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文化人類学 本の検索結果1 - 40 件 / 320件

  • この本がスゴい!2021

    「後で読む」は、あとで読まない。 「後で読む」は、あとで読まない。 「試験が終わったら」「今度の連休に」「年末年始は」と言い訳して、結局読まなかった。「定年になったら読書三昧」も嘘になるだろう。そもそも、コロナ禍で増えた一人の時間、読書に充てたか?(反語) だから「いま」読む。 たとえ一頁でも一行でも、目の前の一冊に向き合う。いま元気でも、一週間後には、読めなくなるかもしれないから。 今年は、死を意識した一年でもあった。「やりたいこと」を先延ばしにしてるうちに、感染して望みが断たれる可能性が爆上がりした。 時の経つのは早い。人生が長いほど、一年は短くなる。体感時間は加速する一方、人生の可処分時間は、短くなる。 だから「いま」読む。 積読を自嘲したりマウント取るのもヤメだ。いま読まない理由を並べ立てて開き直る不毛も捨てよう。そして、ずっと取っておいた、とっておきの本を、いま読む。 そんなつも

      この本がスゴい!2021
    • 不自然な男の性欲 - やすだ 😺びょうたろうのブログ(仮)

      どうもこんばんは、安田鋲太郎です。 さて今回は男の三大欲求すなわち性欲、性欲、性欲のうちの一つ、性欲についてお話します。 僕は性欲はなにかと男女非対称なものだと思っているので、基本的には男側の視点からの話になりますが、スッキリした文章にするために「この部分は男性のみ」とか「ここは男女共通である」といった注釈はほとんど入れていないので、その点については適宜頭のなかで補完してください。 では書いていくー(・ω・)ノ🌸 * 射精するとプロラクチンという脳内物質が放出され、ドーパミンの働きを阻害するので、一時的に性欲だけでなく何に対しても冷静になり、したがってオスはすみやかに天敵が近付いていないか等をチェックすることが出来る。この仕組みが弱かった先祖は、セックス後に恍惚としているうちに熊や大蛇に食べられたり餓死してしまったのだろう。 この、いわゆる「賢者タイム」(しかしこの言葉はあまり好きではな

        不自然な男の性欲 - やすだ 😺びょうたろうのブログ(仮)
      • 食費月1万円の増田に「身体壊しそう」とかいうやつ、貴様らの食事のほうがよっぽど身体壊しそうなンだわ。俺が本物の科学的で合理的で健康的な食事ってもんを見せてやりますよ

        anond:20201227223731 元増田をdisってたやつ来てください 俺が本物の科学的で合理的で健康的な食事ってもんを見せてやりますよ 大学に進学して一人暮らしを始めた19歳(一浪)の俺は貧乏学生で、外食しようにも金がねンだわだった。 つまり、自炊をしなければ飢え死ぬ。 しかし家庭科では非実用的なおままごとしか習っておらず、米を炊くことすらできない。 そこで俺は「食事」を学ぶところから始めた。 図書館で栄養学についての本を読み、古今東西の人間がどのような食事を行っていたかを文化人類学から学んだ。 遠回りすぎるかもしれないが、なにか調べたい際には、地球の常識や文化について何も知らない宇宙人が一から調査するようにロールプレイングすると楽しい。 これまではその場の気分でなんとなくウマそうなものを食うという猿畜生のようなことをしていたが、この調査のおかげで一日の栄養素から逆算して何を食べ

          食費月1万円の増田に「身体壊しそう」とかいうやつ、貴様らの食事のほうがよっぽど身体壊しそうなンだわ。俺が本物の科学的で合理的で健康的な食事ってもんを見せてやりますよ
        • 恵まれているから成功するのは当たり前だ、という人は、努力が時に命がけだという事を理解していない

          ちょっと前に徳島からスタンフォード大学に合格した松本杏奈さんに関連してインターネット上で騒ぎが起きていた。 いわゆる徳島スタンフォード事件である。 <参考 田舎からスタンフォード大学に合格した私が身につけた 夢をつかむ力> 事の問題は事実の誤認識にあるという。 松本 杏奈さん曰く、自分は「味方無し」「お金無し」「英語力無し」と困難な環境にあったにも関わらず、めげずにコツコツと努力を積み重ねた結果、自分はスタンフォード大学合格という偉大な業績を叩き出せた。 つまり自分は努力の人であるというわけだ。 これに対してインターネット上では「進学校に在籍していて、裕福な家庭に産まれ育った人間が、その恵まれているという事実を無視して偉そうな事をのたまうな。」という批判が殺到した。 このインターネット上の主張をまとめると 「お前が努力だと思っているものは、努力でもなんでもない」 「単に恵まれた人間の自己賛

            恵まれているから成功するのは当たり前だ、という人は、努力が時に命がけだという事を理解していない
          • 【新規事業開発】知ってること全部まとめてみた - Qiita

            はじめに 新規事業開発に役立つ記事のリストを友人や知人に共有することが多くなり、そのつどメールやチャットツールで送ることが面倒になってきたため、「まとめ記事」にしました。 これらはたくさんの方々から教えていただいて集まった情報のリストです。実際に会ってみた、行ってみたという情報も多いです。コピーしてご利用いただいても問題ありませんし、アフィリエイトもしていません。 ※追記 (1)Qiitaの記事以外は、リンクをクリックしたら自動的に新しいタブで開くようになっています。 (2)頻繁に新しい情報を教えていただいて追加しています。「これも追加してほしい」という情報があればお気軽にコメントください。 (3)Qiitaはプログラミング記事しかダメだと知らずにこの記事を作成しました。もしQiitaから注意されたら移動します。コミュニティガイドライン - Qiita:Support 目次 新規事業開発の

              【新規事業開発】知ってること全部まとめてみた - Qiita
            • レヴィ=ストロースの70年来の謎を進化シミュレーションで解明 | 東京大学

