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  • 10代の頃、私を作った3冊の本|Hajime Yamazaki(山崎元)

    先日、音楽家の坂本龍一さんが亡くなった時に、彼に関連する記事を何本か読んだ。心に引っ掛かった一節が見つかったのは、娘さんでミュージシャンの坂本美雨さんへの朝日新聞のインタビュー記事だった。美雨さんが、若い頃に「一流」を求める父に反発を感じたことがあったというエピソードの中のものだ。親子のやり取りは大半がメールだったという。 美雨さんが言う、 「同じころにもう一通。『僕が今、つくっているものの98%は、10代で吸収したもので成り立っている』と。彼には、私が大事な時期を有意義に使っていないように見えて、不満だったのでしょう。すごく焦りました。私の10代って、あと1年しかない。なんで今言うの!」。 (朝日新聞「【アーカイブ】(おやじのせなか)坂本美雨さん 『一流目指せ』に反発も」。朝日新聞デジタル2023年4月2日。【2008年6月1日朝刊34面】の記事との注釈がある) 「今、つくっているものの

      10代の頃、私を作った3冊の本|Hajime Yamazaki(山崎元)
    • 1981年に坂本龍一が選んだ140冊の本

      先日TwitterのTLを眺めていたら、1981年に当時29歳の坂本龍一がおすすめの本140冊を選出しているチラシの画像を見つけました。どうやら紀伊國屋書店による企画だったようです。 「坂本龍一が選んだ。坂本龍一の世界が見えた。The 龍一 BOOK HUNTING」と題されたこのチラシは、残念ながら誤字脱字があったり、分野別に整理されておらず見にくかったり、40年後の今日から見ると書誌情報の追加が必要だったりと難点があるので、これらの不備を補完してみました。 案外に詩集が多いことと数学書が含まれていることが興味深いですね。 「坂本龍一が選んだ。坂本龍一の世界が見えた。The 龍一 BOOK HUNTING」 【音楽】 柴田南雄『楽のない話——柴田南雄自選著作集』、全音楽譜出版社、1976年。 柴田南雄『音楽の骸骨のはなし——日本民謡と12音音楽の理論』、音楽之友社、1978年。 高橋悠治

        1981年に坂本龍一が選んだ140冊の本
      • 国会図書館デジタルコレクション個人送信サービスで読めるフランス現代思想|MasakiUeta

        人類学篇が人気だったので、たぶん求められているだろう──いや、作成者自身が求めている──フランス現代思想版をつくりました。例により作成者は専門家ではありません。またおそらく漏れているひともたくさんいます(特に1900年以前に生まれたひとは適当)。なにとぞご了承ください。 2024年6月1日 植田将暉 (6月5日更新) アンソロジーJ.デリダ ほか著 ほか『現代フランス哲学12講』,青土社,1986.10. 〔レヴィ゠ストロース、フーコー、バルトとの対話〕レーモン・ベルール 著 ほか『構造主義との対話』,日本ブリタニカ,1980.2. ジャン=ルイ・ド・ランビュール 編 ほか『作家の仕事部屋』,中央公論社,1979.5. 1900年代以前の生まれガブリエル・タルド(1843–1904)タルド 著 ほか『タルドの社会学原理』,岩波書店,1923. ガブリエル・タルド 著 ほか『模倣の法則』,而

          国会図書館デジタルコレクション個人送信サービスで読めるフランス現代思想|MasakiUeta
        • 中国Z世代が傾倒する毛沢東 格差への怒り、政府も警戒:朝日新聞GLOBE+

          彼らは、図書館や地下鉄で、彼の本を読んでいる。彼の著作に特化したオンライン読書クラブを立ち上げた。音声と映像を何時間分もアップロードし、彼の革命思想の教えを広めた。 毛沢東は、中国のZ世代(訳注=1995年以降の生まれで、高度経済成長期やデジタル時代の進行とともに成長した世代を指す)の間で復活を遂げつつある。数十年にわたる不断の政治キャンペーンで何百万もの人命を奪った中国共産党の最高指導者は、1976年の死去からずっと後の生まれで当時の影響を被っていない彼らを奮起させ、元気づけている。彼らにとって毛沢東は、もがき苦しむ名もなき存在の絶望的な自分たちに語りかけてくれる英雄なのだ。 社会的不平等の拡大問題に取り組む現代の中国にあって、搾取的なビジネス階級に向ける多くの若者たちの怒りの感情を毛沢東の言葉は正当化してくれる。彼らは、毛沢東の足跡をたどって中国社会を変えたいと望んでおり、中には、必要

            中国Z世代が傾倒する毛沢東 格差への怒り、政府も警戒:朝日新聞GLOBE+
          • 「人生とは無意味なのか?」を問い続けたノーベル賞作家の哲学とは?

            「異邦人」「シーシュポスの神話」などの作品で知られ、ノーベル文学賞を受賞したアルベール・カミュは、「不条理」の哲学を打ち出して注目されたフランスの小説家です。カミュが作品で提示した不条理の考え方とはどういうものなのかについて、さまざまな物事を解説するYouTubeチャンネル「TED-Ed」がムービーで説明しています。 Is life meaningless? And other absurd questions - Nina Medvinskaya - YouTube カミュの生まれたフランス領アルジェリアは、フランスからの入植者と原住民の間で起きた紛争で混乱した情勢にありました。カミュの周りには日常的に暴力が存在していました。 カミュの父親は第一次世界大戦で戦死。カミュが20代後半の時に第二次世界大戦が勃発しましたが、結核を持病として患うカミュは兵士として不適格とされ、アルジェリアでジャ

