サイレントテロをどう ... ネタ? RT @umeten: サイレントテロをどうぞご利用下さい RT @finalvent: 強い指導者が現れて活気づくのと、じわじわ衰退していくのとどっちが日にとってよいかといえば、後者。 ⇒Twitter / finalvent: "silent terrorism"なんていう概念な ... "silent terrorism"なんていう概念なさげなんだが。RT @umeten: マジ RT @finalvent: ネタ? RT umeten: サイレントテロをどうぞご利用下さい RT finalvent: 強い指導者が現れて活気づくのと、.. ⇒Twitter / finalvent: いや、そもそも「サイレントテロ」なる概念が不在。RT ... いや、そもそも「サイレント

    サイレントテロ(笑) - finalventの日記
  • 時間の流れに埋もれている「非モテ」議論

    少なくとも非モテっていうのは その社会的な圧迫や阻害について異議を申し立てる立場であって 君が今思いついたような足場はとっくに(少なくとも3、4年は前に)通過済みだよ。 俺もはてなに来てから日が浅いほうで ログを漁ることから始めたんだけど 非モテ論壇(笑)みたいなものはずっと昔からあって 今なんかはもうあらゆる視点や考察が巡り過ぎて落ち着いてるぐらいの状態なんだよね。 この非モテ議論のログはなかなか鋭かったりヒドかったり深かったりして はてなの遺産の中でも1,2争うぐらい面白いんだけど ・落ち着いてしまって一旦退潮してしまっている ・煮詰まりすぎてて内容の深さがわからない人も居る っちゅー理由で、今やあまり理解されなくなってる。 で、「非モテ」って言葉だけが残って 歴史も経緯もわからない人が「ただのモテない・モテたい人のことだ」と思い込んで使ってる状態。 例の非モテタイムズとかも全員そう。

    時間の流れに埋もれている「非モテ」議論
  • いわゆるオタクがモテないのは、男を愛する事を知らないから | ライフハックちゃんねる弐式

    http://hato.2ch.net/test/read.cgi/news/1296572049/スレタイ「女<男は経済力!でもブサメンの子供は産みたくない…イケメンと浮気してカワイイ子を産めばいいのか☆」 824 : アカバスチャン(catv?):11/02/02 04:00 ID:rcHMswM00 いわゆるオタクが女にもてないのは、男を愛する事を知らないから つまりそういうのを察知してる男達に嫌われるから、女にも嫌われる 体育会系を見ればわかるが、あいつらは当に男同士の距離感が近い ぶっちゃけマジでホモ臭い。男同士が一番楽しそう。でも彼女いる 一晩中男同士で酒飲んだり、家に泊まったり、ふざけてイチャついたり その趣味も、スポーツ格闘ボクシング、など男の体によって生まれる興奮 一方のお前らは男キャラを毛嫌いし女のイラストを見てニヤニヤしてる 男に好かれる奴は女にも好かれるは真理だと

    sarabanda
    sarabanda 2011/03/05
    非モテの敵は女ではなく男。非モテとホモソーシャルは敵対関係にある。
  • http://homepage3.nifty.com/hamachan/elder1102.html

    sarabanda
    sarabanda 2011/03/05
    「社会手当の典型ともいうべき児童手当=子ども手当に対する風当たりの強さの中に、日本型雇用システムの中で生きてきた正社員とその家族たちの意識が明確に現れているといえよう。 」
  • 日本型雇用システムと女性労働の葛藤 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    3日のエントリ「ネオリベラリズムとフェミニズムとの交叉を論ずるのなら・・・」の趣旨を理解していただくためには、今から四半世紀前の女性労働政策がどのような状況にあったかを振り返っていただく必要があるのかも知れません。 男女雇用機会均等法の制定作業が開始された頃の当時の労働省の女性官僚たちが共同執筆した高橋久子編『変わりゆく婦人労働』(有斐閣選書)というがあります。1983年4月の発行です。執筆者の中には佐藤ギン子、太田芳江、松原亘子等々という名前が連なっていますが、その序文を当時駐デンマーク大使だった高橋展子さんが書かれていて、当時の女性労働政策が置かれていた日独特の状況が明確に示されています。やや長いのですが、80年代半ばがいかなる時代状況であったかは、今の若い人々には意外と知られていないような気もするので、一つの時代の証言として、読んでいただきたいと思います。 >・・・私は日におけ