              レヴィ=ストロースの70年来の謎を進化シミュレーションで解明 - 文化人類学の基礎「親族の構造」を数理モデルで生成 - 研究成果 多くの人間社会において社会関係は血縁関係によって決まっていて、文化的に同一の集団内では近親者でなくともインセスト・タブーによって婚姻が禁じられている。また集団間の婚姻・親子関係の総体を親族構造と呼び、特に二つの集団間で結婚する限定交換、三つ以上の集団間で一方向の女性の流れがある全面交換などが見出された。しかし、それらの多様な親族構造がいかにして生起するかは明らかでなかった。東京大学大学院総合文化研究科の板尾健司大学院生と金子邦彦教授は、計算機上で原始社会のモデルを用いて親族構造の進化を議論した。婚姻が集団間の協力を促しつつ婚姻上のライバルとの競争をもたらすことを考慮し、社会の時間発展のシミュレーションを行った。その結果、文化人類学者たちが発見した婚姻規則や多様な

                レヴィ=ストロースの70年来の謎を進化シミュレーションで解明 | 東京大学
              • 新型コロナで全て無料開放、学びとエンタメのサブスク必見まとめ

                出版社や博物館などが様々なサービスを無料で提供している。 Twitter(@Eiichiro_Staff)/小学館/1101.com/kodomonokagaku 新型コロナウイルスの感染拡大による政府の休校要請を受けて、複数の出版社や研究機関などが小・中・高校生の自宅学習支援のため、様々な参考書や教材を無料で公開している。さらにはイベントの自粛、美術館や博物館休館などの影響で、家で過ごすことが多くなった人々に向けたコンテンツも開放されつつある。そのいくつかを紹介しよう。 1.参考書・教材 小学館・通信教育『まなびwith』 年少(3・4歳児)~年長(5・6歳児)コース3月号の教材を公開。 学研の家庭学習応援サイト(〜3月31日) 学習指導要領に対応したICT教材「ニューコース学習システム」や「ニューワイド学習百科事典」、学習教材「ひとつひとつわかりやすく。」シリーズの授業動画などを公開。

                  新型コロナで全て無料開放、学びとエンタメのサブスク必見まとめ
                • 日本人がタンザニアで文化人類学調査のため古着商人に→「歳を取らない15歳ぐらいの白人の少女がスラング混じりの下町言葉でがめつい古着商やってる」と超有名になった話が興味深い

                  とくぞうだったんですよ @sv_g8 今読んでるエチオピア都市部零細商人の文化人類学調査の話がむちゃ面白くて、彼らの文化を知るために実際に自分も古着商人をはじめた結果、「歳を取ることのない15歳ぐらいの白人の少女がスラング混じりの下町言葉でがめつい古着商やってる」と超有名になってしまったという話をしている。 2022-03-06 01:08:40 とくぞうだったんですよ @sv_g8 白人(アフリカ人から見たらアジア人も白人も白っぽいと区別は付けづらい)の歳を取ることがない15歳ぐらいの少女(アフリカ人から見たら小柄な日本人女性は常にだいたい15歳ぐらいに見える)って案件、なんだか都市化したエルフみたいな不思議さがある。 2022-03-06 01:11:16 とくぞうだったんですよ @sv_g8 この本はアフリカ都市部零細商人の持つ『ウジャンジャ(狡知)』という概念を調べた者なのだけれど

                    日本人がタンザニアで文化人類学調査のため古着商人に→「歳を取らない15歳ぐらいの白人の少女がスラング混じりの下町言葉でがめつい古着商やってる」と超有名になった話が興味深い
                  • 「今ここ」に無理に適応しなくていいということを知るために人文知やサブカルはある - あままこのブログ

                    note.com plagmaticjam.hatenablog.com 人がどういう風に学問や思想を学んできたかということを読むのは好きなので、1000円払って白饅頭氏の記事を読み、その後plagmaticjam氏の記事を読みました。 白饅頭氏の記事の要約 まず、白饅頭氏の記事を要約すると次のような内容になります。 最近、経営者やそれなりの役職に就いている人と話すことが多いのだが、彼らは異口同音に「昔は自分もリベラル派に親しみがあったが、今はそうではない」と言う 有名な哲学者である東浩紀氏も同じように言う 社会的責任を持つと、リベラル派の言説というのは、現実から遊離した物に感じるのだ 「自分で金を稼ぎ、社員を食わせ、顧客に価値を感じてもらう」という、俗世シャバの泥臭い営みのしんどさと尊さを知った東浩紀さんが、公金をジャブジャブつぎ込まれ、なおかつ子ども(の親)からの高い学費を受け取りなが

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                    • 民俗学っぽいマンガとは何か ——民俗学者が出てくるマンガまとめ - 猫は太陽の夢を見るか:番外地

                      しかし、世間では「妖怪は民俗学が扱うものだ」と考えるのがどうも一般的な捉え方のようです。翻って、「民俗学は妖怪を研究する学問だ」と考えている人までいるようです。 これは、明らかな誤解というよりありません。 (京極夏彦『文庫版 妖怪の理 妖怪の檻』角川文庫、角川書店、2011年、32頁) 「独断と偏見で選ぶ〝民俗学っぽいマンガ〟」を選ぶために このように思ったことはないだろうか。 「ホラーとかオカルト系のマンガって、たいてい民俗学者っぽいキャラが出てくるよね」 わかる。 でもじゃあ、実際、民俗学者が出てくるマンガってどんなものがあって、それってどれくらいあるのだろうか? そもそも、ホラーとかオカルトとか伝奇とか妖怪とかのマンガには、どうしてよく民俗学者が出てくるのだろうか? しかし、その問いに答えることは、実は容易ではない。 なぜか。 たとえば、考古学には、櫻井準也『考古学とポピュラー・カル

