『ハウルの動く城』米国レビュー 2005年6月15日 コメント: トラックバック (0) Nicholas Schager 2005年06月15日 アニメ界の巨匠、宮崎駿監督の最新作『ハウルの動く城』が、10日(米国時間)からロサンゼルス、サンフランシスコ、ニューヨークで先行公開されている(17日から全米で拡大公開予定)。『もののけ姫』や『千と千尋の神隠し』といった過去の名作同様、今作でも華麗な映像は健在で、おとぎ話の中に環境保護や反戦といったメッセージも込められている。だが今挙げた2作と比べると、最新作は出だしこそ生き生きとしているものの、話は次第に混乱を深め、最初の勢いが尻すぼみになってしまうという難点を抱えている。 アニメ映像の見事さに心奪われる今作(米国では字幕と吹き替え版の両方で公開されるが、筆者は吹き替え版を鑑賞した)には、宮崎監督のトレードマークとしておなじみのさまざまなモチ