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三島由紀夫 思想の検索結果1 - 40 件 / 232件

  • 本好きなら高校生までに読破しておきたい古典100

    哲学・思想プラトン『饗宴』 アリストテレス『詩学』 アウグスティヌス『告白』 レオナルド・ダ・ヴィンチ『レオナルド・ダ・ヴィンチの手記』 マキァベッリ『君主論』 モア『ユートピア』 デカルト『方法序説』 ホッブズ『リヴァイアサン』 パスカル『パンセ』 スピノザ『エチカ』 ルソー『社会契約論』 カント『純粋理性批判』 ヘーゲル『精神現象学』 キルケゴール『死に至る病』 マルクス『資本論』 ニーチェ『道徳の系譜』 ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』 ソシュール『一般言語学講義』 ヴァレリー『精神の危機』 フロイト『快感原則の彼岸』 シュミット『政治神学』 ブルトン『シュルレアリスム宣言』 ハイデッガー『存在と時間』 ガンジー『ガンジー自伝』 ベンヤミン『複製技術時代における芸術作品』 ポランニー『大転換 市場社会の形成と崩壊』 アドルノ&ホルクハイマー『啓蒙の弁証法』 ア

      本好きなら高校生までに読破しておきたい古典100
    • はてな出身の文筆家をもう40人ざっと挙げてみる(主に2016年以降) - YAMDAS現更新履歴

      [2021年7月6日追記はじまり] はてなブックマークコメントや Twitter でのご教示を受け、10人追加させてもらました(エントリタイトルや記述も一部変更しました)。 一部反応についてはリストに含めない理由を直接ご説明させていただきました。これでもまだ足りないと思いますが、一応ここまでとさせてください。なお、アカウントを削除されている方はそれ自体意思表示であり、こうしたリストに含めるべきではないと考えます。 [2021年7月6日追記おわり] yamdas.hatenablog.com pha さんの「結局みんなキャッキャウフフしたかっただけなのか」にリンクされたおかげで、このエントリのはてなブックマークが今になってぐっと伸びたのだけど、これは2015年末、今から5年前以上にまとめたエントリである。そこで自然と以下の疑問が浮かぶ。 はてな出身の文筆家をざっと30人挙げてみる - YAM

        はてな出身の文筆家をもう40人ざっと挙げてみる(主に2016年以降) - YAMDAS現更新履歴
      • 最も過大評価されている作家:三島由紀夫

        三島由紀夫は日本を代表する文豪・憂国の士といわれるが、過大評価され過ぎだと思い、所感を書いておく。 駄作が多すぎる三島由紀夫はかなり多作な作家で、小説・戯曲だけでおそらく200作を超える。 新潮社の三島由紀夫全集はバカデカサイズの全42巻からなり、通読した人間は三島の専門家くらいだろう…専門家すら怪しいが。 なぜならあまりにしょーもない作品が多すぎるから。 三島由紀夫といえば金閣寺。少し落ちるものとしては仮面の告白、潮騒、美徳のよろめき、鏡子の家、憂国、豊饒の海がある。 しかし他の95%の作品は・・・? 私は三島由紀夫が好きで、小説だけでなく戯曲を含めて結構読んでいる方だと自認しているが、若者がつまらぬ観念を語るだけの作品、あまりに紋切り型の恋愛作品が多すぎて、読むのが時間の無駄・苦痛だ。 打率の低さは擁護しきれないほどである。 三島由紀夫vs東大全共闘2021年に『三島由紀夫vs東大全共

          最も過大評価されている作家:三島由紀夫
        • 「奴らが戦いを仕掛けてきたら…」自衛隊・元特殊作戦群長の終末思想をひもとく | 文春オンライン

          共同通信の配信記事(2021年1月23日)が、軍事マニアの間で議論を呼んでいる。陸上自衛隊の特殊部隊である特殊作戦群の初代群長が、自衛官を集めて戦闘訓練を行っていたというのだ。 陸上自衛隊特殊部隊のトップだったOBが毎年、現役自衛官、予備自衛官を募り、三重県で私的に戦闘訓練を指導していたことが23日、関係者の証言などで分かった。(中略) 関係者によると、訓練を指導するのは、テロや人質事件などに対応する陸自唯一の特殊部隊で2004年に発足した「特殊作戦群」の初代群長を務めた荒谷卓・元1等陸佐。自衛隊を退職後の18年11月、三重県熊野市の山中に戦闘訓練や武道のための施設を開設。直後の同年12月、19年4月、20年12月と現役自衛官、予備自衛官を募り「自衛官合宿」と称し戦闘訓練を続けてきた。 「陸自OBが私的に戦闘訓練『楯の会に酷似』三島信奉」(共同通信配信記事より) 共同通信の記事では、かつて

            「奴らが戦いを仕掛けてきたら…」自衛隊・元特殊作戦群長の終末思想をひもとく | 文春オンライン
          • 陸自OBが私的に戦闘訓練「楯の会に酷似」三島信奉 - 社会 : 日刊スポーツ

            陸上自衛隊特殊部隊のトップだったOBが毎年、現役自衛官、予備自衛官を募り、三重県で私的に戦闘訓練を指導していたことが23日、関係者の証言などで分かった。訓練は昨年12月にも開催。現地取材で実際の訓練は確認できなかったが、参加者が迷彩の戦闘服を着用しOBが主宰する施設と付近の山中の間を移動していた。自衛隊で隊内からの秘密漏えいを監視する情報保全隊も事実を把握し、調査している。 自衛官が、外部から戦闘行動の訓練を受けるのが明らかになるのは初めて。防衛省内には、職務遂行義務や守秘義務などを定めた自衛隊法に触れるとの指摘がある。OBは作家の故三島由紀夫が唱えた自衛隊を天皇の軍隊にする考え方に同調するなど保守的主張を繰り返しており、隊内への過激な政治思想の浸透を危惧する声も出ている。 関係者によると、訓練を指導するのは、テロや人質事件などに対応する陸自唯一の特殊部隊で2004年に発足した「特殊作戦群