                        民俗学っぽいマンガとは何か ——民俗学者が出てくるマンガまとめ - 猫は太陽の夢を見るか:番外地
                      • 10年代SF傑作選から『サハリン島』まで、多数の傑作SFが刊行されたてんこ盛りな2020年を振り返る - 基本読書

                        アンソロジーが記憶に残った年 今年を振り返って記憶に残ったのは、やはり10年という区切りの年だったこともあってか優れたアンソロジーが多数刊行されたこと。たとえば、『なめらかな世界と、その敵』の伴名練が編者に入った『2010年代SF傑作選1・2』(大森望・伴名練編)は野崎まどの笑撃作「第五の地平」から小川一水による数学SFの傑作「アリスマ王の愛した魔物」、ベテランから新鋭まで幅広く取り揃えたアンソロジーだ。 2010年代海外SF傑作選 (ハヤカワ文庫SF) 作者:ピーター トライアス,郝 景芳,アナリー ニューイッツ,ピーター ワッツ,サム・J ミラー,チャールズ ユウ,ケン リュウ,陳 楸帆,チャイナ ミエヴィル,カリン ティドベック,テッド チャン発売日: 2020/12/17メディア: 文庫今年は海外編も前回の年代別傑作選から十八年ぶりに『2000年代海外SF傑作選』、『2010年代海

                          10年代SF傑作選から『サハリン島』まで、多数の傑作SFが刊行されたてんこ盛りな2020年を振り返る - 基本読書
                        • コロナウイルスがもたらす日本の人文学の危機

                          コロナで人文学がヤバい。 といっても哲学とかそういうのじゃなく、歴史学とかがヤバい。 もうちょっと言うと、日本史とか日本文学とかはぜんぜん大丈夫なんだが、西洋史とか東洋史とか、要するに外国のことを調べる学問がヤバい。 今はまだ大丈夫だけど、じきに破綻する。 なぜかといえば非常に単純な話で、研究を進める上で必要な資料にアクセスできないからだ。 歴史学の根本は、オリジナルな資料(=一次史料)にあたることにある。一次史料には色々な形態があるわけだが、歴史上の出来事の背景とかを実証的に調べようと思ったら、公文書館にある史料を使うことが不可欠だ。 そして公文書館というのは行政機関なので、日本の国立公文書館や外務省外交史料館が東京にあるように、あるいはイギリスの国立公文書館がキューにありアメリカの国立公文書記録管理局がワシントンDCにあるように、当然ながらそれを管轄している国や地方自治体に設置されてい

                            コロナウイルスがもたらす日本の人文学の危機
                          • 2021年5月10日にAmazonカスタマーサービスによって削除された斉藤幸平著 『人新世の「資本論」』への2020年9月29日投稿のレビュー|Less Than Useful

                            2021年5月10日にAmazonカスタマーサービスによって削除された斉藤幸平著 『人新世の「資本論」』への2020年9月29日投稿のレビュー (注) いきなり削除されていたのでAmazonカスタマーサービスに問い合わせて削除の取り消しを希望したところ、30分ほどでガイドラインに抵触云々のテンプレートの返答が帰ってきて削除の取り消しも拒否されたので、ここに再掲しておく。斉藤幸平氏が批判するAmazonのようなワンクリックで何でも手に入る資本主義の極北みたいなシステムが、資本主義システムを批判する本への☆一つのトップレビューを、知識のコモンズを支えるネットというプラットフォームから削除してしまうっていう状況はなかなかアイロニカルでよい。もっと酷い罵倒したレビューは消されてないのに。しかしよく考えてみれば資本主義システムの欲望ドライブ+マルクス思想って、それってまんま近隣の某大国やん?ってこと

                              2021年5月10日にAmazonカスタマーサービスによって削除された斉藤幸平著 『人新世の「資本論」』への2020年9月29日投稿のレビュー|Less Than Useful
                            • "Soka Gakkai’s Human Revolution: The Rise of a Mimetic Nation in Modern Japan"はめちゃめちゃすごい本なので読んでほしいという|タサヤマ

                              "Soka Gakkai’s Human Revolution: The Rise of a Mimetic Nation in Modern Japan"はめちゃめちゃすごい本なので読んでほしいという話 なんというか、ビビった。 読んでるときに何度か声を出して叫んでしまった。 同じ時代でほぼ同じテーマに取り組んでいる研究者の本についてこれを言っていいのか分からないが、これまでに書かれた日本の創価学会についての著作のほとんどを過去にするような著作だ。 言いすぎだと思う。 言い過ぎだと思うけれども、それくらい今回紹介するレヴィ・マクローリンさんの著作『Soka Gakkai’s Human Revolution: The Rise of a Mimetic Nation in Modern Japan』は時代を画する一冊だと思う。 学術的にもきわめて興味深い分析を含んでいるのは言うまでもない

                                "Soka Gakkai’s Human Revolution: The Rise of a Mimetic Nation in Modern Japan"はめちゃめちゃすごい本なので読んでほしいという|タサヤマ
                              • スイスの“バ美肉”研究者に密着したNHKドキュメンタリー番組がオンデマンドで配信中。海外から見た「日本独自の文化」や、「カワイイを獲得する」ことで心理的な解放を求める人々の心理とは?