              「人生とは無意味なのか?」を問い続けたノーベル賞作家の哲学とは?
            • 黒人差別問題から省みる日本人の「普通」地獄

              今回は感情の赴くままに書く。なので、読んだ方も感情の赴くままに考えて欲しい。 「まず、俺は誰も責める気はない。文句を言うつもりもない。これが差別だとかどうとかそんなの本当にどうでもいい話」 これは6月15日に、東北楽天ゴールデンイーグルスのオコエ瑠偉選手が「自分のものすごく嫌だった過去」を、ツイッターでさらけだした際に、冒頭に書かれていた言葉だ。 オコエ選手が「周りと違うと初めて認識させられた」のは、保育園で先生が「みにくいアヒルの子」を読んでくれたときの周りの子供たちのまなざしだった。うつむき耳をふさぎ、孤独を感じたオコエ選手は、その後も“心が無くなる瞬間”をたびたび経験する。 「親の似顔絵を書くとき、顔は肌色で描きなさいと言われた」 「おまえの家で虫とか食うんだろうと罵られた」 「甲子園に黒人は出るなとか聞こえてきた」……etc.etc 「ここから飛び降りて生まれ変わって、普通の日本人

                黒人差別問題から省みる日本人の「普通」地獄
              • ちくま学芸文庫刊行書目一覧 最新版|かるめら

                2024年2月29日時点での既刊のちくま学芸文庫全2,036点(セット版を除く)をあげた。 文庫の整理番号順に従って表記(一部変更あり)した。 「♾️」マークはMath&Scienceシリーズ(青背)を示す。 人名表記の揺れ(例「シモーヌ・ヴェイユ」と「シモーヌ・ヴェーユ」)は訳者に従い、統一はせずそのままにした。 編者、訳者は一部を除き割愛し、編著者が3人以上に及ぶ場合は代表者1人の名前のみ記した。 Math&Scienceシリーズのみの刊行書目一覧はこちら。 浅田彰『ヘルメスの音楽』 赤坂憲雄『異人論序説』 赤坂憲雄『王と天皇』 赤坂憲雄『排除の現象学』 赤坂憲雄『遠野/物語考』 赤坂憲雄『象徴天皇という物語』 赤坂憲雄『柳田国男を読む』 天沢退二郎『宮沢賢治の彼方へ』 飛鳥井雅道『明治大帝』 E・アウエルバッハ『ミメーシス[上] ヨーロッパ文学における現実描写』 E・アウエルバッハ『

                  ちくま学芸文庫刊行書目一覧 最新版|かるめら
                • ロリータの反撃 芸術文化賞受賞作家マツネフ氏 その栄光と転落(プラド夏樹) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                  正月早々から、フランスの文学界が揺れている。そのもととなっているのは、14歳の時に、当時50歳だった流行作家ガブリエル・マツネフ氏から1年間に渡る性的虐待にあったヴァネッサ・スプリンゴラ氏(現在47歳)が出版した『(性的)同意』(Le Consentement ,Vanessa Springora, 2020, Edition Grasset)である。日本でも今年は性犯罪の刑法改正が待たれる年で、特に性的同意については様々な議論がなされていると思うので紹介したい。 「14歳の少女が中学校の校門の前で、50歳の男と待ち合わせするなんて、ホテルで一緒に暮らしたり、ベッドを共にするなんてあり得ない」(拙訳)とあるように、スプリンゴラ氏はこの本の中で、当時は本当に36歳年上のマツネフ氏を愛していたと明言すると同時に、それでもやはり、彼の行為は14歳の少女に対してするべきことではなかったと語っている

                    ロリータの反撃 芸術文化賞受賞作家マツネフ氏 その栄光と転落(プラド夏樹) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                  • やりたい事が見つからない君へ|semlabo

                    「私は何のために生きて、どんな役割を持っているのか?」そんな問いを少なからず考えたことはないだろうか? 先に答えを渡すと、冷たい言い方になってしまうが、そんなものは"ない"のだ。私が生きる意味など、そんなものはない。考えるだけ時間の無駄だ。 実はこれ、数十年も前からフランスの哲学者、ジャン=ポール・サルトルが答えを出している問題なのだ。 その人の人生の意味や目的といったものが、あるようで存在しない。持って生まれたものなんてどうでもいい。これからなろうとするもの、だけれどもまだなっていない、なれていないものになりうるということだけが重要なのだ。 ジャン=ポール・サルトル 僕は20代でアパレル業界に絶望し、一つの夢を失った。そんな時、一人でアメリカ西海岸を一周半した。 ロサンゼルスからラスベガスまで走行距離20万kmのフォードのセダンで進み、グランドキャニオンの裏側でインディアンに騙され偽物の

                      やりたい事が見つからない君へ|semlabo
                    • 不死身なキャラクターの持つ虚無の意味と邪魔とみなされ抹消される特定人物の持つ具体性 ~キャラクターと人間とからっぽさと自我の投影 - 日々是〆〆吟味

                      キャラクターと人間とからっぽさと自我の投影 ~わかってくれるのは、からっぽだから? 具体性と人間 【ハイデガー『存在と時間』/サルトル『存在と無』】 不滅としてのキャラクター 【小池一夫『キャラクターはこう動かす』/長谷川町子『サザエさん』/臼井義人『クレヨンしんちゃん』】 人間からキャラクターへ? キティちゃんと口の表現と見る人の感情 〜からっぽであることの効果 からっぽとしての日本文化 【三島由紀夫『文化防衛論』】 前回のお話 Loading... キャラクターと人間とからっぽさと自我の投影 ~わかってくれるのは、からっぽだから? フィクションと自我の話がなかなか先に進みません。すこしでも進めるように頑張ろう。 というわけで、自我を投影させるスターであってもメディア等を通して知っているのであり、具体性を欠いた存在として投影していて、実のところ虚構のキャラクターとさほど変わらないように捉

                        不死身なキャラクターの持つ虚無の意味と邪魔とみなされ抹消される特定人物の持つ具体性 ~キャラクターと人間とからっぽさと自我の投影 - 日々是〆〆吟味
                      • 実存主義的ゲームにむけて──『Detroit: Become Human』の問い|デヴィッド・ケイジ 聞き手=東浩紀

