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spring-8の検索結果1 - 40 件 / 49件

  • 「粒子加速器」を自作した猛者現る 「リビングの片隅で組み立てた」──工学素人の“理論屋”が一から試行錯誤

    電子や陽子などの荷電粒子を加速する「加速器」という名前を聞くと、日本なら高エネルギー加速器研究機構(KEK、茨城県つくば市)やSPring-8(兵庫県佐用郡)、海外なら欧州原子核研究機構(CERN)といった研究所・研究施設の大型実験機器を想像するかもしれない。 そんな加速器を卓上サイズで再現した作品が、「Maker Faire Tokyo 2019」(東京ビッグサイト、8月3~4日)で展示されていた。 何がどう動いている? この卓上サイズの加速器は「サイクロトロン」と呼ばれる種類の、陽子やイオンを渦巻状に加速する装置だ。どのように動作しているのか、展示のアシスタントをしていた理化学研究所の竹谷篤さんに聞いた。 「中央の空間は真空になっています。この空間に、水素ガスを注入します。空間の中央にはフィラメントがあります。フィラメントに電流を流して暖めると、近くの水素ガスが電離して、電子と陽子に分

      「粒子加速器」を自作した猛者現る 「リビングの片隅で組み立てた」──工学素人の“理論屋”が一から試行錯誤
    • 新型コロナの重症化を89%防いだ ファイザーの新型コロナ飲み薬 パクスロビドはどんな薬?(忽那賢志) - エキスパート - Yahoo!ニュース

      11月5日、ファイザーより新型コロナに対する飲み薬の抗ウイルス薬であるパクスロビドが重症化を89%防いだ、と発表しました。 このパクスロビドとはどういった薬なのでしょうか。 新規抗ウイルス薬と既存の抗HIV薬を組み合わせた薬剤このパクスロビドは新しい抗ウイルス薬(PF-07321332)と、既存の抗HIV薬であるリトナビルとを組み合わせた合剤です。 「なんでHIVの薬が・・・コロナと関係ないやろ・・・」と思われるかもしれませんが、感染症医的には「リトナビルブースト、キターーーー!萌えーーーーー!!」という感じです。 このリトナビルは、プロテアーゼ阻害薬という種類の抗ウイルス薬と併用することで、プロテアーゼ阻害薬の血中濃度を高く維持する効果があり、やや厨二心をくすぐる「リトナビルブースト」という名称がついています。 感染症医にとっての「リトナビルブースト」は、世間一般の「界王拳10倍」に相当

        新型コロナの重症化を89%防いだ ファイザーの新型コロナ飲み薬 パクスロビドはどんな薬?(忽那賢志) - エキスパート - Yahoo!ニュース
      • 食塩に実は隠れた甘さ、塩化物イオンによる味覚を発見

        食塩(塩化ナトリウム)はナトリウムイオンと塩化物イオンが結びついている。このうち、ナトリウムイオンは口の味細胞にある塩味の受容体に結合し塩味として感じられるが、一方の塩化物イオンは甘味やうま味の受容体に結合していることが分かった。岡山大学などの研究グループが、メダカやマウスの実験で発見した。ヒトにも、同様に塩化物イオンが結合するタイプの受容体があるという。 ヒトの口の中には甘味、うま味、塩味、苦味、酸味を起こす物質と結合する受容体がある。それぞれの味を起こす物質と対応する受容体の構造が、鍵と鍵穴の関係のようにぴたりと結合して味を識別する。こうして甘味受容体は砂糖、塩味受容体はナトリウムイオンを感知する。糖は塩味受容体には結合しない。この仕組みはヒトや魚類など脊椎(せきつい)動物に共通するという。 ヒトはみそ汁に近い0.8~1%ほどの濃度の食塩水はおいしい塩味として感じるが、その10~20分

          食塩に実は隠れた甘さ、塩化物イオンによる味覚を発見
        • 特定の気体を自在に捕捉・分解する新材料 - 孔に秘められた驚異の可能性 - — SPring-8 Web Site

          多孔性材料って? 私たちの身の回りには、「多孔性材料」と呼ばれる材料が頻繁に利用されています。これは名前の通り、たくさんの微細な孔(あな)があいた材料のことで、代表的なものには、活性炭やゼオライト*1があります(図1)。例えば、活性炭は冷蔵庫や車の消臭剤としてよく使われていますが、これは活性炭の表面にある微細な孔が、においの元となるガス分子を吸着するからです。その他にも多孔性材料は、石油を精製する際の分離材料や、水の浄化用材料などに広く使われています。 ただし、これらの材料の孔の大きさや性質は、それぞれの材料に特有のもので、応用範囲が限られています。もし、この孔を自在にあやつることができたら、その応用性ははかり知れません。例えば、環境中の汚染物質を取り除いて地球環境を改善したり、あるいは大気中から特定の分子を分離して、資源に変えることだってできるかもしれません。 図1 活性炭は、孔の大きさ

          • 放射光施設でLEDが壊れる?その原因を解明

            大型放射光施設「SPring-8」は、SDGsや2050年カーボンニュートラル達成に向けた研究を支える施設で、施設のグリーン化も積極的に進めています。しかし、その過程で意外なところにネックがあったのです。高エネルギーの電磁波である放射線にさらされると、長寿命のはずのLEDが数カ月で点灯しなくなってしまいました。田中 均グループディレクター(GD)らはその原因を究明し、驚くほど簡単な解決方法を見いだしました。 放射線環境下ではLEDが使えない?! 施設のグリーン化の一環として、SPring-8でも、蛍光灯からLEDへの置き換えを実施している。ところが、加速器トンネル内のLEDは数カ月ですべて故障してしまった。強い放射線(X線)の影響と考えられたが、当時、LEDのメーカーでさえそのような故障が起きるとは認識しておらず、原因も分からなかった。田中GDはその原因を探ろうとチームを立ち上げた。 そん