              陸自OBが私的に戦闘訓練「楯の会に酷似」三島信奉 - 社会 : 日刊スポーツ
            • 『魁!!男塾』35周年、わしが漫画家・宮下あきらである!「江田島のワクワクする感じ、まさに『男塾』を象徴するキャラだよ」 - エンタメ - ニュース

              週プレNEWS TOPニュースエンタメ『魁!!男塾』35周年、わしが漫画家・宮下あきらである!「江田島のワクワクする感じ、まさに『男塾』を象徴するキャラだよ」 1985年に『週刊少年ジャンプ』で連載が始まった『魁!!男塾』(さきがけ・おとこじゅく)。塾長の江田島平八(えだじま・へいはち)が名うての不良少年たちを全国から集め、日本のかじ取りを担う人材を育てるべく過激な教育を施す「男塾」を舞台に、塾生たちの根性や友情を描いた、漫画家・宮下あきらの代表作だ。 宮下の男臭い画風と、男しか出てこない登場人物。江田島を筆頭に一号生・剣桃太郎(つるぎ・ももたろう)、富樫源次、虎丸龍次、J、二号生・明石剛次、三号生・大豪院邪鬼(だいごういん・じゃき)、関東豪学連の伊達臣人、雷電、飛燕、月光ら、個性豊かな面々がシゴキやバトルを通じて絆を深めていく。 さらに男心をくすぐる撲針愚(ボクシング)、磁冠百柱林闘(じ

                『魁!!男塾』35周年、わしが漫画家・宮下あきらである!「江田島のワクワクする感じ、まさに『男塾』を象徴するキャラだよ」 - エンタメ - ニュース
              • 「EUのすべてを保護国に」プーチンの“思想的ブレーン”が明かした世界観 | 「プーチンのラスプーチン」とは何者か

                プーチンに大きな影響を及ぼす「ある人物」 「プーチンの思想的メンター」「プーチンのラスプーチン」と呼ばれる男がいる。プーチン大統領に大きな影響を与えてきたとされる、モスクワ大学元教授のロシア人哲学者アレクサンドル・ドゥーギン(60)だ。 「おおがらで、あごひげを蓄え、長髪で、ダンサーのように歩く。15ヵ国語を操り、ありとあらゆる本を読み尽くし、酒をストレートであおり、快活に笑い、知識の宝庫で、好人物」 スペイン紙「エル・エスパニョール」で、フランスの作家エマニュエル・カレールは、そんなふうに彼を描写する。 ドゥーギンは30代の頃、彼のことを「20世紀後半、最も偉大なロシアの哲学者」と呼ぶ学生や聖職者、ボヘミアンからなる熱心な支持者を集めていた。そんな彼らを前にドゥーギンは、神風特攻隊や三島由紀夫の話などを美談として語り、やがてロシア軍参謀本部の将校やロシア国防省の戦略家、そしてウラジミール

                  「EUのすべてを保護国に」プーチンの“思想的ブレーン”が明かした世界観 | 「プーチンのラスプーチン」とは何者か
                • みんなもう忘れたと思うので、2023年4月期の新作アニメ1話ほぼ全部観た感想書くよ - Sweet Lemon

                  はじめに 配信情報まとめ 独占タイトル一覧 アマプラ独占配信《600円/月》 ネトフリ独占配信《990円/月※上位プランあり》 FOD独占配信《976円/月》 Disney+独占配信《990円/月》 WOWOW独占配信《2,530円/月》 DMM TV独占配信《550円/月》 Lemino独占配信《990円/月》 その他 感想 僕の心のヤバイやつ 江戸前エルフ 【推しの子】 デッドマウント・デスプレイ スキップとローファー 天国大魔境 地獄楽 マッシュル-MASHLE- 山田くんとLv999の恋をする 君は放課後インソムニア 青のオーケストラ カワイスギクライシス ワールドダイスター 彼女が公爵邸に行った理由 マイホームヒーロー 事情を知らない転校生がグイグイくる。 私の百合はお仕事です! おとなりに銀河 アリス・ギア・アイギス Expansion 贄姫と獣の王 神無き世界のカミサマ活動

                    みんなもう忘れたと思うので、2023年4月期の新作アニメ1話ほぼ全部観た感想書くよ - Sweet Lemon
                  • 平成ライトノベル史――#ライトノベルオールタイムベスト のための走り書き|羽海野渉

                    ※この原稿は、2018年末~2019年初頭に羽海野渉が書き、その後『#ライトノベルオールタイムベスト』の選考における指針となった論考である。なお、『PRANK! Vol.4』に掲載された原稿は本稿の草案であり、似ている部分があることをここに記しておきたい。また、2021年現在、少し異なる部分があることを注記しておく。 ですので、過去に書かれた原稿であることを考慮したうえで、『#ライトノベルオールタイムベスト』と合わせて読んでください(今ならもっと違う感じに書きます)。そっちがメインです。 ◆はじめに ライトノベルという単語をご存じだろうか。もしあなたがご存じないとしても、書店などの片隅でアニメや漫画に近いイラストが表紙に装丁された書籍を見たことがあるかもしれない。ライトノベルとは戦前の少年小説や戦後まもなくのジュブナイル小説などを祖として、アニメや漫画などのコンテンツと密接な関係を保ちつつ

                      平成ライトノベル史――#ライトノベルオールタイムベスト のための走り書き|羽海野渉
                    • 三島由紀夫を美化する風潮にうんざり - 読む・考える・書く

                      先日TLに流れてきたツイート。 今年、没後50年だそうですが、三島由紀夫が、なぜ高く評価されるのか私にはわかりません(小声) — チュンカチュンカ (@chunkachan) November 25, 2020 本当にそのとおりで、没後50年だか何だか知らないが、三島を妙に美化しようとする風潮にはうんざりさせられる。 三島由紀夫とは、一言で言ってしまえば、右翼思想をこじらせたあげくに自衛隊を扇動して反動クーデターを起こすという妄想に取り憑かれ、監禁立てこもり事件を起こして自殺した一人の愚かな男に過ぎない。しかも、若者一人を自分の死の道連れにし、さらに他の三人にも嘱託殺人などの重罪を犯させている。 三島がなぜこんな事件を起こしたのかは、本人が自衛隊を動かそうとして書いた檄文[1]を読めばわかる。 われわれは戦後の日本が、経済的繁栄にうつつを抜かし、国の大本を忘れ、国民精神を失ひ、本を正さずし