                        ©2018 Sony Interactive Entertainment Europe. Developed by Quantic Dream. 東 本日はお時間をとっていただき、ありがとうございます。ぼくは哲学者で、『ゲンロン』という雑誌の発行者です。前号の『ゲンロン7』で PlayStation®4 用ソフト『Detroit: Become Human』(以下『デトロイト』)のPVを取り上げ、サイバーパンクの歴史や現代社会との関係を論じました。それを興味深いと思ったソニー・インタラクティブエンタテインメントのかたが、このインタビューの機会を設けてくれました。 『デトロイト』のディレクター兼シナリオライターを務められたデヴィッド・ケイジさんに、いろいろとお伺いしたいと思います。まずはこの作品の舞台について質問させてください。なぜデトロイトを舞台に選んだのですか。 デヴィッド・

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                        • 対談 楠木建×鹿島茂 読書と思考―その2 メモの取り方。 - Executive Foresight Online:日立

                          無類の読者家である鹿島茂氏が「そろそろ取り入れようと思っている」と明かす、読書を通じて思考を深めるためのフランス流の訓練とは。 「第1回:共同書店という発想。」はこちら> 「第2回:メモの取り方。」 「第3回:書評家という仕事。」はこちら> 「第4回:思考の技術。」はこちら> ※本記事は、2023年5月31日時点で書かれた内容となっています。 オタクから思想へ楠木 鹿島さんならではの本の読み方があれば、ぜひ伺いたいのですが。 鹿島 世間一般で話題になっている本を読むというよりも、そのときどきの自分の興味を抑圧せず、関心の赴くままにどんどん読んでいくスタイルです。 そのせいか、年齢を重ねるにつれて読書のジャンルはかなり広がりました。若い頃は、哲学や思想について書かれた本は苦手だなあ、難解だなあとずっと思ってきたのですが、いろいろな本を読んでフランス文学の研究を重ねていくにつれ、哲学や思想の本

                            対談 楠木建×鹿島茂 読書と思考―その2 メモの取り方。 - Executive Foresight Online:日立
                          • 『VOGUE』文庫:フェミニズムの潮流を変えた5冊。

                            現状を痛烈に批判した『第二の性』は、1949年に発表されると即座にベストセラーとなり、論争を巻き起こした。本書の中でシモーヌ・ド・ボーヴォワールは、歴史的な例を用いて社会がどのように変化して女性を第二級の市民にしたのかを示した。 この本が出版される5年前までフランスでは女性に投票権が与えられていなかったことを考えると、ボーヴォワールの主張を裏付けるものはたくさんある。論争がないわけではなかったが、ボーヴォワールは、確固たる自分を持った女性だった。哲学者のジャン・ポール・サルトルのパートナーであったが、二人が結婚したり同居することはなく、ボーヴォワールはレズビアンとしての恋愛も秘密にしなかった。 しかし何より、ボーヴォワールの『第二の性』が画期的な作品とされる所以は、ジェンダーアイデンティティを探求したことにある。男と女は、成長するにつれて女らしくまたは男らしく行動するようになっていくのだと

                              『VOGUE』文庫:フェミニズムの潮流を変えた5冊。
                            • 内田樹さんの考える日韓関係 マルクスの受容のされ方をめぐって|じんぶん堂

                              記事:晶文社 『街場の日韓論』(晶文社) 書籍情報はこちら 韓国国内では得られない知見 韓国には戦前日本の治安維持法に類する国家保安法という法律が今も存在する。 1948年の大韓民国建国直後に制定されたこの法律は北朝鮮と共産主義を賛美する行為及びその兆候を取り締まりの対象としている。李承晩(イスンマン)大統領が南朝鮮労働党や左翼勢力を一掃するために制定した(朴聖焌[パクドンソプ]先生はこの法律によって投獄されたのである)。いくどか改定された後、1980年に全斗煥(チョンドゥファン)政権が従来の反共法をこれに統合して、ほとんどあらゆる反政府的な動きを弾圧できるようになり、実際に濫用された。 1987年の民主化以後、南北統一機運の高まりにつれて、国内における人権抑圧の法的根拠であった国家保安法の廃棄・改定に対する市民たちからの要求の声が高まったけれども、議会内で保守派が強硬に抵抗しているせいで

                                内田樹さんの考える日韓関係 マルクスの受容のされ方をめぐって|じんぶん堂
                              • ニーチェの言葉であるアフォリズムとまとまった哲学書とは異なる本の在り方による哲学 - 日々是〆〆吟味

                                ニーチェとアフォリズム ニーチェの著作 【ハイデガー『存在と時間』,サルトル『存在と無』】 アフォリズムって? 【エラスムス『痴愚神礼讃』】 【ラ・ロシュフコー箴言集】 箴言集としての哲学の難しさ わかりにくく誤解されやすいニーチェ思想 【ニーチェ『権力への意志』】 前回のお話 waka-rukana.com ニーチェとアフォリズム 喜ばしき知恵 (河出文庫) 作者:F・ニーチェ 発売日: 2012/10/05 メディア: 文庫 実存主義という名はむしろサルトルに結びつけられる気もしますが、その原点はハイデガーにあるかと思います。ですがさらにその原点の原点ともなると、ニーチェに遡れるのではないか、ということも言われたりもします。 ニーチェの著作 ニーチェという人は有名なのですが、読むと今イチよくわからない人です。というのもハイデガーとかサルトルとか、こういう人たちは主著となる大きな一冊の本

                                  ニーチェの言葉であるアフォリズムとまとまった哲学書とは異なる本の在り方による哲学 - 日々是〆〆吟味
                                • ヴィム・ヴェンダース「戦後ドイツで世界に憧れ、パリで映画を見つけた」 | 映画の道への軌跡

                                  フランスで出会った映画の道 ──あなたがここまでたどりつけたのは、どうしてだと思いますか? 22歳のとき、絵画の代わりに映画の道に進むのもいいと気づけたからです。映画なら、ほかの芸術もすべて含まれるので、絵画よりも豊かな表現になりうると気づいたのです。 画家になることを夢見ていた私は、このことに気がついたとき、激しく動揺しました。私は画家になるためにデュッセルドルフを離れて、パリで勉強していたのです。ただ、その頃の私は午後にひまな時間があり、自分の部屋は凍てつく寒さだったので、映画博物館の「シネマテーク・フランセーズ」に逃げ込んで、そこに入り浸っていました。 最初は1日に1本見るくらいだったのですが、そのうちに1日に2本、3本見るようになりました。どの回も、上映前にシネマテークの創設者アンリ・ラングロワが映画の紹介をしてくれました。1年も経つと、私はシネマテークのコレクションを全作品見てい