              放射光施設でLEDが壊れる?その原因を解明
            • 理研600名リストラ危機が示す研究現場の疲弊(榎木英介) - エキスパート - Yahoo!ニュース

              理研で大量「雇い止め」危機理化学研究所(理研)といえば、自他ともに認める日本を代表する研究機関だ。1917年の設立以来、組織形態を変えながら戦前戦後を生き延び、優れた研究を生み出し続けている。 ときに問題も起こることがあり、私もこのYahoo!ニュース個人の記事で何度か取り上げたSTAP細胞事件を記憶している方も多いだろう。 このようにその動向が一挙手一投足が取り上げられる理研だが、衝撃的なニュースが駆け巡った。理研の研究系職員が今年度末で約600人も雇い止めになるというのだ。 【速報】理研600人雇い止め 研究者らが“撤回”を求めて政府に要望書 (FNN)理研で雇い止め、1年後に600人 労組が撤回要求「日本の研究力低下」 研究チームの解散、神戸が4割 (神戸新聞)なぜ理研は600人もの研究職を雇い止めするのか(城繁幸氏)理研、600人の「大量リストラ」で、日本の「科学技術」がいよいよヤ

                理研600名リストラ危機が示す研究現場の疲弊(榎木英介) - エキスパート - Yahoo!ニュース
              • AlphaFold2、何でそんなに話題なん? | tayo magazine

                DeepMindのAlphaGoが2016年に李世乭に勝利した事件は、AI時代の到来を示す象徴的な出来事でした。 それから5年、DeepMindの新たなプロダクト、「AlphaFold2」のリリースに現在、世界中の生物学研究者が沸いております。 日本語記事も色々と出始めていますが、業界人向けの記事が多く、ある程度分かっている人じゃないと理解できない印象。 「6年解けなかった構造があっさり」──タンパク質の“形”を予測する「AlphaFold2」の衝撃 GitHubで公開、誰でも利用可能に DeepMindのAlphaFold2に匹敵するより高速で自由に利用できるタンパク質フォールディングモデルを研究者が開発 生物学クラスタを中心にSNSでもめっちゃ盛り上がっており、昨日Twitter Spaceにて行われたAlphaFold2座談会は770人が聴講するなど、熱狂はまだまだ冷めません。 東大

                  AlphaFold2、何でそんなに話題なん? | tayo magazine
                • 理研、謎だった水のナノメートル空間における運動についてその一端を解明

                  理化学研究所(理研)は7月21日、水の「ナノメートル空間」で観測される非弾性X線散乱スペクトルの中に「ファノ効果」と呼ばれる干渉効果に似た相互作用が現れることを発見したと発表した。 同成果は、理研 放射光科学研究センター 利用技術開拓研究部門 物質ダイナミクス研究グループのアルフレッド・バロン グループディレクター、同・石川大介客員研究員らの研究チームによるもの。詳細は、日本物理学会の敢行する英文学術誌「Journal of the Physical Society of Japan」に掲載された。 水は地球に棲む生物にとって重要な物質だが、その物質としての性質にはわかっていないことも多い。その謎の1つが一辺が1~10nmほどの極小空間で構成される「ナノメートル空間」における水の運動だという。このような微小空間において、水は連続体の運動として記述できるのか、それとも連続体としての近似はもは

                    理研、謎だった水のナノメートル空間における運動についてその一端を解明
                  • 中国の構造生物学の躍進と基盤施設の現状|上海老師

                    「中国の構造生物学の躍進と基盤施設の現状」というタイトルで中国の構造生物学の歴史的進展や関連施設(放射光施設、電顕施設)の現状を紹介する記事を公開します。同名のタイトルにて日本のとある学会でもともとは今月にオンライン講演予定だったのですが、「服部が千人計画を通して中国への違法な技術流出や軍事研究に関わっている」という思い込みに基づく脅迫により、その講演は中止となりました。 そもそも私の研究分野では、研究成果はすべて論文として世界に向けて公開されます。また、私の研究分野である構造生物学は日本より中国のほうがかなり強い分野です。昨今、基礎科学において日本よりも中国のほうが強い分野が多くなっている中、そういった分野について日本への紹介を脅迫により妨害するというのは、日本が海外の現状を知る機会を奪うことになり、日本自身のためにもならないと思います。 実際、この紹介元記事についても、そもそも日本の役

                      中国の構造生物学の躍進と基盤施設の現状|上海老師
                    • スッキリわかるAlphaFold2 - どこから見てもメンダコ

                      注意: Alphafold2の手法解説です。使い方の説明ではありません 構造生物学ドメインにはある程度の説明をつけます アーキテクチャ設計の意図については個人の考察であり、正しさに何ら保証がありません AttentionとTransformerそのものについての説明は行いません AlphaFold2とは タンパク質折り畳み問題について タンパク質はバイオ・ナノマシン タンパク質立体構造の重要性 データ駆動の立体構造予測 AlphaFold2の概観 4つのモジュール AF2のやってることをざっくり理解する 0. データ準備 MSA (Multiple sequence alignment) の作成 MSAへのBERT風マスク導入 テンプレート構造の検索(任意) 1. Embeddingモジュール 入力データのOne-hot化 MSA Representation Pair Represent

                        スッキリわかるAlphaFold2 - どこから見てもメンダコ
                      • 春の箱根旅の思い出⑧『箱根ガラスの森美術館編最終回』庭園~エントランス - 嵐、ゴルフ、ミステリーの日々2