                                NHK「最深日本研究」スイスの”バ美肉”研究者ミラの密着ドキュメンタリーが放送 美少女になる人々の心理とはNHK新番組「最深日本研究〜外国人博士の目〜」でスイスの人類学者ミラの密着ドキュメンタリーが2024年4月14日に放送された。ミラは、VTuberやメタバースでバーチャルアバターの力により美少女の姿に変身する「バ美肉(ばびにく、バーチャル美少女受肉)」文化に着目した論文で学術賞を受賞、国連の国際会議でも発表するなど精力的に活動している。番組では来日してフィールドワークを行うミラに密着。ミラは”バ美肉”VTuberである、のらきゃっと・あまちじょんこ・バーチャル美少女ねむに取材を行い、美少女になる人々の心理に迫った。番組は4月28日までオンデマンド配信で視聴可能だ。さらに4月20日には出演者による「非公式アフタートーク」が配信されることが決定した。現在NHKではドラマ『VRおじさんの初恋

                                  スイスの“バ美肉”研究者に密着したNHKドキュメンタリー番組がオンデマンドで配信中。海外から見た「日本独自の文化」や、「カワイイを獲得する」ことで心理的な解放を求める人々の心理とは?
                                • クローズアップ藝大 | 第十五回 小鍛冶邦隆 音楽学部作曲科教授 | 東京藝術大学

                                  クローズアップ藝大では、国谷裕子理事による教授たちへのインタビューを通じ、藝大をより深く掘り下げていきます。東京藝大の唯一無二を知り、読者とともに様々にそれぞれに思いを巡らすジャーナリズム。月に一回のペースでお届けします。 Tweet >> 過去の「クローズアップ藝大」 >> 「クローズアップ藝大」が本になりました 第十五回は、音楽学部作曲科教授の小鍛冶邦隆先生。現代音楽の作曲家として、また指揮者としても活躍しています。令和3年10月、研究室にてお話を伺いました。 【はじめに】 この「クローズアップ藝大」という企画を通して、今まで出会うことのなかった様々な芸術家の方々と初めて話をする機会を得ていますが、現代音楽の作曲家は正直とても遠い存在だと感じていました。コンサートでも、日ごろメディアを通しても現代音楽をあまり耳にすることがないこともありますが、現代音楽については難しい話になるではとの予

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                                  • 空港で荷物の超過料金が払えず困っていた日本人研究者に手を差し伸べてくれたモンゴル人。自分の頭で判断することの大切さ。

                                    島村一平 @ippeishimamura 文化人類学・モンゴル研究。シャーマニズム、仏教、サブカルチャー、エスニシティ、ナショナリズムなど。著書に『ヒップホップ・モンゴリア:韻がつむぐ人類学』(青土社)『憑依と抵抗:現代モンゴルにおける宗教とナショナリズム』(晶文社)など。「辺境ヒップホップ研究会」主催。発言は個人の見解です。 島村一平 @ippeishimamura 昔、ロンドンの空港で、荷物の超過料金が払えず途方に暮れていた。ハンガリーで本を買いすぎて、イギリスの学会が終わって帰国の日のこと。手荷物のリュックに20㎏ほどの本。スーツケースにも40㎏ほどの荷物が入っていた。当時の僕は、ポスドクで収入が少なかったのでクレジットカードをつくれなかっ 2022-09-03 15:46:31 島村一平 @ippeishimamura た。手元には50ポンドほどの現金。超過料金は約120ポンドだ。

                                      空港で荷物の超過料金が払えず困っていた日本人研究者に手を差し伸べてくれたモンゴル人。自分の頭で判断することの大切さ。
                                    • 「コミケで将棋倒しは起きない/起きていた」論争が勃発 → 過去に雑踏事故が発生 女性に“面白いから踏んでいこうぜ”など暴言か

                                      韓国・ソウルの繁華街「梨泰院(イテウォン)」で発生した雑踏事故を受けて、SNS上では過去にコミックマーケット(通称コミケ)で雑踏事故が起きたことがあるのか、ないのかといった論争が起きています。ねとらぼ編集部がコミックマーケット準備会に問い合わせたところ、コミケでは過去に雑踏事故が起きていたことが確認できました。 画像はイメージです(YouTubeより) SNS上では「コミケで将棋倒しが起こらない理由、これは社会学、文化人類学の課題として真剣に研究すべきだと思うよ」など、コミケでは雑踏事故は起きたことがないとする意見が複数見られます。 「コミケで将棋倒しが起こらない」と主張(Twitterより、編集部でモザイク加工) 一方で、それらの意見に対して、「コミケで将棋倒しは『起きています』。C58(2000年夏)3日目西館将棋倒し事件」「将棋倒しでなくても転んだ女性を大勢の男がわざと踏んで移動して

                                        「コミケで将棋倒しは起きない/起きていた」論争が勃発 → 過去に雑踏事故が発生 女性に“面白いから踏んでいこうぜ”など暴言か
                                      • 学術書の類を読むときはプロによる書評も一緒に読め

                                        ブレグマン(2021)『Humankind 希望の歴史』を勝間さんがブログで紹介しているが、その記事のブコメが地獄と化している。 https://b.hatena.ne.jp/entry/s/katsumakazuyo.hatenablog.com/entry/2021/08/12/162845 「なんとなくだが俺はこう思う」「著者はチェリーピッキングしててクソ」みたいな主張がエビデンスなしに書かれており(そもそも君たち原書読んだ?)、それらにスターが当然であるかのように集まっている。これらは理性的な議論でもなんでもなくただのエコーチェンバー現象である。やはり、ブコメという文字数制限があるメディアできちんとした議論を行うのは無理があることが分かる。 こういう学術書やそれに近いものを読むときに私が習慣としていることがある。本を読む前にプロによる書評を読め。 ここでのプロというのは、新聞でそう

                                          学術書の類を読むときはプロによる書評も一緒に読め
                                        • SQL Training 2021

                                          Transcript SQL 株式会社 AI Shift 三宅 悠太 1. データベース 2. SQL I 3.トランザクション 4. データベース設計 5. インデックス 6. 実行計画 7. SQL II データベース データベースとは “A database is an organized collection of inter-related data that models some aspect of the real-world “ (CMU) データベースとは、実世界のある側面をモデル化した、秩序 だった、相互に関連したデータの集まり DBMS • データベース管理システム(DBMS)は、データベースを管理するソフトウェア ◦ 例:MySQL, Oracle Database, SQLite, MongoDB • DBMSの目的は、アプリケーションが簡単にデータベースにデー

                                            SQL Training 2021
                                          • なぜ、「痩せなきゃ」に縛られてしまうのか|人類学者・磯野真穂