                                    ヴィム・ヴェンダース「戦後ドイツで世界に憧れ、パリで映画を見つけた」 | 映画の道への軌跡
                                  • コロナ禍は安倍内閣の人災だ~「春節訪日熱烈歓迎」動画の舞台裏 - 佐藤章|論座アーカイブ

                                    コロナ禍は安倍内閣の人災だ~「春節訪日熱烈歓迎」動画の舞台裏 中国国民訪日を熱烈歓迎、海に浮かぶ培養皿…。素人でもわかる過ちをなぜ繰り返すのか 佐藤章 ジャーナリスト 元朝日新聞記者 五月書房新社編集委員会委員長 アルベール・カミュの小説『ペスト』が売れに売れている。 凶悪な感染症ペストに襲われたアルジェリアの架空都市を舞台に、医師リウーや新聞記者ランベールなど一群の人間群が織りなす行動と思弁のドラマだ。 はるか昔の学生時代に読んだきりでディテールは覚えていないが、小説の導入部で一人の老人が登場する。 老人は、窓の下に集まって来る猫に唾を命中させる遊びを習慣としている。ところが、ある日、集まって来るはずの猫が一匹も現れず老人を失望させる。人知れぬペストの襲来が猫の習慣を変えたのだ。 学生時代に小説家を志望していた私が、数年後に小説『コロナ』を書くとしたら、冒頭は次のように書き始めるだろう。

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                                    • アニメと反戦(5)『カウボーイ・ビバップ』 - 猿虎日記

                                      アニメと反戦(1) - 猿虎日記 アニメと反戦(2) - 猿虎日記 アニメと反戦(3) - 猿虎日記 アニメと反戦(4) - 猿虎日記 「はいはい(笑)」 最近、アニメをよく見ている。しかも過去の「名作」を。ここ何十年かは、TVでたまたま観はじめた場合以外「これを見よう」と思ってわざわざ見るアニメはあまりなかったのだが、この連作の第一回で書いたようにガンダムを含む過去の観逃した有名作をアマゾン・プライムで見るようになり、この連作を書きはじめたこともきっかけだが、ついにアニメのためにサブスクにも入ってしまった。『超時空要塞マクロス』は、「アニメタイムズ」というサービスで観たが、「dアニメストア」のほうが観たいものが多そうだったのでそちらに乗り換え、さらに最近は「U-NEXT」だ。 そんなことはどうでもいいのだが、少し前、「dアニメストア」で、これもまた観逃していた『カウボーイビバップ』(19

                                        アニメと反戦(5)『カウボーイ・ビバップ』 - 猿虎日記
                                      • 【大人のための哲学】人は皆、何者かになっていく~サルトルの自己実現と自由の哲学~ - Shiras Civics

                                        こんにちは、しらすです。 今日はサルトルの実存主義をご紹介します。 最初は僕らは何者でもありません(nobody)。 でも、人生のどこかで、何者かになっていく。 サルトルは「自分の人生は自分で決めるのだ」と力強く言った哲学者です。 サルトルって誰? 実存は本質に先立つ 即自存在から対自存在へ 人間は自由の刑に処せられている 人生は自分で切り開く まとめ サルトルって誰? 本名は、ジャン=ポール・サルトル(1905-1980)。 世界的に活躍した、フランスの哲学者・小説家です。奥さんは「ジェンダー」論の先駆け、ボーヴォワール(ただし事実婚です)。 サルトルは、実存主義という主体性をテーマにした哲学を唱え、その生き方も自身の哲学に基づいたものでした。 彼は自分の意志に基づいてノーベル賞の受賞を拒否しています。 ja.wikipedia.org 実存は本質に先立つ サルトルの根本的な考えは、実存

                                          【大人のための哲学】人は皆、何者かになっていく~サルトルの自己実現と自由の哲学~ - Shiras Civics
                                        • 「夜の校舎の窓ガラスを壊してまわった」尾崎豊はアウトサイダーだったのか 佐々木俊尚の未来地図レポート Vol.651|佐々木俊尚

                                          特集 「夜の校舎の窓ガラスを壊してまわった」尾崎豊はアウトサイダーだったのか 〜〜平凡だから自由に憧れた昭和から、平凡に憧れ自由を恐れる令和へ アウトサイダーという存在の意味が20世紀と今とでは、大きく変化しているということを解きほぐしていきましょう。精神科医のシロクマ先生が、以下のような記事を書かれていました。 高校生が煙草を吸ったり万引きをしたりというヤンキー的な振る舞いは、社会から逸脱したアウトサイダーのように思われていたけれども、それは逸脱ではなく、また別の規範にしたがっているだけだったのではないかというお話です。そして借金玉さんの以下のツイートを紹介されています。 「『ヤンキー的なもの』あれ、全然逸脱じゃなくて単なるロールモデルですよ。逸脱ってのは、公園で一人足元のアリ眺めながら「こうしているときは本当に幸せだな」って感じてるキッズのことです」 シロクマ先生の記事を読んで、わたし

                                            「夜の校舎の窓ガラスを壊してまわった」尾崎豊はアウトサイダーだったのか 佐々木俊尚の未来地図レポート Vol.651|佐々木俊尚
                                          • 選挙は見え透いた罠ではなくなったのか。 - うちのふうふとエイトのこと。

