中国が建設を進めてきたVery High Temperature Reactor(超高温原子炉)の商業炉がほぼ完成したそうだ。超高温原子炉は広く使われている沸騰水型軽水炉とは異なり、炉心融解や水蒸気爆発を起こす危険性がほとんどない次世代の原子炉だという。しかし、大型化は困難なため、商業炉の建設は行われてなかったそうだ(Businessnewsline、MIT Technology Review)。 この超高温原子炉は山東省に建築され、105MWの原子炉を2機備える。最終的に2017年11月に商業運転開始の予定となっている。最大で摂氏950度の高温のヘリウムガスを冷却材に、黒鉛を減速材として使用するものとなるそうだ。