                        春の箱根旅の思い出⑧『箱根ガラスの森美術館編最終回』 庭園~エントランス Memories of a trip to Hakone in spring8 , Final episode Venetian Glass Museum 撮影時期:2023年3月 カフェ・レストラン「ラ・カンツォーネ」 鉄板料理「うかい亭」を運営するうかいのブラッスリーグループ総料理長・細渕賢一が作り上げる本格的なメニューを種類豊富にご用意しております。雄大な景色を眺めながら、ゆったりと美食のひとときをお楽しみください。 カフェ・レストラン | 箱根ガラスの森美術館 (hakone-garasunomori.jp)より 「箱根ガラスの森美術館から望める山々」 「ヴェネチアン・グラス美術館」 エントランス photoⒸarashi いつもご覧いただき、ありがとうございます!! グループの新機能「ランキング」に参加して

                          春の箱根旅の思い出⑧『箱根ガラスの森美術館編最終回』庭園~エントランス - 嵐、ゴルフ、ミステリーの日々2
                        • 90年代に見つかった隕石から太陽系形成時の”水の氷”の痕跡を発見

                          衝突によって天体が形成されていく太陽系初期の想像図(Credit: NASA/JPL-Caltech/R. Hurt)太陽系が形成された頃、温度が低い領域で形成された小惑星には水の氷が含まれていたと考えられています。今回、小惑星内部に水の氷が存在していた証拠を、地球に落下した隕石のなかに見つけたとする研究成果が発表されました。 ■氷が融けることで生じた微細な空間を隕石内部のあちこちに発見今回見つかった空間のひとつ。こうした空間が隕石内部に幾つも見つかった(Credit: Megumi Matsumoto et al.)松本恵氏(東北大学)、片岡章雅氏(国立天文台)らの研究チームは、理化学研究所の放射光施設「SPring-8」を使い、1990年にアルジェリアで見つかった隕石「Acfer 094」を調べました。Acfer 094は炭素質コンドライトと呼ばれる隕石のひとつで、初期の太陽系で形成さ

                            90年代に見つかった隕石から太陽系形成時の”水の氷”の痕跡を発見
                          • スーパーコンピュータ「富岳」と量子コンピュータ「叡」の連携利用を実証

                            理化学研究所(理研)計算科学研究センター(R-CCS)量子HPC連携プラットフォーム部門 佐藤 三久 部門長、量子HPCソフトウェア環境開発ユニット 辻美 和子 ユニットリーダー、量子コンピュータ研究センター(RQC)中村 泰信 センター長、萬 伸一 副センター長、大阪大学 量子情報・量子生命研究センター(QIQB)北川 勝浩 センター長、藤井 啓祐 副センター長、根来 誠 副センター長らの共同研究グループは、最先端研究プラットフォーム連携(TRIP)[1]構想の一環として進める計算可能領域の拡張に向け、スーパーコンピュータ「富岳」[2]と量子コンピュータ「叡(えい)」[3]の連携利用を実証し、原理の異なるコンピュータ間の連携利用によって計算可能領域が拡大する可能性を示しました。 本成果を生かし、量子コンピュータとスーパーコンピュータの連携による最先端の計算環境の実現に寄与し、今後の科学技

                              スーパーコンピュータ「富岳」と量子コンピュータ「叡」の連携利用を実証
                            • 弁財天: 「無印良品」の障害の原因はbash実装ではなくエプスタインなawsらすいw update24

                              muji.net→【重要】ネットストア・MUJI passport 再開のお知らせ(1月18日7時00分時点) →パフォーマンスを考えずにユニケージ(シェル実装)をリファクタリングしたのでスケールアウト不可能になり無印良品が沈没したストーリーw →aws障害時免責規定「当社は法的に責任を負う立場にない以上何の対応もいたしません」w つまり誰も助けてくれない?チャレンジャー杉w、無印良品のaws移行トラブルからの脱出の詳細を本にするとバカ売れ間違いなしw、2019年4月のaws障害時免責規定改定と2019年8月のaws東京リージョンの大規模障害は仕込みだったのだw →awsが2009年の古典的なSACK攻撃で微妙に故障(out of order)してしまうw INDEX 張る分 CREATE TABLE していたけど。。#qldb — Yoji Watanabe (@aqeuefem) De

                              • リュウグウのサンプルから液体の水を発見――確かな証拠で明らかになる母天体の形成史(秋山文野) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                JAXAの小惑星探査機「はやぶさ2」が2020年12月に持ち帰った小惑星「リュウグウ」表面の物質を分析した東北大学理学研究科 中村智樹教授らの研究グループによる分析の成果論文が2022年9月22日付の米科学雑誌『Science』のオンライン版に掲載された。同研究グループは17の粒子を分析し、そのうちの一つから内部に閉じ込められた液体の水を発見した。この水は、太陽系初期に存在した、岩石と水からできたリュウグウの母天体にあったもので、塩や有機物を含む炭酸水だったという。 Formation and evolution of carbonaceous asteroid Ryugu: Direct evidence from returned samples http://dx.doi.org/10.1126/science.abn8671 東北大学のチームが分析した最大のサンプル C0002 の

                                  リュウグウのサンプルから液体の水を発見――確かな証拠で明らかになる母天体の形成史(秋山文野) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                • 4億年前の謎の脊椎動物の正体解明

                                  理化学研究所(理研)開拓研究本部倉谷形態進化研究室の平沢達矢客員研究員(東京大学大学院理学系研究科准教授)、倉谷滋主任研究員(生命機能科学研究センター形態進化研究チームチームリーダー)らの国際共同研究グループは、シンクロトロン放射光X線マイクロCT(SRXμCT)[1]を用いて、中期デボン紀(約4億年前)の脊椎動物パレオスポンディルス(Palaeospondylus gunni)[2]の化石の頭骨の形態を精密観察し、この動物が陸上脊椎動物の祖先と近縁であったことを発見しました。 本研究成果は、魚類から陸上脊椎動物への移行段階[3]に、従来知られていなかった奇妙な形態パターンを持つ動物が存在したことを示しており、ヒトを含む陸上脊椎動物の初期進化過程の全貌解明に貢献すると期待できます。 今回、国際共同研究グループは、頭骨が完全に保存されたパレオスポンディルスの化石を特定し、大型放射光施設「SP