                                            ジャン・ポール・サルトルは自署「シチュアシオン」で「選挙は見え透いた罠」であると述べています。選挙が民主主義の象徴である一方で、政治家が選挙を利用して自分たちの利益を追求する一面を持つと謂う意味だと思いますが、シチュアシオンXの出来から略50年を経てて、選挙の持つ意味は如何変わったのでしょうか。 仏蘭西の哲学者ベニィ・レヴィはサルトルとの対談「いまこそ、希望を」で以下のように述べています。 こうは言えないかな。普通選挙の経験はすでに古く、それをとおしてわれわれは、熱い部門から冷たい部門にいたる道程をすべて踏破したのだ、と。たしかに、投票は熱い時点から始まった。いまでは冷たくなっている。だがあえて言うなら、投票はすくなくとも、熱さと冷たさとのあいだの関連づけを可能にしたのだ。ところで、われわれはまさにそのことを、「選挙は見え透いた罠」と叫んで否定してきたのだ。 サルトルは投票以前に人間相互の

                                              選挙は見え透いた罠ではなくなったのか。 - うちのふうふとエイトのこと。
                                            • 江戸思草についての軽い脳味噌による思索。 - うちのふうふとエイトのこと。

                                              260余年続き、盛事には150万人とも謂われる人頭を数え、世界でも有数の大都市だった江戸。根生まれた生粋の江戸者を指す「江戸っ子」という語彙は1771年の川柳が初出だそうです。鯔背で気風は潔し、意地と張りを本懐とし正義感が強く、歯切れと金離れが良い反面喧嘩っ早い向きもある、そんな典型でしょうか。一説では江戸町人で江戸っ子の定義を充足していた古人は5万人程度、江戸全体で見れば僅か3%程度だったとも謂われています。 当代、江戸には日本各地から商機を索めて多くの商賈が集まりました。習慣や生活様式が異なる集団が、共生互助互尊し商売繁盛を目途とした行動規範が「江戸しぐさ」。雨の日に対向者と擦れ違う時に、ぶつからず亦た雨に濡れない様に互いに傘を傾ける「傘かしげ」や、初対面の相手には職業、年齢、地位は尋ねない「三脱の教え」等等、先人の知恵と思慮に懼れ入りました。残念ながら、近時では江戸しぐさは昭和に練ら

                                                江戸思草についての軽い脳味噌による思索。 - うちのふうふとエイトのこと。
                                              • 別のところでみる夢-丸田洋渡試論 - アオマツブログ

                                                詩は世界と世界にあるすべてのものを明示すべきなのである。わたしたちにものを与えるためでなく、わたしたちからそれを奪うために。 -ジャン=ポール・サルトル「マラルメ(1842−1898)」 1.夢の時代、生活の時代 自らの遅れてきた第一歌集で、あつかましくも「短歌はふたたびの夢の時代に入った。」と宣言してみせたのは平岡直子だったが、じっさいのところ、〈夢〉と向かい合って短歌を書くことのできる書き手は、ごく限られている。 そして現在、その〈夢〉とは逆に、〈生活〉は現代短歌の必須アイテムだといっていい。テン年代の短歌を語るキーワードをいくつか選ぶなら、多くの人がそのひとつとして〈生活〉をあげることになるだろう。 もちろん、短歌自体が〈生活〉と密接な関係をもつジャンルであることは言うまでもない。自分の短歌を読ませるための強いカードとして、つねに〈生活〉は重宝されてきた。しかし、この10年の短歌、と

                                                  別のところでみる夢-丸田洋渡試論 - アオマツブログ
                                                • 【アニメ『ようこそ実力至上主義の教室へ』】2022年7月4日よりTVアニメ2期放送開始! - ioritorei’s blog

                                                  アニメ ようこそ実力至上主義の教室へ ようこそ実力至上主義の教室へ 『ようこそ実力至上主義の教室へ』とは アニメ『ようこそ実力至上主義の教室へ』とは あらすじ 各国の反響 原作ファンには不評? 登場キャラのイラつきを第3話まで何とか堪えて… 主人公キャラの大化け あえて言えば学園知能戦モノ 2022年7月4日よりTVアニメ2期放送 『ようこそ実力至上主義の教室へ』とは 『ようこそ実力至上主義の教室へ』(英題: Classroom of the Elite)は、衣笠彰梧先生によるライトノベル作品。 イラストはトモセシュンサク氏が担当している。 略称は「よう実」 。 MF文庫J(KADOKAWA)より2015年5月から刊行されており、2020年1月から『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編』にタイトルを変更して続刊中。 韓国やアメリカをはじめとした複数の国において本作の翻訳版が刊行されている

                                                    【アニメ『ようこそ実力至上主義の教室へ』】2022年7月4日よりTVアニメ2期放送開始! - ioritorei’s blog
                                                  • ボーボワールの少女との悲恋物語、没後34年を経てついに出版

                                                    フランスのフェミニスト作家、シモーヌ・ド・ボーボワール(1970年6月撮影)。(c)STF / AFP 【10月7日 AFP】フランスを代表するフェミニストで、「第二の性(The Second Sex)」などの作品で知られる作家シモーヌ・ド・ボーボワール(Simone de Beauvoir)が、「個人的すぎる」として公開していなかった作品が7日、没後34年を経てついに出版された。 「Les Inseparables(仮訳:分かちがたき2人)」は、2人の反抗的な少女の情熱的で悲劇的な友情を描いており、自身の少女時代に少女と熱烈な恋に落ちた思い出をつづっている。 作品は、「第二の性」出版の5年後の1954年に完成していた。 しかし、パートナーのジャンポール・サルトル(Jean-Paul Sartre)がこの本を「うんざり」しながら読んでいたため、ボーボワールは非常に自叙伝性が強いこの作品をお

                                                      ボーボワールの少女との悲恋物語、没後34年を経てついに出版
                                                    • 自由すぎる社会だと、かえって「やりたいこと」が見つからない… 歴史上の人物からひもとく、自分の「好き」を社会で活かす方法

