双葉「仮の町」に意欲 場所は町民懇で議題に 震災発生時刻に合わせ、町民と福島県の方角へ黙とうする井戸川町長(左)=11日午後2時46分、埼玉県加須市 東日本大震災発生から11カ月となった11日、福島県双葉町の井戸川克隆町長が役場機能のある埼玉県加須市で新聞・通信社の共同インタビューに応じた。避難生活の長期化を見据え、町民の集団移転先を確保する「仮の町」構想の前進に意欲を示した。 具体的な場所や時期のめどは「さまざまな調整が必要」として、明言を避けた。7000人の町民が全国へ避難する現状を「ステップ1」、帰還完了を「ステップ3」とした上で、その間に双葉町以外の場所で地域社会を保つ「ステップ2」の段階を設けるとした。 井戸川氏は「原発の危険性や放射能の影響をめぐる議論が『安全だ』という方へ偏りすぎる」と強調。仮の町の立地条件として「子どもたちが放射能の影響を受けない環境」を挙げた。 仮の
復興庁あす発足 被災3県の出先機関に計100人規模 東日本大震災からの復興施策を統括する復興庁は10日、発足する。同庁設置に伴い、岩手、宮城、福島3県では出先機関となる復興局が業務を開始する。人員体制は3局合わせて100人規模になる見通しだ。 復興局は各県の現地対策本部を改組し、引き続き盛岡、仙台、福島3市に置く。各局とも常勤職員は30人規模で、併任の非常勤職員も加わる。被災自治体からの要望や相談を一元的に受けるほか、復興特区、復興交付金の関係業務も担う。青森県では八戸市に青森事務所を置く。 宮古、釜石、気仙沼、石巻、南相馬、いわきの沿岸6市には復興局支所を開設する。各復興局から派遣される職員と現地採用職員を合わせ数人が常駐し、被災市町村との連携強化を図る。 同庁発足を前に、宮城現地対策本部は8日、省庁出先機関の局長らで構成する本部会合を開き、復興局の概要や復興特区の申請状況を確認し
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宮城県警本部や各警察署などに勤務する警察官らの半数近くが「燃え尽き症候群」の兆候を示していることが、県警が行った調査でわかった。 震災対応の過酷な勤務が原因とみられる。県警は専門家に依頼して実態把握を進めるとともに、職員のカウンセリングを行うなどメンタル面でのサポート態勢を整備する方針だ。 県警厚生課は昨年10月、警察官・警察職員約4500人を対象に、燃え尽き症候群、PTSD(心的外傷後ストレス障害)、鬱(うつ)の3症状の兆候がないかアンケートを実施した。 アンケートは、「物事に集中できない」「こんな仕事もう辞めたいと思う時がある」など計45の質問に対し、「まったくない」「時々」「いつも」など5段階で回答する形式。段階ごとに点数が設定され、3症状ごとに点数の合計が一定以上に達すると「疾患のおそれあり」と判断される。 その結果、回答のあった4178人のうち、47%にあたる1963人に、燃え尽
東京 がれき受け入れ本格化へ 1月31日 18時55分 東日本大震災で出た宮城県女川町のがれきについて、東京23区の自治体は、試験的な焼却をした結果、放射性物質の濃度などが国の基準を下回り安全性が確認できたとして、ことし3月から本格的な受け入れを始めることになりました。 東京23区の自治体は、多摩地域の自治体とともに女川町で出たがれきを受け入れようと、先月、都内の2つの清掃工場でがれきを試験的に燃やして、放射性物質の濃度などを調べました。その結果、排ガスや焼却灰に含まれる放射性物質の濃度が、国が埋め立てができるとする基準などを大幅に下回るか、検出されなかったとしています。また、がれきの焼却前とあとに、清掃工場の周辺の放射線量を測定した結果、その数値にほとんど変化がなく、がれきを燃やした影響は見られないということで、安全性が確認できたとしています。このため、23区の自治体は、がれきを焼却する
東日本大震災による津波被害地域の災害危険区域指定と集団移転計画は憲法に違反するとして、仙台市若林区荒浜地区の住民グループが、区域指定の取り消しを求めて行政訴訟を起こす方針を決めた。 被災地の集団移転を巡る提訴は初めて。災害危険区域内の自宅を失い、現地での住宅再建を希望する地区住民が30日、同若林区で集会を開き、「居住の自由を定めた憲法22条に反する」として提訴方針を確認した。 市は昨年12月、東日本大震災レベルの津波を想定したコンピューター分析で、2メートルを超す津波が到達すると予測された沿岸部の約1200ヘクタールを、条例で災害危険区域に指定。住宅の新増築を禁止する建築制限をかけ、2000世帯を内陸側に集団移転させる計画を進めている。
パリのルーブル美術館は26日、東京都内で記者会見し、東日本大震災の被災3県の県庁所在地で4月から開催する巡回展の概要を発表した。タイトルは「ルーヴル美術館からのメッセージ:出会い」。出会いを表現した古代エジプト・ギリシャの彫刻や中世の工芸品をはじめ、17世紀オランダの風俗画、18世紀フランスの画家フランソワ・ブーシェらの絵画など、所蔵品24点を展示する。 原発事故以来、海外からの出展中止が相次ぐ中、同美術館は「大震災から1年を迎える日本に連携の気持ちを示したい」と本展を企画。監修したジャン・リュック・マルチネズさんによると、東北地方で同美術館の所蔵品がまとまって公開されるのは初めて。「美しいものを見てもらうことが前進のエネルギーになれば」と話した。 開催予定は以下の通り。4月27日~6月3日、岩手県立美術館(盛岡市)▽6月9日~7月22日、宮城県美術館(仙台市)▽7月28日~9月17日、福
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