                                            時に私たちを縛ってしまう“しなきゃ”という気持ち。その背景について考えるインタビュー企画「“しなきゃ”はこうして生まれる」、今回は「痩せなきゃ」と考えてしまう心理の裏側を、人類学者の磯野真穂さんに教えてもらいました。 美容や健康のためにダイエットをすることは、否定されることではありません。しかし「痩せなきゃ」という気持ちが加速すると、過度なプレッシャーから心身のバランスを崩してしまうケースもあります。 拒食や過食に悩む人たちへの取材や「痩せ願望」にまつわる研究を通じ、人々の「痩せなきゃ」という願望に向き合っている磯野さん。今回は現代社会にまん延する「痩せ願望」についてお話を伺いました。 「自己管理」と「自分らしさ」の先に生まれた「痩せ願望」 ──磯野さんはこれまで「痩せなきゃ」という思いにとらわれてしまう多くの人たちに、研究を通じて向き合われてきたと思います。現代社会がこれほど「痩せている

                                              なぜ、「痩せなきゃ」に縛られてしまうのか|人類学者・磯野真穂
                                            • おっさんエンジニアの放送大学教養学部に入学記録6(3年目後期終了) - 勘と経験と読経

                                              2020年4月から放送大学の教養学部「人間と文化コース」に入学して、これまで勉強してこなかった人文系の勉強を始めている。3年目後期が終わったので感想をまとめておく。最近IT業界界隈でも放送大学に関する記事が増えてて興味深い 目次 最近、技術者界隈でも放送大学の記事をちらほらと見るようになった 3年目後期に受講した科目 現代の危機と哲学(’18) アメリカの芸術と文化(’19) 中高年の心理臨床(’20) 来期(4年目前期)の予定 これまでの記録 受講の感想 これまで受講した科目 最近、技術者界隈でも放送大学の記事をちらほらと見るようになった 技術者ということで「情報」コースを履修している人がほとんどだけれども、いろいろ情報が出てきて参考になる。取りたい科目が増えてしょうがない kernhack.hatenablog.com note.com 放送大学いいですよ。 さて、それでは自分はどうだ

                                                おっさんエンジニアの放送大学教養学部に入学記録6(3年目後期終了) - 勘と経験と読経
                                              • 続・社会学は何をしているのか

                                                以前のエントリで触れたように、社会学という学問は往々にして誤解にさらされるものだ、と、当の社会学者自身が思っている。社会学が他の学問より誤解を受けているという証拠はないけれど、少なくとも研究対象になるものが、専門家以外でも触れることのできる、多くの人が経験したことのある出来事だからこそ「社会学者の見方は間違っている」と非難されることが多くなるのは確かだろう。その非難は、学術を専門としない当事者だけでなく、同じ対象を扱っている他分野の研究者からなされることもある。 たとえば昨年開催された日本社会学会におけるシンポジウム「社会学への冷笑と羨望――隣接分野からのまなざし」は、そのような他分野からの視点を学会的に取り入れようという意欲的な試みで、僕自身は参加しなかったのだけれど、とても刺激的なやりとりがあったようだ。学会員向けのニュースレターによると、環境経済学の専門家から指摘されたのは、環境問題

                                                  続・社会学は何をしているのか
                                                • まず読みたい100冊

                                                  I. <まず読みたい図書> 1)全学生向きの図書 著作名 著者・編者名 *シリーズ名な ど 出版社 西暦発行年 現在書店で 入手が可能 か(○または ×) 筑波大学図書館 での所蔵の有無、 ある場合は配架番 号 *その他の情報 紹介コメント(80字以内) 三四郎 夏目漱石 岩波文庫 岩波書店 ◯ 081-I95-G10-6 漱石が明治時代の大学生を描いた名作です。自分と比べて見るのも一 興。 地獄変・偸盗 芥川龍之介 新潮文庫 新潮社 ◯ 無 各作品は図書館所蔵 の他の版で読むこと ができる。 何百もの小説を残した芥川。「羅生門」だけじゃ物足りない。 万葉集と日本人:読み継がれる 千二百年の歴史 小川靖彦 角川選書 KADOKAWA 2014 〇 911.12-O24 古典と呼ばれる作品が現代までどのように読み継がれてきたのか、そして それは書物(モノ)としてどのように伝えられてきたのか。

                                                  • ミヤシタパークの渋谷横丁で飲んだ「西成酎ハイ」は1984年の味がした|あしやまひろこ(テクノコスプレ研究会のnote)

                                                    はじめに先に自己紹介をすると、私は関東者である。生まれは神奈川で、祖父母は渋谷から歩いて行ける距離に住んでいる。北関東の大学に下宿して通い、そのあと一瞬だけ関西と北陸に住んでいたことがあるが、今はまた関東に住んでいる。今は西川口という町に住んでいるが、とても性に合っている。 私は関東者であるが、大阪の雰囲気が好きだ。観光ガイドにはあまり書かれていないが、大阪環状線よりも南のあたり、西成区や阿倍野区のあたりの風土が特に好き。自分で歩いて見聞きした範囲しか知らないし、観光や仕事でしか訪れたことはないが、もし関西に転勤になったらこの辺りに住みたいと思う。西成や阿倍野がどういう町なのかについて、僕は語るほど詳しくないが最低限補足すると、西成区=あいりん地区(釜ヶ崎)ではないし、あいりん地区に限ってもいろいろな人が住んでる。そして、あいりん地区そのものは結構狭い。西成に限っても結構広く、いろいろな地

                                                      ミヤシタパークの渋谷横丁で飲んだ「西成酎ハイ」は1984年の味がした|あしやまひろこ(テクノコスプレ研究会のnote)
                                                    • 2019-nCoVについてのメモとリンク