                                    4億年前の謎の脊椎動物の正体解明
                                  • 原子力機構がシリコン酸化膜の成長メカニズム解明 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

                                    日本原子力研究開発機構の吉越章隆研究主幹らは、半導体産業を支えるシリコンの酸化膜が成長する機構を明らかにした。大型放射光施設「スプリングエイト(SPring―8)」の高輝度放射光を使い、リアルタイムに反応を追跡した。酸化膜とシリコン基板の界面にある欠陥で酸素分子が反応する時に、電気の伝導に寄与する電子や正孔などが関与することが分かった。半導体デバイスの省電力化や小型化、信頼性向上につながる。 東北大学と福井工業高等専門学校などとの共同研究。成果は、物理化学系の米科学誌電子版に掲載された。実用化に向け、企業と共同研究したい考え。 高輝度放射光でリアルタイム追跡 これまでに酸化膜とシリコン基板の界面にある欠陥で酸素分子が反応することを解明した。詳細な反応機構を調べるために放射光を使ってリアルタイムで測定すると、欠陥に電子や正孔などが結び付いて化学反応しやすい状態となることが分かった。反応しやす

                                      原子力機構がシリコン酸化膜の成長メカニズム解明 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社
                                    • 奈良の旧家で保管されてきた日の丸「最も古い可能性」 : エンタメ・文化 : ニュース : 読売新聞オンライン

                                      最古の可能性がある「日の丸」の旗(五條市教育委員会提供) 14世紀に南朝を開いた後醍醐天皇から賜ったとして、奈良県五條市の旧家に保管されている「日の丸」の旗について、京都大などは16日、生地を分析した結果、1463~1634年の絹地だったと発表した。伝承より時代は新しくなるが、研究チームは「最も古い日の丸の旗の可能性があることが、科学的に確認できた」と指摘している。 旗は縦95センチ、横75センチ。京都大化学研究所の高谷光・准教授(化学)らが埼玉県の研究施設で絹の繊維に含まれた放射性炭素を使って年代測定し、絹地の制作年代が判明した。さらに、兵庫県の大型放射光施設「SPring―8(スプリング8)」の分析で、日の丸部分の赤色は鉱石の辰砂(しんしゃ)で色付けされていたことがわかった。 旗は足利尊氏に京都を追われた後醍醐天皇が、吉野に向かう途中で滞在した五條市西吉野町賀名生(あのう)の堀家住宅(

                                        奈良の旧家で保管されてきた日の丸「最も古い可能性」 : エンタメ・文化 : ニュース : 読売新聞オンライン
                                      • JAXA | ガラスにならない超高温酸化物液体が持つ特異構造

                                        国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 国立大学法人琉球大学 国立研究開発法人物質・材料研究機構 国立大学法人京都大学 国立大学法人弘前大学 独立行政法人国立高等専門学校機構函館工業高等専門学校 国立大学法人東北大学金属材料研究所 株式会社エイ・イー・エス 公益財団法人高輝度光科学研究センター 国立研究開発法人理化学研究所 国立研究開発法人科学技術振興機構 国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟搭載の静電浮遊炉と大型放射光施設SPring-8の高エネルギーX線を利用して、超高融点(2413℃)の酸化エルビウム(Er2O3)液体の原子配列と電子状態を測定することに世界で初めて成功しました。 スーパーコンピュータを用いた大規模理論計算と先端数学から、ガラスにならないことが知られているEr2O3液体には、結晶に似た(高い周期性を持つ)構造が存在することが明らかになりました。これは、液体

                                          JAXA | ガラスにならない超高温酸化物液体が持つ特異構造
                                        • 「SPring-8」大幅改修 “世界最高性能目指す” 文科省が報告書 | NHK

                                          放射光と呼ばれる特殊な光を使って物質の細かな構造などを解き明かす、兵庫県にある大型実験施設「SPring-8」について、文部科学省は、能力をおよそ100倍に高める大幅な改修を行って世界最高性能の実現を目指す方針を固め、報告書にまとめました。 兵庫県にある「SPring-8」は直径が500メートルほどの円形の大型施設で、放射光と呼ばれる特殊な光を使い、物質の細かな構造などを解き明かすことができます。 26年前に当時、世界最高性能の装置として運用がはじまり、翌年に起きた和歌山市の毒物カレー事件で証拠資料の「ヒ素」の鑑定に用いられ、注目を集めたほか、小惑星探査機の「はやぶさ2」が持ち帰ったサンプルの分析でも成果をあげてきました。 大型の放射光施設をめぐっては半導体の検査や燃料電池の開発など産業分野でも活用され、イノベーションを支える重要な研究基盤にあたることから、アメリカやヨーロッパ、中国などで

                                            「SPring-8」大幅改修 “世界最高性能目指す” 文科省が報告書 | NHK
                                          • 「philosopher」で、時空に感じて「時間を大切にする愛着の世界」を作る - PHILOSOPHIA_SOCIETY 〔はてなブログ〕

