「前の車ちょっと遅いな」→自動で追い越し 試乗したホンダ・レジェンド(ホンダ提供)【時事通信社】 目的地をセットすると、車が自動で走り連れて行ってくれる―。そんな、どこかのSF映画で見たことがあるような「未来」の一端が感じられるような体験だった。ホンダが開発した自動運転システム「ホンダセンシングエリート」を搭載した高級車「レジェンド」。世界中の自動車メーカー、IT企業を巻き込んで自動運転の開発競争が激化する中、世界で初めて自動運転の「レベル3」が認定された市販車だ。「高速道路などの渋滞のみ」という限定的な条件の下ではあるが、運転手がハンドルを握らず、アクセルやブレーキペダルも踏まず、前を注視していなくても、車が自動で走ってくれる。思った以上に快適だ。以下、基本的に週末しか運転しない素人ドライバーによる試乗体験リポート。(時事通信経済部専任部長 川村豊;記者 平野壮生) 6月某日、レベル3車