                                                      リンク集目次 国内外の状況 政府機関・国際機関等 学術情報 疫学論文 分子生物学/ウイルス学論文 臨床論文 インフォデミック関係 ワクチン関係 変異株関係 時系列メモ目次 新型コロナウイルス(2020年1月6日,11日) インペリグループによる患者数推定(2020年1月18日) 患者数急増,西浦さんたちの論文(2020年1月20日,23日) WHOはPHEIC宣言せず(2020年1月23-24日) 絶対リスクと相対リスク(2020年1月26日) 研究ラッシュが起こるかも(2020年1月27日) なぜ新感染症でなく指定感染症なのか? なぜ厚労省令でなく閣議決定なのか?(2020年1月27日) コロナウイルスに対する個人防御(2020年1月27日) 国内ヒト=ヒト感染発生(2020年1月28日) フォローアップセンター設置,緊急避難等(2020年1月29日) PHEICの宣言(2020年1月3

                                                      • 山間部の集落で一日にドーナツ100個を売ることから始める、シンプルな田舎暮らしが生み出した小さな地域活性化【いろんな街で捕まえて食べる】 - SUUMOタウン

                                                        著: 玉置 標本 (撮影:宮沢豪) 5年前に佐渡島でたまたま知り合った友人が、移住2年目にして唐突にドーナツ屋を始めたという話を人づてに聞いた。しかも山間部、なんなら山奥といっていいような集落でだ。大変失礼ながら、そこだと常連客はタヌキくらいではと不安に思ってしまったが、オープンから4年目に突入し、今も順調にドーナツを揚げているようなのだ。 そもそも彼はなぜ佐渡に移住したのか、そしてなぜドーナツ屋をやることになったのか、そしてそれが成功している理由はなんだったのか、じっくりと話を伺ってきた。 この立地でドーナツ屋ってどういうことだまず大前提として、佐渡島がどんなところなのかという話をするが、離島といっても中心部の大通り沿いは、大型家電店やスーパーマーケット、各種全国チェーン店が立ち並ぶ、よく見かける郊外の地方都市。そしてそこにはミスタードーナツも一軒ある。飲食店を出すのであれば、フェリータ

                                                          山間部の集落で一日にドーナツ100個を売ることから始める、シンプルな田舎暮らしが生み出した小さな地域活性化【いろんな街で捕まえて食べる】 - SUUMOタウン
                                                        • 呉座先生復職記念|apj

                                                          ※noteは圧力で消される可能性もあるので、私と訴訟しない限り削除できない自分トコのサイトにも同じ内容を置いておくことにする。 「呉座勇一先生の裁判を支える会」のサイトに「呉座先生、日文研復職のお知らせ」が掲載された。 2023年8月に大学共同利用機関法人人間文化研究機構との間で取り交わされた和解条項の合意に基づき、本年11月1日より、呉座勇一先生が国際日本文化研究センターに助教として復職される予定です。 呉座先生が名実ともに、歴史学者としての再スタートを切られることに対し、支援していただいた皆様とともに、心より喜びを共有したいと思っております。 今後とも、何卒、よろしくお願い申し上げます。 呉座勇一先生の裁判を支える会 代表 中田大悟 呉座勇一先生の裁判を支える会 「研究・教育・言論・メディアにかかわるすべての人へ」という文書に発起人の賛同者多数の名前を添えて公開され、その騒動を理由に研

                                                            呉座先生復職記念|apj
                                                          • 女性の社会進出によって加速するジェンダー格差と企業による搾取 - 八発白中

                                                            コロナ禍に見舞われてから、「エッセンシャルワーク」という単語を目にするようになりました。社会の中で必要不可欠な仕事、医療従事者や宅配業の配達員、スーパーマーケットの店員、ごみ収集員などがそれに当たります。 一方で、2020年7月に日本語訳の「ブルシット・ジョブ――クソどうでもいい仕事の理論」 が刊行されるなど、個人的には仕事とは何か、必要か必要じゃないかという視点を持つことが頻繁になりました。 ブルシット・ジョブとは、被雇用者本人でさえ、その存在を正当化しがたいほど、完璧に無意味で、不必要で、有害でもある有償の雇用の形態である。とはいえ、その雇用条件の一環として、本人は、そうではないと取り繕わなければならないように感じている。 ――デヴィッド・グレーバー「ブルシット・ジョブ――クソどうでもいい仕事の理論」 私は彼の「負債論」に魅了されて以来デヴィッド・グレーバーの軽いファンだったので、彼の

                                                              女性の社会進出によって加速するジェンダー格差と企業による搾取 - 八発白中
                                                            • 『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』感想 - UNITAMENTE

                                                              『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』観てきました。 ※この記事は『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』(2023)のネタバレを含みます。 私の友人知人や古くからのフォロワーさんはご存知だと思いますが、私は『鬼太郎』シリーズがけっこう好きなんです。なので、鬼太郎がどうやって生まれたのかとか、目玉のおやじがなぜあの姿なのかとか、水木がどういうキャラなのかとかを、事前に知っている状態で観に行きました。 そして観終わって、ゲゲ郎こと鬼太郎の父が作中の姿からミイラ男のような姿を経て結果的に「目玉おやじ」に至った理由を、既存の物語からこう翻案した(種明かしした)のはめちゃくちゃ良い選択だと思いました。 私は『鬼太郎』が好きだし、水木しげる先生と水木作品も好きなんだけど、鬼太郎父の「体が溶ける不治の病」を患っているとされたあの姿は時代的に明らかに実在する特定の病気を表象したもので、あれは問題のある差別的な表現だったと言わざる

                                                                『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』感想 - UNITAMENTE
                                                              • ノンフィクション100