    日本型雇用システムと女性労働の葛藤 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • ネオリベラリズムとフェミニズムとの交叉を論ずるのなら・・・ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    新年の間に届いていた『學士會会報』には、なかなか面白い文章がいくつか載っています。そのうち、テーマとしてはいちばん面白いものであるのに、そのネタの扱い方があまりにも・・・という感を免れないのが、大嶽秀夫さんの「ネオリベラリズムとフェミニズムとの交叉」という文章です。 現代日の法政策史において、一般的には社会民主主義(アメリカで言う「リベラリズム」)に属すると考えられがちなフェミニズムが、むしろネオリベラリズムと手に手を取って展開してきたことは、かなりの人々が指摘している点であり、それがいかなるメカニズムによって実現されてきたのか、という社会科学的分析こそが、このタイトルから期待される内容であるはずなのですが、残念ながら、大嶽さんのこの文章は、ややもすると赤松良子という男女雇用機会均等法制定時の担当局長の個人的パーソナリティを縷々説明するばかりで、なぜそれがタイトルにある、一般的認識からは

    ネオリベラリズムとフェミニズムとの交叉を論ずるのなら・・・ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • 労働「政策」は長期雇用を「強制」していない - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    野川忍さんとジョイントブログを立ち上げた安藤至大さんが、ご自分のブログで書かれていることに若干気になる表現がありました。 http://munetomoando.blogspot.com/2011/01/blog-post_28.html(澤井さんへの返信(その2) ) といっても、ここでやりとりされている労働ルールの変更自体ではなく(それにもコメントはありますが)、その最後のところで付け加えられている認識についてです。 >さて,そもそもこれまでのわが国の労働政策は,極端な言い方をすれば,高度成長期に大企業でたまたま発生して上手くいったように見えた労働慣行を,中小企業にまで強制しようとして失敗した歴史とは考えられないでしょうか。おそらく中小企業においては,実現不可能な労働ルールを守るように言われて,実際には無理だと労使が判断して無視していたというのがこれまでの実態でしょう。つまり現在まで,

    労働「政策」は長期雇用を「強制」していない - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    sarabanda
    sarabanda 2011/03/05
    「こういった日本型雇用慣行を前提としないたぐいの労働政策が、日本型雇用慣行にどっぷりつかって育った人々によって、ムダだから潰せと攻撃され続けてきたことは、この歴史的展開の皮肉さをよく示しています。」
  • 教育問題に関するBUNTEN激白

    BUNTEN @bunten http://bit.ly/hvFRX7 左翼悪玉説みたいなのこそ、現代の「恐いもの」のような気がする。障害児ではなかったが問題児だった俺は組合だの左派だのが強かった(はずの)炭坑街で育った。教師からのつるし上げも経験したが、それは他に仕事が無くて仕方なく教師になった(続く) 2011-02-05 08:31:09 BUNTEN @bunten (続き)手抜き派とでも言うべき人物からで、どうみても左派ではなかった。もし当時の左派が今ネットで言われているような教育をしていたならば、問題児・いじめられっ子の俺がネットで左翼を自称することはなかっただろう。▼学校にはいい思い出はないが、少なくとも、「出る杭」として(続く) 2011-02-05 08:31:35 BUNTEN @bunten (続き)教師から叩かれた記憶はない。(BUNTENは馬鹿だから、出てると言う

    教育問題に関するBUNTEN激白
  • 「左翼」の対極的二義性 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    BUNTENさんが自分のつぶやきを自分でトギャっておられるので、それを引用しておきます(一つながりの文章なので、整形して)。 http://togetter.com/li/96973 >左翼悪玉説みたいなのこそ、現代の「恐いもの」のような気がする。障害児ではなかったが問題児だった俺は組合だの左派だのが強かった(はずの)炭坑街で育った。教師からのつるし上げも経験したが、それは他に仕事が無くて仕方なく教師になった手抜き派とでも言うべき人物からで、どうみても左派ではなかった。もし当時の左派が今ネットで言われているような教育をしていたならば、問題児・いじめられっ子の俺がネットで左翼を自称することはなかっただろう。 学校にはいい思い出はないが、少なくとも、「出る杭」として教師から叩かれた記憶はない。(BUNTENは馬鹿だから、出てると言うより引っ込んでたんじゃないのかという突っ込みは許可。) 俺とし