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                      • 最後に守るべきもの 1 - 昭和・私の記憶

                        『 尚武のこころ 』 三島由紀夫対談集  「 守るべきものの価値 」 われわれは何を選択するか 石原慎太郎 (作家・参議院議員) 月刊ペン 昭和44年11月号 ・ 昭和49年 (1974年 ) 8月8日 二十歳の私が購読したものである 三島  石原さん、 今日は 「 守るべきものの価値 」 に就いて話をするわけだけど、 あなたは何を守ってる ? 石原  戦後の日本の政治形態があいまいだから、守るに値するものが見失われてきているけど、 ぼくはやはり自分で守るべきものは、あるいは社会が守らなければならないのは、自由だと思いますね。 自由は、なにも民主主義によって保証されているものではないんで、 ある場合には、全然違った政治形態によって保証されるものかもしれない。 しかし、われわれはどんな形の下であろうと、自由というものを守ればいい。 僕のいう自由というのは、戦後日本人が膾炙 (カイシャ) して

                          最後に守るべきもの 1 - 昭和・私の記憶
                        • 映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』ネタバレ・感想。三島由紀夫圧勝!東大全共闘の遠吠えが虚しい。

                          映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』の感想・評価・内容・結末 三島由紀夫の“なりきり度”がすごい この映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』はとても見ごたえのある作品でした。TBSのディレクターが再編集して作り上げているとのこと。 わたしはテレビ局のディレクターなど映画の監督として認めていませんが、本作はそれなりの形に収まっていると思います。 というか「三島由紀夫がすごい」の一言になります。これだけ個性が強い人を主役に添えると映画は成り立ちます。 よく映画は「役者が全て」と言いますが、まさにその通りだと思います。これはドキュメンタリー映画ですが、三島は演じています。なりきっています。 だからすごいのです。 理論武装の東大生に圧勝する三島由紀夫を見よ! この映画の内容について感想を述べる前に三島由紀夫のナルシストぶりに驚きました。 たぶん三島はいつも「誰かに見られている

                            映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』ネタバレ・感想。三島由紀夫圧勝!東大全共闘の遠吠えが虚しい。
                          • 書評 「進化が同性愛を用意した」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                            進化が同性愛を用意した: ジェンダーの生物学 作者:坂口 菊恵創元社Amazon 本書は進化心理学者坂口菊恵による同性愛を扱った一冊.坂口は進化心理学的に性淘汰産物としてのヒトの行動性差,個人差について探究し,その後その至近要因にも踏み込んで内分泌行動の研究も行ってきた研究者だ.単著としてはナンパや痴漢のされやすさの個人差に関する「ナンパを科学する」に続く2冊目ということになる. 本書は同性愛を科学的に考察するものだが,まず同性愛行動そのものが複雑で多層的な側面を持つこと,またラディカルなフェミニズムや社会正義運動の吹き荒れる昨今,同性愛はなかなか社会的に微妙なテーマとなっていること,さらに(環境要因として)同性愛の社会史や文化史まで視野に入れていることから,かなり複雑で込み入った構成となっている. Part 1 同性愛でいっぱいの地球 第1章では動物界に同性愛行動がありふれていることが強

                              書評 「進化が同性愛を用意した」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                            • 安倍政権が残したもの:タカでなく「平々凡々なお坊ちゃま」 青木理氏が指摘する、深刻な負の遺産 | 毎日新聞

                              安倍晋三首相は、戦争の放棄を定めた憲法9条を軸に憲法改正を最大の課題に掲げ、タカ派的な姿勢をとり続けてきた。そのような政治的姿勢はどのように形成され、日本社会にどのような影響を与えたのだろうか。政権をウオッチし、安倍首相を祖父、父の代からたどった評伝「安倍三代」の著者でもある、ジャーナリストの青木理さん(53)に聞いた。【大迫麻記子/統合デジタル取材センター】 政治的な志、見えなかった青年期 ――青木さんは安倍首相の学生時代の友人や恩師、会社員時代の恩師など多くの人に取材をされましたが、安倍首相のタカ派的な思想はどのように形成されていったと思われますか。 ◆若き日の安倍晋三氏を知る人を、多数取材しましたが、安倍青年から、政治への志を聞かされたという人は、ついに一人もいませんでした。それどころか、政治的な話を交わした人すらほとんど見当たらない。 作家の三島由紀夫が1970年11月、自衛隊に「

                                安倍政権が残したもの:タカでなく「平々凡々なお坊ちゃま」 青木理氏が指摘する、深刻な負の遺産 | 毎日新聞
                              • 「実業家・本田圭佑」を取り込む自己啓発ビジネス 「自己責任で稼いだもん勝ち」は何が問題か|FINDERS

                                EVENT | 2022/04/05 「実業家・本田圭佑」を取り込む自己啓発ビジネス 「自己責任で稼いだもん勝ち」は何が問題か Photo By Shutterstock レジー 1981年生まれ。一般企業に勤める傍ら、2012年7月に音楽... レジー undefined 1981年生まれ。一般企業に勤める傍ら、2012年7月に音楽ブログ「レジーのブログ」を開設。アーティスト/作品単体の批評にとどまらない「日本におけるポップミュージックの受容構造」を俯瞰した考察が音楽ファンのみならず音楽ライター・ミュージシャンの間で話題になり、2013年春から外部媒体への寄稿を開始。著書に『夏フェス革命 -音楽が変わる、社会が変わる-』(blueprint)、『日本代表とMr.Children』(ソル・メディア、宇野維正との共著)がある。 Twitter https://twitter.com/regi

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                                • 米津玄師と東浩紀と三島由紀夫を結ぶ「セカイ系」という1本の線