                                                                すごいノンフィクションは、一冊で常識を一変させる。目から鱗を叩き落とし、世界の解像度を上げる。積み重ねた事実の上に立たせ、偏見という壁の向こうを見せてくれる―――ノンフィクションには、そんな力がある。 ここでは、常識をアップデートし、偏見をとっぱらい、世界をクッキリと見せてくれる、「これはスゴい!」というノンフィクションを100選んだ。 選んだベースは以下からだが、選んだのがわたしだから偏りと不足がある。だから、「それがスゴいなら、これなんてどう?」とお薦めいただけると嬉しい。消費物ではなく、何度も読み継ぎ、語り継げるようなノンフィクションに出会いたいんだ。 『ノンフィクション新世紀 世界を変える、現実を書く。』石井光太責任編集 『東大教師が新入生にすすめる本』文春新書 『kotoba』 27号 (2017年春) 「このノンフィクションが凄い!」 『kotoba』 37号 (2019年秋)

                                                                  ノンフィクション100
                                                                • ブコメお便りコーナーの時間です - 本しゃぶり

                                                                  俺もラジオに来るようなお便りが欲しい。 欲しいものは自分で作る。 記事へのブコメを有効活用することにした。 お便りに憧れる AfterShokzを使っているだろうか? AfterShokz Aeropex 骨伝導イヤホン 防水bluetooth5.0 コズミックブラック AftershokzAmazon 俺はあいかわらずプライベートではKindle読み上げやPodcastを聞くのに使っている。こういったコンテンツを消費しながらだと、掃除のような面倒な家事もちょっとは楽しくなるのが良い。 そうやっていろんなPodcastを聞いていると、ちょっと憧れることがある。それは「リスナーからのお便り」だ。 様々なリスナーからお便りが届き、読み上げられると、いかにも人気って感じがする。ちゃんとPodcastにはリスナーが存在し、わざわざお便りを出すほどに求められているのだ、と。 俺もこのブログに関するお

                                                                    ブコメお便りコーナーの時間です - 本しゃぶり
                                                                  • 「土偶は植物のフィギュアだった」独立研究者が発表した新説のルーツと反発を招いた本当の理由

                                                                    青森県で出土した遮光器土偶。(「東京国立博物館ホームページ」より) 縄文時代に作られた土偶については「女性をかたどったもの」といわれてきたが、「土偶は縄文時代の食用植物をかたどったフィギュア」――具体的かつ写実的に、植物に手と足を付けて「植物の人体化」をした像であるという仮説を提唱する新刊『土偶を読む 130年間解かれなかった縄文神話の謎』(晶文社)が話題だ。NHKニュースで取り上げられ、いとうせいこうらが絶賛するなどしている。 いわく、椎塚土偶はハマグリの貝殻や中身に、みみずく土偶は二枚貝のイタボガキに、無数の穴が施された刺突紋土偶はヒエの穂のつぶつぶに似ている――。栗や貝の頭部を持つゆるキャラをつくるようなやり方で縄文人は土偶の形を考案していったのだ、というユニークな見解が示されている。 そんな本の著者である独立研究者の竹倉史人氏とは、一体どんな人物なのか。はたまた発表するや否や巻き起

                                                                      「土偶は植物のフィギュアだった」独立研究者が発表した新説のルーツと反発を招いた本当の理由
                                                                    • #イラク水滸伝 を読んで「あれ、もしかしてイラク行けんじゃねえの?」と思った - Letter from Kyoto

                                                                      辺境作家、最近は普通にノンフィクション作家と名乗られている高野秀行の最新著書「イラク水滸伝」を読んだ率直な感想は「あれ、もしかしてイラク行けるんちゃうん?」だった。実は以前の著書「謎の独立国家ソマリランド」でも同じことを思った。僕は結局訪れなかったが、実際ソマリランド本を読んで現地を訪れたという人の話がネットにたくさん転がっている。今回のイラク本もきっとそうなるに違いない。「あれ、もしかしてイラク行けんじゃね?」と思ったのは、僕だけではなかったはずだから。 当たり前だけど、イラクはずっと行けない国だった。イラクと言えば続く動乱と内戦。高野さんでさえも、行きたくてもずっと行けなかった国(P9)。今もそのまんまだと信じていた。この本で高野さんは、2018年からイラクを訪れている。その当時はまだ爆弾テロがあったみたいだけど、それでもかなり治安が改善していた方で、現地にイラク人の保証人がいれば30

                                                                        #イラク水滸伝 を読んで「あれ、もしかしてイラク行けんじゃねえの?」と思った - Letter from Kyoto
                                                                      • 森の民と狩猟生活をともにした人類学者がどうしても食べられなかった「極上の獲物」とは【極限メシ】 - メシ通 | ホットペッパーグルメ

                                                                        あなたがこの記事を読んでいるのは、職場へ向かう混み合った電車内だろうか? それとも運よく座れた帰路の快速急行の中だろうか? テレワークの合間の息抜き中かもしれないし、どこかの飲食店でランチが運ばれてくるまでの暇つぶしかもしれない。 そんな現代社会で当たり前に行っているルーティンや信じて疑わない常識が、1冊の読書体験で覆されるとしたら──。 2018年に出版された『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』(奥野克巳著、亜紀書房)はまさにショッキングなドキュメントだ。 www.akishobo.com 何より驚かされるのは、この本に記されたマレーシア・ボルネオ島に住む少数民族「プナン」の文化や習慣、考え方である。 「貸して」と言われモノやお金を貸しても決して返ってこない 「ありがとう」「ごめんさい」に相当する言葉がない 基本、日々反省せずに生きている。 それゆえ

                                                                          森の民と狩猟生活をともにした人類学者がどうしても食べられなかった「極上の獲物」とは【極限メシ】 - メシ通 | ホットペッパーグルメ
                                                                        • 江戸時代に「男女混浴」が平気だった理由 『欧米人の見た開国期日本』 | BOOKウォッチ