    「左翼」の対極的二義性 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • http://homepage3.nifty.com/hamachan/econoflexicurity.html

    雇用流動性と失業保険、職業訓練を組み合わせた北欧の労働市場モデルが注目されている。だが、単純化した議論は危険だ。社会的な枠組み全体を捉える必要がある。 近年、日社会のモデルとして北欧諸国を挙げる傾向が高まっているようだ。かつて高度成長期までは「国家が国民に福祉を保障する」西欧型福祉国家が理想像とされたが、石油ショックで西欧諸国が苦しむ姿を見て、1970年代から80年代には「会社が社員に福祉を保障する」日型モデルがもてはやされた。 バブル崩壊で日が失速すると、90年代から2000年代にかけては「個人が自分を支える」アングロサクソンモデルを褒め称える論調が横行した。そして、格差社会を糾弾する声が高まるなか、今度は「高福祉・高負担」の福祉国家として、北欧諸国をモデルとする議論へと一巡りしたということであろうか。

    sarabanda
    sarabanda 2011/03/05
    「その意味では、デンマークは、日本が企業というミクロな単位で行ってきたフレクシキュリティを、国というマクロな単位で実施してきたといえるのかもしれない。」
  • 警察官という職業とは何か? - QZM03354の日記

    学期中はほとんど記事が書けないくらい忙しい毎日でした。春休みに入って、ふとエアポケットのようにスケジュールが空くときがあります。そんな時に、久しぶりの記事を書こうと思います。 さて、わが大学は、昔から警察官を多数輩しています。学生数も1学年600名と少ないわけですが、全国警察官合格ランキングにも登場するくらいだし。福岡県警にはOBが300名を超えるくらい在職中だそうです。 そして、警察官は公務員という地位だけに、学生の間でもますます人気が高まっています。他大学でも、警察官合格をうたっているところは増えてきています。ところが、警察官をどう育成するかということになると、多くの大学ではエクステンションセンターの「公務員講座」受講特典というレベルを踏み出せていません。筆記試験、小論試験、体力試験、面接、といった採用プロセスがある以上、警察官に合格するための一番の道は試験対策と思っている人も多いでし

    警察官という職業とは何か? - QZM03354の日記
    sarabanda
    sarabanda 2011/03/05
    「警察官とはスペシャリストではなくジェネラリスト」「警察が日本の大組織である以上、典型的な日本の雇用制度となっています。つまり、警察官とは、日本の典型的な企業の社員と同じキャリアパスを歩むのです。」
  • 警察官はメンバーシップ型雇用 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    先日、常見陽平さんがお話しに行かれたらしい九州国際大学の法学部長さんのブログで、大変興味深い記述がありました。この大学は、多くの警察官を輩出している大学とのことで、実感がこもっています。 http://d.hatena.ne.jp/QZM03354/20110221/1298293896(警察官という職業とは何か?) >警察が日の大組織である以上、典型的な日の雇用制度となっています。つまり、警察官とは、日の典型的な企業の社員と同じキャリアパスを歩むのです。 >これは学の卒業生を見てもわかります。警察官となって卒業後、まずは現場の交番勤務・駐在所を5~6年、拘置所担当等を経て昇進し、自分が希望する刑事課とか、交通課、あるいは生活安全課などに配属されます。そこで一旦、キャリアを積み重ねていくわけですが、その後、人が優秀であればあるほど、人の希望とは別の部署に移動させられる可能性が高

    警察官はメンバーシップ型雇用 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    sarabanda
    sarabanda 2011/03/05
    コメント欄:「世間で盛んな公務員批判が、実は批判している当人が属している民間企業とまったく同質の日本型雇用システム的性格に基づくものであり・・・」
  • あなたが勉強したほうがいい4つの理由 - sadadadの読書日記

    あなたは勉強をしたほうがいい理由を答えられますか。納得のいく答えを用意できない人は、いま勉強していない人です。勉強している人は、多くの理由を抱えています。しかし、その理由を知った時期が遅かったという人が大半だと思います。勉強しなければならない理由が、誰にとっても遅かったと認識されるのは何故でしょうか。それは勉強する意味を考える前に勉強させられていたからに他なりません。その理由を、これから学んでいく人に伝えることには大きな意義があります。 座右の古典 ―賢者の言葉に人生が変わる 作者: 鎌田浩毅出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2010/11/12メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 21回この商品を含むブログ (8件) を見る 勉強が嫌いな人の理由 勉強が嫌いな人は、とりあえず我慢して勉強する必要があることを主張します。当然、教えられたことだけを、嫌々ながら