                                                      リスナー17万人以上の音声コンテンツ『歴史を面白く学ぶコテンラジオ(COTEN RADIO)』が話題となっている、株式会社COTENの代表取締役CEO 深井龍之介氏が、初の著書となる『世界史を俯瞰して、思い込みから自分を解放する 歴史思考』を刊行しました。新規事業の創出や起業アイデアを考える際など、現状突破する際に必要な「俯瞰的」な物事の捉え方と視点について、書籍の内容をもとに学びます。本記事では、「自分のやりたいことがわからない」という人に向けて、データ収集の重要性を説いています。 大手家電メーカー、コンサル、ベンチャーを経て2016年に起業 財前英司氏(以下、財前):本日の華麗なるゲスト講師は、株式会社COTEN代表取締役CEOの深井龍之介さんです。ここに書いてあるプロフィールのように、大学を卒業されて大手家電メーカーに入られて、そこからコンサルやベンチャー企業を経て、2016年にCO

                                                        自由すぎる社会だと、かえって「やりたいこと」が見つからない… 歴史上の人物からひもとく、自分の「好き」を社会で活かす方法
                                                      • 『その悩み、哲学者がすでに答えを出しています』(小林昌平) 人は人をゆるすことができるのか - 50代から始めるブログ

                                                        どうも、tamaminaoです。 今日は息子の送り迎えのほかは、ダラダラと家で本を読みながら過ごしています。先日のブログにも書きましたが、連休直前の大腸検査で引っかかり、生検の結果待ちです。 tamaminao.info 相変わらずお腹の調子もよくなく、色々と考えてしまう日々なので、こんな本を手に取って見ました。 『その悩み、哲学者がすでに答えを出しています』小林昌平(文響社) その悩み、哲学者がすでに答えを出しています 作者:小林昌平 発売日: 2018/04/27 メディア: Kindle版 現代人のさまざまな悩みに哲学者が答える 「家族が憎い」という悩みにハンナ・アーレントが答える ナチス・ドイツの官吏を裁く「アイヒマン裁判」 彼女の二面性は「キレイごと」ではない ハイデガーとの不倫 現代人のさまざまな悩みに哲学者が答える この本では、私たち現代人の代表的な悩みを25あげ、大哲学者が

                                                          『その悩み、哲学者がすでに答えを出しています』(小林昌平) 人は人をゆるすことができるのか - 50代から始めるブログ  
                                                        • なぜビジネスパーソンに人文知が必要なのか?|株式会社COTEN

                                                          コテンの深井です。 今回も友人のけんすうさんに、口頭記述して貰い記事を書きました。 読みやすく書いて貰ってるので是非最後まで読んでね。 ーーー 僕はよく「ビジネスパーソンに人文知が絶対に必要だ」という話をしているのですが、なかなか言いたいことを伝えるのに苦労をしておりまして・・・。 ここで改めて記事として そもそも人文知とは何か? なぜ人文知が重要なのか? なぜ人文知がビジネスパーソンに必要なのか? などを書いてみたいなと思います。 人文知とは何か?なぜ必要なの?人文知とは何か?人文知とは何か?というのは実は難しい話です。人によって定義が違ったり、言っていることが異なっている場合もあります。 例えば、「歴史や宗教などから、どう生きるべきかなどを知るための教養」、という説明をされることもありますし、「世界がどういうものかを読み解き、自らの認識を再構築する知のことだ」という説明がされることもあ

                                                            なぜビジネスパーソンに人文知が必要なのか?|株式会社COTEN
                                                          • アナグラムはなぜ挙手制を採用しているのかの全貌|アナグラム株式会社

                                                            2019年は社内社外問わず、さまざまな取り組みに関わってきました。 その中で僕の視座を格段に引き上げてくれたのが、多くの企業や団体、研究者から選抜された組織論の第一人者たちによる、とある組織開発のプロジェクトです。アナグラムを含む、珍しい組織・意思決定の仕組みを持つ企業の代表者などを中心に構成されたそのプロジェクトは、参加するたびに脳みそに汗をかき、数カ月に渡り大きな刺激を与えてくれました。 彼らは世界中の組織の形を過去数百年に遡り現在も研究し続けているのですが、ありがたいことにアナグラムの生態系にも非常に興味を持ってくれているんですね。 その中で他に類を見ないという制度が弊社の採用している「評価制度」と「挙手制」なんだそうです。評価制度に関しては下記の記事で具体的に書き出していますし、少し前の記事ですが、現在も多少の進化はあれどうまく機能していると思います。今回は挙手制について書いてみま

                                                              アナグラムはなぜ挙手制を採用しているのかの全貌|アナグラム株式会社
                                                            • 反戦という紐帯、あるいはいかにして「音楽の力」と向き合うか——個々別々の人間が同じ場に居合わせることの可能性について|細田成嗣

                                                              反戦という紐帯、あるいはいかにして「音楽の力」と向き合うか——個々別々の人間が同じ場に居合わせることの可能性について 耳をそばだてるも音楽が居場所を失った世界。そうした世界を正しく想像することができるだろうか。戦火に曝された人々にとって音は生き延びるための重要な手がかりである。周囲の環境音に耳をそばだて、いつ訪れるとも知らぬ敵機の襲来を敏感に察知し、場合によっては即座に安全な場所へと逃げ込まなければならない。実際に二度の世界大戦においてこうした耳の技法は軍事力の一つとして要請されていた。敵機の音を聴き取るための空中聴音機が導入され、どのような種類の戦闘機がどのような位置に飛来しているのか聴き分ける耳の訓練が重要視された——そのために4枚組のSP盤『敵機爆音集』も作られている。むろん聴覚を研ぎ澄ますまでもなく、目と鼻の先で轟く爆撃音は死が間近に迫っていることを知らせる危険信号でもある。音は生

                                                                反戦という紐帯、あるいはいかにして「音楽の力」と向き合うか——個々別々の人間が同じ場に居合わせることの可能性について|細田成嗣
                                                              • 仏俳優ミレーヌ・ドモンジョさん死去 87歳