                                                                          ただちに類書がいくつか思い浮かぶ読者もいるだろう。『欧米人の見た開国期日本――異文化としての庶民生活』 (角川ソフィア文庫)。幕末から明治初期にかけての日本が、欧米人の目にどう映ったかを報じたものだ。 著者の石川榮吉さん(1925~2005)は人類学者。専攻は社会人類学。京都大卒。東京都立大で長く教え、『南太平洋物語―キャプテン・クックは何を見たか―』で毎日出版文化賞受賞。日本民族学会会長(現・日本文化人類学会)も務めた。本書はかつて風響社から刊行された単行本の文庫化だ。 テーマごとに再構成 類書と異なる大きな特徴は、本書が上手な「まとめ本」だということ。外国人が開国期間の日本に関して記した体験記録は多数ある。本書はそれらを軸に、「庶民生活」という視点から、テーマごとに再構成したところが新しい。 加えて著者自身が「文化人類学者」というのもユニークだ。オセアニアなど南太平洋を中心にフィールド

                                                                            江戸時代に「男女混浴」が平気だった理由 『欧米人の見た開国期日本』 | BOOKウォッチ
                                                                          • 今、戦略的に「自閉」すること──水平的な横の関係を確保した上でちょっとだけ垂直的に立つ|精神科医・松本卓也インタビュー

                                                                            今、戦略的に「自閉」すること──水平的な横の関係を確保した上でちょっとだけ垂直的に立つ|精神科医・松本卓也インタビュー ともすれば、過剰に「開かれ」すぎてしまったがゆえのディスコミュニケーションが目立つ現在、あらためて「自閉」という状態の持つ可能性を探る。精神科医・松本卓也氏インタビュー。 一般に主体のあり方をめぐっては、外に向かって「開かれ」ている方がより望ましく、逆に自らのうちに「閉じて」しまうことは望ましくないという、なんとなくの印象がある。言い換えれば、よりコミュニカティブであることが素晴らしく、そうでないことは悪いことであるという、うっすらと、しかし広く蔓延した信念のようなものが存在する。 近年、精神分析においても注目を集めている「自閉症」や「アスペルガー」が治療すべき病、定型的な主体モデルから逸脱した異常性として捉えられている背景には、おそらく、そうした常に「開かれ」ていること

                                                                              今、戦略的に「自閉」すること──水平的な横の関係を確保した上でちょっとだけ垂直的に立つ|精神科医・松本卓也インタビュー
                                                                            • 新型コロナで変わる同僚や家族との距離 人類学者・磯野真穂さんと「他者との向き合い方」を考える - りっすん by イーアイデム

                                                                              新型コロナウイルス感染症の流行による働き方の変化や外出自粛の動きを受けて、社会全体で“他者との付き合い方”が変わってきています。職場の人や友人たちとの距離は以前より遠く、反対に、同居する家族との距離は近くなったことで、私たちが人間関係で悩むポイントもこれまでとは違ったものになってきました。 ビデオ会議やチャットツールなどを使ったオンラインでのコミュニケーションに慣れない。家族と顔を合わせることにストレスを感じるようになってきた――。そんな方もいるのではないでしょうか。 大きく変化した環境のなかで、同時に変化しつつある“他者との関わり方”にどう向き合っていけばよいか。「予測できない未来を人が他者とともにどう生きるか」を研究している文化人類学者の磯野真穂さんと一緒に考えてみました。 ※取材はリモートで10月下旬に実施しました 画面上で切り取られる部分が“身体”になる 新型コロナの影響で勤務形態

                                                                                新型コロナで変わる同僚や家族との距離 人類学者・磯野真穂さんと「他者との向き合い方」を考える - りっすん by イーアイデム
                                                                              • 「1日1万冊」ずつ増える、買い取っても売れない本 「捨てたくない」…本の循環を目指すバリューブックスの取り組み

                                                                                暮らしを彩るいい商品を見つける「マーケット」、ものづくりや消費をめぐる問いに向き合う「トークセッション」、そして、ものづくりや作り手の想いを間近で体験する「ワークショップ」をコンテンツに、3日間にわたって行われたイベント「Lifestance EXPO(ライフスタンスエキスポ)」。本記事では、同イベントで行われた10本のトークセッションの最後を飾った「ものの手放し方」をテーマとしたセッションの模様をお届けします。年間で約400万冊の古本を流通させるバリューブックスの「よりよい本の循環」を目指す取り組みが語られました。 「ものの手放し方」を考える 幅允孝氏(以下、幅):みなさんこんにちは。こんなに雨が降っていて、しかも寒い日曜日の午後にお時間をいただきまして、本当にありがとうございます。 私はPARADE株式会社の取締役で、有限会社BACHという会社ではブックディレクターという仕事をしており

                                                                                  「1日1万冊」ずつ増える、買い取っても売れない本 「捨てたくない」…本の循環を目指すバリューブックスの取り組み
                                                                                • デザイン界隈?に対する違和感——デザインを学び始めた弁護士がデザインの世界と関わるようになってから感じたこと|市ヶ谷法務店

                                                                                  デザイン界隈?に対する違和感——デザインを学び始めた弁護士がデザインの世界と関わるようになってから感じたこと はじめに言っておきたいが、弁護士である私がデザイン界隈と関わるようになってからそこまで月日が経っていない。2年ほど前にスタートアップ企業で偶然にデザインと出逢い、その縁もあって、武蔵野美術大学大学院造形構想研究科修士課程に在籍することとなり、入学から2か月弱が過ぎた。デザインに対しては多くの肯定的意見を持っている。それこそ、司法や行政の世界をデザインの力で刷新したいくらいだ。 一方で、「まだ」外部の感覚が残る人間としては、デザインの世界を論じるには時期尚早であると思いつつも、違和感をもったところもある。こうした違和感はデザインの世界に入ってみて月日が経っていないが故のものであると思われ、そのうち消えるかもしれず、あるいは、あとから己の無知を恥じて明確に意見を変えることになるかもしれ

                                                                                    デザイン界隈?に対する違和感——デザインを学び始めた弁護士がデザインの世界と関わるようになってから感じたこと|市ヶ谷法務店