    あなたが勉強したほうがいい4つの理由 - sadadadの読書日記
  • 自己啓発本はなぜ流行るのか? - 草食系大学院生の読書日記

    この前の続き。BRUTUS1月号で面白かったもうひとつの記事は速水健朗さんの自己啓発ブームを取り上げたもの。 BRUTUS (ブルータス) 2011年 1/15号 [雑誌] 出版社/メーカー: マガジンハウス発売日: 2010/12/15メディア: 雑誌購入: 15人 クリック: 229回この商品を含むブログ (27件) を見る 記事によれば、昨今の自己啓発ブームは1990年代のアメリカで始まったものである。資主義のグローバル化、金融中心化の影響を受けて、アメリカの中流層の多くがリストラによって下流層へ転落し、格差が拡大した。そんな彼らが頼ったのが宗教であった。90年代以降、メガチャーチと呼ばれる超大型教会が急増し、仕事や生活を奪われつつある人々に対し、「信じれば救われる」といったわかりやすい教義を掲げることで、多くの信者を獲得した。これらメガチャーチには「宗教保守」が多く、ブッシュ

    自己啓発本はなぜ流行るのか? - 草食系大学院生の読書日記
    sarabanda
    sarabanda 2011/03/05
    「情報処理業界を中心として、いかに作業を簡便かつ効率よく行うかを主眼とした仕事術を『ライフハック』というが、このライフハックに自己啓発的なメッセージをブレンドさせたものがヒットしやすい傾向」
  • 相続税は道徳的に正当化できるか? – 橘玲 公式BLOG

    武富士元会長の長男に対する巨額追徴訴訟は、2月18日の最高裁判決で、1330億円の追徴処分を適法とした2審判決が破棄され、長男側の逆転勝訴が確定した(裁判の経緯はこちら)。私はまだ判決を読んでいないが、納税者の権利を重視する近年の判断を踏襲し、税務当局の裁量(実質主義)を認めず、厳格な法解釈から納税義務の有無を判断する租税法律主義が採用されたということだろう。 この件は、長男側に租税回避の意図があったことは否定できず、還付加算金約400億円を加えた2000億円もの巨費を返還することは、裁判所にも躊躇いがあったようだ。 須藤裁判長は補足意見で「海外経由で両親が子に財産を無税で移転したもので、著しい不公平感を免れない。国内にも住居があったとも見え、一般の法感情からは違和感もある」と、俊樹氏側の行為が税回避目的だったと判断しながらも「厳格な法解釈が求められる以上、課税取り消しはやむを得ない」と述

    相続税は道徳的に正当化できるか? – 橘玲 公式BLOG
  • 逆転した裁判所の判断 〈武富士元会長長男、巨額追徴訴訟2〉 – 橘玲 公式BLOG

    納税者勝訴 武富士元会長の長男が起こした租税返還訴訟を例に、税務当局の論理と裁判所の判断を見ていこう。 一審(東京地裁)ではまず、香港に居住していたとされる3年あまり、税務当局が所得税を課していないことが争点となった。所得税も贈与税も住所によって課税の是非が判断されるのだから、所得税を課さないのであれば贈与税も非課税であるはずだし、贈与税を課税するのなら所得税分も追徴課税すべきだからだ。 これに対して税務当局は、「所得税の住所と贈与税における住所は必ずしも同一ではない」と反論した。所得税はその年度ごとに納める税金なのに対し、贈与や相続は通常1回かぎりであり、それ以前の個人史(居住暦)すべてが考慮の対象となるというのだが、この論理は一審判決では退けられている。 現実には、香港在任中の長男の所得は大半が香港に設立した法人から支払われており、課税は困難であった。そのため、住所の判断で二重基準(ダ

    逆転した裁判所の判断 〈武富士元会長長男、巨額追徴訴訟2〉 – 橘玲 公式BLOG
  • 非居住者とは誰のことか? 〈武富士元会長長男、巨額追徴訴訟1〉 – 橘玲 公式BLOG