                                  POPなポイントを3行で KAI-YOU.netメルマガコラム特別編! KAI-YOU Premium編集長・新見描きおろし 米津玄師と東浩紀と三島由紀夫を結ぶ1本の線 先日わりとガチでとんでもない発見をした。ノーベル賞くれって思ったけど、きっと100人いたら99人にとってはどうでもいい発見だ。 新曲「Pale Blue」制作の裏側を、恒例のYouTubeラジオで米津玄師が話していた。 離婚から始まる恋を描く『リコカツ』の主題歌として描き下ろされたこの楽曲。 「今までの人生の中で一番つくるのが大変だった」と米津が語るのは、「恋愛とは何だ?」という自問のドツボにハマってしまったからだという。 それで米津が導き出した解は、「失恋こそが恋愛において本質的なものなんじゃないか?」というものだった。それはいわゆる「さよならだけが人生だ」的な意味では全然ない。 「ひとたび恋愛の対象となる人間と出会って

                                    米津玄師と東浩紀と三島由紀夫を結ぶ「セカイ系」という1本の線
                                  • 60年代生まれ(新人類)の終わりと次は80年代生まれの時代 - geopoliticsさんの日記(無回転思考)

                                    「感性の老化」の話です。自分を作ったものは青春時代に培った物です。それが老化して通じなくなったのです。サザンオールスターズが流れる老人ホームのお話です。 副題:幼年期の終りと都会の子供 国葬の件でもちょうど60年代生まれ(50代後半2022年現在)あたりに分断線がありますね。 安倍元首相の国葬決定「よかった」50%…世代で逆転する評価 目立つ「若者の支持」 FNN世論調査 いしかわじゅん氏が彼らの年代ではカッコいい体制側などありえない、反体制しかカッコよくないと言明したのを読んで納得した。コロナも戦争も国家の力に頼らなくては生きていけない。しかし彼らにとってはそれは死ぬほどカッコ悪い。心が死んでしまう — ななよう (@nanayoh) July 27, 2022 60年代生まれってどういう人? 博士の年令だと思春期に読んだ本や受けた教育は共産主義万歳の内容のものばかりだっただろうけど、今

                                      60年代生まれ(新人類)の終わりと次は80年代生まれの時代 - geopoliticsさんの日記(無回転思考)
                                    • 日本初の男性向けエロ同人誌『シベール』全書評(抄録) - Underground Magazine Archives

                                      1979年*1、第11回コミックマーケット(C11)にて、創作系ロリコン漫画同人誌『シベール』(無気力プロ内シベール編集部)創刊号が頒布された。 同誌は、男性向け同人誌の記念すべき第1号として知られており、終刊直後から今日に至るまで、とにかく方々で神話的に語り継がれている。が、今となっては『シベール』の何が凄いのか、よく分からない人も多いだろう。 簡潔に言うと『シベール』は、手塚の系譜を受け継いだ伝統的・記号的な絵柄で、はじめて性描写を展開したエロマンガ雑誌である。それまでのエロマンガはリアルタッチの三流劇画しかなく、おたく的な青少年たちは、アニメ調のシンプルなラインで描かれた美少女のエロマンガが存在しないことに違和感を覚え始めていた。 そこで、時代の潮流として「かわいいエロ」が求められた。そんな中で出現したのが、同人誌『シベール』である*2。 シベール Vol.0 予告&原稿募集号htt

                                        日本初の男性向けエロ同人誌『シベール』全書評(抄録) - Underground Magazine Archives
                                      • ノート:北村紗衣 - Wikipedia

                                        出典検索?: "北村紗衣" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · ジャパンサーチ · dlib.jp · ウィキペディア図書館 出典検索?: "さえぼー" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · ジャパンサーチ · dlib.jp · ウィキペディア図書館 出典検索?: "さえぼう" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · ジャパンサーチ · dlib.jp · ウィキペディア図書館 出典検索?: "saebou" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · ジャパンサーチ · dlib.jp · ウィキペディア図書館 出典検索?: "オープンレター" – ニュース · 書籍 · スカラー ·

                                        • メンタリストDaiGo等に見る現代的な機動戦士ガンダムF91評 - 玖足手帖-アニメブログ-

                                          昨晩、酒の無心の記事を書いて、土曜日はゲームもせず、なんとなく食べて食器を洗ったり水樹奈々さんの無料ライブが土曜日の真夜中までだったので、それを見たりしてぼんやり過ごしていたのだが。ぼんやりしていると日付が変わってしまい、ちょっと一日に充実感がなかったので書く。まあ、思い出してないけど細々と何人かとツイッターでやり取りをしたりもして、それで時間がかかったのかなあ。 時事ネタと絡めて、ガンダムについて少し気にかかったことについて短く書く。時事ネタはあくまでガンダムの話題をするための枕です。ガンダムの方が現代社会より、その、強い。 (精神的に不安定だからか、夜になって書くぞってなると短いつもりで3時間かかったりする)(体感は30分くらい) 最近は障害者への風当たりが強く、無職の過労死寸前生還自死遺族自律神経崩壊うつ病精神障害者としては覚悟するべき時に覚悟する準備をしておこうという感じですが。(

                                            メンタリストDaiGo等に見る現代的な機動戦士ガンダムF91評 - 玖足手帖-アニメブログ-
                                          • 『天気の子』とミレニアル世代のオタクの文化史 - 白樺日誌

                                            ゼロ年代 『天気の子』を観た。 100点満点中の100点満点だった。 が、脚本は酷い。 ヒロインの陽菜が明日、誕生日だとわかる。主人公の帆高がプレゼントを用意する。「ああ、明日、悲劇的なことが起こるのだな」と予想すると、そのとおりになる。酷い。 その粗漏さは冲方丁が「改善案」という形で穏当に指摘している。「拳銃が物語から浮いている。どうしても登場させるなら、その拳銃で天気の龍を撃つなどして活用すべきでは?」。ホントだよ。「手錠が画面の邪魔だ。どうしてもはめるなら、その手錠で帆高と陽菜を繋ぐべきでは?」。ホントだよ。 以下、物語を確認しよう。 家出少年の帆高は、東京をさまよった末、フリーの雑誌記者の須賀に拾われる。この過程でフリーターの陽菜と知りあい、また、拳銃を拾う(酷い)。須賀や、その姪の夏美とともに日常を過ごす。チンピラに絡まれていた陽菜を助ける。陽菜の金に困っていることと、天候を操作