                                            私的生活を考える いつもそばに置いておきたくなるような腕時計が理想です。生活を充実させてくれるようなイメージングも大切です。モノがあふれる現代社会において、モノがあふれる現代社会において、なんとなく欲しくなり様々なもの買ってしまいます。これによって、本当に必要なものがあまり見えなくなってしまうのかもしれません。 現代の世の中における過剰の呪縛からは解放されて、何もない世界で自由を見つけます。ミニマリストの精神から、このような自由の探求の仕方を知ることができます。そして私は、北欧の伝統的なミニマリズムの精神を投影する腕時計、ノードグリーンの「philosopher」を選んだのです。 ノードグリーン「philosopher」の商品ページ ※クーポンコードである「 SPRING8 」(カッコ内の記号のみを使用ください。)で、5月31日まで15%オフになるキャンペーン中です。 愛着となる大切なテー

                                              「philosopher」で、時空に感じて「時間を大切にする愛着の世界」を作る - PHILOSOPHIA_SOCIETY 〔はてなブログ〕
                                            • リュウグウは水、有機物に富む始原的な小惑星だった ─ リュウグウ帰還試料の初期記載から分かったこと ─ | 宇宙科学研究所

                                              ホーム トピックス リュウグウは水、有機物に富む始原的な小惑星だった ─ リュウグウ帰還試料の初期記載から分かったこと ─ 概要 始原的な隕石を分析することから地球を生命惑星とした太陽系形成期のプロセスを理解する努力がなされてきた。C型小惑星は炭素に富む小天体であることが、望遠鏡観測から推定され、始原的な隕石の母天体であると考えられてきたが、物的証拠はなかった。2020年12月にJAXAは小惑星探査機「はやぶさ2」によりC型地球近傍小惑星リュウグウの表層2箇所から計5.4gの試料を持ち帰った。持ち帰られた試料のサイズ・重量・可視/近赤外反射スペクトル分析を進めた結果、帰還試料は現地での撮像観測から知ることができた小惑星全体の特徴を反映しており、水・有機物に富む始原的な特徴を持つことが明らかになった。既知の隕石と比較すると、最も太陽の組成と近い始原的な隕石と似ているが、より暗く、比重が小さい

                                                リュウグウは水、有機物に富む始原的な小惑星だった ─ リュウグウ帰還試料の初期記載から分かったこと ─ | 宇宙科学研究所
                                              • アルミと鉄の合金で水素を蓄えられることを量研機構などが確認

                                                量子科学技術研究開発機構(量研機構)、東北大学、高エネルギー加速器研究機構(KEK)、J-PARCセンターの4者は7月29日、資源量が豊富なアルミニウムと鉄を組み合わせた合金で水素が蓄えられることを発見し、従来のように希少な元素を含むことなく、コンパクトに水素を蓄えられる水素吸蔵合金ができる可能性が示されたと発表した。 同成果は、量研 量子ビーム科学部門 関西光科学研究所の齋藤寛之グループリーダー(兵庫県立大学 客員准教授兼任)、同・谷上真惟QSTリサーチアシスタント(兵庫県立大学 大学院生、研究当時)、同・町田晃彦上席研究員、同・綿貫徹センター長(兵庫県立大学 客員教授兼任)、量研 高崎量子応用研究所の田口富嗣上席研究員、同・山本春也上席研究員、同・八巻徹也次長、東北大 金属材料研究所の佐藤豊人助教(現・芝浦工業大学)、同・高木成幸准教授、東北大 材料科学高等研究所の折茂慎一所長、KEK

                                                  アルミと鉄の合金で水素を蓄えられることを量研機構などが確認
                                                • 理化学研究所:水のナノメートル空間で現れる特殊なダイナミクスを発見

                                                  理化学研究所(理研)放射光科学研究センター利用技術開拓研究部門物質ダイナミクス研究グループのアルフレッド・バロングループディレクターらの研究チームは、水の「ナノメートル空間[1]」で観測される非弾性X線散乱スペクトル[2]の中に「ファノ効果[3]」と呼ばれる干渉効果に似た相互作用が現れることを発見した。 1. ナノメートル空間:1ナノメートル(nm)は10億分の1メートル。ナノメートル空間は、一辺の長さ1~10ナノメートルで作られる空間サイズを指す。 2. 非弾性X線散乱スペクトル:X線を物質に照射したとき、物質のさまざまな励起状態とエネルギーをやり取りした結果、散乱X線のエネルギーが入射X線のエネルギーから変化する現象を非弾性X線散乱といい、エネルギーを変えながら散乱X線強度を観測したものを非弾性X線散乱スペクトルという。このスペクトルを精度よく測定することで、原子や分子の集団運動につい

                                                    理化学研究所:水のナノメートル空間で現れる特殊なダイナミクスを発見
                                                  • 火星コア中で液体金属が分離する - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

                                                    横尾 舜平(地球惑星科学専攻 博士課程1年生) 廣瀬 敬(地球惑星科学専攻 教授/東京工業大学地球生命研究所 所長・教授) 発表のポイント 本研究グループが世界をリードする超高圧高温発生技術と、大型放射光施設SPring-8の放射光X線を用いた実験の組み合わせにより、世界で初めて、火星や地球コアに相当する高圧高温の条件下で、硫黄と水素を含んだ鉄合金の融解実験に成功しました。実験試料の詳細な観察の結果、火星コア中で鉄-硫黄-水素合金は、硫黄に富む液体と水素に富む液体の2つに(水と油のように)分離することが明らかになりました。 今回の結果から、冷却に伴って火星コア中で液体同士の分離が起こり、これがコアの対流の駆動とその後の抑制を引き起こしたことにより、およそ40億年前まで存在した火星磁場の発生と消失につながったと示唆されます。磁場の消失は、火星大気中の水素の宇宙空間への散逸、さらには火星の海の

                                                      火星コア中で液体金属が分離する - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部
                                                    • 薄膜型全固体電池内の化学反応を“丸ごと”可視化、東北大ら