                                                                【12月2日 AFP】1950年代から70年にわたり映画界で活躍したフランスの俳優ミレーヌ・ドモンジョ(Mylene Demongeot)さんが1日、パリの病院で死去した。87歳。死因は公表されていない。 オットー・プレミンジャー(Otto Preminger)監督の『悲しみよこんにちは(Bonjour Tristesse)』(1958年)ではデヴィッド・ニーヴン(David Niven)さんと共演。フランスでは、1960年代の「ファントマ(Fantomas)」と近年の「Camping」の両3部作など、コメディー映画への出演で人気を博した。 よりシリアスな作品にも出演し、米劇作家アーサー・ミラー(Arthur Miller)氏の有名な戯曲「るつぼ(The Crucible)」を哲学者ジャンポール・サルトル(Jean-Paul Sartre)が脚色した1957年の『サレムの魔女』では英国アカ

                                                                  仏俳優ミレーヌ・ドモンジョさん死去 87歳
                                                                • 7日間 ブックカバーチャレンジ まとめ / 『読んでない本について堂々と語る方法』 ピエール・バイヤール 著を読む

                                                                  SNSでちょっとした流行になった「7日間ブックカバーチャレンジ」。 趣旨は読書文化の普及に貢献するためで、好きな本の表紙を1日1冊、7日間投稿するというもの。 外出を控えたいこの頃、なかなかの好企画で、人様の投稿も楽しみながら拝見した。 自分が挙げた未読の書籍をまとめつつ、あわせて名著『読んでいない本について堂々と語る方法』をご紹介。 ● 第1日目~第7日目 のブックカバーチャレンジ ● 『読んでない本について堂々と語る方法』 ピエール・バイヤール 著 を読む ● 第1日目~第7日目 のブックカバーチャレンジ 「7日間ブックカバーチャレンジ」のルール、~好きな本かつ表紙画像だけアップ~ということを生かして、積ん読本シリーズでピックアップしてみた。つまり未だ読んでいないものを選んでみた次第。これならお手軽で、7日間毎日選び続けることができそうだったからだ。 それに名著『読んでいない本について

                                                                    7日間 ブックカバーチャレンジ まとめ / 『読んでない本について堂々と語る方法』 ピエール・バイヤール 著を読む
                                                                  • 「ポジティビズム」の時代 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

                                                                    過日、ある国際的なイベントで、フランスの思想家、ジャック・アタリ氏と対話をする機会を得た。 ミッテラン、サルコジ、オランド、マクロンら歴代のフランス大統領の政策顧問を務め、欧州復興開発銀行の初代総裁も務めたアタリ氏であるが、欧州最大の知性とも称されるアタリ氏に、彼の提唱する「ポジティビズム」(積極主義)について訊いた。 彼は「私の提唱する『ポジティビズム』は『オプティミズム』(楽観主義)とは違うものです」と語り始め、次のような喩えを述べた。 「例えば、サッカーの試合において、観客として、自分の好きなチームが勝つだろうと思うのは、オプティミズムですが、ポジティビズムとは、自分がそのチームの選手として、いま負けていても、必ず勝てると信じ、力を尽くすことなのです」 誰にも分かる喩えであるが、筆者は、その言葉の力強さから、彼のこの思想の背後には、単なる知識人として「傍観者」的に振舞うことを拒否する

                                                                      「ポジティビズム」の時代 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
                                                                    • 4月15日は 塚崎の獅子舞、高山不動大祭、金刀比羅宮田植祭、平安祭、よい酵母の日、いちご大福の日、からあげクン誕生日、良いコラーゲンの日、京和装小物の日、ヘリコプターの日、象供養の日、遺言の日、世界医学検査デー、日本巡礼文化の日、宮崎カーフェリーの日、イリオモテヤマネコの日、等の日&話題 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)

                                                                      4月15日は何の日? その日の出来事は? 2023年(令和5年) 4月15日は 塚崎の獅子舞、高山不動大祭、金刀比羅宮田植祭、平安祭、よい酵母の日、いちご大福の日、からあげクン誕生日、良いコラーゲンの日、京和装小物の日、ヘリコプターの日、象供養の日、遺言の日、世界医学検査デー、日本巡礼文化の日、宮崎カーフェリーの日、イリオモテヤマネコの日、等の日です。 ☆彡祭り(予定) ■塚崎の獅子舞【茨城県境町、香取神社】 香取神社において「五穀豊穣」「天下泰平」を祈願し、毎年4月15日、7月15日、11月15日の祭礼に行われており、若人から老人に至るまでのこの土地の長男のみで結成された「獅子講」により今に伝えられている。 ■高山不動大祭(火渡式)【埼玉県飯能市、常楽院(高山不動)】 ■金刀比羅宮田植祭【香川県琴平町、金刀比羅宮】 ■平安祭 4月15日~16日 4月15日    例  祭 午前10時 平

                                                                        4月15日は 塚崎の獅子舞、高山不動大祭、金刀比羅宮田植祭、平安祭、よい酵母の日、いちご大福の日、からあげクン誕生日、良いコラーゲンの日、京和装小物の日、ヘリコプターの日、象供養の日、遺言の日、世界医学検査デー、日本巡礼文化の日、宮崎カーフェリーの日、イリオモテヤマネコの日、等の日&話題 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)
                                                                      • 日本経済評論社 - Critiques

                                                                        「ヘドが出る」。そう叫んだのは、1998年10月に金大中韓国大統領に同行して訪日した夫人(李姫鎬)が、敬虔なカトリック教徒の大統領とは異なり、メソジスト派信徒という縁で青山学院大学訪問の記念に植えたとされる一本の木を目にした時だった。 時の小渕恵三首相と会談して日韓両国の関係改善を謳う金大統領を支える夫人の思いは分からないではないが、ジャン=ポール・サルトルの『嘔吐(La nausée)』を連想させたのは、文鮮明を教祖と仰ぐ新興宗教教団・統一教会(勝共連合)系原理研究会の都内屈指の拠点だった曰くつきの学校が訪問先に選ばれたからだ。この教団は保守系軍人や政治家たちと連携して金夫妻をふくむ民族左派を徹底して弾圧した右派勢力の一翼を担ってきた。 そんな原理研と青学大との接点は、1960年代末から70年代初頭に神学部を中心とする学園闘争の炎が燃え上った時分に遡る。闘争を嫌悪する大学執行部は、霊感商