                                              『天気の子』とミレニアル世代のオタクの文化史 - 白樺日誌
                                            • シュレーダー/石岡瑛子『MISHIMA』に見る、石岡瑛子の弱点:すべてを見せないと気が済まない! - 山形浩生の「経済のトリセツ」

                                              こないだ石岡瑛子展にいってきて、大正解だったというのは前に書いたとおり。何やら終わり近くは連日満員だそうで、ご愁傷様です。 cruel.hatenablog.com さて、そこでも書いたことだけれど、その中であのMISHIMAの金閣寺が、ちょっと浮いていて空回りしている感じがした。でも実はぼくはMISHIMAは観ていなかった。公開当時、右翼に脅されて上映中止になり、なかなか観る機会がなかったこともある。そして……あんまりおもしろそうでなかったから。そもそも三島由紀夫があんまり好きではないのと、映画自体についてもそれほどのもんじゃない、という評判を聞いていたこともある。 その一方で「それほどのもんじゃない」評の半分くらいは、右翼が目の色変えて止めなきゃいけないほどのものじゃない、という主旨だった。でも「それほどのもんじゃない」のが、ある政治的な見解の描写なのか、映画そのものなのかはわかってい

                                                シュレーダー/石岡瑛子『MISHIMA』に見る、石岡瑛子の弱点:すべてを見せないと気が済まない! - 山形浩生の「経済のトリセツ」
                                              • 共同通信、本人に取材せず「自衛官に私的戦闘訓練」「過激な思想」と報道…被害者が否定

                                                共同通信社本社が入居する汐留メディアタワー(「Wikipedia」より/っ) 「取材妨害だ! 警察を呼ぶぞ!」「警視庁公安部、三重県警警備部公安課に連絡した」――。 この発言が、権力の監視を使命とする報道機関、それも日本を代表する共同通信社のベテラン編集委員から一般市民に向けて飛び出したものだと言われたら、耳を疑うに違いない。共同通信が配信した、ある自衛隊OBをめぐる記事の内容に問題がある疑いが取材で判明した。 自衛官OBがクーデター準備をしているような印象を与える共同記事 今回問題となった記事は、共同通信が23日に配信した『自衛官に私的戦闘訓練 特殊部隊の元トップが指導』。以下のような内容となっている。 <陸上自衛隊特殊部隊のトップだったOBが毎年、現役自衛官、予備自衛官を募り、三重県で私的に戦闘訓練を指導していたことが23日、関係者の証言などで分かった。訓練は昨年12月にも開催。現地取

                                                  共同通信、本人に取材せず「自衛官に私的戦闘訓練」「過激な思想」と報道…被害者が否定
                                                • 毎日10本「死にたい」電話がかかってくる時代に、芸術は何ができるのか?坂口恭平×マヒトゥ・ザ・ピーポー対談|FINDERS

                                                  CULTURE | 2020/01/27 毎日10本「死にたい」電話がかかってくる時代に、芸術は何ができるのか?坂口恭平×マヒトゥ・ザ・ピーポー対談 坂口恭平さん(写真左)とマヒトゥ・ザ・ピーポーさん(写真右) 2019年12月27日に、梅田 蔦屋書店で坂口恭平さんと... 坂口恭平さん(写真左)とマヒトゥ・ザ・ピーポーさん(写真右) 2019年12月27日に、梅田 蔦屋書店で坂口恭平さんとマヒトゥ・ザ・ピーポーさんの対談が行われた。 今回、坂口さんの新著『まとまらない人 坂口恭平が語る坂口恭平』(リトルモア)、マヒトゥさんの初小説『銀河で一番静かな革命』(幻冬舎)の刊行記念としてセッティングされたこの対談。この2人はどちらも今の日本で最も独創的な「コミュニティづくり」を実践するアーティストだ。 坂口さんは、路上生活者の暮らしに着目したデビュー作『0円ハウス』から一貫して、資本主義社会の「

                                                    毎日10本「死にたい」電話がかかってくる時代に、芸術は何ができるのか?坂口恭平×マヒトゥ・ザ・ピーポー対談|FINDERS
                                                  • 鈴木邦男の正体は「右」か「左」か~「反米」「反共」「愛国」のあわいを生きた言論人 - 石川智也|論座アーカイブ

                                                    鈴木邦男の正体は「右」か「左」か~「反米」「反共」「愛国」のあわいを生きた言論人 ほとばしる情念の魅力と危険を熟知しつつ、テロを防ぐ「対話の効用」をあえて選んだ 石川智也 朝日新聞記者 右派を代表する論客として知られた鈴木邦男(本稿では敬称を略させていただく)の訃報が流れたのは1月27日だった。 以来1週間、その死を惜しむ声は左派護憲リベラルからばかり挙がり、右翼から届く声は、控えめに言っても冷ややかなものが多かった。 「脱右翼」したリベラル言論人? 右派にありがちな「言論より行動」を否定し、テロを支持しない姿勢を鮮明にしていた。表現の自由を訴え、「愛国心の強制はいけない」と教育基本法改正に反対し、「自由のない自主憲法より自由のある占領憲法を」と言い続け、呼ばれるのはいつも護憲派の集会……。 朝日新聞や週刊金曜日にも、好々爺然とした表情の写真とともに自由主義擁護のご意見番として度々登場した

                                                      鈴木邦男の正体は「右」か「左」か~「反米」「反共」「愛国」のあわいを生きた言論人 - 石川智也|論座アーカイブ
                                                    • ちくま学芸文庫刊行書目一覧 最新版|かるめら