                                                      東北大学、名古屋大学、ファインセラミックスセンター、高輝度光科学研究センターらの研究グループは2023年8月4日、充放電中の薄膜型全固体電池における化学状態変化を“丸ごと”可視化することに成功したと発表した。 東北大学、名古屋大学、ファインセラミックスセンター、高輝度光科学研究センターらの研究グループは2023年8月4日、充放電中の薄膜型全固体電池における正極-電解質-負極層の化学状態変化を「同一視野内で“丸ごと”可視化」することに成功したと発表した。薄膜型全固体電池システム全体の反応/劣化メカニズムの理解が進むことで、性能向上への貢献が期待できる。 全固体電池は、液漏れによる発火の心配がなく、高温高圧などの極限状態でも安全に使用できるほか、比較的自由に計上を構成可能なことから次世代二次電池として研究が進んでいる。一方で、充放電サイクルの繰り返しによる電極のクラックや不活性層の発生など、実

                                                        薄膜型全固体電池内の化学反応を“丸ごと”可視化、東北大ら
                                                      • 北欧のミニマリズムを投影する素敵な腕時計「ノードグリーン」 シンプルで洗練されたデザインのエレガントな腕時計です。仕事でもプライベートでも使いやすく大人気です。インスタ映えでも人気となっています。 - PHILOSOPHIA_SOCIETY 〔はてなブログ〕

                                                        無自覚にムダな時間を過ごさないためにも アグレッシブに生きるために「時間を大切にしたい」 時間を大切にすることは、健全で豊かな生活にするための基本的な発想です。 北欧・デンマークのミニマリストの精神でも、腕時計は、時間を大切にするためのものであり、生活の必需品です。 腕時計で一日の生活を常に把握することは、充実した豊かな人生を作るうえで必要不可欠なことです。時間を大切にするためには、時間を知るために実用性の高いしっかりとした腕時計が必要です。国民幸福度の高いデンマークでも、「時間を大切にすること」は、北欧のミニマリズムの精神のなかで基本的な価値観です。ですから、時間を大切にするためにノードグリーンの北欧・デンマーク製腕時計には、設計のなかに見やすさや使いやすさなどが織り込まれています。 a < 目 次 > 無自覚にムダな時間を過ごさないためにも 仕事でも、プライベートでもしっかりとフィット

                                                          北欧のミニマリズムを投影する素敵な腕時計「ノードグリーン」 シンプルで洗練されたデザインのエレガントな腕時計です。仕事でもプライベートでも使いやすく大人気です。インスタ映えでも人気となっています。 - PHILOSOPHIA_SOCIETY 〔はてなブログ〕
                                                        • 生分解性プラスチックは深海でも分解されることを実証 ――プラスチック海洋汚染問題の解決に光明―― | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部

                                                          発表のポイント さまざまな生分解性プラスチック(ポリ乳酸を除く)が、水深や環境の異なる日本近海の5地点の深海底(757 m~5,552 m)のいずれでも、微生物により分解されることを、世界で初めて明らかにしました。 生分解性プラスチックを分解する新たな分解微生物を深海から多数発見し、それらが世界中のさまざまな海底堆積物に存在することも明らかにしました。 分解が実証された生分解性プラスチックは、世界中のいずれの海域においても分解されると考えられ、世界的なプラスチック海洋汚染問題の解決に貢献すると期待されます。 発表概要 東京大学、海洋研究開発機構、群馬大学、製品評価技術基盤機構、産業技術総合研究所、日本バイオプラスチック協会は、様々な生分解性プラスチック(注1)(ポリ乳酸(注2)を除く)が、神奈川県の三崎沖(水深757 m)、静岡県の初島沖(水深855 m)、伊豆小笠原島弧海底火山付近の明神

                                                            生分解性プラスチックは深海でも分解されることを実証 ――プラスチック海洋汚染問題の解決に光明―― | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部
                                                          • はやぶさ2サンプル分析の現状と今後の計画

                                                            JAXAは、小惑星探査機「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星リュウグウのサンプル分析の現状と今後の計画について、記者説明会を行いました。 現在は帰還から6ヶ月以内に必要最低限の情報(サンプルの重量、色、大きさ、形など)を記録してカタログ化する「フェーズ1」の段階です。今後は2021年6月をめどに次段階に進み、3つの作業が同時に走り始めます。 3つの作業のうちわけは、個々のサンプル粒子についての記載を行う「キュレーション作業」、特異な粒子についてより詳細なカタログデータを作る「フェーズ2」、実際にサンプルを用いた研究である「初期分析」です。 全体スケジュール。今回は2021年6月以降の予定のうち、キュレーション・フェーズ2・初期分析について解説する。(Credit: JAXA)キュレーション作業とはフェーズ2・初期分析・JAXA枠のいずれにも回らなかった資料を対象に、より詳しい記載をします。また

                                                              はやぶさ2サンプル分析の現状と今後の計画
                                                            • DNAからmRNAへ転写される反応のメカニズムを世界で初めて解明 -分子生物学のセントラルドグマ解明の手がかりをつかむ- — SPring-8 Web Site

                                                              理化学研究所 Dmitry G. Vassylyev 横山 茂之 ウイルスからヒトに至る多くの生物は遺伝子;DNAを持っています。DNAは、主に、生命活動の維持に不可欠な、タンパク質を合成するための設計図として機能しています。DNA上の遺伝情報は、先ず、メッセンジャーRNA(mRNA)と呼ばれる物質へコピーされ、mRNAの情報をもとにタンパク質が作られます。この「DNA→mRNA→タンパク質」という細胞内における遺伝情報の流れは、生命の営みの基本的かつ普遍的な反応であるため、“分子生物学のセントラルドグマ”と呼ばれています。したがって、これらの反応の詳細なメカニズムを解明できれば、生命現象の根本を理解することができます。 DNAからmRNAへコピーされるステップは「転写」と呼ばれ、遺伝子が働き始めるための最初の段階として重要です。RNAポリメラーゼは、転写反応を直接つかさどっている重要なタ