    武富士元会長長男に対する巨額追徴訴訟の最高裁判決が今週末に予定されているので、この興味深い訴訟を理解するためのポイントを2回に分けて解説する。 第1回は、裁判の争点である税法上の居住者と非居住者についてだ。 事件の概要 長男は97年から香港に移住し、99年にオランダ法人が保有する武富士株1600億円相当を贈与された。当時、日の税法は受贈者(長男)が日国の非居住者である場合、贈与税は非課税としており、長男側はそれを根拠に申告・納税していなかった*。だが国税当局は実態基準に照らして長男を非居住者と認めず、約1300億円の追徴課税処分を課し、長男側はこれを不服として東京地方裁判所に提訴した。 *2000年の租税特別措置法改正で、たとえ受贈者が非居住者であったとしても、贈与者・受贈者がともに5年以上、海外の居住していなければ課税対象とされることになった(相続に関しても同様)。 07年5月、東京

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  • 「不況下の結婚観」―結婚で「死にたい」が「楽しい」に変わった男の告白 | 非モテタイムズ @himotetimez

  • 自殺:就活難航で大学生の自殺者が倍増 10年警察庁統計 - 毎日jp(毎日新聞)

    警察庁は3日、2010年の自殺統計を公表した。自殺者総数(確定値)は前年より3.5%減少したものの、3万1690人で13年連続の3万人超え。「就職失敗」が原因・動機の一つと判断された人が、前年より2割多い424人に上り、うち大学生は46人で前年の2倍になった。「超氷河期」と言われる厳しい就職環境を反映したとみられる。一方、「負債」は改正貸金業法の完全施行を背景に減少した。 自殺者が、3万2000人を下回るのは、01年以来9年ぶり。警察官の聞き取りなどによって、原因・動機を、家庭問題▽健康問題▽経済・生活問題▽勤務問題▽男女問題▽学校問題▽その他--の七つに区分。さらに52項目に分けて、推定される項目を三つまで選択して集計している。 「経済・生活問題」のうち、「就職失敗」を原因に含むとされた自殺者は、07年180人、08年253人、09年354人と増加傾向が続き、10年は70人(19.8%)

    sarabanda
    sarabanda 2011/03/05
    就活時に辛酸をなめさせられた自分にとっては他人事とは思えない。
  • 非モテ is dead

    Togetter - 「francesco3氏」と「めがねおう氏」の炎上ツイートまとめ http://togetter.com/li/107425 その昔非モテというものがあり、今では二つに分かれ、ひとつは『関わってはならないサイト』に、もうひとつは非モテを名乗ることをそのものをやめた。 非モテたちは自己表現の病を抱えた哀れな人らである。 なぜそうなっているかと言えば、「ママのお人形」と形容される元来の資質もあるだろうし、他者に不快さを与える先天的な顔の造作の悪さもあるだろうし、今で言えば発達障害などの広汎的な不良もあるだろうが、いくつかの要因を元に、慢性的に幼児期からカジュアルに疎外されつづけた結果といえると思う。 カジュアルな疎外というのは、単にキモいといわれるようなこと、それだけである。 長年にわたり複数からキモいとか、なんでお前もいんの?とか、私の机に触らないでとか、二人組作ってー

    非モテ is dead
    sarabanda
    sarabanda 2011/03/05
    「一部の非モテたちは何を思ったのか、個人的な左翼趣味を土台に恋愛至上主義を打倒するなどと言う大いなる目標を掲げたが・・・」
  • 社蓄の生成とその解消に関する考察 - concretism

    社蓄という言葉がある。会社が、ヒトであるところの日のサラリーマンをあたかも所有しているかのように見える状況を指す言葉として、なかなかわかりやすい。 所有と言う関係は、来ヒトからモノへの一方通行である。ヒトが、モノを、所有する。ヒトがヒトを所有したり、モノがモノを所有したり、ましてやモノがヒトを所有するような事態というのはありえない。なぜなら、モノは所有という意識的になされる行為に必要な意識そのものを持ち合わせていないし、一方で、所有されるヒトというのは奴隷であって、現代の世の中では、意図的に禁止されているからだ。にもかかわらず、多くの日のサラリーマンは、会社に所有されていると感じており、会社が社蓄を所有するという、一見モノがヒトを所有しているかのような関係が現に存在しているのはなぜだろうか。 会社がモノを所有できるのはなぜかという問題については、岩井克人氏の著作「会社はこれからどうな