                                                      2024年2月29日時点での既刊のちくま学芸文庫全2,036点(セット版を除く)をあげた。 文庫の整理番号順に従って表記(一部変更あり)した。 「♾️」マークはMath&Scienceシリーズ(青背)を示す。 人名表記の揺れ(例「シモーヌ・ヴェイユ」と「シモーヌ・ヴェーユ」)は訳者に従い、統一はせずそのままにした。 編者、訳者は一部を除き割愛し、編著者が3人以上に及ぶ場合は代表者1人の名前のみ記した。 Math&Scienceシリーズのみの刊行書目一覧はこちら。 浅田彰『ヘルメスの音楽』 赤坂憲雄『異人論序説』 赤坂憲雄『王と天皇』 赤坂憲雄『排除の現象学』 赤坂憲雄『遠野/物語考』 赤坂憲雄『象徴天皇という物語』 赤坂憲雄『柳田国男を読む』 天沢退二郎『宮沢賢治の彼方へ』 飛鳥井雅道『明治大帝』 E・アウエルバッハ『ミメーシス[上] ヨーロッパ文学における現実描写』 E・アウエルバッハ『

                                                        ちくま学芸文庫刊行書目一覧 最新版|かるめら
                                                      • 【批評の座標 第10回】溶解意志と造形意志——種村季弘と「水で書かれた物語」(後藤護)|人文書院

                                                        『ゴシックカルチャー入門』『黒人音楽史――奇想の宇宙』を著し、「暗黒批評」を掲げる批評家・後藤護が取り上げるのは、ホッケ『迷宮としての世界』やマゾッホ『毛皮を着たヴィーナス』の邦訳で名高いドイツ文学者・評論家の種村季弘。ゴシック、バロック、マニエリスムをキーワードに黒人音楽からサブカルチャーまで縦横無尽に論じる後藤が、種村の原初体験からその仕事を貫く本質を描き出します。 批評の座標 ーー批評の地勢図を引き直す 溶解意志と造形意志——種村季弘と「水で書かれた物語」 後藤護 水に背いた「火性の人」 「戦後焼け跡派」、「戦後闇市派」を自認する種村季弘(1933-2004)は、東京大空襲で生まれ故郷の池袋を焼き尽くされ、その結果「瓦礫」なり「無」なりが原風景、彼の思想のスタート地点になった。種村の初仕事であり、その後の活動全てに一貫するモチーフを提供することになったG・R・ホッケ『迷宮としての世界

                                                          【批評の座標 第10回】溶解意志と造形意志——種村季弘と「水で書かれた物語」(後藤護)|人文書院
                                                        • 三島由紀夫の『太陽と鉄』を読んで「身体の言語」を学んだ | 鍛えることで「自分が身体の主」になる

                                                          「疑わしげな横目で自らの行動を眺めつつ、彼は自分の身体と少し距離をとって生きていた」 孤独な日常生活に浸る人物、ダフィについて、作家のジェイムズ・ジョイスはこのように描写している。ダフィとは、アイルランドの中流階級を描いた『ダブリン市民』に収録された短編集に登場する人物だ。彼は思想をともに育む仲間を切望する人物として描かれている。 このダフィは多くの点において、博士課程の最終年を過ごしていた私とそっくりだ。論文を書いていたあの頃、もっと健康に気を使わないと体を壊すと周囲に言われたことも思い出す。執筆を始めてから約3ヵ月後、どれだけ長時間、自分が座って(そしてタバコを吸って)いるかにはたと気づくまで、ほとんどの忠告を無視したものだ。 論文を執筆するという作業にあたって注目されないことの一つは、筆者が着席している膨大な時間だろう。執筆を始めたばかりの数週間は、カフェや図書館の中のどこで、どのよ

                                                            三島由紀夫の『太陽と鉄』を読んで「身体の言語」を学んだ | 鍛えることで「自分が身体の主」になる
                                                          • 著者と読む『ニック・ランドと新反動主義』読書会|江永泉

                                                            闇の自己啓発会は、8月4日に都内某所で木澤佐登志『ニック・ランドと新反動主義』読書会を行いました。 トーマス・ラッポルト『ピーター・ティール 世界を手にした「反逆の起業家」の野望』と二本立ての予定でしたが、気がつけば、木澤さんの新書の内容で話がほぼ持ちきりに…。 今回は役所さんがおやすみだったのですが、編集者の不在もあってか話は暴走状態に。話の配分が前回以上にバランスのくるった分量になりましたが、ともかく読書会の模様をお伝えしていきます。 【注意】本記事では新海誠監督のアニメ映画『天気の子』(2019年7月)の内容、結末をとりあげています。※これまでの活動については、こちらをご覧ください![第3回は編集中] 第1回記事「品川の中心で不平等を語る 『不平等との闘い ルソーからピケティまで』読書会記録」(『ひでシスのめもちょ』2019年1月29日) http://hidesys.hatenab

                                                              著者と読む『ニック・ランドと新反動主義』読書会|江永泉
                                                            • 成田悠輔氏、物議醸す「高齢者は集団自決」発言は持論だった メタファーと説明も...「老害化」社会防ぐ「最強のクールジャパン政策」と直言

                                                              成田悠輔氏、物議醸す「高齢者は集団自決」発言は持論だった メタファーと説明も...「老害化」社会防ぐ「最強のクールジャパン政策」と直言 2023年1月11日に、ツイッターで突然「集団自決」という物騒な単語が「トレンド」入りした。イェール大助教授で経済学者の成田悠輔氏(38)が過去に発言した内容が原因だ。成田氏は4年ほど前から高齢化社会への対応策として、高齢者の「集団自決」「集団切腹」に繰り返し言及してきた。あるインタビューでは、こういった表現は「議論のためのメタファー(隠喩)」だと説明しているが、そうとは理解されにくい文脈の発言もある。 22年には、75歳以上の人に対して安楽死の選択肢を与える制度が導入された社会を描いた映画「PLAN 75」(プラン 75)が、第75回カンヌ国際映画祭でカメラドール(新人監督賞)の次点に当たる特別表彰を受け、話題になった。作品の世界観を体現するかのような発

                                                                成田悠輔氏、物議醸す「高齢者は集団自決」発言は持論だった メタファーと説明も...「老害化」社会防ぐ「最強のクールジャパン政策」と直言
                                                              • 梅原 猛 寄稿 [三島由紀夫氏への公開状] 死せる“神の思想”の復活 ――「対話・日本人論」にひそむ誤謬 『週刊読書人』1966(昭和41)年12月5日号 1面掲載|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」