                                                              • 新型コロナウイルスに関する研究開発 | 理化学研究所

                                                                世界中で新型コロナウイルスの感染拡大が始まった2020年、理化学研究所(理研)は総力をあげてこの人類の危機に立ち向かうべく、4月に特別研究プロジェクトを立ち上げました。以来、内外の研究機関や大学、企業とも連携しながら、さまざまなニーズに迅速かつ機動的に応えていけるよう、精力的な研究開発や、富岳をはじめとする施設の供出を進めています。このプロジェクトを通じて、より効率的かつ迅速なウイルス検出法の開発や、効果的な感染防止対策や治療薬開発のためのデータ創出等に成功してきました。 これからも理研は、持てる資源を最大限に活用し、人々の生活や社会を持続させるための新たな知見を世界中に共有すること等で、新型コロナウイルスの克服に貢献していきます。 YouTube動画 新型コロナウイルスとの戦いVol.1 Interview 理研における新型コロナウイルスに関する研究開発 新型コロナウイルスとの戦いVol

                                                                  新型コロナウイルスに関する研究開発 | 理化学研究所
                                                                • 研究不正防止でも注目、NIIの研究データ基盤が本格稼働 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

                                                                  国立情報学研究所(NII)による研究データ基盤「NII リサーチ・データ・クラウド(NII―RDC)」が2022年度から本格稼働した。ビッグデータ(大量データ)活用で科学技術を切り拓く「データ駆動型研究」や、研究不正防止などで期待される。情報ネットワーク基盤「SINET(サイネット)6」の高度化と相まって、日本の研究インフラとしての立ち位置が固まりつつある。(編集委員・山本佳世子) 駆動型科学 社会課題解決に力発揮 学術研究の世界では理論、実験、計算に次ぐ第4の科学的研究手法として、データ科学の注目が高まっている。ビッグデータを集めて人工知能(AI)などで解析することで新たな知を導く、データ駆動型科学だ。 NII―RDCは多様な研究ビッグデータを集めて「管理」し、多くの人がそのデータを活用できるよう「公開」し、どのようなデータがあるのか探す「検索」を可能にする三つの基盤システムから成る。ビ

                                                                    研究不正防止でも注目、NIIの研究データ基盤が本格稼働 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社
                                                                  • 林真須美死刑囚の民事訴訟でヒ素論争 鑑定結果めぐる地裁の判断は | 東スポの事件に関するニュースを掲載

                                                                    林真須美死刑囚 科学者同士が火花を散らした。1998年7月に起きた和歌山毒物カレー事件で、死刑判決が確定した林真須美死刑囚(58)が、事件に使用されたヒ素の鑑定書の誤りや、鑑定の報告会見が名誉毀損に当たるとして、鑑定を行った中井泉、山内博両鑑定人に対し計6500万円の損害賠償を求めた訴訟の口頭弁論が31日、大阪地裁(山地修裁判長)で開かれた。 林死刑囚は2017年に和歌山地裁に再審請求を棄却され、大阪高裁に即時抗告中。本紙では、作家の山口敏太郎氏による林死刑囚の長男のインタビューで、この訴訟について林死刑囚が「これに負けたら一生出られない」と注目していると報じた。事件における頭髪ヒ素鑑定の問題点を指摘している京都大学の河合潤教授が証人として出廷した。 河合教授は大型放射光施設「SPring-8」での分析結果は「ヒ素がついていなくても、数値が強くなったりすることがままある」と指摘。中井氏の頭

                                                                    • 林真須美死刑囚は本当に冤罪なのか(冤罪派が絶対に触れない事実) - Togetter

                                                                      よっしー @yosshi758 報道等で知っている人もいるだろうが、和歌山毒カレー事件で死刑判決を受けた林真須美死刑囚の長男が2019年4月からツイッターで情報発信を開始した。 その内容は自身の母親の無実を訴えるもので、それを読んだ人から冤罪ではないかという声が次々と上がっている。 2019-06-02 22:40:13 よっしー @yosshi758 実を言うと、私も少し前までは林真須美死刑囚は冤罪だと思っていた。 しかし改めて裁判記録や当時の報道等を詳細に調べたところ、やはり林真須美死刑囚が犯人だろうという考えに変わったので、その根拠を詳述する。 2019-06-02 22:40:28 よっしー @yosshi758 まず「冤罪の理由」として巷でよく言われているのが、警察が提出した証拠類(特にSPring-8を用いたヒ素の鑑定等)が証拠として不十分であるということ。 確かに、あの鑑定結

                                                                        林真須美死刑囚は本当に冤罪なのか(冤罪派が絶対に触れない事実) - Togetter
                                                                      • 「目からレーザービームの話。」を再考した話。 - sun_ek2の雑記。

                                                                        目次。 目次。 はじめに。 「目からレーザービームの話。」を再考した話。 物理学の話。 生物の話。 この文章を読んで、面白い!役に立った!...と思った分だけ、投げ銭していただけると嬉しいです。 ofuse.me 【宣伝】ギターも歌も下手だけど、弾き語りをやっているので、よければ聴いてください。 www.youtube.com はじめに。 この文章は、僕が学部時代に所属していた「大阪大学外国語学部合氣道部」で毎年発行される部誌に寄稿したもの。学部1年の頃に『目からレーザービームの話。』というタイトルで文章を書いて寄稿したので、修士1年のときに学部1年の頃に書いた話題でもう一度、文章を書きたいと思って書き始めた。 阪大には「大阪大学合氣道部」と「大阪大学外国語学部合氣道部」という2つの合気道部があるが、僕が所属していいたのは後者。元々は、大阪外国語大学(阪外大)という別の大学の合気道部だった