                                                                        • イラン映画『セールスマン』あらすじ感想:広がる狂信主義&ナショナリズムと根強く残るイランの男女差別 - Movie Magic

                                                                          Memento Films Production 平凡な日々が続くとは限らない。 毎日それとなく生きていても、明日死ぬかもしれない。 世界的に安全な日本にいると、日々安全に暮らせていることが当たり前になるような気がする。 悪いことをする人は信用を失い簡単には生きれなくなるし、それが重ければ、重いほ社会からの締め付けも厳しくなる。 殺人をすれば、長い期間刑務所に入らないといけなくなる。当たり前のことだが、今回紹介する映画は、そんな常識が全く通じない、日本からはるか遠い国イランを舞台にしたお話。 男尊女卑とイランとイスラム 明るかったはずの未来 2016年製作の「セールスマン(فروشنده)」はアスガル・ファルハディ監督のイラン映画。本作は劇団に所属する、教師のエマッドと妻ラナの若いカップルの物語。 ある日妻がひとりで家にいるとき、何者かが押し入り、レイプされてしまう。妻ラナは、頭を縫うほど

                                                                            イラン映画『セールスマン』あらすじ感想:広がる狂信主義&ナショナリズムと根強く残るイランの男女差別 - Movie Magic
                                                                          • 『魔女こいにっき』感想と考察~夢を砕かれたなら物語ればいい~ - かるあ学習帳

                                                                            しかし選ばなければならない。生きるか、物語るかだ。(ジャン=ポール・サルトル『嘔吐』より) 『魔女こいにっき』 シナリオ:新島夕、博恵夏樹、佐藤礼 原画:狗神煌、朝倉はやて、小桜りょう、白もち桜 (C)Qoobrand 2014年5月30日発売 今回は『魔女こいにっき』とかいうゲームを考察する。私はPC版でプレイしたので、本論はVita版ではなくPC版の考察である。これからいきなり物語の核心をネタバレするので、みんな覚悟して読んでくれよな? このゲームでは、「魔女こいにっき」という日記に書かれた物語が描かれている。主人公のたくみは、魔女こいにっきの中に封じ込められた「物語の登場人物」である。そしてたくみ達登場人物が日記の中で物語を演じているのを、黒幕の少女アリスが鑑賞しているという設定になっている。アリスは自らの陰謀でたくみ達を物語の中に封じ込め、一連のストーリー展開を繰り返し鑑賞している

                                                                              『魔女こいにっき』感想と考察~夢を砕かれたなら物語ればいい~ - かるあ学習帳
                                                                            • ペドフィリア - Skinerrian's blog

                                                                              今年3月にBBCがジャニー喜多川による性加害を報道したが,ようやく日本のマスコミでもこの件が大々的に取り上げられるようになった.大手企業もCMを打ち切りはじめているみたいだし,帝国の終焉も近いのだろうか. ところで,最近ヴェロニク・モティエ『14歳から考えたい セクシュアリティ』という本を読んだのだが,この本の5章に小児性愛についての興味深い記述がある.ここは個人的にかなり驚いた箇所なので,メモも兼ねて引用しておきたい. 他の性的少数者は別の組織を作りました。そのひとつで、おそらく意見が大きく分かれるだろうと思われるのが、1970年代からオランダ、アメリカ、イギリスなど数々の国で生まれた小児性愛者の利益団体です。 小児性愛者の運動はとくにオランダで盛んで、1972年に『性と子ども(Sex met kinderen)』がオランダ性改革協会(NVSH)という立派な組織の支援で出版されています。

                                                                                ペドフィリア - Skinerrian's blog
                                                                              • 不安を感じる時点でもう踏み出している~適応障害の僕と哲学~ - 適応障害で休職→復職中。

                                                                                こんにちはーぶてぃー。 柚紗雪です。 ちょっと哲学的な話。 サルトルの言葉から。 目次はコチラ↓ ~サルトルの言葉~ ~ネガティブ思考な私~ ~不安はすでに行動の一部である~ ~とは言うものの…~ yuzu-sayuki.hatenablog.com ~サルトルの言葉~ 不安はわれわれを行動からへだてるカーテンではなく、 行動そのものの一部なのである。 サルトル「実存主義とは何か」より ジャン=ポール・サルトル - Wikipedia 実存主義とは何か 作者: J‐P・サルトル,伊吹武彦 出版社/メーカー: 人文書院 発売日: 1996/02/01 メディア: 単行本 購入: 3人 クリック: 76回 この商品を含むブログ (57件) を見る この解説はもうちょっと後で。 ~ネガティブ思考な私~ 私、ネガティブ思考で後ろ向きで懐古主義な人間でして(笑) ただ、別に悪いとは思っていないんです

                                                                                • 「あのね、ぼくは、そういう特別なきっかけで、動いたことがないんですよ」──伊藤守さん(前編)|就活サイト【ONE CAREER】

                                                                                  新入社員として入社して数カ月たった2010年初夏、宮崎駿さんのアトリエへ向かった。私は手に、発売されたばかりのiPadを持っていた。 アトリエのカウンターで、宮崎さんの隣に座る。いそいそとiPadを見せる私に、宮崎さんは問うた。「それで、何ができるんですか?」。 私は、YouTubeのアプリをタッチし、「たとえば、こんな風に、動画が見られるんですよ」と伝えた。 すると、間髪を入れずに、宮崎さんは言った。「あなたの言う『動画』とは、どういう意味ですか?」 「え?」。私には質問の意味が分からず、会話は止まり、沈黙が訪れた。 宮崎さんにとっての「動画」とは、「動画マン(アニメーションにおいて、原画と原画の間の連続する動きを作画するスタッフ)」という意味の「動画」だった。アニメーション監督である宮崎さんの「動画」と、YouTubeを見続けたことで大学を留年した私の「動画」とでは、言葉の意味が違った

                                                                                    「あのね、ぼくは、そういう特別なきっかけで、動いたことがないんですよ」──伊藤守さん(前編)|就活サイト【ONE CAREER】