                                                                私があなたに手紙を書こうと思ったのは、かならずしも週刊読書人の編集部のすすめによるのではありません。あなたとはまえまえから一度ゆっくり話してみたいと思っていました。なぜならあなたと私は多くのところで一致しながら、基本的なところで違っているように思われるからです。だいいちあなたと私は同じ大正十四年の生れ、最後の戦中派という世代に属し、趣味、思想にも多くの共通点があるように思われるのです。 あなたと林房雄さんとの対談、『対話・日本人論』の中では新しく出現した助教授クラスの新国語派について語られていますが、私が新国語派に属するかどうかはとにかく、最近の私の思想的な情熱の多くは、日本文化とは、日本精神とは何であり、それが今後の世界の思想に対してどういう意味を持つか、ということを究明するのに注がれています。この対談を読みますと、あなたも私と同じような問題を考えていられるようです。おたがいにナショナリ

                                                                  梅原 猛 寄稿 [三島由紀夫氏への公開状] 死せる“神の思想”の復活 ――「対話・日本人論」にひそむ誤謬 『週刊読書人』1966(昭和41)年12月5日号 1面掲載|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
                                                                • 成長と統治コスト - 内田樹の研究室

                                                                  『複雑化の教育論』の中で、高度成長期に最も統治コストが嵩んだことを論じた。統治しにくい状態になると、経済は成長し、文化的発信力も高まる。だから今の日本のように「統治しやすい状態」になると、経済は停滞し、文化も力を失う。その「さわり」のところを少しだけ抜き書きしておく。 この30年間は中産階級の没落と、労働者階級の貧困化として進行しました。それは当然なんです。統治コストの削減は必ず「中産階級の空洞化」をめざすからです。これは世界中あらゆる国の出来事に妥当します。 近代史をひもとけばわかりますけれど、中産階級が勃興すると、民主化闘争が起きます。市民たちがある程度経済的に豊かになると、権利意識が芽生えてくる。言論の自由、思想信教の自由、政治的自由を求めるようになる。やがて、市民革命が起きて、近代市民社会が成立する。これは決まったコースなわけです。王政や帝政に替わって民主制が登場してくる。 革命と

                                                                  • 信田さよ子×温又柔<「母」と「国家」(後編):「家族」と「国家」は連携し、共謀する>

                                                                    娘は母の愚痴ネイティヴ 温 それにしても、信田先生の「自分の言葉を持ったり使ったりしたら家族は成り立たない」、衝撃的な言葉でしたが、先生のお仕事の中から日々実感されることなのだと思います。 信田 ええ。父親は、企業に入ったら、まず自分の言葉は捨てるでしょう。母親もまた企業の中で捨てるし、家庭の中でも捨てますよね。もしくは捨てたように見えて実はすごい暴虐な言葉を持っているんです。たとえば、「あんたなんか生まなきゃよかった」とか。そういう言葉をたくさん持っている。そして中間がなく、また自分の考えではなく、パパがこう言ってたから、という言い方をしたりする。そしていざとなったら、あんたなんか絶対幸せになれないから、とトドメを刺すわけです。 温 家族の中で言葉が通じない状況というのは、私の場合は本当に具体的で、日本語が達者ではない母親との関係のことなんです。たとえば高校生の頃、友だちと閉店間際までマ

                                                                      信田さよ子×温又柔<「母」と「国家」(後編):「家族」と「国家」は連携し、共謀する>
                                                                    • 初代陸上自衛隊特殊作戦群長による「私的戦闘訓練」の本当の問題点 - 堀口英利|論座アーカイブ

                                                                      初代陸上自衛隊特殊作戦群長による「私的戦闘訓練」の本当の問題点 秘密主義を脱し、「オーナー」である有権者・納税者に積極的情報公開を 堀口英利 キングス・カレッジ・ロンドン社会科学・公共政策学部 戦争学科戦争学専攻 1月23日、陸上自衛隊で唯一の特殊部隊である「特殊作戦群」で初代群長を務めた荒谷卓元1等陸佐が三重県の山中で私的に自衛官や予備自衛官を集めた訓練を主催していたと、共同通信が報じた。 共同通信は荒谷氏が故・三島由紀夫の思想との類似性を指摘しながら、「自衛隊内への過激な政治思想の浸透」の可能性を訴えている。 問題は「私的」ではなく、「先鋭化」の可能性 荒谷氏は「国際共生創成協会 熊野飛鳥むすびの里」を2018年に開設しており、同所のWebサイトによると部隊編成、作戦計画や作戦行動に関する「実戦的訓練」を施しているとされる。 ただし、今回の問題の核心はこの訓練の是非にはないと筆者は考え

                                                                        初代陸上自衛隊特殊作戦群長による「私的戦闘訓練」の本当の問題点 - 堀口英利|論座アーカイブ
                                                                      • 三島由紀夫「たとえば暗殺が全然なかったら、政治家はどんなに不真面目になるか」 : 哲学ニュースnwk

                                                                        2022年07月08日23:30 三島由紀夫「たとえば暗殺が全然なかったら、政治家はどんなに不真面目になるか」 Tweet 1: 風吹けば名無し 2022/07/08(金) 19:30:06.45 ID:9+IZlcWw0 1.人間は悲しいことに、他人の思想を抹殺する方法としては、殺すことしかまだ知らなかった。どんなことをしても、これしかできない。 2.たとえば暗殺が全然なかったら、政治家はどんなに不真面目になるか、殺される心配がなかったら、いくらでも嘘がつける。 3.私は民主主義と暗殺はつきもので、共産主義と粛清はつきものだと思っております。 4.政治の本質は殺すことだ。 5.暗殺の中にも悪い暗殺といい暗殺がある 2: 風吹けば名無し 2022/07/08(金) 19:31:50.83 ID:9+IZlcWw0 正論やな 7: 風吹けば名無し 2022/07/08(金) 19:35:53

                                                                          三島由紀夫「たとえば暗殺が全然なかったら、政治家はどんなに不真面目になるか」 : 哲学ニュースnwk
                                                                        • 石原慎太郎との対談(週刊朝日別冊「小説トリッパー2001年秋季号)|斎藤環(精神科医)