                                                                          「目からレーザービームの話。」を再考した話。 - sun_ek2の雑記。
                                                                        • リュウグウ母天体の内部に海があった? 小惑星サンプルから液体の水を発見

                                                                          宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9月23日、小惑星探査機「はやぶさ2」の新たな研究成果を発表した。同探査機が地球に持ち帰ったサンプルの17粒子を、化学的・物理的手法により分析。リュウグウ母天体の形成から破壊までの歴史を明らかにし、サンプルの物性値まで組み込んだシミュレーション上で、再現することに成功した。 また、サンプル中の結晶内部にあった微小な隙間から、液体の水を発見。これは、リュウグウ母天体内部に大量に存在した水が閉じ込められたものと見られるという。これまで、水は水酸基(OH)を持つ含水鉱物の形で存在することが分かっていたが、ほんの微量とはいえ、現在のリュウグウにも液体の水があったというのは驚きだ。 研究成果について報告した東北大学 大学院jjj理学研究科 地学専攻の中村智樹教授 ここまで分かった母天体の進化の歴史 この研究成果は、初期分析チームの1つである「石の物質」分析チームが行

                                                                            リュウグウ母天体の内部に海があった? 小惑星サンプルから液体の水を発見
                                                                          • 地球コアに大量の水素 原始地球には海水のおよそ50倍の水

                                                                            要点 本研究グループが世界をリードする超高圧高温実験と微小領域化学組成分析により、地球形成期の超高圧下(約50万気圧)でおきた、コア−溶融マントル間の水素の分配の決定に世界で初めて成功しました。その結果、当時地球に存在した水の9割以上が水素としてコアに取り込まれたことがわかりました。 地球コアには鉄・ニッケル以外の軽い元素が大量に含まれていることが知られていましたが、その軽元素の種類と量はこれまで謎とされていました。今回の成果により、水素がコアの主要な軽元素であることがわかりました。また地球のみならず、火星など地球の1/10以上の質量をもつ岩石型惑星においても、大量の水が水素としてコアに取り込まれた可能性が高いことがわかりました。 現在の海水の量やマントル中の水の量を説明するには、現在の海水のおよそ50倍に匹敵する量の水が原始地球に存在したと考えられます。今後、これを鍵として、地球の起源(

                                                                              地球コアに大量の水素 原始地球には海水のおよそ50倍の水
                                                                            • 量子ビームで「漆黒の闇」に潜む謎を解明 ―縄文から始まった”漆技術”を最先端活用へ―

                                                                              令和6年3月5日 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 J-PARCセンター 明治大学 量子ビームで「漆黒の闇」に潜む謎を解明 ―縄文から始まった”漆技術”を最先端活用へ― 【発表のポイント】 漆は縄文時代の遺跡から分解されずに出てくるほど高い安定性を持つ、古来のスーパー塗料です。日本の伝統工芸品として馴染みのある黒漆は、漆に鉄粉を添加することで美しく深い雅やかさがある黒色を帯びています。科学的には、鉄イオンの作用により塗膜が早く乾燥することが知られていましたが、有害物質の分解を早めるような触媒機能をもつことも最近分かってきました。 しかし、安定でかつ可視光を吸収する黒色を持つ黒漆の分析は困難で、黒色ができるメカニズムや内部構造は現代でも謎のままでした。黒漆の謎を解明することは、歴史資料のさらなる解析や、漆を利用した新しい機能性材料の開発に役立ちます。 物質を透過する力に優れかつ内部の極

                                                                                量子ビームで「漆黒の闇」に潜む謎を解明 ―縄文から始まった”漆技術”を最先端活用へ―
                                                                              • 「富岳」や「SPring-8」なぜ兵庫に? ルーツは硬い地盤 - 日本経済新聞

                                                                                スーパーコンピューターの「富岳(ふがく)」や大型放射光施設「SPring-8(スプリング8)」など世界最高レベルの実験・計算設備を抱える兵庫県。そのルーツを調べると、硬い地盤の存在が地域や日本の科学研究を支える元となった背景が見えてきた。新神戸駅から新幹線に乗り込んで西へ約30分。到着した相生駅からバスで約40分揺られた先に、理化学研究所(理研)が運営するSPring-8(佐用町)がある。19

                                                                                  「富岳」や「SPring-8」なぜ兵庫に? ルーツは硬い地盤 - 日本経済新聞
                                                                                • 小惑星リュウグウのサンプルから“炭酸水”を発見!? 宇宙由来の物質から液体発見は世界初

                                                                                  2014年12月3日に打ち上げられたJAXA(宇宙航空研究開発機構)の小惑星探査機「はやぶさ2」は、2020年12月5日に小惑星「リュウグウ」のサンプルが入ったカプセルを地球に投下、翌6日に計画通りオーストラリア大陸のウーメラ立入制限区域に無事着陸したことは世界中で話題となりました。 【▲ 図1: 高度約22kmから撮影されたリュウグウの全体像。 (Image Credit: JAXA、東京大学など) 】さて、このような6年に及ぶ遠大なサンプルリターン計画が実行されたのは、リュウグウのサンプルが惑星科学の分野で重要な地位を占める可能性があったためです。リュウグウのようなタイプの小惑星は、形成から現在に至るまで、熱などの変成変質作用をほとんど受けていないと推定されています。このためリュウグウのサンプルは、太陽系が誕生した約46億年前の始原的な情報を保存している可能性が高く、太陽系や地球に関す

                                                                                    小惑星リュウグウのサンプルから“炭酸水”を発見!? 宇宙由来の物質から液体発見は世界初