                                                                          (はじめに) 石原慎太郎さんが亡くなられた。意外に思われる人もいるだろうが、私はたまたま石原さんの知遇を得ていて、ひところは折に触れて対談や会食の機会があった。確か2020年の春にも電話が来て「コロナ空けたら食事でもしましょう」と約束していたのだった。再会がかなわなかったことは残念でならない。ご冥福をお祈りします。 石原さんとはじめて出会ったのがこの対談だった。ほとんど政治の話はしていない。政治以外の石原さんの自分語りをかなり引き出したという点では結構珍しい対談だったのではなか。石原さんの稚気、衒いのなさ、ユーモアが前面に出ていて、今でも面白く読めると思う。追悼の気持ちを込めて再公開する(テキストの公開については編集部の許諾は得てあります)。なにしろ20年近く前の対談なので、不適切な内容の箇所もあるだろうが、あまり修正はしなかった。なお、人名などは一部伏せ字にしてあります。 −−−−−−−

                                                                            石原慎太郎との対談(週刊朝日別冊「小説トリッパー2001年秋季号)|斎藤環(精神科医)
                                                                          • 共産主義が再考されても不思議ではない - メロンダウト

                                                                            病院の事務員の方が肉の壁をさせられているといった記事があった。事務員ということもあり、そこまで高い給与をもらっているわけでもないはずだ。それでも感染のリスクがある状況で働いている。ありていに言えば給与とリスクが釣り合っていない。病院の事務職だけではない。今の状況ではスーパーでレジを打っている方でさえ時給2000円もらっても割に合わない。 コロナウィルスは突然発生したのでリスク評価のうえで給与をあげたり、政府が医療従事者の給料を上げるなどの対応をしなかったせいで増田のような事例が発生している。こういう不満はこれからもっと出てくるに違いない。ぶっちゃけて言ってしまえばSTAYHOMEと言って家にいれる人は「どうでもいい仕事」をしている人だ。ここでいうどうでもいいとは生存に関係ない仕事のことをさしている。スポーツ選手やYoutuberが家にいようと言っているが家にいることができる職業だったり家に

                                                                              共産主義が再考されても不思議ではない - メロンダウト
                                                                            • 日本が大国から取り入れ自家薬籠中の物とすることとあまりに偉大な中国の拒絶 ~日本は後進国ゆえにヨーロッパ文明を学んだが、中国は超大国ゆえにヨーロッパ文明を必要とせず近代化に後れ衰退した - 日々是〆〆吟味

                                                                              日本の取り入れと中国の拒絶 〜中国はあまりに偉大だったから衰退した? 外国文化と日本文化 自家薬籠中のものとする 超大国からやってくるものをずっと取り入れている日本 あまりに偉大で自足している中国 文化としての中国 偉大すぎて取り入れるのがちょっと苦手な中国 参考となる本 【橋爪大三郎,大澤真幸,宮台真司『おどろきの中国』】 【橋爪大三郎,大澤真幸『げんきな日本論』】 【ウェーバー『儒教と道教』】 日本の取り入れと中国の拒絶 〜中国はあまりに偉大だったから衰退した? 手塚治虫とアニメの関係をお話ししていたのですが、どんどん話がズレていってしまいました。いつのまにか富野由悠季の話にまでなってしまって…え〜と、なんだったっけな。そうそう、もとは日本の文化の話をしていたんでしたっけ。 外国文化と日本文化 アニメや漫画が日本文化化したのは、過去の日本文化からアニメや漫画を説明し、意味づけていったか

                                                                              • 三島由紀夫思想としての日本評価の逆説的見解 ~偉大な文明国の世界の大思想と空っぽな日本 - 日々是〆〆吟味

                                                                                偉大な文明国と空っぽの日本 〜三島由紀夫の逆説的日本評価 からっぽの日本 偉大な文明の壮大な思想 日本に訪れる大思想たち 気になったら読んで欲しい本 【三島由紀夫『文化防衛論』】 【吉本隆明,中沢新一,梅原猛『日本人は思想したか』】 【加藤周一『日本文学史序説』】 偉大な文明国と空っぽの日本 〜三島由紀夫の逆説的日本評価 からっぽの日本 中国は偉大ですべてがある、と豪語出来るほどですが、では日本はどうなのでしょうか。これが逆でなにもない、という風に考えられているそうです。 三島由紀夫が述べていたそうですが、日本は空っぽの国である、他の大国と比べてなにもない、壮大な思想もなければ偉大な文化もない、しかし、このなにもないということこそが日本の文化である、だから自分はこの日本の空っぽさを守る、と、自らの保守的立場を明確にしたと言います。福田和也か宮台真司が紹介していたと思います。 これは近代化さ

                                                                                  三島由紀夫思想としての日本評価の逆説的見解 ~偉大な文明国の世界の大思想と空っぽな日本 - 日々是〆〆吟味
                                                                                • 出版状況クロニクル144(2020年4月1日~4月30日) - 出版・読書メモランダム

                                                                                  20年3月の書籍雑誌推定販売金額は1436億円で、前年比5.6%減。 書籍は916億円で、同4.1%減。 雑誌は519億円で、同8.1%減。 その内訳は月刊誌が434億円で、同8.5%減、週刊誌は84億円で、同6.4%減。 返品率は書籍が25.5%、雑誌は40.7%で、月刊誌は40.6%、週刊誌は41.4%。 書店売上は前月と同様に、書籍が2%減となっているけれど、政府による学校の休校や外出自粛要請もあり、学参は30%増、児童書は12%増となった。 雑誌は定期誌9%減、ムック16%減、コミックス19%増で、『キングダム』の新刊発売と『鬼滅の刃』が相変わらず売れ続け、4ヵ月連続の二桁増。 前回の本クロニクルで、3月の書籍雑誌推定販売金額には新型コロナによる影響で、かつてないマイナスに陥るのではないかと予測しておいた。 だが影響はあるにしても、3月は二桁減には至っていない。やはり問題は4月以降